律「賛成だにゃん」
紬「猫の王国に無断で侵入した者は制裁にゃん♪」
澪「意義無しだにゃん」
唯「という訳で全員一致で死刑だにゃ~ん♪」
紬「梓さん覚悟するにゃ~ん♪」
梓「そ、そんな~」
梓「うぅ…何でこんな事になったの…」
少し前
唯「じゃーね あずにゃん」
律「またなー あずにゃん」
紬「また明日 あずにゃん」
澪「じゃーな あずにゃん」
梓「な、なんですか!皆してあずにゃんあずにゃんって!」
律「ハハハ怒るなよ!今日だけなんだから、あずにゃん! またなー」
唯「またねー あずにゃん」
紬「ふふふ、じゃあねー あずにゃん♪」
梓「も、もう!」
梓「まったくみんなしてあずにゃんあずにゃんって!」
梓「何が一日あずにゃんデーですか!」
梓「まったくまったく!」
?「にゃ?にゃ~」ソロソロ
梓「…………」
?「にゃーん…」ソロソロ
梓「ね、猫が歩いて……」
?「にゃんにゃんにゃーん♪」テックテク
梓「お、追いかけてみよう…」
?「にゃにゃにゃ?にゃにゃにゃにゃにゃー?」キョロ キョロ
梓「壁の前で何かキョロキョロしてる…」
?「にゃーん!」スッ
梓「あ!壁の中に入った!」
梓「…………」
梓「もしかしたら私も入れるかも…」ソロソロ
梓「…………」ピタ
梓「えい!」スッ
梓「………」チラ
梓「うわぁ…」
梓「すごいまるでおとぎの国みたい…」
唯「にゃー!遅れちゃったにゃー!皆に怒られちゃうにゃー」タッタッタ
梓「もしかしてさっきの猫?」
唯「急ぐにゃーん!」
梓「何か唯先輩に似てる…」
梓「私も行ってみよう…」ソロソロ
紬「あっ!唯にゃんだにゃん」
律「唯にゃん遅いぞだにゃん!」
澪「何してたんだにゃん?」
唯「昼寝が気持ち良くてつい眠ってたんだにゃん」
梓「…………」
梓「何かけいおん部の皆に似てる…」
紬「じゃあ皆揃ったし練習はじめるにゃん?」
唯澪律「 は じ め る に ゃ ー ん ! 」
澪律唯紬「 にゃんにゃんにゃにゃん♪ にゃんにゃにゃん♪ 」
梓「凄い…小さい先輩達が踊ってる…」
梓「可愛い……」
梓「もう少し近くで…」ガタ
律「…!誰だにゃん!」
梓「まずい!見つかった!」
律「あっ!人間だにゃん!」
澪「に、人間にゃん?人間が何でここにいるにゃん?」
律「きっと唯をつけてきたんだにゃん!」
唯「ご、ごめんだにゃん…」
紬「とりあえずお縄をかけるにゃん♪」
澪唯紬律「 お ー ! 」
梓「わわ、追っかけてくる!」
梓「に、逃げなきゃ!」ダッ
律「逃げても無駄だにゃん!」
紬「とっつかまえるにゃん♪」
梓「うわわ!捕まった!」アセ アセ
律「そーれ!皆でなめるにゃん!!」
澪「にゃーん!!」
唯律紬澪「ザラ ザラ ザラ ザラ ザラ ザラ ザラ」
梓「キャー!痛い!くすぐったい!!」ドテ
律「いまだにゃん!お縄をかけるにゃん」
紬「覚悟するにゃーん♪」バサ
梓「キャー!!」ジタバタ
律「人間退治完了だにゃん!」
紬「おつかれにゃん♪」
澪「裁判所に連行するにゃーん!」
唯「では今から猫の裁判を始めるにゃん 和ちゃんこいつの罪状を読み上げるにゃん」
和「はい、この人間、
中野梓は無断で猫の王国に侵入したにゃん」
唯「よし、死刑だにゃん!意義のある者は?」
紬律澪「 意 義 な ー し 」
梓「えー!!」
唯「全員一致のようだにゃん」
唯「中野梓さん、貴方は死刑だにゃん!」カンカン
梓「じょ、冗談じゃありません!!」
唯「被告人何か異議があるのかにゃん?」
梓「あ、あります!」
唯「よし、わかった!では死刑だにゃん!」
梓「ちょっ!ちょっと!」
梓「もっとちゃんと裁判をして下さい!」
唯「何いってるにゃん!ちゃんと裁判やったにゃん!」
梓「無効無効!こんなの無効です!」
唯「うるさいにゃん!貴方は死刑だにゃん!」
梓「そ、そんなー」ガク
唯「むぎにゃん!鍋を持ってくるにゃん!」
