5月某日
唯「うっし、みんな!帰ろう!」
梓「唯先輩、ちゃんと食べたゴミかたずけて下さいよ!」
律「悪い。今日は会議室で部長の会議があるから先に帰ってくれないか?」
澪「わかった。じゃあまた明日な。」
紬「じゃーね!りっちゃん!」
律「おう!またなー」
律「ふー。やっと終わったよ。面倒くさかった!」
律「結構遅くなっちまったな。とっとと帰って飯でも・・・」
ふと机の上を見るとそこには1つのケータイ
律「これって唯のじゃん。唯のやつケータイ忘れていってる・・・」
律「まったく・・・こんなところに置いといたら無くなったり誰かに見られたり・・・」
律「見られたり・・・」
律「・・・」ゴクッ
律「いや!駄目だ駄目だ!人の携帯を勝手にのぞくなんて!!」
律「いやでも・・・ちょっとぐらいなら・・・」
律「ううん、私なら勝手にのぞかれたら怒るよな!うん!見ちゃだめだ!」
律「・・・」
律「データフォルダぐらいなら・・・」パカッ
律「なんだ、ギー太の写真ばっかかよ・・・つまんねー」
律「他にも変なマスコットみたいなキャラの画像ばっかりだし・・・」
律「なんかいかにも“唯のケータイ”って感じな中身だなw」
律「この調子じゃ、なんも面白いものもなさそうだな・・・」
律「ん?なんだ?あれ?」ポチポチ
律「このフォルダだけロックがかかってる・・・」
律「8桁の暗証番号ってなんだ!?」
律「唯の誕生日とか・・・まぁ違うわな・・・」
律「あ!憂ちゃんの誕生日とかは!」ポチポチ
律「・・・なわけ無いか。」
律「くっそー!すっげー気になる!!」
律「くっそー、なんでロックなんかするんだよ・・・!」
律「でもロックするってことは唯にとっては一番見られたくないデータってことだよな・・・」
律「気になる!!」
律「で、やっぱり親友の携帯をロック外してまで見るのも引けるし・・・」
律「でもロックフォルダなんかすげー気になるし・・・」
律「・・・」
律「よし、明日までに解読できなかったら返そう。うん。」ポチポチ
律「暗証番号・・・唯の暗証番号・・・」
律「もしかしたら最初のままで00000000とかは!」ポチポチ
律「違うか・・・あーなんなんだよ!!唯ーー!!」
律「まあ8桁なんかわかるわけないよな。最後にこの1回やったら唯に返そう」
律「最後に・・・電話番号とかどうだ!下8桁!!」ポチポチ
律「なーんて、あたるわけないよなwwはは・・・は・・・」
『ロックが解除されました』
律「え・・・?開いた・・・?うそ・・・」
律「うわーーー!開いた!開いてしまった!友人のロックフォルダを開けてしまったー!」
律「なんて驚いてる場合じゃないぞ!せっかく開いたんだ。中身を拝見っと・・・」ポチポチ
律「さあ、どんな恥ずかしいデータがあるのk・・・」
律「女の人の裸ばっか・・・いや、ばっかじゃない・・・ばっかじゃないけど・・・」
律「・・・」ポチポチ
律「///」
次の日!
律(まさか唯があんなものを・・・///てっきりああいうことには疎いものかとばっかり思ってたけど・・・)
澪「?どうした律・・・熱でもあるのか?」
律「いや!ないない!全然ない!むしろ寒いくらい!」
紬「寒気は風邪の前兆よ、りっちゃん」
律「ううん!実はすごい熱いんだ!ははは・・・」
澪「?変な奴・・・」
唯「おっはよー!」
律(唯・・・///)
紬「おはよう唯ちゃん。」
澪「おっ、今日は結構早いんだ」
唯「今日は憂に起こしてもらって一緒に来たんだよ!」
澪「起こしてもらってるのは毎日だろ・・・」
唯「えへへ・・・でも昨日遅かったし起きれなかったんだもん」
律(遅かったって・・・深夜に何してたんだよ、唯・・・)
回想!
律「まさか・・・うそ!?こんなまで・・・!?」
律「保存日時は・・・昨日・・・これは・・・一昨日・・・」
律「ほぼ毎日画像増えてる・・・画像だけじゃない、動画も・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――
唯「―――っちゃん?どうしたの?りっちゃん?」
律「ん?あぁ、どうしたんだ唯」
唯「実は昨日携帯無くしちゃったんだけど・・・」
澪「おい、それってやばいだろ・・・」
唯「でね、りっちゃんが昨日最後に音楽室に入ったと思うんだけど落ちて無かったかな?」
律「あぁ、落ちてた落ちてた。盗まれると駄目だから私が預かっといたんだよ。ほら」
唯「あぁ・・・よかった~~~!」
澪「そんなに安心するなら忘れるなよ!」
唯「あ!りっちゃん?もしかして中身とか覗いたりして・・・」
律「ば、馬っ鹿!見るわけねーだろ、そんなの!!」
唯「だよねー!わかってるよりっちゃん!親友だもんねー」
律「お、おうよ!」
律(中身はSDにコピーしたし・・・もう返しても問題ない)
授業中!
