唯「やったーありがとう憂」ニコッ
憂「(可愛い//今日私はついにお姉ちゃんと結ばれます//)」
唯「ふふふ~ん♪嬉しいなーけどよく考えたらお家の方がいいよね。
今道具(腹話術の人形)持ってないもんね」
憂「ど、道具!?
(道具ってオモチャの事だよね//何でオモチャの事までお姉ちゃんにバレてるの//)お姉ちゃん……道具使うの?」
唯「やっぱり変な憂♪私じゃなくて憂が使うんだよ。手だけでもいいけど、どうせならあった方がいいよね。
あっそうだ!クリスマスの時の子がいいな~」
憂「(クリスマスの時は…確か…私…赤いブルブルだったよね//)あ、赤いやつかな?//」
唯「赤いやつ……(サンタクロースだ!)うんそれ!あれ可愛いよね~
憂がした後、私にも貸してちょっと教えてね」
憂「(今日のお姉ちゃんすごい積極的//)うん、頑張って教えるね//」
唯「へへへ、夜が楽しみだな~」
憂「(明日の朝はお赤飯にしなきゃ//あとすぐに指輪も買わないと…)」ブツブツ
唯「あっ!あずにゃ~ん」
ダキツキ
梓「うわ!もう唯先輩びっくりするじゃないですか」
唯「もうあずにゃんを見たら抱きつくように体ができちゃったよ~」
梓「なんですかそれ//あっ!憂おはよー」
憂「けどまずはデートをした方が…クリスマスも近いし泊まりがけで…」ブツブツ
梓「どうしたんですか憂?何か1人で言ってますけど」
唯「おぉさっそく練習してくれてる!そうだあずにゃん、ネコとタチに続く新しい言葉があったよ!」
梓「そうなんですか!?」
唯「その名もリバだよ」
梓「リ、リバですか、何かカッコいいですね。けどボケとツッコミ以外に何があるんですか?」
唯「憂の話しではネコとタチ両方兼ね備えてるんだって。
憂は前のクリスマス会の時に腹話術披露してくれたんだけど、そういう1人でする人がリバなんじゃないかな?」
梓「つまりピン芸はリバって事ですか?」
唯「そうだね、間違いない」
梓「けど憂って腹話術できるんですね!?知りませんでした」
唯「今度あずにゃんも聞かせてもらいなよ~すごい上手だよ」
梓「はいそうします。ちょっと憂、憂!?」
ユサユサ
憂「冬休みは1日中//今のうちにいろいろ勉強しないt……って梓ちゃんいつの間に!?」
梓「もう~さっきからずっといたよ」
憂「ご、ごめんね。おはよう梓ちゃん」
梓「ところで憂はリバなんでしょ?」
憂「な、何でそれを//お姉ちゃん話したの!?」
唯「うん」
梓「すごい上手なんでしょ?教室ついたらやってもらっていい?」
憂「今度は教室//ムリだよ梓ちゃん…(みんなの見てる前でなんて//)」
唯「あずにゃん、まだみんなの見てる前だと憂は恥ずかしいんじゃないかな?」
梓「そっか…そうだよね。ごめんね憂」
憂「こちらこそ何かごめんね(わ、私が変なのかな?)」
唯「今度あずにゃんもウチに来てやってもらいなよ」
梓「そうですね、じゃあ唯先輩と一緒に見せてもらいます」
憂「一緒!!!(それって3人で//それとも見るって事は私がするのを2人が見るの//)」
唯「そうしなよ~それで後で憂に教えてもらおうよ」
梓「はい、私もそういうのやってみたかったので。憂もいいかな?」
憂「う、うん(どうしよう…梓ちゃんは可愛いけどお姉ちゃんと梓ちゃん二人もなんて//私そんなテクニックないよ~)」
梓「今度の日曜日なんてどうですか?」
憂「(話がどんどん進んでる……)」
唯「あっ!ごめんね~日曜日は和ちゃんと予定があるんだよ」
梓「そうなんですか?」
唯「うん、昨日の帰りに和ちゃんとタチとネコについて話ししてね、私達も一度やってみようってなったの」
憂「えっ・・・」
唯「和ちゃんたら私の事ネコだって言うんだよ」
梓「いや合ってると思いますけど…」
唯「違うよ~私は絶対タチだよ!だから日曜日は私がタチで和ちゃんがネコでやるんだ~」