紬「はーいにゃーん♪」
梓「な、何をする気ですか?」
唯「くっくっくー 裸にして鍋に入れてやるのにゃーん」
梓「な、鍋に!?」
律「ふっふっふ釜湯での刑だにゃーん 猫の司法は残酷なんだにゃーん」
梓「あわわわわわ」ガクガク
紬澪律唯「……………」
梓「あ、あのー……」
紬「鍋に入らないにゃーん」
唯「もっと大きな鍋は無いのかにゃーん!」
澪「無いにゃーん!」
梓「とりあえず助かったのかな?」
唯「まだなのにゃん!次は八つ裂きの刑だにゃーん!」
梓「や、八つ裂きの刑…」
律「くっくっく皆で引っ張って引き裂いてやるのにゃーん!」
梓「い、いやー!!」
澪唯紬律「ヨイショ ヨイショ」グイグイ
梓「あ、あのー……」
唯「皆気合いが足りないにゃーん!もっと引っ張るにゃーん」
澪「引っ張ってますにゃーん!」
律「全然裂けないにゃーん!」
唯「キー!悔しいにゃーん!」
梓「あの……そろそろ帰して欲しいんですけど…」
唯「こいつバカにしてるにゃーん!」
律「悔しいのにゃーん!」
紬「まぁまぁみんな お茶でも飲んでゆっくり考えるにゃーん♪」
律「さんせーい!だにゃーん!」
唯「そうだにゃよねー?休憩は必要にゃよねー?」
澪「おいおい良いのかにゃーん?」
律「良いって良いって!後で考えるにゃーん」
澪「そうだにゃー」
梓「えっ?あの………」
梓「どうしよう…」
律「ムギの入れてくれたマタタビ茶とケーキ美味しいにゃーん」
唯「にゃんだか酔ってきちゃた澪ちゃ~ん」ギュ
澪「わわ、くっつくにゃ!」
梓「…………」
梓(なんか悔しい…)
梓(あの立場はいつも私だったのに)
梓(べ、別に唯先輩がどうとかじゃ!)
梓(…………)
梓(お腹すいたな…)
ギュルルルルルル
律「な、何の音だにゃー!!」
唯「りっちゃん隊長!人間のお腹が鳴ってるにゃー!」
澪「こ、怖いにゃー!!爆発するにゃー!」ブルブル
紬「あらあら大丈夫にゃーん? あれは人間がお腹がすいた時の音にゃから~」
澪「ば、爆弾じゃにゃいの?」
律「にゃ、にゃんだそうかよー! まったく驚いたにゃーん」
唯「音で思い出したけど女王様のお誕生日の歓迎音頭はどうするのにゃーん?」
紬律澪「 あ っ 」
梓(お腹鳴っちゃった…恥ずかしい)カァ
律「さわ子女王はおっかないにゃーん うまくやらないと三味線にされるにゃーん」
澪「三味線は嫌だにゃーん!」ガクガク
唯「私達の踊りには何か足りないにゃーん きっと三味線になっちゃうにゃーん…」
紬「せめて楽器の音色があれば良いんにゃけど…」
梓「…………あの」
唯「なんだにゃーん人間?私達は忙しいにゃーん」
梓「楽器なら私がひけますけど…」
唯律澪紬「 に ゃ ん だ っ て ! 」
梓「ぎ、ギターですけど…」
唯「ギターってなんだにゃん?」
梓「それは現物を見せたほうが早いと思うけど…」チラ
唯「うーん…どうするにゃん?」
律「また逃げるんじゃないかにゃん?」
紬「その時はまたとっつかまえれば良いにゃん♪」
唯「よし!人間!縄を解いてあげるにゃん」シュルシュル
梓「あ、ありがとう」
唯「さぁ、早くギターを見せるにゃん」
梓「わ、私が持ってきた黒いケースに入ってるんですけど…」
唯「…安置してる所に案内するにゃん逃げちゃだめにゃん」
梓「わ、わかりました…」
梓「えっとこれがギターです…」
澪「な、なんかごついにゃん 武器じゃないにゃん?」
梓「武器じゃありませんよ、こうやって引くんです」♪ ♪ ♪
唯「おぉ!音が出たにゃん!」
律「何か曲を弾いてみるにゃん」
梓「えっと…ふわふわタイムで良いかな…」♪ ♪ ♪
紬「なかなか良い曲にゃん♪」
澪「これに踊りを合わせればきっと良い踊りになるにゃん!」
唯「さっそく練習するにゃん!」
紬律澪「 お ー ! 」
最終更新:2010年06月03日 22:00