唯「ZZZ~」
律(あんな顔して夜ではあんなことを・・・唯・・・///)
パカッ
律(唯の画像・・・私だけが知ってるんだ・・・唯の秘密を・・・)
律(唯のいやらしい素顔を・・・唯ぃ・・・///)
音楽室!
唯「あずにゃ~~ん!」
梓「もう!やめてくださいったら!!唯先輩!!」
唯「やめないよ~あずにゃ~ん!」スリスリ
律(レズ画像もあったし・・・もしかして唯のやつマジで梓のこと・・・///)
澪「今日はどうしたんだ律。やけに静かじゃないか」
紬「体調が悪いなら早く帰ったほうが・・・」
律「い、いや!全然元気だから!心配すんなって!な?」
唯「おかしなりっちゃん」
律(誰の所為だと・・・)
紬「じゃあお茶にしましょうか」
唯「ごめん!その前に私ちょっとトイレ!!」
唯(昨日はオカズがなくてできなかったから!もう我慢できないよ!)タタタ
ガチャ!バタン!
唯「はぁはぁ・・・」ゴソゴソ
唯「はぁはぁはぁ・・・」パカッ
唯「はぁはぁはぁはぁ・・・」ポチポチ
唯「・・・あれ?」
唯(なんで!?画像も動画も無い!全部無くなってる・・・)
唯(もしかして・・・見られた・・・?誰に・・・)
唯(もしかしてりっちゃん・・・?)
唯(でもパスワードが電話番号だからりっちゃんが来る前に誰かが解読して消された可能性も・・・)ゾー
唯(いや、でも・・・誰かに見られたのは紛れもない事実・・・)
唯(嘘・・・)
そう、実は律はコピーと間違えて移動をしてしまったのである。
ガチャ
唯「ただいま・・・」
澪「おっ、いいところに帰ってきたな」
紬「ちょうど今お茶ができたところなの」
律「早く食べようぜ?な?」
唯「う、うん・・・」
梓(唯先輩・・・?)
律(唯のやつ嫌に元気がなくなったな・・・オナって疲れたって感じでもなさそうだし・・・)
律(もしかして・・・見たのがバレた?)
梓「唯先輩?食べないんですか・・・?」
唯「え?あ、やったー!お菓子だー!えへへー。ムギちゃんお茶ちょう~だい」
紬「はい。いまから配るわね」
律梓(絶っっっ対おかしい・・・)
紬「あら、このお菓子・・・」パクパク
澪「うめー!」モグモグ
唯「・・・」
梓「・・・唯先輩?」
唯「えっ?なぁに、あずにゃん」
梓「トイレ行ってから何か変ですですけど・・・トイレでなにかあったんですか?」
唯「え・え?ええ?あ?えっと・・・え?」
唯「何もなかったよ・・・はは・・・」
律(ちょっと探り入れて見るか・・・)
律「なんか秘密でもばれたのかー」モグモグ
唯「え゛っ・・・!?」
律(やっぱりアレのことか・・・)
唯(りっちゃん・・・今もしかして探り入れてきた!?)
唯(でも探り入れただけでりっちゃんが消したなんて・・・まだわからないよね・・・)
律(やっぱりさっきトイレに行った時に・・・ってことはさっきオナってきたな、唯)
唯「ま、まさかー。私に秘密なんてないもん!」
梓「まぁそれもそうですね。唯先輩って隠し事できるようなタイプじゃないですし」
唯「もう!ちょっと冷たいよ、あずにゃーーん!!」
澪「うめー!」モグモグ
紬「ごちそうさま」カチャ
練習後!
澪「今日はめいっぱい練習できたな。」
紬「りっちゃん、今日ももしかして」
律「うん。でも今日はすぐに終わると思う」
澪「じゃあ私たちここで待ってるから」
律「いや、でも多分だし。万が一遅くなることもあるだろうからさ、先に帰っててくれ」
澪「わかったよ。じゃあまた明日な」
唯「ばいばい、りっちゃーん!」
律「おう!じゃっ!」
ガチャバタン
澪「じゃあ私たちも帰るか」
梓「すみません。実は私今日日直で先生に学級日誌出さなきゃいけないんで先に帰っててもらえますか?」
澪「そっか。じゃあ先に帰ってるよ。」
紬「じゃあまたね、梓ちゃん」
音楽室!
