――ピンポーン
梓「おじゃまします」
唯「あずにゃーん、待ってたよ」ギュッ
梓「先輩、離してください」(憂の気嫌損ねるわけにはいかないです)
唯「えぇー、あずにゃんのいけずー」
憂「ほら、お姉ちゃん、梓ちゃんも困ってるでしょ」(くっつきたいんなら私ならいつでも歓迎なのに……)ハァ
唯「はーい」
憂「とりあえず、ご飯にしよ」
唯「ほら、あずにゃん、座って、座って」
梓「はい、失礼します」
唯「憂の料理は世界一おいしいから期待していいよ」
憂「もうお姉ちゃん、誉めすぎだよ」(ああ…もっと言って)テレッ
―――
唯「おいしいー」モグモグ
憂(いつも通り、お姉ちゃん可愛いなぁ)ニヤニヤ
梓「……」ムッ
梓「本当に凄くおいしいよ、憂」ニコッ
憂「えっ……あ、ありがと///」テレッ
唯「でしょー」モグモグ
梓「はい、唯先輩が世界一って言うのも納得です」
憂(なんだろう……梓ちゃんに誉められるのも凄く嬉しい)ドキドキ
梓「これが毎日食べられる唯先輩が羨ましいです」ニコニコ
憂(梓ちゃん……可愛い////)
唯「えっへん」
梓「唯先輩がいばることじゃないですよ」
憂「あはは」(梓ちゃんが可愛いのは前からじゃない……今さら何を考えてるんだろ///)
―――
唯・梓「ごちそうさま」
唯「ういー、あいす食べたい」ゴロゴロ
憂「はいはい」(やっぱりお姉ちゃんが一番かな///)
梓「もう唯先輩だらしないですよ、少しは憂を手伝ったらどうですか?」
憂「いいよ、梓ちゃん、いつものことだし、それより梓ちゃんもアイスは?」(ゴロゴロしてるお姉ちゃん可愛いし///)
梓「私はいいよ、それより洗い物手伝うよ」ニコッ
憂「あ、ありがと///」(あ、梓ちゃんも……///)ドキドキ
梓(ここはチャンス、やってやるです)
憂「……」チャプチャプ
梓「……」チャプチャプ
憂(今までと違う風に意識しちゃって気まずいよ)ドキドキ
梓(どんな話をすれば私を意識してくれるかなぁ……)
梓(ああ……意識しすぎちゃって話しかけられない)ドキドキ
憂・梓「……」(気まずい……)ドキドキ
チャプ
チャプチャプ
チャプチャプチャプ
憂・梓「……」
梓(何か言わないと……何も言わないと何も変わらない)
憂・梓「……」
梓(ダメ元でいい、言ってやる、言ってやるです)
梓「あ、あのさ……」
憂「!!……何?」
梓「う、憂って唯先輩のこど大好きなんだよね?」
憂「うん、大好きだよ」
梓「だ、だよね……」
憂「……?」(どうしてそんなこと聞くんだろ……)
憂・梓「……」チャプチャプ
梓「……その、それはお姉ちゃんとしてなの?……それとも一人の女性として?」ドキドキ
憂「えっ!!!急にどうしたの?」ドキッ
梓「……ジー」ドキドキ
(上目遣いで憂を見つめる梓)
憂「そ、その……」(それは反則だよ……///)ドキドキ
梓「……ジー」ドキドキ
憂「え、えっと……り、両方かな」ドキドキ
梓「そっか、両方かぁ……」
憂「う、うん」(梓ちゃんが可愛いすぎてどっちつかずな答えになっちゃった)ハァ
憂(でも、とりあえず視線外せてよかった)フゥ
憂(あのままだったら私……///)
憂(って、何考えてるんだろう私……)
梓「……」(これは失敗だったかな……)ハァ
憂「……それで、梓ちゃんはどうしてこんなこと聞いたの?」
梓「そ、それは……」ドキドキ
梓(ど、どうしよう……)アセッ
憂「?」
梓(……もうこうなったらいちがばちか告白してやるです)
梓「う、憂……あのね」ドキドキ
(真剣な眼差しで憂を見つめる梓)
憂「…う、うん」ドキドキ
梓「え、えっとね……」(うぅっ、緊張してうまくしゃべれない……)
憂「……ジー」ドキドキ
梓(か、覚悟を決めないと……や、やってやるです)
梓「わ、私ね…」
憂「……」ドキドキ
唯「ういー、あいすもう1本食べたい」
憂・梓「!!!」
唯「どうしたの?見つめ合ったりして?」
梓「な、何でもないです!ねぇ、憂?」ドキドキ
憂「う、うん」ドキドキ
梓(うぅっ、唯先輩の馬鹿……せっかくのチャンスだったのに)ショボン
唯「あずにゃん、どうしたの?元気ないよ」
梓「……そんなことないです」(……誰のせいですか、誰の)ムッ
梓「!!!」
唯「いい子いい子」ナデナデ
梓「……ち、ちょっと、唯先輩やめてください」(また、憂に睨まれちゃう……)アセッ
憂「……」ジー
梓(はぅっ!)
