唯「ムギちゃんそんなに締め付けたら指痛いよ」

紬「はぁ……はあ……」

先ほどまでは彼女の指を追い出そうとしていたのに、今のそれは自分でも分かるほど、
彼女の指を逃がさないよう強く締め付けている

唯「えへへ……ムギちゃんやらしい顔」

勝ち誇った顔で私を見る彼女は、子供みたいな笑顔をしている。
私は急に恥ずかしくなり、キスをせがむように彼女に近づく

紬「ひやあぁぁや」

彼女はワザとキスをさせないよう、入れている指を動かしてきた。

唯「もう静かにしなよ、まだ昼間なんだよ」

私が彼女の弱いところを知っているように、彼女もまた私の弱いところを知っているんのだ
そのままネチっこく中で二本の指を動かす

紬「はぁ……んぁ……ひゃ」


唯「ムギちゃんだらしな~い、口から涎垂らして」


そう言ってまたスピードを早めながら、私の口にキスをする。
キスした唯ちゃんの口から私に飲ませるよう唾液が送られ、それを私はなんの抵抗もせず素直に飲んでいく


唯「ぷはっ……えへへムギちゃん私の唾液飲んじゃってるよ。美味しい?」

紬「ふぁ……あッ……あッんん」

普段より饒舌な彼女の言葉に、私は声にならないので首を縦に二度振る

唯「そうだよね。………だってムギちゃんは私が大好きだもんね」

普段なら絶対しないような質問が彼女の口からでる。付き合う前の彼女が戻ってきたみたい


紬「はぁ……ひゃ」


本当は首を横に降って困らせたかったけど、きっと怒って私をこの部屋から追い出すから、
ここは自分の気持ちに素直にしたがった。
私の返事に満足したのか、自分で言ったくせに頬を赤く染めた彼女が私に顔を近づける。


唯「……いっちゃっていいよ」

彼女がつぶやいた声が私に染みていき、自然と喘いでる声までもが大きくなった


紬「んあぁ……はあ…」

もう限界だった、目の前がチカチカして、それがどんどん広がっていく。

紬「はぁ………あぁ……ゆ、い……」

彼女が見透かすように、指を中で激しく動かした。

紬「んぁああああ」

はしたない声と共に私は痙攣しながら腰をあげる。
多分ベッドを盛大に汚してしまったかもしれない……それでもこの快楽にあらがえるわけがなかった。

紬「はあ…………はあ……」

唯「うわ……凄い……右手ビチョビチョ」

感嘆の声をあげ、彼女はそのまま指を抜こうと動かす

紬「ゆ、いちゃん……まっ、て……ぃああぁあ」

ブシュという水音と共にまた自分から何かでたのが分かった。
気持ち良くて体の震えが止まらなくなっている

唯「ご、ごめん」

紬「はぁ……はぁ…ゆ、くっり……ゆっ……くり抜い…て」

唯「うん」


紬「ん……、あッ……はぁ」

敏感になった中を、ゆっくりと戻っていく唯ちゃんの指が抜ける瞬間、最後にまた少しいってしまう

紬「はぁ……んぁ……」


頭が痺れて、ボーっとする。こんなに気持ちよくなるなんて……
彼女はどこかで特訓でもしてるんじゃないかと不安になる。
当の本人は抜いた手を少し不思議そうに眺めて、カーテンの隙間から入ってくる光にかざし始めた。


紬「はぁ……、ゆいちゃん!はず、かしいから……止めて」

唯「えっ?だって何かキレ……」

その後は言葉を濁し、彼女は私の横に寝転びながら甘えるように私の腕に絡まる

唯「ムギちゃん気持ちよかった?」

紬「はん・・・・・・・んん…」

少しずつ意識がはっきりして、すればするほど先ほどの痴態とアソコのしびれも思い出された。

唯「ねえ気持ちよかったでしょ?」

紬「はぁはぁ……そういうのは聞かないのがマナーなんじゃないかしら?」

唯「そんなマナー知らないもん」


紬「じゃあ覚えとかないと……次の人で困ることになるわよ」


彼女は無言のまま絡めていた手を外し、私に背中をむける。
ごめんなさい……だって本当に気持ちよくて何か悔しかったから

体を起こすと少し重く、節々が痛い。

首だけうごかすと、テーブルの上には先ほど唯ちゃんが持ってきた麦茶が、私みたいに汗をかいて置かれてる。
氷はさっきに比べてだいぶ小さくなっていた。

私は手だけを動かしコップを持ち、麦茶を口に含む。そのまま唯ちゃんの肩を掴みムリヤリこちらを向かせた。
驚き、顔をそらそうとする赤い目の彼女に口づけをして、中にある麦茶をそのまま流し込むと、
先ほどとは逆に彼女の喉がコクコクと鳴るのが分かった

