1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:48:07.00 ID:410VHizqP
唯「ようせい!」
平沢唯は妖精の見える女の子だ。「あなたにはこの子が見えますか?」答えはいつもノー
だった。しかし、軽音部に新しく入部してきた
中野梓はこう返したのだ。「ええ、見えて
ますよ。小悪魔が」しかもそいつは唯の命を狙っているのだとかなんとか。聞く耳を持た
ない唯と、反発する梓。なんのこっちゃ分からない他三名。見かねたさわ子が“幽霊を見
る方法”なんて伝授しちゃったりして!? 果たして唯は、妖精と可愛い後輩のどちらを
選ぶのか。
3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:48:51.67 ID:410VHizqP
律「さとうきびっていい音出るよな」
律のドラムスティックがさとうきびになった。バキバキ折りながら甘い汁を振りまいて叩
く! 叩く! 叩く! 理由を聞いても全く答えず、力づくでも止まってくれない。「あ
の日の約束は何だったんだ!」秘密を知っているのは澪くらいだろうけれど本人も思い出
せないって言うし……。ついにそのまま学園祭ライブを迎えてしまうことなった軽音部。
突如としてステージに投げ込まれたネギ二本に大根にかぼちゃ――ひょっとして、これを
使えってこと!?
4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:49:35.11 ID:410VHizqP
澪「髪を伸ばしてるのは、いつかメデューサとして認められるためなんだ」
つっけんどんに澪がメデューサの末裔であることを暴露した。いやいやまさか。誰もが冗
談だと思っていた矢先に生徒会長の曽我部さんが石となって発見される。次々と石に変わ
っていく生徒たち。魔の手はいよいよ軽音部にまで忍び寄ろうとしていた……が、石にさ
れた生徒の共通点が
秋山澪のファンクラブに加入していたということだと分かった。「見
つけたよ。メデューサの魂を開放する方法」唯が駆け足で部室に戻ると、既にメデューサ
として覚醒しかかっている澪が皆を襲っていて……。
5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:50:21.68 ID:410VHizqP
紬「今日のおやつはシュールストレミングよ~♪」
くさっ! つーかくさっ! 紬が持ってきた缶詰を開けるとGも逃げ出す悪臭が部屋中に
広まった。その強力さは留まることを知らず、やがて教室へ職員室へと学校中へ拡散して
いく。「緊急避難警報が出されました。生徒は速やかに校舎を捨て脱出して下さい」どう
にか脱出した軽音部員たち……あれ、紬がいない!? 取り残された紬を救うため、じゃ
んけんで負けた律は鼻栓を武器に再び校舎に乗り込む。音楽準備室の扉を開いた時、そこ
には美味しそうに缶詰の中身を頬張っている紬の姿が。「あらりっちゃん。一口どうぞ」
果たして友情は悪臭に勝利することができるのか。つーかくさっ!
