澪「和、組んでくれるか?」

和「ええ」ジー

澪「……どこ見てるんだ?」

和「いや澪の脚って本当に綺麗だなって」

澪「何だ突然?」

和「スラッと長くて足首も締まってて、かつ肉感的にも申し分ない」

澪「あ、ありがとう……」

和「モデル顔負けね。いいなあ~」

澪「脚の事を言われたのは初めてだ」

和「そうなの?」

澪「うん……胸の事では昔から良くからかわれたけど」

和「ふ~んみんな見る目ないわね。こんなに綺麗な脚なのに」

澪「はぁ……」

和「体育の時間はそんな澪の美脚を堪能できる至福の時間」

澪「い、いい加減やめてくれないか?恥ずかしい」バッ

和「何が恥ずかしいのよ?ただの柔軟体操でしょ?」

澪(和が変な事言うからじゃないか……)

和「ほら脚を開きなさい澪」

澪「うぅ……」

和「ふふっ(澪ったら照れてる……興奮するわ)」

和「特に膝が綺麗なのが素晴らしい」

澪「膝?」

和「どんなに綺麗な脚でも膝が汚ければ興醒めだからね」

澪「……そ、そうなんだ」

和「そう……完璧よ澪の膝……」ハァハァ

澪(変なやつだったんだな和って……)