律「予想通り早く終わったな。さぁて帰ろ帰ろ」
律「・・・」ピッピッピ
律「唯・・・///」
「―――――律先輩・・・」
律「!?うわっ!!」
律「ってなんだ、梓かよ・・・」
梓「なんだってなんですか、なんだって」
律「悪い悪い。澪達と先に帰ったんじゃなかったのか?」
梓「実は私律先輩とお話がしたくて残って待ってたんです」
律「私に話・・・?おい、まさか・・・///」
梓「ちょっと!何勘違いしてるんですかっ///」
梓「実は唯先輩の事なんですけど・・・」
律「・・・」
梓「今日トイレ行ってからおかしいって気づいてましたよね?」
律「そ、そうだったか・・・?」
梓「とぼけないでくださいよ。探りとか入れてたじゃないですか」
律「あれ?バレてる・・・?」
梓「バレバレですよ、あんなの」
律「ってことは唯にもバレてたのかな~!?最悪だ~!!」
梓「で、律先輩は唯先輩がああなった理由とか知ってたら・・・」
律「知らない」
梓「知ってるみたいですね」
律「なんでバレた~~~~~!?」
梓「教えて下さい!!唯先輩が元気がない理由はなんですか!?」
梓「・・・なんで赤くなってるんですか。」
律「え・・・///」ゴソゴソ
梓「・・・そしてなんでケータイを隠そうとするんですか。」
律「・・・///」
梓「ちょっと・・・見せてくださいっ!!」
律「あー!ちょっと離せって!おいっ!」
梓「ケータイ見せてくれるか原因を教えてくれたら離しますからっ!!」
律「無理だっ///!」
梓「じゃあ見せてくださいっ!」
律「もう!梓の乱暴っ!」
梓「これは・・・」ゴクッ
律「満足したか?そろそろ返せよ」
梓「げ、原因を教えてもらうまでは返せません・・・」
律「だからそれが原因なんだよ・・・たぶん・・・」
梓「えっ・・・?」
律「・・・てわけ。こういうこと乙女の私の口から言わせるなよ///」
梓「でも意外です・・・あの唯先輩が・・・///」
律「私もびっくりしたよ・・・」
梓「でもどうしてバレたんでしょう?携帯覗くだけならバレるわけないですよね?」
律「うーん、そう言われてみればそうだな。なんでバレたんだろ」
律「でも唯は私に見られたの知ってるって感じじゃなかったんだよな・・・」
梓「まぁ、それならしばらくは安心かもしれないですね。いつかはバレるかもしれませんが」
律「はぁ・・・バレたらどんな顔して唯と会えば・・・」
梓「“かも”ですよ、“かも”。このままバレないかもしれませんし」
律「そうか・・・そうだよな」
梓「でも不思議です。本当にどうしてバレたんでしょう。見るだけじゃなくどこかいじったとか、心当たりとかないですか?」
律「うーん。いじったと言われたら画像を全部私のケータイにコピーしたよ。でもコピーなんかじゃバレないよな?」
梓「・・・もしかして律先輩画像消してたりとかしませんよね?」
律「ば、馬鹿!そんなことするかよ!」
梓「本当にコピーしたんですか?もしかして移動と間違えたりとか・・・してませんよね・・・?」
律「・・・」
梓「律先輩・・・?」
律「絶対コピーを選んだって自信ない・・・」
梓「ちょ」
梓「それ絶対移動選んじゃったんですよ。そしてバレちゃったんですよ。」
律「うわーーー!そんな初歩的なミスをーーーーーー!!」
梓「そのうちバレますよ。消すなんて・・・」
律「あー!やっちまったー!!私ってばなんて愚かなことをー!!」
梓「本当に愚かですよ。全部消すなんて・・・全部・・・消す・・・」
律「ん?どうした梓?」
梓「画像も動画も全部無かったのなら・・・今日のトイレでの唯先輩のオカズは無いってことですよね・・・?」
梓「じゃああの時唯先輩は何をオカズにしたんでしょう?」
律「ナニをオカズにしたんじゃねーの?」
梓「だからそのナニが無いじゃないですか!」
律「もしかして・・・新しい画像・・・落としたのか・・・?」ゴクッ
梓「その可能性は捨てきれませんね・・・」ゴクッ
律梓「・・・」ゴクッ
律「でもオナってない可能性も・・・」
梓「よく考えてください。あの唯先輩ですよ?オナニー知った日から猿みたいに毎日してるに決まってますっ!!」
律「猿って・・・でもそういえば画像の保存履歴は毎晩深夜になってたな・・・」
梓「それに今日は昨晩ケータイ忘れてオカズが無いからオナ禁したに決まってます!!」
律「なぜ、そこまで言い切れる・・・」
梓「よく考えてください!あの唯先輩ですよ?オナニー知った日から猿m」
律「もういい。よくわかったから」
梓「溜まってたら我慢できるはずがないです!!」
梓「唯先輩ならきっと・・・きっと私たちの期待に答えてくれますっ!!」
律「ちょっと落ちつけ、梓!」
梓「あ!律先輩!律先輩!いい事思いつきましたよ!聞いてくださいっ!!」
律「お前の方が猿みたいだな・・・」
梓「何かいいましたか?」
律「いいや、続けてくれ・・・」
次の日!
律「じゃあ頼むぞ梓。」
梓「はい。任せてください!」
キーンコーンカーンコーン
律「あ、そろそろ運動場行かなきゃ。体育始まっちまう!」
梓「じゃあ放課後、音楽室で会いましょう!」
最終更新:2010年12月23日 21:01