俺の名前は田井中聡。今年中学生になったばかりの普通の男の子だ。ちなみに女子高生の姉がいる。
正直言って俺の年頃の男にとって、女子高生というものは神に等しい存在であり、
姉の親友である澪さんと会えることは俺の唯一人に自慢できることである。
さて、話を戻そう。その日家に謎の美少女が訪ねてきた。
漫画やラノベなら美少女が突然現れて家に住み着く(しかも速攻で主人公に惚れる)なんてのはよくある話だが、現実が甘くないことは俺にだってわかる。
制服と、姉の部屋を聞いたことから普通に姉の友達なのだろう。なんらかの理由で彼女だけ先に我が家に来たというわけだ。
しかしこの人を部屋に案内した時、俺は言い知れぬ恐怖感、威圧感を感じた。なんというか、この人に絶対逆らってはいけないという感覚が全身を駆け巡った。

 だが俺は年頃の中学生。美少女を間近で見て息子が黙っているはずがない。彼女を姉の部屋に送った後俺はすぐに自分の部屋に戻り行為を開始した。
ズボンとパンツをおろすと既に俺のマグナムキラーは爆発寸前だった。あと少し刺激を加えれば簡単に射出が完了する。
しかし俺にはある考えがあった。俺ほど自慰行為を極めたものになると、これで普通に終了させていいのか疑問に思う。隣の部屋に美少女がいるという状況はめったにお目にかかれない。
まさか着替えたりはしてなかろうが、隣の部屋の彼女は制服を着ていてスカートを履いていてその中には・・・そう、約束の地は目の前にあるのだ。
ならば俺に出来る限界まで聖地に近づきことを済ます。それが家に訪れた彼女に対する男としての礼儀なのではないのか?
強姦とは違いこれは彼女に気付かれなければ迷惑をかけることはない。自分との闘いだ。俺は決心した。姉の部屋の扉の前まで行って射精する、と。

 隣の部屋なので壁にくっついた方が理論上は彼女との距離が近いかもしれない。しかし、壁と扉では精神的な距離は全く違うのだ。
世の中のチキン共は自分に言い訳をして安全な場所でオナニーしていればいいさ。俺はさらなる高みを目指す。
まあ移動距離といっても自室から出て少し歩くだけ。気をつけなけらばいけないのは彼女がトイレかなんかに出るために部屋から出てしまうこと。
当然彼女に見られたらゲームオーバーである。しかし俺は家族がいる家でオナニーをしてきた男だ。相手の動きなど耳だけで十分把握できる。彼女が部屋から出そうになったらすぐに自室に避難すればいい。簡単な話だ。
俺は下半身を露わにしながら部屋を出る。そして姉の部屋の前へ。彼女の姿、具体的にはスカートの中身を想像しながら一気に息子を扱く。
…ふぅ。終わった。持参したティッシュで後処理をし、自分の部屋に引き返した。なんだろう・・・成功したというのにこの虚無感は。
何か物足りない。そうか、やはりスリルか。俺は下半身裸のまま家を出てみた。人通りが少ない道を下半身丸出しにしながら歩いてみる。
今までの俺からすれば考えられないほど冒険的な行為だったが、今なら何でもできる。誰にも見つからない。そんな気がした。

 どのくらいの時間がたったのだろう。気がつくと俺は交番にいた。下半身はジャージのようなものを履いている。感覚からしてパンツはない。警察の人が用意していたものだろう。
目の前あるのは、姉の後ろ姿だった。普段は大雑把な姉からは想像もつかないような深刻な声で警察官に謝り、何度も頭を下げていた。俺はその様子を他人事のように眺めているだけだった。
しばらくして姉はこちらを向いた。姉の目は潤んでいた。始めて見る表情だった。「帰ろう。」姉は一言俺に言うと、また警官に何度も頭を下げて交番を出た。
帰り道、ひたすら無言だった。姉の背中がとても小さく感じた。良く見ると姉の腕にはなぜか包帯が巻かれていた。俺は理由を聞くこともできず、ただ姉の後ろを歩くだけだった。






むぎのいえ!

斎藤「こちらがお部屋でございます。夕食の時間になりましたらまたお呼びいたします」

唯「は、はいーどうもー」

バタン

唯「うわーすごい・・・あ!お姫様ベッドだ!」

唯「とうっ!」

ボフン

唯「ふかふかだー・・・ふぁ・・・眠くなっちゃった・・・」

唯「すー・・・」

斎藤「お嬢様。夕食のご用意ができました」

唯「え!もう?あ、寝ちゃってたのか」

斎藤「こちらです」

ジャーン

唯「なん・・・だと・・・!(ゴチになりますで見てる料理みたいだあ)」

斎藤「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」

唯「ふいーお腹いっぱいだよー」

斎藤「唯お嬢様。料理人の者たちが喜んでおりました」

唯「ふぇ?なんで?」

斎藤「紬お嬢様は最近体重を気にされてなかなか完食して下さらないので・・・
   唯お嬢様が美味しそうに全部食べて下さったことが嬉しいのでしょう」

唯「本当に美味しかったからね~。料理人さんたちにありがとうって伝えておいてね」

斎藤「かしこまりました。入浴の準備が出来たようなのでお入りください。
   必要ならメイドにお体を流させますが・・・」

唯「え!いやいや、一人で大丈夫ですから!」

斎藤「そうでございますか。では私は失礼いたします」

唯「ムギちゃん、羨ましい生活だけどちょっと窮屈だなあ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

梓「律先輩!大丈夫ですか!」

律「うーん・・・いてて」

梓「よ、よかったあ」ジワッ

律「はは、泣くなよ梓」

梓「泣いてなんか・・・それより病院に行かないと」

律「平気平気!ちょっと腕をかすっただけだって」

梓「先輩がそういうなら・・・でも家に帰ったら手当てしますからね!」

律「おう!頼んだぞ!じゃあ早く帰ろうぜ!」タタッ

梓「走ると危ないですよ!」

律「だいじょうぶだって・・・」クルッ

梓「先輩!危ない!!」

律「え?」

キキイイーッッ!! グシャアッ ギャー ワー ヒエー



みおのいえ!

