梓(私の話なかったけど、多分てんぱって言い忘れたんだろうなぁ…
売れてる秋山先輩に擦り寄りまくってるリーダーが、公の場で
売れてる「あずにゃん」キャラをプッシュしないはずないし…
あんま自分で宣伝とかキャラじゃないってか可愛く見えないけど
しょうがない。星になったリーダーの為に、いつもの無難コメントに
ちょっと織り交ぜとくか…これは貸しっすよリーダー!)
「合宿は音楽に集中できるから好きなんですが、コスプレ強要は
本当に困りものです!鑑賞する側ならまだいいですけど、自分が
やらされるのはちょっと。でもなんだかんだで、いちばん合宿
楽しんでるよねあずにゃん!と指摘されてしまったりして、
不本意な私です(笑)
というわけで、方向性が間違っている誰かさんの趣味丸出しな
予約特典の話はさておき、素敵なアルバムを皆さんにお届け
できたと思います。よかったら聴いてください!」


紬「噂の予約特典、なんと実は私が撮りました!
カメラマンさんじゃないんです。
可愛い女の子同士の触れ合いってとってもいいものですよね!
メンバーを可愛いとか、手前味噌もいいところですけど(笑)

メンバーオンリーの合宿で(>>1注:実際はスタッフがいます)
更に撮影したのも私なので、HTTの素の姿をご覧いただけると
思います。更にここだけの話、夏予定の写真集にも、この一部が
収録されるとかされないとか…詳しくはまた公式を確認してみて
くださいね。と、これはまだ言っちゃいけないんだったかな?
大丈夫ですか?
(両手でOKサインを出す業界でも評判の美人マネージャー)
大丈夫みたいですね、よかった!(笑)
早く話しすぎちゃってごめんなさい!
それでは、私達の自信作2枚目アルバム、聴いていただけると
嬉しいです。よろしくお願いします!」


梓(秋山先輩のがカメラ得意なのに、メインで写る側だから
下位メンに撮らせた裏事情せつないナァー)

和「はい、OKですー!」

律「えっ長くない?」

和「重要な話が入ってるのでむしろ助かりました!長さについては、
編集をこちらでさせていただくので大丈夫ですよ。
私達も一応プロなので(苦笑)」

律(私だけ長さ怒られた!!2回も苦笑された!!)

律(くそっこれが格差社会だというのか…!)


唯「お疲れさまでした~!和さん、すっごくお話しやすいように
聞いてくださって~ 私すごくやりやすかったです~!」

和「えっそう?唯ちゃんこそ色々話してくれてありがとう!」

唯「えへへ~お話するの大好きなんです!それに和さんのことも
好きになっちゃったな~私!」

和「そんな…唯ちゃんってカメラの前だけじゃなくて本当に
いい子だよね~ 今度うちの上司とお食事でも」

唯「わ~ぜひ~!事務所にスケジュール確認してみますね~
和「妹さんもぜひ。すごく可愛いって評判だから気になってて」

唯「そうなんですよ~!全然駄目な私と違って憂はすごく
しっかり者でしかも可愛いんです~スタイルもいいし~」

和「妹さん思いだな~ ほんと唯ちゃん可愛い」

律「」


律「ちょっと澪、この後どっかでご飯食べない?愚痴りたい」

澪「え…っ ごめん、ちょっと」

律(男か…)

澪(プライベートでまで話したくない…)


律「梓、方向一緒だっけ」

梓「あっすみません!ちょっと買い物行くんで」

律「買い物?私も行こうかな。新しいトップスとか欲しいし」

梓「いや、すんませんそういうんじゃないんでほんと。
工具的なあれなんで、ちょっとうちのソケット壊れちゃった的
関係なんで。ほんとすいませんまた今度ぜひ!」


律「紬…」

紬「ごめんなさい!今夜は父の関係でパーティーがあって」

律(このブルジョア…!)
「えっパーティー?すごいね~!どんな?」

紬「ごめんなさい、今日のは一般の方は、ちょっと」

律(連れてけとか言ってないし!しかも私一般人じゃないし!)


