唯「ね~、また帰りにアイス屋さんいこ~」

澪「ああいいぞ」

唯「わ~い澪ちゃんと一緒だ~」

梓「唯先輩!私も!」

紬「じゃあ私も~」

唯「よしみんな一緒に行こう!」

律「私お金ないからパス」

唯「ぶ~……りっちゃん付き合い悪し」

律「しょうがないだろ。ないものはないんだ」

澪「貸してやろうか律?」

律「い、いいよ……ってか気分じゃないし」

澪「ふぅん珍しいな」

律「それにちょっとさわちゃんに用事あるし」

澪「用事?何の?」

紬「部費の事で相談とか言ってたよね?りっちゃん」

律「あ、あ~そんな感じだ」

澪「大丈夫か?私も付いてってやろうか?」

律「あんまバカにすんなよ澪。まかせろって」

澪「でも……」

律「もう!とっとと行けよほら。私が鍵閉めとくから」

唯「もういこ~、澪ちゃん」

澪「あ、ああ……」

梓「じゃあ律先輩、後よろしくお願いします」

紬「お先に……頑張ってねりっちゃん」ボソッ

律「あ、うん気をつけて帰れよ~!(ムギ!頑張るぜ!)」

紬(ふぅ……どうして素直になれないんだろ……)


職員室

律(あっ良かったまだ先生いた)

さわ子「……」カリカリ

律(やっぱ綺麗だよな……今彼氏とかいんのかな?)ジー

さわ子「……あれ?りっちゃんまだ帰ってなかったの?」

律「あっああ、ハイ!」ドキッ

さわ子「どうしたの?何かあった?」

律「いや別に……」

さわ子「じゃあ早く帰んなさい。もう暗いわよ」

律「さわちゃんは~?」

さわ子「言われなくてもこれやっつけたらすぐ帰るわよ」

律「ま、待ってていい?」

さわ子「あん?」

律「ほら~最近物騒だしさ、私が先生守ってやるよ」

さわ子「むしろりっちゃんが襲われたりして私に。むふっ」

律「ちょ、ちょっとそんな」

さわ子「何焦ってんのよ。冗談に決まってるじゃない」

律「あっ焦ってね~よ!」

さわ子「はは~んさてはあれか」

律「違うって!」

さわ子「私に何か奢らせようって魂胆ね?」

律「そ……そうそれそれ!」

さわ子「厚かましいわホント」

律「いいじゃんかよ~、かわいい生徒だろ?」

さわ子「まあラーメン位ならね。一人で食べるのも寂しいし」

律「へへ~、ゴチになりやす!」

さわ子「他の子には内緒だからね」

律「うんうん。早く仕事終わらせちゃいなよ~」

さわ子「はいはい。退屈でしょうけど静かにしててね」

律「おっ?騒げってフリかな?」

さわ子「ぶっ殺されたいなら構わないわよ」

律「静かにしてます」


……

律「先生ってスタイルいいよな」

さわ子「あら?りっちゃんもそういう気遣い出来るんだ」

律「いやホントにさぁ~、脚とか長くて羨ましい」

さわ子「くふふ……かわいいやつめ」

律「正直その足で顔踏まれたい」

さわ子「前言撤回」


ラーメン屋

律「わ~い来たぞチャーシューメン♪」

さわ子「えいえい」パッパッパッ

律「あっああー!何すんだそんなにコショウを!?」

さわ子「気合よ気合」

律「くうぅ~……コショウ苦手なのにぃ~」

さわ子「くふふっりっちゃん子供舌~」

律「ひどい……みんなに言いふらしてやる」

さわ子「しょうがないわね。レンゲですくってあげるわ」

律「元はと言えばさわちゃんのせいだから」

さわ子「苦手だって知らなかったのよ」

律「ていうか勝手にかけるか普通?」

さわ子「ん~おいし」

律「……良くむせないなぁ」

さわ子「ほほほ、ご期待に添えなくてごめんなさいね」

律「舌ぶっ壊れてるんだな」

さわ子「まあね~……って何してるの?」

律「レンゲでこうやってミニラーメン作るの好きなんだ」

さわ子「へぇ~懐かしい。私もやったやった」パッパッパッ

律「……何してんの?」

さわ子「何って一味かけてるんだけど」

律「いや味噌ラーメンが血の池地獄みたいになってるんですが……」

さわ子「この赤が食欲をそそるのよ」

律「ふぅ~ん……で、先生って今彼氏いるの?」

さわ子「……ッ!?ケホッケホッ!……ケホン!」

律「ほらやっぱりむせた」

さわ子「りっちゃんが急に変な事言うからでしょおぉっ!!」

律「ご、ごめんまさか泣くとは」

さわ子「むせたら泣くわよ誰だって!」

律「で、どうなの?」

さわ子「いないわよどうせ。悪かったわね」

律「マジで?さわちゃん綺麗なのに」

さわ子「何ニヤニヤしてんのよ」

律「そ、そうかな?」

さわ子「……まさかあんた私が好きなの?」

律「えっ……ああ、えっと……」カァー

さわ子「いいわよ慣れてるから。どういう訳か昔っから同性にだけは好かれるのよ」

律「は、ははっファンクラブまであるもんね~」

さわ子「まああれは、おしとやかキャラ演じた結果だけど」

律「いや先生はさ」

さわ子「もういいからラーメン食べなさい。伸びちゃうわよ」

律「は~い……」

さわ子(嫌いじゃないけど付き纏われたら面倒ね……)


