律「わ、分かった分かった!するから泣くなよ!」

唯「わ~い♪ほらりっちゃんむこう向いて~」

律「たく…」

唯「ほっほっ」ゴシゴシ

梓「……」ゴシゴシ

ツルッ

唯「ひぁっ!?」

梓「あっ、スイマセーン手ぇ滑っちゃって…」

唯「も、も~あずにゃんったらー…」


唯「へへへへ」ゴシゴシ

唯「わぁ!」

ツルッ

律「ひっ!?」

唯「あ、手がすべってもうた~♪たはーっ」ペチン

律「……なぁ、手滑ってもそんなに前にはまわりこまないと思うんだけど…」


唯「あっ!?えいりあんはんど症候群だったの忘れてた!」サワサワ

律「うわぁあ何開き直ってんだこらぁああああ」

梓「おやおや?楽しそうですねー」サワサワ

律「っ!?お前は唯触ってろよぉおおやめろくすぐったっ…」


律「んぁっ…//」


唯梓「!!!!」

律「……」

唯「き、聞いた?あずにゃん」

梓「……」ゴキュリッ

唯梓「……」

律「……何見てんだよ…ほら逆向けよ逆……」

唯「ほっほっ」ゴシゴシ

唯「へへへあずにゃん背中ちっちゃいねー」

梓「ヘケ…ヘケケ……」ホゲー

律「おい唯あんまり動くなよ」ゴシゴシ

唯「えぇーそんなに動いてるかなぁ…」ゴシゴシ

唯「あっ!」グルンッ

プニッ

律「!!?」

唯「わぁありっちゃんが私のむねさわってる!!もぉ~//」

律「……お前が勝手に180度ターンしたんだろ…」

唯「……ゆ、床が滑りまして…」

律「ねぇよ」

律「っていうか梓が後から腹もんでるぞ」

唯「えっ!?あっ!!」

梓「ヘケッ」プニプニ

ザパーン

律「ふぅううういいいい」

梓「わぁーおっさんみたいですね」

律「うるせ」

ザパーン

唯「ぐぉぁああっ…ふぅう~っ」

律「……おい梓、今のはどうなんだよ」

梓「かわいかったです」

律「は?」

梓「かわいかったです」

律「……」

唯「なに?何のはなし?」

梓「唯先輩がかわいいって話です」

唯「えぇええほんとに~?もぉ~//」

―――

コンコン

ガチャッ

聡「澪姉~…」

澪「……何」ゴロンッ

聡「母さんがみかんの缶詰め食べないかって」

澪「……」ブッ!

聡「」

聡「…あのさ、姉ちゃん達はどこ行ったの?(うっ!…くさっ!)」

澪「知らぬぇ」

聡「……そ、そうなんだ~」

澪「みかんもらうわ」ムクッ

聡「あ、うんじゃあ下来てよ…」


聡(何この空気…)