梓「真面目な和先輩がよくオッケイしましたね。けど唯先輩はとにかく和先輩のネコはシュールでちょっと見てみたいです。
……あれ?憂、顔色悪いけど大丈夫?」
憂「……え?うんちょっと気分が…(どういう事…お姉ちゃんと和さんが……)」フラフラ
唯「だ、大丈夫?ムリしないで保健室行くんだよ」
憂「あは……じゃあちょっと行ってくるね、梓ちゃん先生によろしく……(もうわけがわからないよ……)」フラフラ
唯「憂大丈夫かな?」
梓「私が休み時間にのぞきにいきます、何かあったらメールしますから先輩も早く教室行った方がいいですよ」
唯「ほ~い」
―――――
―
同日朝
~二年一組~
和「おはよう澪」
澪「あっ和、おはよう…ふぁ~」
和「あら?澪があくび何て珍しいわね」
澪「ちょ、ちょっと昨日はいろいろあって//」
和「そうなの?……そういえば昨日唯に会ったんだけど、部活での話し聞いたわよ」
澪「えっ!ど、どんな話し?(まさか唯のやつ・・・)」
和「タチとネコの話よ」
クラス一同「ビクッ!」
澪「ちょ、ちょっと和か//(誰かに聞かれたら//)」キョロキョロ
和「あら違うの?唯からは澪は律と頑張ってるって聞いたけど……」
澪「ゆ、唯はそんな事まで話したのか//」
和「えぇけど悪気はないのよ、唯はあなた達の事応援したいって言ってたわ。もちろん私もよ、頑張ってね澪」
澪「…えっ……あ、ありがとう//(和のやつ何て堂々と…)」
和「唯ったら笑っちゃうのよ、あなた達に触発されたのか私と一緒にやろうって言い出しちゃって」
クラス「ざわ……ざわ……」
澪「ええぇ!!(笑えない、笑えないから)」
澪「の、和はさ…その…唯とそういう事…してもいいのか//」ボソ
和「え?(何で小声?)まあ唯がやりたいなら付き合ってあげてもいいかなって。ほら、あの子言い出したら聞かないし」
澪「そ、そうなんだ//す、スゴいな和は//」
和「(照れてる?)ごめんね、やっぱりこういう場で話す話じゃなかったかしら?澪も誰かに知られたら恥ずかしいものね」
澪「そ、それは・・・まぁ//」
和「じゃあ今度はあまり人のいないときに話し聞かせてね」
澪「(結局聞くの!?)」
♪キーンコーンカーンコーン♪
和「そろそろ授業始まるわね、席戻るわ」
澪「あっ…うん・・・」
テクテク
和「(どうしたのかしら?さっきからみんなに見られてる気が……やっぱり私がお笑いの話なんて変だったかしら?)」
澪「(の、和があんな事平然と話すなんて//い、意外だ……)」
ツンツン
「み、澪ちゃん」
澪「えっ?な、何?」
「頑張ってね//私も応援してるから」
「何かあったら相談してね//」
澪「あ、、あ、、(クラスのみんなが温かい目でこっちを見ている・・・)」
和「?」
―――――
――
放課後
~音楽室~
澪「ボ~~(終わった…)」
律「どうしたんだ澪のやつ…(昨日のせいで疲れちゃったかな?)」
唯「さっきからずっとあの調子だよ」
梓「澪先輩、戻ってきて下さい」ユサユサ
澪「ボ~~(明日からどんな顔して学校にくれば…)」
梓「ダメですね・・・」
律「あ~これじゃあ練習にならないな~」
梓「何か嬉しそうですよね」
紬「は~い皆さんケーキですよ」
唯律「よっしゃーーー」
梓「はぁ~たまにはちゃんと練習したいです……」
モグモグ
唯「あずにゃん憂の様子どうだった?」
梓「憂なら2限目の終わりに戻ってきましたよ、ずっと元気なかったですけど」
唯「そんなに体調悪かったのかな……心配だよ~」
梓「いえ体調が悪いって言うより元気がないって感じで、それに授業が終わったら勉強しなきゃいけないからってすごい早さで帰って行きましたよ」
唯「そっか~(腹話術の勉強かな?そんなに思い詰めなくていいのに)」
紬「そうだ唯ちゃん、昨日の問題考えてきてくれた?」