カタカタ

憂「本当にいろんな板があるなあ。全然飽きないや」

カタカタ

憂「次はどこ見ようかなあ・・・そういえば今何時だろ」

憂「うわ!もう夜じゃん!やばい夕飯の支度しないと・・・」

ヴーヴーヴーヴー

憂「電話?誰かな」

憂「電話?誰かな」

憂「おっ梓ちゃんからだ♪」

ピッ

憂「もしもし?」

憂「うん。澪さんの家だけど」

憂「えっ別に来てないけど」

憂「・・・」

憂「ほんと!?それは一大事だ!」



りつのいえ!

紬「りっちゃんの部屋に来たのはいいけど、りっちゃんは普段何してるのかな」

ガチャ スタスタ

紬「あら?足音がこっちに向かってくる。聡君だよね」

ピタッ

紬「(部屋のドアの前で止まった?用があるなら入ればいいのに)」

ハア、ハア

紬「(なんか荒い息が聞こえてくるけど・・・大丈夫かしら)」

フウ フキフキ スタスタ バタン

紬「部屋に戻って行った・・・なんだったのかな」


ガチャ ダッダッダッダ ギィー バタン

紬「え?」

紬「階段を駆け下りて外に出かけた音だわ。友達と約束でもあるのかな」

紬「まあいいか。それにしても暇」

紬「ちょっと家の中を探検させてもらおうかな」

ガチャ

プーン

紬「!?」

紬「なんだろう・・・ドアの前の床から生々しい変なにおいが・・・」クンクン

紬「うっ!しょ、庶民の家の床ってこういう匂いがするものなの・・・?」



みち!

梓「律先輩!しっかりしてください!」ユサユサ

律「うーん・・・いってえ・・・」

梓「良かったあ・・・うわあああああん」

律「よしよし。泣くなよ梓。今度こそ帰ろうぜ」

梓「そうですね。もう手繋いで帰りましょう。走られて轢かれたら大変ですから」

律「しょうがないなあ。とりあえず信号青だから渡ろうよ」

梓「はい」

律「・・・まずい!梓!離れろ!」

ドンッ

梓「えっ」ドサッ

キキイイィーー! ドグシャアァッ! キャー ワー ギエー

梓「律先輩が・・・!私をかばって・・・・!」



あずさのいえ!

♪~♪♪♪~

澪「久しぶりにジャス聞きまくったな~梓の家は音響も充実しまくりだ」

澪「このスピーカーとか、いくらするんだろ・・・」

澪「まあいいか。たっぷり堪能しようっと」

ピンポーン

澪「誰だよこんな時に・・・」

澪「はいはい今出ますよ~」

ガチャ

純「やっほー梓・・・」

澪「あ、どうも」

純「・・・背、伸びた?」

澪「いやー驚かせてごめんね」

純「よくわからないけど梓は憂の家に行っちゃってるんですね(今日遊ぶ約束だったのに)」

澪「そういうこと」

純「じゃあ私はこれで」

澪「あ、ちょうどいいから夕飯でも食べていかない?」

純「あ、ええと、いいんですか?」

澪「遠慮しないで入りなよ」

純「じゃあ失礼します」


澪「ほら、好きなの選んで?」

ゴソゴソ

純「(カップラーメンかよ!てっきり料理を作ってくれる流れかと思ったのに!)」

澪「こんなのしかなくてごめん。でも選択肢はたくさんあるから」

純「一人なのにこんなにたくさん買ってきたんですか?」

澪「ううん。この家で見つけたやつだよ」

純「(漁ったのかよ!)」

澪「先選んでいいよ」

純「ではカップヌードルを」

澪「おいおい無難すぎないか?それにBIGサイズじゃなくていいのか?」

純「いえカップラーメンは太りやすいって聞いたのでこれで」

澪「マジで!?太るの?・・・どうしよう食べるのやめようかな」アセアセ

純「あ、でもあくまで噂ですから(めんどくせー)」アセアセ

澪「そう?じゃあ食べても平気かな」パアア

純「(あ、でもなんか可愛い)」


澪「・・・」ズズズー

純「・・・」モグムグ

澪「・・・美味しいな」

純「そうですね(気まずい・・・)」

澪「あのさ」

純「はい?」

澪「今思い出したんだけどさあ」

純「何をですか?」

澪「春に軽音部の見学、来てたよね?」

純「(今まで忘れてたのかよ!)は、はい」

澪「どうして入らなかったの?」

純「ご、ごめんなさい」

澪「謝らなくていいよ。別に怒ってるわけじゃ無いから。
  ただなんで入らなかったのか来年の新歓の参考に聞きたくて」

純「あと、えっと、軽音部が嫌だったって言うわけじゃなくて・・・ジャズ研にかっこいい先輩がいたからそっちに行こうかなって思って
  それに軽音部は団結力が強そうで外から入りにくいって言うか、あ、でも澪先輩も美人でかっこいいと思います!」

澪「・・・//」

純「どうしたんですか?」

澪「び、美人でかっこいいって・・・」

純「はい」

澪「そんなこと言われたら・・・照れるよ//」

純「ふふっ、意外と照れ屋さんなんですね」

澪「ねえ・・・」ジッ

純「は、はい?//」

澪「君の名前なんだっけ?」

純「知らなかったのかよ!!」


3
最終更新:2010年03月25日 20:53