カポーン…

律「……」ブクブクブクブク

梓「律先輩ずっと泡風呂ですね」

律「だって気持ちいいし…」

唯「ふぃぃいい」ザバ

唯「水風呂水風呂…」タッタッ

ジャプッ

唯「ひぃいいいぃい」

ザパッ

唯「おふろおふろ…」タッタッ

ザブン

唯「あ゛ぁ゛~…」

律「楽しんでんなぁ唯。さっきからそればっかだな」

唯「往復しすぎて感覚まひしてきちゃったよ~」

梓「薬湯ってありますよ。なんか健康に良さそうですね」

律「あー…なんかカレーのにおいしない?それ」

梓「……」クンクン

梓「ほんとだ」

唯「あずにゃん入ってみれば?」

梓「……いいですよ…」

唯「えー私カレーだいすきなのに…」

梓「入ります」ザブン

梓「首までつかっちゃいます」ザブー

唯「……」クンクン

律「唯は入らないのか?カレー好きなんだろ」

唯「入らないよぉ、カレーは好きだけどカレー臭くなるのはやだもん…」

梓「」

ガララ…

律「はぁーちょっとのぼせたぁ」

梓「銭湯入った後って何か足がこう…なんていうかこう…」

律「分かる分かる」

唯「あっ!ぎゅうにゅう売ってるよ!ビンのやつ!」

律「私コーヒー牛乳にしよ」

唯「じゃあ私もこーひーぎゅうにゅう!」

梓「私も…あ、フルーツ牛乳で」

番台「80円ずつね~」

唯「80円!やすかぁ~っ!」


唯「こういうの憧れてたんだぁ~」キュポ

律「へー、良かったなぁ叶ったじゃん」

唯「へへへ、飲んじゃうよ~ん」ゴクゴク

唯「ぷはぁ!うまい! …これビンはどうするの?おいとけばいいの?」

梓「あー、あっちビールケースあったんで多分そこに戻すんですよ」

唯「そうなんだ」

梓「私が一緒に持ってっときますよ」

唯「ありがとあずにゃ~ん」

梓「いえいえ」

律「……」

梓「……」

梓「レロレロレロレロレロ」

律(やると思った…)

唯「こーひー牛乳…」ガララ

唯「もひとつくーださーいな~」チャリン

律「おいおいまだ飲むのか~?」

唯「ううん、澪ちゃんにおみやげ」

律「あ、そうか…」

梓「瓶ごと持って帰っていいんですかね」

唯「あっ」

律「私が次来た時返しとくよ。いいですか~?」

番台「いいですよー」

唯「へへ、すいやせん…」

律「んじゃ帰るか~、澪発作起こしてなけりゃいいけど」

梓「ふて寝してんじゃないですか」

―――

律「たっだいま~ぁ」ガチャ

聡「お、おい姉ちゃんどこ行ってたんだよ!」

律「あーごめんちょっと銭湯行ってたんだ」

聡「澪姉置いてかよ」

律「……えーっと、なんていうか…澪なんか言ってた?」

聡「しらね。とりあえずちゃんと謝った方がいいんじゃないの」

律「分かってるよ……はぁ」

唯「りっちゃんの部屋げろまみれになってたらどうしよう…」

律「」

律「おい嫌なこと言うなよ」

律「……」

ガチャ

律「み~お~、へへ悪い悪い… ってあれ」

唯「まっくらだ」

律「あれ、いないのか?」パチッ

パッ

律「……ベッドで寝てる…」

梓「ほらーやっぱりふて寝でしたね」


澪「寝とらんわダボハゼ」


唯律梓「!!?」

ムクッ…

澪「なんじゃおめら」

律「な、なんじゃって言われても…」

澪「なんなんじゃ。誰じゃおめらどこのモンじゃ」

唯「えっ」

澪「ここワシの部屋じゃけぇ出てけや。入ってくるなや」バブーッ!

梓「うわっ」

律「澪~、悪かったって…銭湯行ってたんだよ。 こいつらがどうしても一緒に風呂入るってきかないからさぁ~」

唯「ご、ごめんね澪ちゃん…おみやげにこーひー牛乳買ってきたから機嫌なおしてよぉ」

澪「んなもんいるかいや」

唯「えっ……でもおいしいよ~」

澪「そらおめえは銭湯入ったからじゃろうが」

澪「銭湯入っとらんのにコーシー牛乳飲めちうんかアッホが」ボリボリ

唯「あぅ…」

梓「じゃあどうすれば許してくれるんですかぁ~」

澪「出てけちうとるじゃろが。クソ漏るどコラ」ガバッ

律「うわっ何ベッドの上でパンツおろしてんだよ!上げろ!」

澪「それ以上近付いたら容赦なく漏るど」プスゥー…

律「うっ…」ピタ

澪「クソのピラミッド建てたるわ。ガハハ」

唯「澪ちゃんごめんってぇええ」

澪「出てけや」

律「だ、だめだ唯出よう本気で出しかねないって!ほ、ほら」ドタドタ

バタン

澪「……」ゴロンッ

澪「けっ」ブッ!

