28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:15:23.46 ID:410VHizqP
唯「放火後ティータイム!」
放課後ティータイム。またの名を、放火後ティータイム。適当な家を放火し、無事に全焼
させることができたならティータイム――一風変わった遊びともつかない犯行を繰り返し
ているのは何と女子高生たちだった。「今日のターゲットはここにしようぜ!」律が適当
に指差した地図の家は、なんと平沢家で……。警察消防入り乱れ、ついに彼女たちが捕ま
ってしまう時が訪れるのか。
29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:17:17.09 ID:410VHizqP
紬「特技は耳かきかしら」
豊満で純白の太ももに頭を乗せる。いじらしい鈎先で掘られる耳穴は瞬く間にスッキリし
ていく。唯曰く「あぁん、そこそこもっとぉ」甘い時間もすぐにお終い、のはずだったん
だけど何故かいつまでも掘られ続けていて……。眠っていた唯が起きるとようやく耳かき
が終了した。どれだけ取れたのか見てみると――えっ、両手で掴めないくらい出てきた!
? もしかしてこれの中身って……。
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:19:24.76 ID:410VHizqP
唯「ばくだん!」
『どうか私の恋の爆弾が炸裂する前に解体して下さい!』変わらない日常を送っていた軽
音部に一つの手紙が届いた。ただのイタズラ? それとも本当に? 皆がすっかり忘れて
しまった頃、桜高に本物の爆弾を仕掛けたという何者からかの脅迫が! 犯人は誰なのか
……そして本物と恋の爆弾がある場所とは一体。
31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:20:12.32 ID:410VHizqP
律「JK」
「~だろJK」律は早速覚えた新しい言葉を乱用していた。何を言うにも最後には必ずJ
Kの文字が。ある日ジャックナイフと名乗る変質者が桜高の周辺に出始めて……。ジャッ
クナイフって、頭文字とったらJKじゃない? その事実に気づいた時、すぱすぱと解決
の糸が切られていって……。
32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:21:56.05 ID:410VHizqP
唯「ふうすい!」
桜が丘高校に空前の風水ブーム! 成績が上がった、彼氏ができた、
その他もろもろ――
そんな信じがたい噂と風水がどれだけ凄いかという話題で持ち切りだった。かくして音楽
準備室にも風水が導入されたのだが……早速梓に恋人ができそうだというのだ! 「あず
にゃんは私のモノ! 彼氏なんて許せない!」唯はこっそりと気づかれないように部屋模
様を変えていくのだが、それは『やってはいけない』という悪い風水を習いすぎていて…
…。
33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:22:42.97 ID:410VHizqP
澪「曜日でカチューシャの色を変えるのは宇宙人対策か?」
「なぜ知ってる」返ってきた律の答えは意外過ぎた。続け様に「知らないのか? 地球は
今狙われているんだ。奴らの毒電波から脳を守らねばならない」なんて自身が電波である
ことに全く気づいていない律。呆れ果てる澪だったが、深夜の学校に侵入していく律を見
つけてついていくと、何やら校庭に不思議な模様を書き出して……。「逆ですよ。地底人
です」梓の頭までおかしくなっちゃった? それでも唯は相も変わらずお菓子を食べ続け
ていた。
34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:24:12.01 ID:410VHizqP
律「ここる」
謎の言葉『ここる』真の意味は誰も知らない。人づてに次元の扉を開くキーワードとされ
ていたり、はたまた政府高官の合言葉とも言われていた。要するに、誰もその本当の意味
を分かっちゃいない。けれど人づてに、点々と変わる内容は時には本質に近づいていくこ
ともあって……。実は、最後の暗号を説く鍵は軽音部の倉庫に眠っていた。
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:25:30.54 ID:410VHizqP
律「座布団一枚!」
パンパカスチャチャカ、パッパー! パフ。と三年次の文化祭でライブの他に笑点をやる
ことになった軽音部。ボケる唯、突っ込む澪、フォローする梓に微笑むムギ、その他もろ
もろの軽音部ゆかりの生徒たちで繰り広げる笑いあり涙ありの上手いこと言い続ける三十
分! 司会はワタクシ、三遊亭デコ楽こと
田井中律で御座います。
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:27:08.16 ID:410VHizqP
梓「知らないんですか。生茶パンダですよ」
梓が持ってきたのは可愛らしい挿手型のぬいぐるみだった。『私パンダ君ですどうぞ宜し
く』早速おもちゃにされるパンダ君。はめたまま演奏されたり、プチセクハラの道具に使
われたりと、ともかく大人気! 今日の部活もやっぱり演奏になんてならないで、遊んで
ばかりだった。
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:28:27.10 ID:410VHizqP
澪「ピック……ピック買ってくれませんか?」
ピック売りの少女こと
秋山澪は生活に苦しんでいた。部活帰りに駅前でピックを売って、
生活費の足しにする日々を送っていた。「え、澪ちゃん今日もなんだ……わ、私は応援し
てるけど、頑張ってね」彼女には友達がいるけれど、そこまで親身になってくれる存在で
