子猫「チュー」
子猫「にゃ…チュ-」
梓4号「チューチュー」
唯「可愛いねぇ!ホントの兄弟猫みたい♪」
梓「そうですけど…とにかく捕まえないと」
唯「ん~ちょっと可哀想だけど…ごめんね猫さん」ギュ
梓4号「にゃあ!?」
母猫「ふにゃあ!!!」ガシガシ
唯「ちょっ!!痛い!引っ掻かないで!誤解ですお母さま…きゃー」
平沢家
唯「………って事なの♪」
憂「え…よくわからないけど…」チラッ
梓「?」
憂「梓ちゃんを見る限り嘘じゃないみたいだし…」
唯「こっちにもいるよ♪」
梓3号「に~に~」トコトコ
梓4号「ふにゃあ~」はみはみ
憂「梓ちゃんくすぐったい//…わかった、梓ちゃんの為なら何でも協力するよ!」
梓「本当!?」
憂「当たり前だよ!友達が困ってるのに優しくしないと!」
唯「よかったね~あずにゃん♪」
憂「とにかく、まずは晩ご飯だね!」
数分後
憂「今日はハンバーグだよ!」
唯「わ~い」
梓「…」
唯「あずにゃんには私が食べさせてあげるね♪はい、あ~ん」
梓「え//あ、あ~ん///」パクパク
憂「味…どうかな?//」
梓「すごくおいしいよ憂♪」
憂「本当に!?よかった~」
梓4号「ふにゃ~あ」
日曜日
唯「お待たせー!!」
律「おせーぞ唯!街でミニあず探すって電話したのお前だろう!」
唯「えへへ~ごめんねりっちゃん隊員//」
澪「街って言っても広いからな…」
紬「今日は駄目だったの?」
唯「うん…憂も一緒に探してくれたけど駄目だった」
律「で、梓は?」
梓「ここにいるです!」ひょこっ
澪「うわっ髪の毛から!」
律「目玉の親父かよ」
すたすたすた…
唯「…あ」
律「ん?どうした?見つけたか!?」
唯「いや~そこのペットショップ寄りたいな~って」
律「はぁ?」
唯「だってもし明日までにあずにゃんが戻らなかったらミニあず学校に連れて行くの大変だし…」
梓「…私の檻を買うんですか?」
唯「え!?えっとその!!!」
律「まあいいや見てみるか」
店員「ぃらっしゃいますぇ~」
唯「あずにゃんこれ見て!!」
梓「なんですか?…CatFood」
唯「『ネコ大喜び』だって♪4号大喜びだね♪」
梓「私に何食べさせる気ですか…」
唯「えへへ~」
律「おい!唯!こっちきてみろ!!」
唯「え?どったの?」
梓「ハムスターコーナーですね」
律「この中よく見てみろ」
唯「」じー
小梓「チチチ」カラカラカラカラ
唯「ミニあずが走ってる!!」
律「よかったな梓♪2号がみつかって!」
梓「いいえ、5号ですね」
律「」
唯「そういえばこのミニあずもあずにゃんの性格の一部?」
梓「はい…そうだと思います」
律「ずっと車輪走ってる…たしかに梓っぽいな!」
梓「そうですか?…」
梓5号「チチチ」カラカラカラカラ
夕方
澪「結局見つけたのはいっぴ…1人だけか…」
紬「ごめんなさい、私何も出来なくて…」
梓「そんな事ないですよ!私なんかの為にわざわざありがとうございます」ペコッ
律「いいっていいって!いつも助け合うのが軽音部…仲間だろ?」
唯「そうだよあずにゃん、みんなあずにゃんの為なら何でもするよ♪」
梓「…」
澪「じゃあ、明日学校でな」
紬「わたしもこの辺で~」
律「じゃあ今日は解散!」
平沢家
唯「ただいま~」
梓「おじゃましま~す」
憂「あ、二人ともおかえりなさい♪」
梓4号「にゃ~」
唯「あれ?ミニあず3号は?」
憂「さっきトイレにいったけど…」
にー!にー!