梓「どうするんですかぁ~」

律「と、とりあえずだなぁ…」

コンコン

ガチャ

聡「何だよ姉ちゃん…」

律「ちょっとお前外出てろ」

聡「えっ!?」

唯「おじゃましまーす」

梓「どうもでうす」

聡「ちょっ、ちょっと!」

律「悪いな聡~」バタン


聡「……」

律「はぁ~……」

梓「この部屋イカめしのにおいがしますね!」

ガチャッ

聡「ちょっとおおお何なんだよ!ていうかもう寝るんだぞ俺!」

律「なんだよお前外出てろって言っただろー」

聡「し、知るか!なんで俺んとこ来るんだよ!」

律「だって澪が出てけっていうから…」

聡「自業自得だろぉおお俺のこと巻き込まないでくれよぉお」

唯「聡くんごめ~ん…」

聡「うっ」

梓「ヘケッ」ニヤニヤ

聡「……うぐ…」

聡「ってだめに決まってるじゃないですか!ここは俺の部屋なんです!」

律「じゃあさー、聡説得してきてよ…」

聡「はぁ!?」

律「私らじゃとりつく島もないんだよ、うんこするとか言ってるし」

聡「」

聡「そもそも何で澪姉おいてったんだよ…」

律「いやー、別にわざとじゃないんだよ…外出て結構歩いてから気付いたから…」

唯「けーたい部屋に置いてっちゃってて連絡できなかったし…」

律「っていうか梓気付いてたって言ってなかったか。なんで言わなかったんだよ」

梓「えーっ、私のせいですかぁ~?」

梓「だって先輩達が何も言わなかったから…なんていうか…そういう事なのかなって~」

梓「私後輩だから余計な事言っちゃアレかなって黙ってただけですよー」

律「な、何が後輩だからだ…いつもズバズバ言うクセしやがって…」

聡「ちょっ、ここで内輪もめしないでよ」

唯「こーひー牛乳どうしよう…私飲んでもいいかなぁ」

律「おい」

梓「土下座キャタピラ作戦でどうですか?」

律「なんだそれ」

梓「部屋の入り口でまず一人が土下座します」

唯「うん」

梓「間髪入れずに次の人がその上を跨いで前に出て土下座します」

律「…で?」

梓「三人目も同じように二人目の前に出て土下座します」

唯「うんうん」

梓「そしたら一人目が立ち上がって三人目の前まで跨いですぐさま土下座です」

梓「これを繰り返して澪先輩のところまで近付きます」

律「……」

梓「さすがに必死に土下座してるんだからうんこされる事はないと思います」

梓「そして射程圏内に入ったら一気に取り押さえるんです。どうですか?」


律「……案外いけるかも…」

梓「えっ(ネタだったのに)」

唯「でも澪ちゃん押さえてどうするの?」

律「とりあえず確保しちゃえば後は澪が折れるまで謝り倒せばいいだろ」

梓「澪先輩がノーモーションからうんこできる可能性もありますけど…」

律「うっ……じゃあ他の方法考えるか…」


聡「なぁ~いい加減どうにかしてよ。30分経ったぞ…俺もう寝たいんだけど」

律「わ、分かってるよ…あーくそ、何も思い付かないな」

律「やっぱり土下座ナントカでいくぞ」

梓「本気ですかー?」

律「他に短時間でいけそうないい方法ないし…だって私らももう寝たいじゃん…」

律「押さえてもうんこされたらもう諦めるよ…」

唯「じゃ、じゃあやるの?そのどげざなんとか」

律「とりあえず聡、ドア開けるとこまでやってよ。そしたら後は私らがやるから」

聡「まぁそれぐらいならいいけど…」

律「私、唯、梓の順だぞ。いいか?」

唯「う、うん…」

梓「私は準備オッケーですよ」

聡「じゃあノックするからね」

コンコン

……

聡「…み、澪姉~?開けるよ~」ガチャ


律「澪ごめんッ!許してくれーっ!」バッ!

律「ほら唯行けっ!」ヒソッ


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最終更新:2010年01月24日 03:00