唯「……はぁ」

彼女の口から吐息が漏れる

紬「美味しい?」

私は笑顔で彼女に聞いてみた

唯「……怒ってるんだからね」

紬「ごめんなさい」

唯「何であんな事言うの?」


涙目で私を睨むあなたの目が見たいからって言ったらぶたれてしまうだろうか?
だから私は正直に伝える

紬「恥ずかしかくて、ついね」

唯「……二度と言わないで」

紬「ごめんね」

唯「もういいよ……許したから」

小生意気にそう言う彼女の顔は、ぶっきらぼうな口調とは違い嬉しそうに見えた


紬「じゃあお詫びの印しに……」


私はまたテーブルの方に体をのばしコップに手をかける、
私の体が邪魔をして唯ちゃんには何をしてるのか見えていない。

そのまま直接手でコップから無造作に氷を2つ取り出した。
握った氷の冷たさが火照っていた体に広がっていく。


「お嬢様」と言う斎藤の窘める声が頭の中だけで聞こえてきて、一瞬動きが止まってしまう。
コップに手を入れたくらいでこんな事を思うなんてと苦笑してしまった。
今更斎藤に注意されても、これまでもっと怒られそうな事を彼女としてきたじゃないか


振り返ると唯ちゃんがまだ赤い目で睨んでいたので、私は氷を持ったまま彼女の胸の先端を触る


唯「ひゃう」

彼女の可愛らしい声が大きく響く

唯「な、何いまの?」

そのちょっと怯えた顔を私はいつまでも見ていたかった

紬「目をつむって唯ちゃん」

唯「えっ!?イヤだよ…」

紬「つむりなさい」

自然に出た冷めたい声の私に従って、彼女はオズオズと目を閉じる。
それを確認してから持ってきた氷を唯ちゃんの首に押し当てた

唯「ひゃっ!!つ、冷たい」

紬「目をあけちゃダメって言ってるでしょ」

反射で目を開けた彼女をたしなめると、不満そうにまた目を閉じる
……そうそれでいい

紬「汗たくさんかいて熱いでしょ?すぐに冷ましてあげるから」

私は目を閉じた唯ちゃんにかかってる薄い布団を剥ぎ取り、
そこで恥ずかしそうに丸くなってる彼女の体を見る。
目を閉じていても見られてると分かっているのか、頬や耳は真っ赤になっていた。