昼休み

澪「和のお弁当、相変わらずおいしそうだな」

和「殆ど出来合いを詰め込んだだけよ」

澪「えっ?じゃあ自分で作ってるのか?」

和「まあそうだけど玉子とかウインナー焼いた位だから」

澪「いや感心するよ。すごいなあ和」

和「良かったら食べる?」

澪「えっいいのか?」

和「別に減る物じゃないし」

澪「いや確実に減るんじゃないかな」

和「はいあ~んして」

澪「えっ?そ、そんな恥ずかしい……」

和「あらごめんなさい……つい唯の時の癖で」

澪「唯が?わ、分かった食べるぞ!」バクッ

和「わっ、すごい食い付き」

澪「おいしい、おいしいよ和」モグモグ

和「ふふっ……(これって間接キスよね)」

澪「和はいいお嫁さんになれるぞ」

和「そ、そうかしら?」

澪「ああ」ニコッ

和(そんな笑顔で見つめられたら私……)ジュンッ

澪「しっかりしてるし唯が頼り切りにする訳だ」

和「ありがと……唯と言えば昔こんな事があったっけ」

澪「なんだ?是非聞かせてくれ」

和「それが笑いあり涙ありなんだけど」

澪「ほうほう」

和「いやそれ程大した話でもないんだけど」

澪「いいから早くして」

和「小学校の頃、逆上がりのテストで唯だけ出来なかったのね」

澪「えっ……唯可哀想……」

和「それでまあ私がみんなとは別に唯の相手する事になったんだけど」

澪「ああそれ切ないよな……分かる」

和「でも唯は『和ちゃんと一緒で楽しいね!』って笑顔でね」

澪「かわいい……唯かわいすぎる」

和「でしょ?流石の私もやられたわ」

澪「和ってやっぱり唯とクラス離れて寂しい?」

和「えっ?」

澪「寂しいに決まってるか」

和「聞いておいて結論付けてるけど、そうでもないわよ」

澪「本当か?」

和「ええ」

澪「私なんて三日三晩はヘコんだぞ」

和「そりゃ残念だったけど澪がいたからね」

澪「ははっ、私も和がいて良かったとは思ってるけどさ」

和「その言葉だけで十分よ」

澪「ん?どういう意味だ?」

和「何でもな~い」

澪「おかしなやつだな……」


放課後の音楽室

澪「ようみんな……ってムギだけか」ガチャ

紬「二人は掃除当番でちょっと遅れるって」

澪「梓と先生もまだか」

紬「まだねぇ」

澪「そうかならば好都合だな」

紬「どうかした澪ちゃん?」

澪「ムギ、ちょっと相談に乗ってくれないか?」

紬「ええ……私なんかで良ければ」

澪「ムギって唯の事どう思ってる?」

紬「唯ちゃん?」

澪「そう唯」

紬「とってもかわいい子だと思うけど」

澪「だよな!だよね!」

紬「うん」

澪「特に黒タイツとか堪んないよね!」

紬「そんなに黒タイツが好きなの?」

澪「ああ!一度でいいからじっくりねっちり撫で回したい」

紬「あっいいねそれ!」

澪「脱がして蒸れた脚を舐め回したくもあるが」

紬「あらあら」ニコニコ

澪「あっ……わ、私は何て事を……」

紬「うん?」

澪「忘れてくれムギ」カァー

紬「あらいいと思うけどな私は」

澪「そ、そう?えへへ……」

紬「うふふっ、いつになくご機嫌ね」

澪「いや~実はさ、和に唯の逸話みたいの毎日聞かされてたら、
  妙に唯の事を意識するようになっちゃって」

紬「あらそうなの?」

澪「うん!今では唯がす、好きみたいな?」

紬「そうだったんだ~」

澪「えへへ言っちゃった!」

紬(知ってたけど黙っておこう……)

澪「そ、それでさ告白したいんだよ私!唯に!」

紬「本当!?」

澪「ムギ!応援してくれるか!?」

紬「もちろん!」

澪「ムギ~!お前だけが頼りだ!」ガシッ

紬「きっと大丈夫だよ」

澪「ほ、本当に?」

紬「唯ちゃんも澪ちゃんが好きだと思うし」

澪「本当にそう思うか?」

紬「うん!二人は両思いの筈」

澪「ひ、ひえぇ……」ドキドキ

紬「だから後は勇気出して告白するだけだよ」

澪「で、でも告白なんて恥ずかしくてそう簡単に出来ないよ」

紬「そうねぇ……」

澪「どうしよう?どうしたらいいかな?」

紬「だから後は勇気出して告白するだけだよ」

澪「で、でも告白なんて恥ずかしくてそう簡単に出来ないよ」

紬「そうねぇ……」

澪「何かうまい方法はないかな?」

梓「遅くなりました~」ガチャ

紬「う~ん……やっぱりムードが大事かな?お互い、いい雰囲気になれば告白しやすいかも」

澪「ムードか……ムードね」

紬「私いい薬持ってるんだけど使ってみる?」

澪「薬?何だそんな怪しげな……」

紬「全然怪しくないよ。ちょっとした媚薬」

澪「媚薬?い、一応聞いていいか?」

紬「一時的にだけど気分が高揚して自分に素直になれるの」

澪「自分に素直って……」

紬「簡単に言うとエッチになっちゃうんだよ♪」

澪「なん……だと?」

紬「欲しい?」

澪「ください!私に二人だけのDream Timeください!」

梓「何をたくらんでるんですか先輩方……」

澪「うわっひゃあぁっ!?」ビクッ

紬「あ、あら梓ちゃんいたの?」

梓「薬がどうとか言う辺りからいました」

澪「こ、声くらいかけろよもう!」

梓「かけたもん……」

澪「ゆ、唯には黙っててくれ!なっ?」

梓「澪先輩がそう言うなら……でも薬とか絶対ダメですよ」

澪「あっああ……うん」

紬「でも全然危ない薬じゃないのよ?本当よ」

梓「本当ですか~?」

紬「本当だよ。眉毛賭けてもいい」

梓「分かりました。そこまで言うならまず私が試してみます」

紬「あら?」

梓「だからムギ先輩、それは私に譲ってください」

澪「何でだよっ!?」

梓「うるさいです抜け駆けしようとして」

澪「なっ……まさかお前……」


律「うぃ~っす」ガチャ

唯「とうちゃ~く!」

澪「あっ唯ぃ!(今日もかわいい!)」

唯「えへへ~!あずにゃ~ん!」ガバッ

梓「きゃっ、唯先輩いきなりやめてください」ポッ

澪「……」

紬「うふふふ……」ポワポワ

澪(うぅ梓とばっかり……唯~……)

律「しっかし本当に仲いいなお前ら」

唯「だってあずにゃんに抱きつかないと死んじゃう病なんだもん」

梓「じゃ、じゃあ仕方ないですね」

唯「ありがと~あずにゃ~ん」スリスリ

梓(唯先輩ったら……)