(※紬に限っては嘘じゃなくて本当にパーティーです。本当です)


律「さわ

律(いや、ないなアイツはない…)

さわ子「」



自宅

律「はー結局一人かー」

律「まぁいっか。一人のが楽だし。てかあいつら嫌いだしまじうざい」

♪~♪~♪

律「誰…澪?」

律「もしもし」

澪『帰ってた?そろそろ帰ってるかなーと思って』

律「何。用事?」

澪『用事とかじゃなくて。今日の平沢さんさ~有り得なくない?
まじ許せないんだけど!なんか平沢さんって私と律の仲壊そうとしてない?
絶対腹黒いよね~天然装ってるよねあの子』


律「いや…ってか私、帰りごはん断られたんだけど… え…?」


澪『あっごめん〜!あの時はほんとに用事あったんだけど、
急に中止になったから、さっき断っちゃったし悪いなーと思って
電話したんだけど〜 何?今なんかやってた?用事とかある?』

律(こいつ…どっかいくの面倒だけど愚痴だけ言いたくて
電話かけてきやがった…!しかもこっちが用事ないのわかってて…!)
「いや…用とかはないけど…」


澪『よかった~ 今電話大丈夫?』

律「大丈夫…(というしかなかった私だった…)」

澪『今日ほんとごめんね!一緒に控え室にいたんだし私が平沢さん
止めれるとよかったんだけど、空気悪くするのもあれだから
注意できなくて~ でも私は参加してなかったからね!』

律「ああ…うん…」

澪『あれ?律どうかした?なんか元気ないよ?』

律(ええええええええええ!?)

律「いや、まぁ、うん。平沢さんなんか言ってた?」

澪『それがさ~ひどいんだよ!律のカチューシャはどうかみたいな
律のことバカにしてさ~調子乗ってるよね~
私のこと言われるのは我慢できるけど、さすがに律のこと
バカにされるのは私許せなくてさ~』


律「いや、まぁ、私あんま可愛くないし…」

澪『可愛いって!カチューシャとかさぁ~事務所の方針じゃん?
別に律がしたくてやってるわけじゃないのに、そのセンスはどうか
みたいな言い方してさ~平沢さんほんと有り得ないよね~!
私が言われるのは我慢してたけどさ~ やっぱ友達がバカにされるのは
許せないじゃん?』


律「ああ、うん、知らせてくれてありがとう」

澪『あの人天然ぶってるけどさ~上から目線甚だしいよね~
見た目レベル別に律と変わんないってか顔は律のが可愛いって
私思ってるよ!なのに何様のつもりなんだろうね?』

律(うん、お前はイチバンなんだな、了解)


律「まぁ、あいつは養殖天然だからな」

澪『私ちゃんと言っておいたから!それで話が止まったんだよ
あのまま放っておいたら律のダメ出し話トークもっとされてたよ
危なかったよ~ ほんとあの人油断ならないよね!律気をつけて!』

律「わかった。で、話は報告だけ?」

澪『そう、とりあえずそれだけ報告しなきゃって思ったから、
それだけだよ~
あっでもそういえばさぁ!今思ったんだけど、平沢さんの
あの態度ってバンドの今後考えると問題だと思うんだよね
もうちょっとなんとかならないかな?律リーダーだから
そういうの考えた方がいいよ』

律(そういうのもあるのか!)

律「てか私?」

澪『えーだって律がリーダーだしー 私ただのメンバーだし
角立つよね。注意とかはリーダーがしないとバンド内の空気
悪くなると思うよ。私は別にいいんだけど、バンドの為に
した注意でバンド内の関係が乱れたら本末転倒だよね。
なんか妬んでるとかあらぬ誤解とかされたらやっぱやだし…』

律(妬んでるんじゃなくて、メイン安定の為に片っ端から
蹴落としたいですねわかります><)
「私から言っても角立つし。さわ子さんとかに言えば?」


※律の「さわ子さん」は間違いではなく、HTT時は「さわちゃん」素だと「さわ子さん」呼びです


澪『私からさわ子さんに言うのもあれじゃん(どれだよ)
律から言った方がよくない?』

律「えー なんて?さわ子さん平沢さんの天然キャラ
売りだと思ってるでしょむしろ。注意とかないよ
私達が怒られる」

澪『えっ「達」!?私が言ってたって言うの?』

律(そこか!!)