梓「唯先輩、離してください」バンッ
唯「いてっ!……元気出た?あずにゃん」
梓「えっ……あっ、はい」
唯「よかったぁー、えへへ」
梓(あっ、つい相づちを……)チラッ
憂「……よかったね梓ちゃん」ニコッ
梓「う、うん」アセッ
憂(ひょっとして梓ちゃん……)
憂(お姉ちゃんのことが好きなのかな……?)
憂(そう考えたらさっき聞いてきたことも納得だし)
憂(……だとしたら、さっきドキドキしてた私って……)カァァ
―――
憂「お姉ちゃん、洗い物終わったよ」
唯「本当?」
憂「うん」ニコッ
唯「じゃあ、3人でお風呂入ろうよ、お風呂」
憂・梓「!!!」
梓「ゆ、唯先輩?そ、それはちょっと……」
唯「心配しなくていいよ、あずにゃん、うちのお風呂大きいから」
梓「い、いやそういう問題じゃ……」
唯「ねぇ、憂、いいでしょ?最近憂とも一緒に入ってないし」
憂(お、お姉ちゃんと一緒にお風呂……)ハァハァ
梓「いや、私達高校生ですし……」
唯「えぇー、3人で入ろうよー、ねぇ、憂?」
憂「……えっ、う、うん」(私に断る理由なんかないよー///)ハァハァ
梓(あ、でも憂とお風呂か……わ、悪くないかも)
梓「じゃあ、いいですけど///」
唯「わーい」
憂(そうか、梓ちゃんも一緒か///)ドキドキ
憂(でも梓ちゃんはなんで最初お姉ちゃんとお風呂入るの嫌がったのかな?)
憂(好きなら一緒に入りたいと思うはず……)
憂(てれてたのかな?)
唯「はやく入ろーよ」
梓「は、はい」
憂「待って、お姉ちゃん」・
第2話一部完
――お風呂――
唯「やっほーい」チャポン
梓「本当に広いんですね」
憂「私とお姉ちゃんがいつまでも一緒に入れるようにって広くしたんだって」(お姉ちゃんの裸……)ハァハァ
梓「へぇ……」チラッ
梓(う、憂キレイな体してるなぁ///)ハァハァ
憂(梓ちゃんの裸……可愛い///)ドキドキ
憂(……私いったいどうすれば)ハァハァ
唯「2人ともそんなとこに立ってないで一緒に入ろうよ」
梓「……は、はい」
憂「さすがに3人一緒は難しいから私は先に体洗うね」(今一緒に入ったらどうにかなりそうだし……)ハァハァ
梓「し、失礼します」チャポン
憂(……とりあえず気持ちを静めないと)ゴシゴシ
唯「ふわふわ時間~♪」
唯「……」ジー
唯「……あずにゃんの胸小さくてカワイイね」ニヤッ
梓「えっ!」
唯「えへへっ、……」モミモミ
梓「ヒ、ヒィィ」バチーン
唯「いたーい!」
憂「お、お姉ちゃん……大丈夫」ハラハラ
唯「あずにゃん、ひどいよ」
梓「どう考えても唯先輩が悪いです」プンプン
憂「…そう…だね」ムッ(この嫉妬はどっちに対して感じてるんだろう……)
唯「そんなぁー」
唯「ん?……」ジー
憂「どうしたの?お姉ちゃん?」
唯「……憂、私より胸大きいんじゃない?」
憂「えっ、そうかな……///」
唯「……確かめる」モミモミ
梓「!!!」
憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!?」ドキドキ
唯「うー、やっぱり私より大きい……」モミモミ
憂「お、お姉ちゃん、くすぐったいよぉ///」ハァハァ
梓「……」ハァハァ
唯「悔しい……私がお姉ちゃんなのにー」モミモミモミモミ
憂「お、おねぇ…ちゃん…そ、そろそろやめて…」ハァハァハァハァ
唯「……」モミモミ
憂「はぁはぁはぁ、ああっ、ンン、ァンッ」
唯「う、うい…どうしたの?大丈夫?」パッ
梓「……」ハァハァハァハァハァハァ
憂「大丈夫だよ、ちょっとくすぐったかっただけ」ハァハァ