はなかった。凍える冬の日に暖まる方法はないかと考えた澪は、ベースを取り出すとピッ
クを片手に――一人きりの演奏を始めたのだ。
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:29:34.85 ID:410VHizqP
紬「さおだけを買ってくれないかしら」
琴吹紬がさおだけを売っていた。クラスの知り合いや、部内の友達の家へ軽トラで押しか
けての強引な訪問販売――するとほとんどの家庭が数分の交渉の後に購入を決意する。つ
いに平沢家へやってきた琴吹さおだけ。何故彼女の推すさおだけは売れるのか――その理
由は低価格とアフターケアにあった。「これで本当に商売が成り立ってるのかな?」疑問
に思う憂と買うことを決める唯。さおだけ屋はなぜ潰れないのか。その謎は意外なところ
にあった。
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:31:01.22 ID:410VHizqP
唯「かきぴー!」
ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ
ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ
ボリボリボリボリボリ「お姉ちゃんうるさい」「ごめん」ボリボリ。柿ピーを食べ続けな
いと死んでしまうかのような体になってしまった唯。授業中でも演奏中でも寝る時でも―
―とにかく柿ピーを食べ続ける。やはり体調を崩してしまった唯は、果して柿ピー病なる
未知の病を克服することができるのか。
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:32:22.32 ID:410VHizqP
憂「アンドロイドお姉ちゃん!」
唯がトラックに轢かれて死亡して一年、ついに
平沢憂はお姉ちゃんそっくりのアンドロイ
ドを作すことに成功した。見た目は勿論そっくり、生理行為だって完璧にこなす凄すぎる
発明だ。唯が死んだショックから立ち直ったばかりの軽音部員は、始めこそ敬遠してたも
のの次第にアンドロイド唯を認めていって……。しかし、機械故のアクシデントが更なる
悲劇を呼んでしまった。
42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:33:35.29 ID:410VHizqP
唯「博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を」律「長い」
唯が道端でボタンみたいなものを拾った。ボタンには『人類絶滅スイッチ』と書かれてい
た。冗談で押そうとする唯律に、止めるべきだと反対する澪梓。最後の一人ムギに選択が
与えられ――さわ子が音楽準備室に駆け込んだ時には決断が済んでしまっていた。まさか
こんなもので人類が絶滅するなんて……。皮肉まみれの昼下がりティー地球会議。
43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:35:04.10 ID:410VHizqP
唯「くろかみ!」
桜が丘高校の生活指導が厳しくなり、全生徒の髪が真っ黒になりました。軽音部で摘発さ
れたのは唯律紬、けれど紬は地毛だと証明されたのに黒を強制されてしまった。怒る軽音
部員たちはどうして校則が厳しくなったのか独自の調査を開始して……生徒会が一枚絡ん
でいることまで突き止めた。生徒会――ってことは生徒会長の和が仕組んだことだったの
か?
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:35:46.52 ID:410VHizqP
紬「唯ちゃんの真似~(^q^)」唯「あはは変なのー」
ムギちゃんの性格が腐った。一見変わらぬ午後のティータイムだけれど、端々に皮肉が込
められていた。そして唯だけは気付いていなかった。紬を攻める部員たちと、被害者であ
るのに庇おうとする唯。「こんなの絶対間違ってる!」正義感から紬を尾行することにし
た律は、いつの間にか唯の家へ向っていることに気付いて……なんと平沢家の玄関前でム
ギが土下座で謝っているではないか! 二人の異様な逆転ぶりに律は困惑していた。
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:37:39.97 ID:410VHizqP
紬「ついに楽園が完成したわ……」
紬による桜高軽音部百合ん百合ん大作戦第八十六回にてついに軽音部員全員が百合に目覚
めた。唯はひっきりなしに梓とベタつき、澪は照れながら律のいじりに付き合うのだ。紬
にとって、まさに夢のような空間だった。がしかし「何よこれ。どうなってるの?」生徒
会長としての自治心から和が割り入ってきた。財力で対抗しようとする紬に和が取り出し
た最終兵器とは……一冊のBL同人誌だった。
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:39:04.80 ID:410VHizqP
律「催眠術やってみようぜ!」
律がいきなりそんなことを言い出した。昨夜のテレビ番組で催眠術特集がやっていたから
――なんやかんやで素人ながら催眠術をかけることになったのだが、これが意外や見事に
成功してしまったのである。軽音部全員にちょっと酷い催眠をかけたまま部室を出て行っ
た律は次々とターゲットを見つけると催眠術をかけて去っていく。何十人と被験者が生ま
れたところで律は階段から足を滑らせてしまい……。
48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:40:19.33 ID:410VHizqP
紬「ムギえもん」唯「ゆい太と」梓「軽音誕生」
琴吹家が開発したタイムマシンで軽音楽が生まれた瞬間を見に行くことになった軽音部一