律「おいムギ!!それ冗談じゃなかったのかよ」
紬「もちろん♪」
律「はぁ~」
唯「ふふふっムギちゃん!私当てちゃうよ~」
紬「あら唯ちゃんにわかるかしら?」ニコニコ
唯「ズバリ、ムギちゃんは……リバだよね!」
律「(こいつはああああ//)」
紬「唯ちゃん……正解」ニコッ
律「おおおおい!!」
唯「えへへやっぱり(ムギちゃんもクリスマスの時にマンボーの物真似やってたもんね)
けどズルいよムギちゃん、タチとネコしか教わってなかったのに!!」フンス
紬「ふふっ唯ちゃんが可愛いからつい意地悪しちゃったの、ごめんなさい。けど唯ちゃんすごいわ、昨日はまだタチもネコも知らなかったのに!(唯ちゃんも有望ね)
けどだれからリバの意味聞いたの?」
唯「憂からだよ~」
律「なっ!お前ら姉妹で何話してるんだよ//」
唯「え!?おかしいの?」
紬「別におかしくないわよ(憂ちゃんはリバっぽいわよね)」
律「おかしい、おかしいから!」
唯「そうかな?私とあずにゃんは今度憂の見せてもらうよ?」
律「あああ梓も!?!?そもそもリバを見せるってなんだよ//」
梓「ええ、憂はうまいって聞いたので。けどさっきから律先輩リアクション大きいですよ」
律「当たり前だろ!!!むしろ何でお前らそんな冷静なんだよ」
唯「あずにゃん当たり前だよ~りっちゃんはネコさんなんだから」
梓「あ~なるほど。(芸人にとって)リアクションとるのも大切ですもんね」
律「何納得してんだ///あと普通にネコって言うんじゃねーー//」
唯「りっちゃん何かタチもいけそうだね!」
律「お前はそれをいったいどこで判断したんだよ//」
唯「だってツッコンでるじゃん♪」
律「な、何ツッコミと突っ込みかけてんだよ!上手くないわい//」
梓「かけてはないと思うけど……まだまだ律先輩はダメですね」
律「うるせー//何だよ!私の知らない間に評価を下げるな」
唯「やっぱり本職の澪ちゃんにお願いしたいよね~」
律「ひ、人の彼女に何させる気だ!!!」
梓「彼女って!!(今この人ちゃっかり告白したよ//)」
澪「ボ~~(みんなニコニコしてたな…あはは…)」
唯「ありゃりゃだめだこりゃ…お~い澪ちゃん起きて~」ユサユサ
澪「……あっ!!ゆ、唯//(唯を見ると和との朝の会話が//)」
律「むっ(澪のやつ何で唯みて顔赤らめてるんだ)」
唯「さ~澪ちゃん……ツッコンで下さい」
澪「ひぇ//」
律「バカかーー」ゴツン
唯「アイタッ」
梓「(り、律先輩の告白はスルーだけどいいのかな?)」
唯「もうーりっちゃんたら。私は澪ちゃんにツッコまれたいのに」
紬「(唯ちゃんったらまさかの澪ちゃん狙い……アリです)」
律「お前まだ言うか!!もうこうなったら戦争だーー!!」
梓「唯先輩!!澪先輩と律先輩はすでにコンビなんですから、そんなこと言ったら律先輩だって面白くないですよ。
(一応フォローしとかないと告白した律先輩があまりにも可哀想……)」
唯「う~ん、それもそっか~ごめんねりっちゃん」
律「いや面白くないとかそういう問題じゃないから!(何なんだコイツら…そんな軽い話なのか……これが若者の性の乱れってやつなのか)」
澪「唯…//」
唯「どうしたの?ツッコンでくれるの?」
律「(だからおまえ何で顔を赤らめてるんだよ)」イライラ
澪「…唯…今度の休日に和と…エ//……するって本当か//?」
紬「まぁまぁまぁまぁ」キラーン
唯「休日?……ああ日曜日か、和ちゃん話したの?」
律「何だと!?お前和と付き合ってるのか!?」
唯「何言ってるのりっちゃん?和ちゃんは親友だよ?」
律「そうだよな……」
澪「じゃあ…しないのか//?」
唯「するよーー」
律「するのかよ!もういったいなんなんだよこの部は!!」
最終更新:2010年03月19日 00:58