澪「澪に抱きつかないと死んじゃう病はいつ発症するんだ?」

律「そんなピンポイントな病があるのか」

紬「私もりっちゃんに対してちょっとその兆候が……」

唯「えへへへ……」サワッ

梓「ひゃっ!?唯先輩どこ触って……」

唯「へへ~、あずにゃんの太ももってスマートでいいな」ナデナデ

梓「そ、そんなとこ触っちゃイヤです……」カァー

唯「とってもスベスベしてるし~」スリスリ

梓「ダメ!これ以上は!」バッ

唯「良いではないか~もっと触らせてよ~」

梓「さ、流石にセクハラです!」

唯「あうぅ~……ごめんあずにゃん……」シュン

梓「あっ唯先輩!私そんなに怒ってませんから……」

澪(くうう~、私だったら幾らでも触らせてやるのに)


さわ子「クタバレニンゲンドモ」ガチャ

律「おいおいさわちゃん来て早々穏やかじゃないなぁ~」

澪(怖い……今日はあんまり近寄らない様にしよう)

紬「今お茶入れますね」

さわ子「りっちゃん……上っ面の人間関係を続けてると、
    ある日突然疲れが押し寄せてくるものなのよ」

律「ふ~ん大人は大変なんですね~」

さわ子「そうよ。だからここは憩いの場なの。ちょっと位いいでしょ?」

律「まあ私で良かったら捌け口になってやるぜ」

さわ子「気持ち悪いわね優しすぎる。何かあったの?」

律「へへ~、私はいつも優しいさ。なあ唯?」

唯「りっちゃんに後光が差しています」

律「眩しいのは後光じゃなくてデコだ……ってやかましい!」

さわ子「ほうどれどれ~?」ペタッ

律「ちょっ、さわちゃん……!」カァー

唯「あははっ!さわちゃんおでこ触ってどうするの~」

さわ子「それもそうねぇ~ふふっ」スッ

律「あっモ、モウチョットダケ……」

さわ子「なーに甘えてんの。まだまだ子供ねえ」

律「い、いいじゃん別に……」

紬(りっちゃん……やっぱり先生の事……)

澪「おい律ぅ~、あんまり先生にじゃれてないで練習……」

律「わ、わぁってるよ」

紬(あっりっちゃんの脚があんな無防備に)ドキドキ

律「ん?どしたムギ~?」

紬(しまった思わず見とれちゃった)

律「ムギ?」

紬「な、何でもないよ。お茶おかわりいる?」

律「悪いな。レモンティーくれる?」

紬「うん(き、気付かれてないよね?)」

律「あのさムギ」

紬「はっはい!?」

律「おいしかったよ」

紬「あ、ありがとうりっちゃん」ホッ

律(ムギは勘がいいから分かっちゃったか?)

唯「ねえ澪ちゃん澪ちゃんっ!」

澪「ん?どうした唯?」

唯「私と一緒にボーカルの練習しない?」

澪「えっ?」

梓「……」ピクッ

唯「だって私と一緒なら恥ずかしくないでしょ澪ちゃん」

澪「うん、唯と一緒なら恥ずかしくない!」

梓(わざとらしいです澪先輩……)ギリギリ

唯「えへへ~、やったやったぁ~!」

澪「そ、そうか……ははは」ポー

唯「だって私澪ちゃんの声、大好きなんだもん!」

澪「唯いぃ……」ジーン

梓「唯先輩!ボーカルよりギターの練習しましょうよ!」

紬「まあまあ梓ちゃん」ガシッ

梓「ムギ先輩!?はっ離すですー!」

澪(ナイスフォロームギ!)

紬「梓ちゃんの抱き心地最高ね」

梓「ぐうぅ~」ジタバタ

紬「唯ちゃんが病気になる理由も分かるな」

梓「やっやだー!唯先輩以外の人になんて!」

紬「そんな冷たい事言わないの」スリスリ

梓「う、うぐぐ……(ムギ先輩も気持ちいいかも)」

紬「梓ちゃんかわいい」グッ

梓「ひゃっ!?(ムギ先輩の白雪の様な太ももが股の間に)」

紬「大丈夫、これ以上は何もしないから」ボソッ

梓(い、今で十分刺激的何ですけど!)カァー


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最終更新:2010年01月06日 03:20