唯「…何か聞こえるね」
梓「…悲鳴…ですか?」
憂「え?ちょっとまってて…」ガチャ
憂「うわっ3号ちゃん溺れてる!!」
梓3号「グスッ…ヒッグ…」ポロポロ
憂「ごめんね…1人じゃトイレ出来ないよね…」フキフキ
梓「…」
憂「あ、どうだった?皆見つけた?」
唯「それが最後の1人が見つからないんだよ~」
憂「そうなんだ…その籠は?」
唯「学校にミニあず3人は流石に連れて行けないよぅ…」
梓「まあ仕方ないです…」
唯「?」
憂「今日は晩ご飯まで時間がかかるから先にお風呂入っていいよ」
唯「は~い♪」
お風呂
ごしごし
梓4号「ふにゃ~あ」
唯「はい、きれいになったよ♪溺れないように桶に入っててね」
唯「最後はリーダーあずにゃんだよ♪」
梓「…」
唯「あずにゃん?元気ないね…」
梓「あ、ごめんなさい//」
わしゃわしゃ
唯「あずにゃん泡まみれだよ♪雪だるまみたい…」
梓「…」わしゃわしゃ
唯「…あずにゃん、どうしたの?」
梓「え?べっ別にその…」
わしゃわしゃ
梓「…もし、」
唯「え?」
梓「もしこのまま元に戻れないで…小さいままだったらどうしようって…」
唯「そんな事ないよ」
梓「え?」
唯「皆であずにゃんの為に頑張って探してるんだから大丈夫だよ♪」
梓「…」
唯「それに…」
梓「え?」
唯「もしあずにゃんが小さいままでも…私はあずにゃんが大好きだよ♪皆もそうだと思う」
梓「…」
唯「だから元気気出してね!」
梓「…」ポロポロ
唯「…あずにゃん泣いてるの?」
梓「…目に泡が」ポロポロ
翌朝
憂「お姉ちゃんはやく~遅刻しちゃうよ~」
唯「待ってよ憂~!あずにゃん行くよ~!」
梓「はい…おとなしくしとくんだよ?」
梓3号「にー」
梓4号「にゃ~」
梓5号「チチチ」カラカラカラカラ
放課後
律「休み時間返上で学校中捜し回ったのに」
澪「残る梓2号は見つからず…か」
紬「いったい何処なんでしょう」
梓「…」
律「それじゃギターの練習も出来ないよな…」
梓「はい…これじゃ私お菓子食べに来てるみたいです」
唯「大丈夫だよ♪私も最初はそうだったから♪」
梓「それはちょっと…」
?「何言ってんですか?今も変わってないでしょ?」
唯「へ?」
澪「おい、天井みろ!」
梓「あ…」
小梓「ま~た練習もしないで楽しい楽しい放課後ティータイムですかぁ?」カサカサカサ
唯「ミニあず2号!」
律「なんか気味悪いな…」
澪「とにかく捕まえよう!」
梓「縞パン露出狂の澪先輩に捕まったりしませんよ~」
澪「」
梓「ちょっと!先輩になんて事を!!」
小梓「なんて事って…元々1人の時に
中野梓が考えてた事じゃ~ん」
律「なんだこいつ…」
紬「黒いわね…」
黒梓「律先輩もお菓子食べてる暇があったらもっと落ち着いてドラム打つ練習したらど~です?」
律「あ?なんだって!?」
黒梓「先輩のリズムに合わせるの大変なんですよ~?こっちの身にもなってくださいよ~」
律「言わせておけば…このヤロッ」シュッ
黒梓「おっと」カサカサカサカサカサカサ
唯「速いっ!!」
黒梓「ムギ先輩も毎日毎日こんなにお菓子もって来て…」
黒梓「先輩のせいでこの部屋に甘ちゃん空気流れてるんですよ?」
紬「私はそんな!」
黒梓「放課後ティータイム(笑)」
黒梓「そして唯先~輩~」
梓「いい加減にしてよ!!」
黒梓「な~に~?本心がばれて恥ずかしいのかな~?」
黒梓「あんた自信けっこ~甘いんだね~」
梓「何いってるの!?」
黒梓「唯先輩は本気でギターがうまいとでも思ってるんですかぁ~?」
唯「!?」
黒梓「身の回りからちやほやされて有頂天?努力もなしに~?」
黒梓「こんなんじゃ駄目ですよ~?唯先ぱ」
ドスッ!!
唯「!?」
黒梓「危ない危ない…大切なスティックを投げるなんて、律先輩はどうしようもないな~」カサカサカサ
律「出ていけ!次は当てるぞ!?」
黒梓「お~怖い怖い…じゃあさようなら~」カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
梓「…」
律「おい、梓」
梓「…はい?」
律「あいつもお前の一部なんだよな?」
梓「はい…でも…」
律「お前いつもあんな事考えてんのな」
梓「ちっ違います!!たしかに一部不満はあったりしますけどあんなに酷く…」
紬「もうやめて!!」
梓「え?…ムギ先輩?」
紬「…グスッ……」ポロポロ
梓「え…」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」
梓「…こんな事…」
唯「ねぇ…あずにゃん」
梓「」ビクッ
唯「やっぱり…もういいんじゃない?」
梓「え…いいって…何がですか!?」
唯「…」
梓「そんな…酷いです!」スタタタタタ
律「おい梓!」
唯「…」
梓(酷い…酷すぎる…グスッ)タタタタ
黒梓「フフフ~♪そのまま屑にでもなっちゃってよ」
黒梓「そしたら私がリーダーとして甘さの無い完璧な中野梓を作るんだから♪」
最終更新:2010年01月25日 03:05