唯「ム、ムギちゃん?」

私は答えない……

唯「・・・・・・ねぇムギちゃんってば」

目を開ければすぐ目の前にいる私を、不安になって求める彼女の声がたまらなく愛らしい

唯「ムギちゃん、声聞かせて……」

危うく声をだしそうになるほど、彼女の声は私にすがりつくよう甘えて聞こえる

唯「……ムギちゃん…いるんでしょ?」

手が私を求めるよう伸ばされると、先にこちらの限界がきてしまった。
私は氷を強く握っていた方の手で彼女の顔を包み込む。

唯「んぁあ!!」

唯ちゃんから喜びの声が上がり、私はその手をゆっくりと首まで下す。
冷たくなった手が彼女のぬくもりをいつも以上に感じさせてくれた。

唯「はあ……あッ」

氷の冷たさが気持ちいいのかそれとも感じているのか、彼女からたびたび声が漏れる。
けどそっちにばかり集中しちゃダメよ。

私は余った手を彼女の大事な部分にのばす、もちろんその手にも氷が握られていた。


唯「ひぃややあ」

彼女の体がビクッと跳ねる。
当たり前か……敏感のところに布ごしとはいえ氷をおしつけられたのだから

唯「ん、いやあ……」

紬「大丈夫だから」

声と共に彼女のパンツに手をかける

唯「うぅ……」

目を今まで以上にギュッと瞑り彼女はわずかに腰を上げてくれた。
その時彼女の体が震えているのが感じられる

紬「震えてる……寒いの?」

唯「……違う、怖いの」

紬「ふふっ、私がいるのに?」

唯「ムギちゃんが怖いの」

紬「あら、そうなの?」

こんなにあなたの事が好きなのに心外・・・
そんな事を言うなら私がどんなに好きかなのかわかってもらうしかない。

手の氷が私の体温でかなり小さくなっていたので、また私は行儀悪く新しい氷を取り出す。


唯「変な事しないでよね……」

紬「変な事?さっきからしてるじゃない」

唯「違う!!……痛い事とか」

紬「大丈夫、私は唯ちゃんに喜んでもらえることしかしないわよ」

唯「……嘘つき」


嘘つきか……確かに否定はできないけど、今からすることはきっと喜んでくれる。

私は手に持った氷を口の中に入れて、彼女の大事な部分に近づく

むせかえるような暑さの中でそこからはまた独特な匂いを放っていた。
夏という事もあり、匂いはいつもよりキツく私の鼻腔をくすぐる
おしっこがでるところなのに唯ちゃんのというだけで不思議とイヤではなかった、いやむしろ望んで嗅いでいたい。


そのまま太ももに冷えた唇を押し当てた。

唯「んぁ」

まだ彼女の足にかなり力が入っている。
まずはそれをとらないと……
私は太ももから下におりて彼女の足の至る所にキスをする

唯「ひゃ……ん、あッ……」


そろそろ大丈夫だろ
すでに腰が抜けてそうな彼女の両足を持って強引に開いてみた、抵抗はさほどない。

唯「ぃ、や……」

軽音部にいるときの彼女からは考えられない弱い声がまた私を刺激する。

すでにそこからはトロトロと溢れる蜜が彼女を汚して、触って欲しそうにヒクヒク動いていた。
私は秘部を触らないよう、周りだけを指を使って優しく撫でてあげる

唯「あぁ…あッ」

また弱々しい声がした。
そのまま自分の顔を近づけ口に入れた氷によってキンキンに冷やされた舌で、
私は彼女の大事なところを一舐めしてみる

唯「ふぁあああ」

彼女の声が響き、腰が跳ね上がるのを上から押さえつけそのまま舌だけを使い全体を舐めまわす

唯「いやあ……んん……はぁ」

トロトロと奥から溢れでてくるのを舐めとってから、まだ口に残っていた小さな氷の粒を舌で彼女の中に押し込んだ

唯「ひゃう……や、つめたんんい……や」

赤ちゃんみたいに叫ぶ彼女を無視して、私はそのまま舌をどんどん奥まで進める。
柔らかい肉で締まっている彼女の中を通るたびに舌がピリピリと刺激され、私はそれを求める舌の動きを速めた

唯「やあぁぁ!!」


舌をさらに奥までやろうと顔をもっと近づけると、鼻先が固くなった唯ちゃんのものに押しあたる。
彼女の発した声は喘ぎ声というより絶叫に変わっていて、それが私にはもう一度して欲しいと哀願してるように聞こえてきた。


唯「はぁ……んあッ……ああ、それ、んああ、ダ、メ」

彼女の手がもぞもぞ私に向かってのびてきたので、自分の手を重ねるといつもより強く握り返してきた。

唯ちゃんの匂いが私からどんどん正常な思考を奪い取り、私はただ彼女に快楽を与える機械のように
何も考えず無心で舌を動かす事にした


唯「ふぁあ……あぅ……ひゃぁああ」


声が一段と大きく鳴り始める。
もういくら舌を動かしても氷の冷たい感触は見つからない。
そこは唯ちゃんの中で一番熱をもった場所なのだから溶けてしまったんだろう

多分私もこの氷と一緒なのだ

彼女に触れるたび、どんどん溶かされてしまっている

唯「はぁ・・・つ……む、ぎ……」

普段呼ばれ慣れてない名前と一緒に彼女の手に力が入り、握った手が痛む。
そんなに握らなくても私はアナタのそばをけして離れないのに……だから安心してその快楽に身を捧げてほしい。