6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:51:03.88 ID:410VHizqP
梓「カサカサカサカサカサカサカサカサカサ」
「また私の傘だけ盗まれました」雨の日は決まって傘が紛失する。どんなに目をつけてい
ても、気づいたら無くなっている。張り切って始まった犯人探しも既に三ヶ月目、梓はす
っかり諦めようとしていた。そんな時、失くしたばかりの傘を持っている人が――え、紬
先輩がどうして!? 問い詰めたところ、何やら泣くほどの事情があるみたいなんだけど
……。紬の実家へ招待され目にした傘たちは、どこか微妙に変化していた。
7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:51:48.21 ID:410VHizqP
憂「おねえちゃんといっしょ」
ひらさわおねえさんは3ちゃんねるのアイドルです。朝8時から、良い子のために毎朝放
送しています。『おねえちゃんは素晴らしいものです!』スローガン片手に、テレビの前
の幼児たちにお姉ちゃんの素晴らしさを説く憂。そんなある日、とうとう本物のおねえち
ゃんを出演させようという話になって――世に空前のおねえちゃんブームが巻き起こって
しまう。『おねえちゃんは最高です。天使です。極上です』ついに世界デビュー間近とな
った時、おねえちゃんこと平沢唯が行方不明になって……。
8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:52:31.35 ID:410VHizqP
和「そうなんだ。じゃあ私生徒会辞めるから」
その瞬間、私立桜が丘高校が崩壊した。窓ガラスはすべからく割られ、授業の度に教師と
生徒はタイマンを張る始末。清純な生徒たちはすっかり荒れ狂ってしまった。「やっぱり
和ちゃんが生徒会長じゃないと駄目だよ!」友である唯の頼みさえ聞こうとしない和。か
ろうじて平和を保っていた放課後のティータイムが崩された時、本当の悲劇が幕を開ける。
バラバラになる軽音部――そんな中、あの唯が生徒会長に立候補するというのだ。果たし
て和は、唯は壊れてしまった学園をもとに戻せるのか。
9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:53:14.70 ID:410VHizqP
純「今日も軽音部を監視する仕事がはじまるよ」
言うなればストーカーだった。入部し損ねた軽音部を純は監視しているのだ。「羨ましい
なぁ。ジャズ研辞めてしまいたい……」それでも良い子な純はストーキング行為でもって
せめてもの鬱憤を晴らしているのだ。ある日、いつもの様に監視しようとすると『あの二
人』が部室で逢引しているではないか! これは一大事と翌日の放課後、早々に部室内に
侵入しロッカーに忍び込む純。後から部屋にやってきたあの二人……そして激しい息使い。
純の選択やいかに。
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:54:36.01 ID:410VHizqP
さわ子「実は20歳くらいサバ読んでました」
山中さわ子先生の人気は高い。教師からも生徒からも、その美貌とお淑やかな性格で一目
置かれている。そんな中、軽音部は昔のアルバムから驚くべき秘密を知る。「ねぇ、この
日付って30年以上も前だよね?」実はさわ子先生は20歳もサバを読んでいたのだった。
……それであの容姿!? 秘密を探る軽音部が掴んだヒントは、さわ子先生が毎朝飲んで
いる若返りの紅茶であって……。
11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:55:21.91 ID:410VHizqP
聡「澪姉の中、凄い気持ち良いよ……」
安心して欲しい。これはオナニーだ。田井中聡は妄想オナニーを覚えたばかりで夢中にな
っているのだ。今日も今日とてオナニーに勤しむ。「ああっ、澪姉凄いよ! 凄い締まっ
てくるよ!」そんな時扉が空いて、澪が現れた。「えっ。聡君……!?」聡一生の恥。ま
さか意中の人物に見られてしまうとは。しかし澪は以外なことを言うのだった。「もしか
して、こういうのに興味あったり?」ウンウンと元気よく頷く聡の耳元で更に澪は続けた。
「じゃあ、とりあえず腹筋しよっか」平凡な男子中学生の自慰心を弄ぶ五人の女子高生た
ちの目的とは一体。
12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:56:29.89 ID:410VHizqP
唯「しねかす!」
唯ちゃんは日本一可愛い不良です。万引き品は1秒で返し、睨みつけるもすぐに目を反ら
します。「私ふりょーなんだからね! とーっても悪い子なんだからね!」悪事を働こう
ものなら、巡り巡って善意に早変わり。もっと悪いことしたいのに――そんな中、桜高の
影の支配者である伝説の不良女子が復活したという噂が持ち上がって……。唯の前に現れ
た伝説の人物は、実は彼女がよく知るあの人だった。
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:57:26.99 ID:410VHizqP
唯「ふりくり!」
お尻フリフリ。お目目クリクリ。唯ちゃんは皆の人気者。ある日、川原でバットの素振り
をしていると空から卒然女の子が! 「私はあなたの妹です」突如として居着いた妹モド
ギは何やら凄い『敵』と戦っている様子で。その手伝いをすることになったんだけど……
ひょっとして足手まといになってる? たまたま飛んできたギターが脳天に炸裂すると、
唯の頭からゼンマイオモチャが飛び出してきた!
カオスでハッピー!