同。辿ってみればなんとその起源は、日本が誕生した時代とほぼ重なるではないか! 現
地の原始日本人と音楽で心を通わることに成功したのだが――ギガオンプなる謎の演奏師
が現れるや彼女たちの邪魔をしてきた。果たしてギガオンプの正体と目的とは一体何なの
だろうか。
49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:41:21.94 ID:410VHizqP
律「三年K組!」唯「ヘビメタ先生!」
ギャンギャン! ギュギュン、ギュインギュイン! ギュギューッンッ――ガッ! 山中
さわ子先生は桜高の音楽講師でありヘビメタクイーンでもある。ファンタCMばりのトン
デモ授業を繰り広げ、リア充している生徒を赤点の血祭りに上げることが趣味な最低人間
だ。今日もフライングV片手に授業が始まる。ギャギャギュウィーッン! 「はい。今の
曲分かった人から帰ってよし」「全然分かりません」果たしてリア充真っ最中の軽音部員
たちは赤点を免れることができるのか。そして、山中先生の新しい恋の行方や如何に。
50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:42:51.79 ID:410VHizqP
律「B級グルメってのが流行ってるらしいぜ!」
巷で人気のB級グルメ。それは、安価で日常的に食される庶民的な飲食物の通称である。
なら音楽だってB級の方が流行るんじゃない? なんて適当な理由でB級ミュージックを
極めることになった軽音部一同――けど、B級音楽って一体何? 辿りついた結論はとい
うと『あんまり真面目に練習しないこと』だった。「そんなんじゃだめですー!」と怒る
梓は軽音部に向上心を取り戻すことができるのか。
51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:44:34.05 ID:410VHizqP
唯「ヴィンテージギターって高く売れるんだよね……」
唯は中古のギターを買ってくると適当に手入れしてまた別の楽器屋に売りさばくという天
才的な名案を思いついた。「これで大金持ちだ!」なんて浮かて周囲に教えてあげるのだ
が……当たり前に却下され反対された。「いいもん一人でやるから!」すると不思議や不
思議、ウン百万円と楽に稼いでしまったのだ! 調子に乗って中古のギターを手入れする
唯の背後で暗躍していたのは、やはりあの人だった。
52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:46:10.41 ID:410VHizqP
唯「茶菓子争奪戦争~Sweet war~」
クッキー一つに全力を捧げることを惜しまない! 昼下がりの軽音部で勃発したのは茶菓
子争奪戦争――通称『Sweet war』だった。少しでも甘いものを、少しでも砂糖のかかった
ものを! 様々なトリックトラップを仕掛け合い、時には相手を気絶させることも惜しま
ない彼女たちの戦い。今日も皿の上にある唯一つのケーキを奪いあって死闘が……と、そ
んな時に和ちゃんが怒鳴り込んできた。「いい加減にしなさい! これ以上やると校舎が
崩壊するわ!」
53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:47:41.63 ID:410VHizqP
唯「そして誰もいなくならない」
三年目の合宿は「みんなでやろう!」という唯の提案により大人数で行われる運びとなっ
た。夏の海と山を楽しんでいた彼女たちだったが……適当にかけたラジカセから流れてき
たのは、彼女たちの過去の罪を暴露したものだった。仲良く取り繕いながらも疑心暗鬼に
はぐれ始めた一つの集団。誰もいなくならないが……もっと大切なものを失ってしまった。
時を越え、数年ぶりに我が別荘へと足を踏み入れた紬は全ての真相を知ることとなる。
54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 09:48:44.00 ID:410VHizqP
澪「ハァ? 未だに地動説なんて信じてるの?」
世界の中心秋山さん――彼女は何でも自分中心。地動説なんてもってのほか! 律に宥め
られても、紬に論破されても一向天動説を認めようとしない。「絶対に絶対だ!」そう言
って落ち込む澪の前に現れたのは、時を越えて現れたクラウディオス・プトレマイオスの
亡霊だった。一人と一幽霊は瞬く間に意気投合し、そして……紬が論破されそうになった
時に勢いよく軽音部の扉が開かれた。憤慨する
真鍋和がそこにはいた。
58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 11:00:19.13 ID:410VHizqP
唯「あーかーあーおーきーいろー」
平沢唯は色盲を隠して生活している。実の妹と家族以外、誰もそのことを知らない。ある
日、赤信号に気付かずに車に轢かれそうになった唯を梓が見つけてしまって……。周囲か
ら理解されにく病を持ちながら、明るく活発に生きる彼女。
中野梓は影ながら理解して支
えていこうと試みるのだけれど、色盲が原因でライブを大失敗してしまって……。唯は色
のない世界でまっさらな涙を流していた。
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/05/06(木) 11:03:05.00 ID:410VHizqP
和「メガネを外すとビームが出るから」
サイクロプス和――彼女の別名である。ひょんなことからメガネを外すとビームが出る変
な体質ならぬ目質になってしまった和。起きてても眼鏡、寝てても眼鏡。そんな和を可哀
想と思った軽音部は『コンタクト』という凄い名案を思いつくのだが……。不意に現れた
山中さわ子「私だってメガネっ娘よ!」豪語するわりにはビームなんて出ず、かすかに加
齢臭が漂っただけであった。
最終更新:2010年05月13日 02:17