……

律「ご馳走様~」

さわ子「一週間位はその感謝の気持ちを忘れない様に」

律「ねぇさわちゃんフリーならさ、私と付き合わない?なんつって」

さわ子「嫌よ」

律「え~、何でだよ~」

さわ子「女の子同士とか今更ないわよ」

律「さわちゃんみたいにだらしない女なんて男は相手しないよ」

さわ子「りっちゃんに言われたくないんだけどホントに」

律「じゃあさわちゃんちょっと私の靴見てみて?」

さわ子「何よもう……」

律「……」チュッ

さわ子「ちょっ、りっちゃん!?」バッ

律「へへ~、ファーストキスあげちゃった~」

さわ子「何言ってんの。女の子同士なんてノーカウントよ」

律「初めてだったのにひどい……」

さわ子「だからノーカンだって。お母さんとした様なものでしょ」

律「違うよ好きな人とだから嬉しい!」

さわ子「はぁ……りっちゃんあのね」

律「じゃあまた明日ねさわちゃん!ばいば~い!」タタッ

さわ子「もう!……全く騒がしい子ね。ふふっ」


平沢家

唯「うい~たっだいまぁ~!うーいー!」ガチャ

憂「お姉ちゃ~ん!お姉ちゃんお帰りいぃっ!」ヒッシ

唯「えへへ……ういやつ。憂だけに」

憂「お姉ちゃんも天使……唯だけに」

唯憂「「えへへへっ!」」

唯「ふぃ~脚パンパンだよぉ~」ヌギヌギ

憂(お姉ちゃんの生脚……お姉ちゃんの生脚……)ハァハァ

唯「はぁ、くつろぐぅ~」

憂(お姉ちゃんの生脚が拝めるのは平沢家だけ!)キリッ

唯「うーいー」

憂「はいっ!お姉ちゃんマッサージだねっ!」

憂(お姉ちゃんのふくらはぎ……パンパンだ……)プニプニ

唯「あっいいよぉ~いいよぉ~うい~」

憂(お姉ちゃんのお姉ちゃんのお姉ちゃんの)プニプニプニ

唯「ふあぁ……」ウトウト

憂(ふくらはぎふくらはぎふくらはぎ)ペロペロペロ

唯「Zzz……」


……

憂「お姉ちゃんご飯出来てるよ」

唯「ふぁっ……ご、ごめんまた寝ちゃってた。えへへ」

憂「いいの。眠くなるくらい気持ちよかったんなら私も嬉しいもん」

唯「ずっと膝枕しててくれたの?」

憂「うんお姉ちゃんの寝顔飽きないから」

唯「うい~大好き!」ガバッ

憂「おっお姉ちゃん……」ポッ

唯「うーいー」

憂「お姉ちゃんお風呂だね。一緒に入ろ」


……

唯「うい~」

憂「アイスだね。今持ってくる」


……

唯「うい~ん」

憂「歯磨きだね。今磨くよ」

唯「う~い~……」ガチャ

憂「お姉ちゃん?一緒に寝たいの?いいよ」

唯「わ~い!突撃~!」

憂「きゃっ……お姉ちゃんったら」

唯「うい~うい~」スリスリ

憂(お姉ちゃんかわいいすぎるよぉ)ハァハァ

唯「憂……」スルスル

憂(えっ?お姉ちゃんが私のパジャマの下脱がしてる……)

唯「憂の……憂の太もも……」ペタペタ

憂「お、お姉ちゃん待っ」

唯「ういぃ~っ!」ペロペロペロ

憂「ひゃああぁんっ!?」ビクッ

唯「ういっ……ういいぃっ!」チュッチュッ

憂「やっ……ダメそんっ……な突然……あうっ……」

唯「最高だよぉ~!憂の太もも最高だよぉ~!」チュバチュバ

憂「はっ……そんなにうんっ……おねっ」

唯「うい~……ムニャムニャ……」

憂「……お姉ちゃん?」

唯「Zzz……」

憂(寝ちゃってる……ホッとしたけどちょっと残念な様な)


翌日

唯「う、憂……」

憂「どうしたのお姉ちゃん?」

唯「き、昨日はごめんね」

憂「ん?何が?」

唯「私憂にエッチな事しちゃったっていうか……」

憂「やだな~、そんな事全然気にしてないよ」

唯「ホント?良かった……もうあんな事しないから」

憂「お、お姉ちゃんがしたければ私は別に」

唯「憂……」

憂「私お姉ちゃんが一番好き。お姉ちゃんもそうでしょ?」

唯「う、うん……」

憂「えへへっ!嬉しいなぁ~」

唯(どうしよう憂の事は好きだけど……)


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最終更新:2010年01月06日 03:22