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:58:53.73 ID:410VHizqP
唯「修学旅行先はM78星雲なんだって」
ウルトラの父がいる。ウルトラの母がいる。そしてウルトラの星に軽音部がやってきた!
何の手違いか4人だけ修学旅行の行く先を間違えてしまった彼女たち――そこはウルトラ
の人たちが生活する奇妙な星があった。「今すぐ地球まで送りましょうか?」「いいえ折
角ですから観光していきます。予定では二泊三日なので」帰したがる住人に帰ろうとしな
い軽音部。次第に両者の距離が……そして涙の別れの時。銀河を越えたハートフルホーム
ステイ。
15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 08:59:38.22 ID:410VHizqP
唯「HTTにようこそ!」
秋山澪は大学中退無職のひきこもりニート。自堕落に過ごす日々に突如として現れたのは
アイドルになった昔の友達――平沢唯だった。「あなたは私のプロジェクトに大抜擢され
ました」気づけば隣室にはオタクと化した梓がいて、再会した律は何やらヤバそうな組織
に入っていて……。お先真っ暗な澪は果たして輝く未来を掴むことができるのか。
16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:00:24.19 ID:410VHizqP
唯「汝は人狼なりや?」
「これは狼――仲間外れを見つけるだけの簡単なゲームよ」放課後の部室で、紬はゲーム
をやろうと言い出した。軽い気持ちでやってみることになったのだが――進めていくうち
に皆の関係がギスギスとし始めた。チャイムが鳴り帰宅しようとする軽音部員だったが…
…何故か学校中が締め切られていて、軽音部と関係の深い生徒だけが残されていた。「こ
れからが本番よ。狼を追い出せないと私たちは帰れない」ゲームをやるしかない――進め
ていくうちに皆の隠し事が次々と暴かれていって……。
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:01:08.02 ID:410VHizqP
唯「とりあえず魔法少女になってみました!」
桜が丘高校は表向き普通の女子高だが……実は魔法少女の育成学校だったのだ! 入学す
るまでその事実を知らなかった唯。「えー!? 私魔法なんて使えないよー」しかし入学
と同時に測定された魔力は10万ギガマナ――日本一の魔力を持っていたのだ! しかし、
上手く力を使いこなせずに度々校舎を破壊する唯。「もう魔法なんていらない!」「だっ
たら私に欲しいな」クラスメイトの秋山澪の話の乗っかっていくうちに、世界を巻き込む
魔法戦争が近々始まることを知って……。
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:02:43.86 ID:410VHizqP
唯「すごいよつむぎちゃん!」
シュールでポップなお嬢様つむぎちゃん。彼女は社長令嬢にして世界中の格闘技を極めた
スーパーお嬢様なのだ。それでも彼女は自らが信じる『セクシーコマンドー』を極めるべ
く日々の部活に明け暮れる。友達が欲しいひとりぼっちな澪、男らしさを追求する律、栄
養補給は全てお菓子の唯――個性的な面々に囲まれて、紬は『セクシーコマンドー』と共
に部で成長していく。愛に気づいて下さい、私が抱きしめて鯖折りしてあげる。
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:03:28.74 ID:410VHizqP
唯「魔法陣ふわふわ!」
あなたはとりあえず勇者ですので旅立って下さい――追い出されるように旅を始めた唯。
魔法陣ふわふわの使い手として育てられた澪をパートナーに、剣と魔法とギャグの世界を
独自のセンスで切り抜けていく。どこかズレた敵たちをやり過ごして『恋するハート』を
完成させないといけないんだけど……おや、あれはカサカサむすめ? そして大魔王ムギ
の真の目的とは一体。
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:05:01.31 ID:410VHizqP
唯「ほしのこえ」
「三年後のあずにゃんへ。元気にしていますか? 私はちょっぴり寂しいです」謎の異星
人タルシアンの追跡調査員に選ばれた唯。地球に残された軽音部員、そして梓。二人の通
信手段はたった一つの携帯電話だった。次第に離れていく距離と通信時間。それでも心の