※続き。呼び方が変わってるのは、律は仕事中は無理してテンションをあげているからです(馴れ馴れしいキャラを作ってる)


律「ていうか、私は別に平沢さんのことさわ子さんにチクるとかないし」
澪『えー じゃあもういいよ…』
律「えっ?何が?」
澪『さわ子さんに言わなくていい』
律「え…バンドの今後がどうとかは…」
澪『私が言ってたってさわ子さんにバレるとか無理だし
なんか悪口っぽく思われたくないし。やっぱいいわ』

律「な…なんかごめんね……?」
澪『いいよ別に。気にしてないし』
律「え、でもなんか怒ってない?」
澪『怒ってないよ。もうすぐ晩御飯だからそろそろ…』
律「待ってよ、わかった!わかったよ。わかったからちょっと待ってって」
澪『わかったって何が?何に対して?』

律「いや…」
澪『話ないなら切るね』
律「だから待ってって」
澪『何がわかったのか答えられるなら待つ』
律「いや、だから…私が、澪から言われたこと黙ってさわ子さんに
澪『えーやめてよ!なんかそれだと私が悪者になりたくないから
律犠牲にしてるっぽい感じじゃない?
そんなんならいいよ私もう別にいいし じゃあ切るから』
律「わかったって!別に澪に言われたからとかじゃないし
私の意思で言う訳だから、別に澪に指摘されたとかって
言う必要なかったよね、ごめん」

澪『結局どうすんの?』
律「ええと、だから。私が、私の意思で、平沢さんの態度について、
ちょっとどうかってことを、それとなくさわ子さんに伝える。
澪のことは、そのこととは関係ないから別に言わない」
澪『それとなくってどういう感じ?』
律「それとなくはそれとなくじゃね?いくら下位メンとはいえ、
首になったら困るからさwwwwwあんまはっきりはwwww」
澪『律は下位メンなんかじゃないよ!番組とかでネタで言うなら
いいけど、二人でしゃべってる時まで言うのやめてよ!
律は大事なメンバーで、大事な友達で、リーダーなんだからね?』
律「うん、ありがとう澪…」

澪『で、いつ言うの?』
律「えっ今日とかは無理だよさすがに!?」
澪『えー催促とかじゃないよ!なんか変な風に聞こえたらごめん
言い方悪かった。別にいつでもいいよ~』
律「わかった。ごめん」
澪『謝らなくていいよ~!律悪くないし!で、いつぐらいになりそう?』

律「うん、まぁ、1週間以内ぐらいを目処に…」
澪『こういうのは早くした方がいいと思うよ?時間が経てば
経つ程言いにくくなってくし』
律「うん、そうだね…じゃあ、今週中で…」
澪『なんかごめんね~!』
律「いや別に、澪もHTTのこと考えて言ってくれただけだし…
むしろありがとう…」
澪『全然そんなことないよ~!律がリーダーだからって
甘えっぱなしでごめんね!私もできることがあったら
なんでも手伝うから!』
律「いいよ澪は。いつもメインで頑張ってくれてるから。
リーダーってか雑用係だしさ私wwwwwもういいやなんでもw」
澪『えーどうしたの律!私なんか言った?怒ってる?』
律「いやいや平気w今週中に言っときまーす!
じゃあご飯なんだよね?続き今度で!また報告するからさ」
澪『ほんとありがとう!ごめんね~ じゃあ ほんとありがとう!』
ガチャップーップーッ


数日後

律(やばいなー今週中って土曜までだよね?
1週間って日曜始まりだよね?
今日って土曜日だよね…?