唯「そっか、いきなり変な声出すからびっくりしちゃったよ」ホッ
憂「///」カァァ
梓(感じてた憂可愛いよー///)ハァハァハァハァ
憂「もう、お姉ちゃんやめてって言ったらやめてよね」(嬉しかったけど、心の準備がまだ……)ドキドキ
唯「ごめん、憂」
唯「なんか嫌がってるようには見えなかったから」テヘ
憂「///」カァァ
梓(唯先輩羨ましいです……)
――風呂上がり
梓(最高だった……)ハァハァ
唯「ういー、あいす食べたい」
憂「もう、さっき食べたでしょ」(お風呂での興奮がまだおさまらないよ)ドキドキ
唯「ちぇー」
梓(……そうだ!一応たてまえの目的も果たさないと)
梓「じゃあ、唯先輩そろそろギターの練習しましょうよ」
唯「えぇー、遊ぼうよ、あずにゃん」
梓「それじゃあ、私が来た意味がありません」(憂の裸が見れたからもう満足だけど///)
憂「そうだよ、お姉ちゃんギターの練習しよ」(その方が気が紛れそうだし……)
唯「あそびたーい」ブー
憂「ほら、ギターの練習頑張ったら明日アイス3本食べていいから」
唯「本当!?ういー、絶対だよ」ニコニコ
憂「う、うん」(はぅっ、お姉ちゃん可愛いすぎるよ)ドキドキ
梓(唯先輩可愛い……///)キュン
梓(憂の気持ちちょっとわかってしまった)
――唯の部屋
唯「よーし、やーるぞー」
唯「何からやればいいかな、あずにゃん」
梓「とりあえず今日出来なかったふでペン~ボールペン~からやりましょう」
唯「りょうかいです」
―――
唯「はぅっ……またダメだよー」
梓「初めはゆっくりやればいいんですよ」
唯「ふむふむ」
憂(2人とも可愛いよ……)ニコニコ
唯「できた!」
唯「あずにゃんに出会えてよかったよー、あずにゃーん」ギュッ
梓「ちょ、ちょっと唯先輩抱きつかなくていいから今度は普通のスピードで」ドキドキ
憂(私も2人に抱きつきたいよー)ハァハァ
梓「唯先輩どんどん上手くなってますよ」
唯「本当?よーし、じゃんじゃんやるぞー」
梓(……唯先輩上達早いな)
梓(教えるの楽しくなってきたです)
憂(お姉ちゃんはやっぱりやればできる子)ニコニコ
――深夜1時
憂「そろそろ寝た方がいいんじゃ……」
唯「えぇー、まだ練習するよね、あずにゃん?」
梓「どんとこいです」
憂「じゃあ、私は朝食作らないといけないから寝るね」(この調子なら2人きりにしても問題ないよね)
唯「……」スースー
梓「ゆ…いせん……ぱい………」
梓「寝たら……ダ…メで……」(そういえば私の目的は唯先輩のギターの練習じゃ……)
梓「……」スースー
――朝
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん、そろそろ起きなよー」
――バタン
憂「……」
憂「ギターと添い寝……!?」(梓ちゃんまで……)
憂(2人とも可愛いよ///)ドキドキ
憂(そうだ、写真///)
――カシャ、カシャ
憂(最高だよぉ……///)ハァハァ
梓「……ンー」
憂(……起きちゃったかな)ドキドキ
梓「憂、好きだよ」
憂「!!!」
梓「……ムニャ」
憂(……寝言かぁ、びっくりしたぁ)ドキドキ
憂(でも、嬉しいな///)ドキドキ
唯「…ンー、……ういー」
憂「!!!」(お、お姉ちゃん……)ドキドキ
唯「……あいす」
憂(………)ガクッ
憂(もう期待したじゃない)ハァ
憂「……スゥ」
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん、起きないと遅刻するよ!!!」
―――第2話完
最終更新:2009年11月13日 00:52