距離だけは……唯はいつだって信じていた。今日も宇宙の果てから数年後の梓へとメール
を送信――次の瞬間、敵の襲撃が。大人になった梓は時を越えてそのメッセージを受け取
り、そして何を思うのか。
21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:07:05.91 ID:410VHizqP
唯「うすのろゆいちゃんと一期一会」
唯ちゃんはちょっとだけ頭の弱い女の子。小さい頃からそのことでイジメられたけれど、
決して挫ずにすくすく真っ直ぐと育っていった。笑顔でいれば、一生懸命やっていれば絶
対にいい方向に行くはず――親友の和は純粋な唯にいつも言い聞かせていた。やがて音楽
を始めた唯はその才能に目覚めて……。『人生はチョコレートの箱。開けてみるまでわか
らない』日本中のムーブメントに少しづつ首を突っ込みながら、今日も唯ちゃんは笑顔で
生きている。
22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:07:50.89 ID:410VHizqP
澪「私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様」
2ちゃんねる女神板。そこは雌豚共がしのぎを削って恥部を露出させるネットの闇である。
ここでは私が主役で女神様、うへへ――秋山澪は羞恥あふれるその魅力に取りつかれてし
まっていた。しかし、栄光の日々は脆くも崩れ去ることとなる――誰かが彼女が秋山澪で
あるという情報を流したのだが……そこには『放課後ティータイム』しか知り得ないこと
も書かれていて。一体、犯人は誰なのか。
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:09:22.31 ID:410VHizqP
唯「いきおい!」
新学期の軽音部のスローガンが決まりました――ズバリ『勢い』です。兎にも角にも勢い
が第一。登下校は全力ダッシュで、喋ろうものなら腹の底から。そんな中、澪だけが三人
に合わせられないでいた。「よくそんな恥ずかしいことができるな……」呆れる澪だけれ
ど、本当は自分も混ざりたくて仕方がなかったのだ。いつものように一人カラオケに行っ
た澪なのだが……何の手違いか自分が歌声が外のスピーカーから流れるようになっていて
……。果たして澪は恥ずかしがり屋さんを克服することができるのか。
25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:11:27.54 ID:410VHizqP
梓「ツインテールがこんがらがったので解いてほしいのですが……」
テールの毛先で性感帯を刺激するのに夢中になってしまい、いつの間にやらこんがらがっ
た梓の髪の毛。皆で必死に解こうとするのだが、頑張れば頑張るほど絡まるばかり。髪は
乙女の命だけれど――諦めて切ってしまおうとするも本人は必死に抵抗。「こうなったら
最後の手段だよ!」唯が取り出したのは何故かギー太と編み棒だった。
26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:12:40.05 ID:410VHizqP
律「もっと成長したい!」
りっちゃんは女を磨くために色々な努力を始めた。毎朝の牛乳を飲み、美顔マッサージに
教養の本なんて読み出したり――けれど何をやっても周りは成長したと認めてくれない。
そんな中、澪が勧めた『ある教材』を毎週取ってみることに。効果はあるけどほどほどに
――そんな澪の忠告を無視し瞬く間に綺麗になっていくりっちゃん。「こんなのりっちゃ
んじゃない!」唯と仲違いしたその夜にもう止めにしようと決意する律だったが……副作
用はすぐそこまで迫ってきていいた。
27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:14:11.75 ID:410VHizqP
憂「お、お姉ちゃん駄目っ……だって、私たち、姉妹だから……やぁっ」
憂が爆発した。計り切れない放射能とオゾンを突き破る噴煙を上げながら
平沢憂は爆発し
たのだ。荒れ果てた大地に一人生き残った唯は『憂の欠片』を集めて思い出の桜高の校舎
に戻ったのだけれど、何故かそこだけは壊れる前の昔のままで……。「何やってるんです
か唯先輩。早くしないと紅茶が冷めますよ」浮かび上がるのはひょっとして幽霊? それ
とも幻? そして始めた分かった世界の構造と憂の本当の願いとは。
最終更新:2010年05月13日 02:12