唯「も……や………いゃあああ」


声と共に片手の私では押さえるのが難しいほどに、唯ちゃんの体がビクビクと動いた。
私は入っていた舌を抜きいったん顔を離し、彼女の顔が見れる位置まで体を起こす。

唯「はぁ……はぁ……」

だらしなく空いた口から吐息がもれ、目は律儀にも閉じられたままだった。
ほんのり赤く汗で潤っている彼女の体は、普段のそれとは違い全体から甘い蜜がでているようで私の心をかき乱す

ごめんね唯ちゃん…私止められない……

私はその体勢のまま指を彼女の秘部へと持っていった。

唯「んぁぁあ…い、や……もう、いっ」

ごめんなさい、まだアナタのイった顔を見てないから……
アナタの壊れていくところを見ないと、私の欲求はもうおさまりがつかないの


唯「ムギちゃんぁ……や……め、んぁああ」

体がすぐビクビクと動く、またイってしまったのだろう
けど私は止めるどこか、手を動かして新たな刺激を与える

唯「や……もう……いぎだぐ、ふぁああ」


彼女の体が跳ねる
もう彼女は目を閉じず私を見ていた。
すがりつくように涙まで流し感じている彼女の目が、また私の嗜虐心をくすぐる。
もっとおかしくしたい、この子が私なしでは生きられないよう、私と同じようにしてしまいたい。

指の動きを一度止める


紬「唯ちゃん私の事好き?」

唯「はあ……んぁ……あッ」

動かしていないのに唯ちゃんの体はビクビク動き、口からは喘いだ声しかでてこなかった。

紬「答えて、お願い」

ジッと見つめる私とぼんやりと見つめる彼女、もう体は私のせいでヘトヘトなんだろ。
それでも彼女は声にならずとも必死に口だけを動かし答えてくれた

紬「……私もよ、唯ちゃん…大好き」

だからもう一度グチャグチャの顔を見せてね……たくさんあなたの声を聞かせて

私はまた指を動かし始めた。

―――――――
―――

夕方になり暑さが少し落ち着いたけど、私達はまだベッドの上にいる。さっきと違うのは彼女が怒って私に背を向けてることくらい


あの後もう何度かイった唯ちゃんはそのままパタリと寝てしまった。
そしてしばらくして私の膝の上で目覚めた彼女は、しばらくボーっとした目で私を見つめていたけど、
今までの行為を思い出したのか、急に顔を赤らめて私を睨み背中をむけてしまった。

事後の彼女はさっきまで晒していた素顔を恥じるようにいつもよりしっかりした鎧をつける。
だからいつも終わった後は少し冷たい、今回は私の責任が大きいけど

紬「ねぇ唯ちゃん?」

私が声をかけても何も答えない。

彼女を後ろから抱きしめてみる。
素肌が心地良くって、あれだけしたくせに簡単にスイッチが入ってしまいそうだった。


紬「寝てるの?」

唯「……寝てる!!」

紬「可愛い寝言ね」

返事をしてくれる事に安堵する

唯「死んじゃうかと思った……」

紬「……良かった」

唯「どういう意味」


そう言うと唯ちゃんは私の手を外してくるりと回り、私に顔を見せてくれた。
目は赤く鋭く睨みつけてくるけど、
私には裸の彼女が鎧の中から私を窺ってるように見えてそれすら可愛らしかった。


紬「唯ちゃんが死んじゃうくらい気持ちよかったのと、唯ちゃんが死ななくて」

唯「……」

ぶつけていた視線を逸らし、またまたそっぽを向いてしまった


紬「そろそろ憂ちゃん帰ってくるんじゃない?」

唯「……うん」

紬「じゃあ服着ましょうか、唯ちゃんはシャワーあびてきたら?」

唯「………ムギちゃんは?」


紬「私は大丈夫だから」

本当は汗でベタつく肌を今すぐ洗いたかったけど、もし憂ちゃんに見つかったらただでさえ私達の関係を怪しんでる彼女にとって、
私がお風呂に入っいるというのは疑いを確信に変える行動だろう

いずれ話さなきゃいけないだろうけど、なし崩しに話す展開はできるだけ避けたかった。


唯「分かった、ちょっと待ってて」


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最終更新:2010年03月31日 23:44