なんかもうしにたい)

さわ子「あれ?どうした?」

律「さ、さわちゃん…!いや、ちょっと。あの、今時間あります?」

さわ子「えーと、もうちょっと後だったら。なんで?」

律「いや、ちょっと話あって…そんな時間かかんないんですけど」

さわ子「わかった。じゃあこれ終わったらで」

律(あー絶対おこられる話したらおこられる
くそっなんでこんなことに…

でもあのメンヘラに嫌われたらやってけないし…
養殖天然野郎は味方につけようにも絶対本心見せないから無理だし…。
どう考えてもめんどくさいけどわかりやすいメンヘラ澪のがまだいい

てか澪につくしか選択肢ない。くそっあの養殖天然…!
売れてなかったら絶対あいつ締め出すのに…)


唯「りっちゃーん!カメラまわってるまわってる!
ぼーっとしてたら駄目だよ~」

律「お前にだけは言われたくないっ」(一同、笑)

澪「もう、律はしょうがないな~」

律(お前らのせいだよ…)


ヒソヒソ

紬「律さん、なんか変?」

梓「あー。神経質だからなーあの人」

紬「なんかあったのかな」

梓「関わんないほうがいいすよあの辺。めんどくさいですよ」

梓「普通にしてればいいのに」

紬「平和が一番なのにねぇ…」


ガチャッ
さわ子「待たせちゃってごめんなさい。話って?」


律「あの…澪のことなんですけど…」

律「知ってると思うんですけど、澪、気にする方じゃないですか」

律「前から平沢さんのことかなり気にしてるの知ってると思うんですけど、
最近ちょっとはんぱないんで、バンド内ちょっと危ういっていうか…」

さわ子「はんぱないって?具体的には?」

律「いや、もう相当はんぱないっていうか、ほんとはんぱないんで、
ちょっとこう、平沢さんと澪を離していただけないかと」

さわ子「離す?どうやって?」

律「いや、こう、楽屋別にするとか…」

さわ子「それはわがまますぎるよ!無理だよそんなの
大体噂になるよ、困るでしょ田井中さんも」


律「じゃあ、楽屋をこう、仕切るとか、カーテンとかで…」

さわ子「冗談に付き合いに来た訳じゃないんだけどな、私
田井中さんよりある意味忙しいんだけどな私」

律「いやっ違くて…ほんともう…困ってて…私全然売れてないのに
リーダーとかだしほんと…自信ないのにバンド内のことまで任されて
ほんとてんぱってて…もう私…どうしたらいいかわからなくて…!グスッ」


さわ子「ちょっ 泣かなくても!聞くから、わかったから」

律「うう…グスッ私ほんとリーダーとか向いてなくて…
でも頑張ってるのにみんな自分のことしか考えてないし…
足の引っ張り合いだし…バンド全体のこと考えてる人
誰もいないし…ほんと私いつも一人で…!グスッ」

律(活路…見つけたり!!!!!)

さわ子「…わかった」

律「わかってくれますかぁ!?さわちゃん…!グスッ
やっぱりさわちゃんに相談してよかった~!
さわちゃんが一番理解者っていうか、バンドのこと、
一番考えてくれてるのはさわちゃんだから…!
私ほんとどうしたらいいかわからなくてぇ~グスッ」

さわ子「うん、わかった。律さんから見ればそうっていうことだよね」

律「え?」

さわ子「うん、わかったから。あとはこっちで考えるから
唯ちゃんと澪ちゃんのことは、田井中さん何もしなくて
大丈夫だから」

律「ええっと…」

さわ子「大丈夫。わかったから。私達(事務所側のこと)
ちょっと田井中さんに負担かけすぎちゃってたみたいで。
ごめんなさいね、いままで」

律「えっと、それは、どういう…」

さわ子「リーダーが負担だったっていうことだよね?
ごめんなさいねぇ、今まで苦労かけちゃって
田井中さん、あんまり弱音吐かないし、気づかなくて。
でも気付かなかったのもこちら側大人の配慮不足だったよね。
反省してる。これからは大丈夫だから安心してね」

さわ子「これまでリーダーとして頑張ってくれて本当感謝してる。
ありがとう、おつかれさま!」

律「」


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最終更新:2010年04月18日 20:15