梓「……ムギ先輩、黙ってやってください。事務的でいいんです。余計な感情は必要ありません」

和(ぷっ。あからさまに機嫌が悪くなって……。こっちも唯の事がよっぽど好きなのね)

紬「……」

唯「ひゃっ!ち、乳首いやぁ……」

梓(あ……濡れてきてる)

紬「……はむっ」

唯「!?」ビクッ

紬「んっ……」チュッ

唯「す、吸わないでぇ……ひ、あっ///」

紬「ん……ぷは」

唯「はっ……はあっ……」

紬(唯ちゃん可愛い……)ボソッ

唯「ううっ……///」

和(私もキスしたいけど……入れる雰囲気じゃない……)

梓「もういいです。十分濡れてますから。ムギ先輩は唯先輩を押さえててください」

紬「……」

梓「全く、余計なことはしなくていいんですよ……」ブツブツ

梓「さあ唯先輩、今度はこっちの番ですからね。覚悟してください」

和「あ……バンドのソレ。ソレも濡らしたほうがよくないかしら?」

梓「……濡らそうにも、これがヌルヌルにできるほど唯先輩の濡れてないですよ」

紬「……」

梓「まぁ愛撫が下手だったんですかね。私がやってれば話は別でしたが……。どうしましょう」キョロキョロ

和「……」


梓「あれは……?」

唯「!」

紬「ボトルに何か透明な物が入ってるけど……水かしら」

和「『ローション』?なにこれ」

唯「う、それは……///」


唯「その……トロっとしたやつ……」

和「はぁ?何に使うの?」

梓「正直に言ってくださいね?嘘ついたらお尻に挿れますよ」

唯「マッサージとかに使うもの……」

和「マッサージ?あなたそんなのできないでしょ?」

唯「う……」

紬「あら?何か転がってる……」ヒョイ

唯「あっそれはダメ!見ないで!」

紬「わぁ……ぷにぷにしてる。ゴム……?」

梓「んんー?」ジロジロ

梓「これ……もしかして、オナホールってやつ……?」

唯「!」ギクッ

紬「オナホール?」

梓「それ、このペニスバンド買いに行った時に見ました!えっちなおもちゃです!」

和「筒の形をしてるわね……。でもこんなの何に?」

唯「あ、あうぅ」

梓「男の人のアレを入れて動かすものです」

和「は?」

梓「私は男じゃないので本当の事はわかりませんが……。男の人が気持ちよく感じるおもちゃらしいです」

紬「……///」

和「うわ……唯、こんなの使ってたの?」


梓「完全に変態ですね。こんな物使ってまでオナニーしたいなんて、猿です」

紬「一緒に置いてあったってことは、セットで使うものなのかしら?」

和「たぶんそうね。このローションってやつで濡らして入れるってことじゃない?」

梓「じゃあそのローションでバンドのコレを濡らしましょうか」トロッ

和「……」

梓「……唯先輩、自分のアレにこんな物塗りたくってしてたんですね。ちょっと引きますよ」

梓「そこまでしてオナニーしたかったんですか?情けなくないんですか?私には理解できません」

唯「……」


梓「じゃ、挿れますね。長引きましたが今度こそ挿れます」ピトッ

唯「!」

紬「大丈夫……。ちょっと痛いけど、今の唯ちゃんなら我慢できるから」

和「あら?唯は仰向けでいいの?」

梓「いいですっ。こっちの方が体押さえやすいですし……」ググググ

唯「うっ……!」

梓「暴れちゃだめですよっ……?くっ」グイグイ

唯「い……痛っ……」

梓「はあっ、ふっ……!」グググ

唯「……うぐ!」

梓「!」

唯「痛い!痛い痛い痛い!」バタバタ

梓「ちょっ……腕っ!押さえてください!」

和「ちょっとは我慢しなさい……!もうほとんどお仕置きになってないんだから……!」

唯「いやああああ!痛い!ひぃぃぃ!」

梓「ムギ先輩っ!後ろ!私の後ろに回って唯先輩の足を押さえてっ!」

紬「!」

梓「早くしてください!」

紬「あ……う、うんっ」ガシッ

梓「こ、これでっ……動けませんねっ」グググ

唯「いいいい……」

梓「さあ、覚悟してください?一気に、行きますよっ」ググッ

梓「入ってきましたっ……」

唯「あああああ!」ジタバタ

梓「もう少しっ……!」

ズッ…

唯「あ……」

梓「や、やっと……入りましたね」

唯「……」

梓「これで唯先輩は……処女じゃなくなりましたね」

唯(処女じゃない……)

梓「唯先輩の初めては、ベニスパンドです」

唯(私の初めては……)

梓「この気持ち悪い、悪趣味な道具です」

唯(ペニス……バンド)

梓「唯先輩がどんな形で初めてを経験したかったのかはわかりませんが……」

梓「唯先輩の初めてはこの不気味な道具。それは一生変わりません」

唯(……)


和(うわ……かなり責めるわね)

梓「唯先輩は恋をする度思い出します。えっちする度に思い出します」

梓「大切な初めてを、こんな形で……。こんな道具で失ったことを」

梓「一生忘れることはできません」

唯「う……」グスッ

紬「!」

唯「ひっ……ひっく……うっ……」ポロポロ

梓「これは罰ですよ。唯先輩が今までしてきたことの報いを受けたんです」

唯「うぅぅー……」ポロポロ

梓「……」ズリュ

唯「痛っ!」

梓「ふっ、ふっ……」

唯「痛いっ!あずにゃん、痛いよ!」

梓「はっ……はっ」ズッ ズッ

唯「待って、待って!痛い、本当に痛いんだよぉ!」ポロポロ

梓「……」

梓『子供じゃないんだから……我慢してくださいよ』

唯「……!」

梓「そう、言いましたよねっ……?」ズチュッ

唯「うっ……うっ」

梓「私にそう言って……無理やり、動きましたよねっ?」

唯「あぐ……うっ、うっ……」ギシギシ

和「ちょ、ちょっと……。もう少し手加減してあげたら?」

梓「何を……言ってるんですかっ!」ズンッ

唯「うぎゃっ!」

梓「これは、お仕置き……ですよっ!?」ズンッ

唯「あぐっ……!」ギシッ

梓「このくらい、やらないと、意味ないですっ……!」ズチュッ

唯(あ、あそこが痛い……。血出てる……絶対出てるよ……)

唯(痛いよぉ……痛い……。あそこ、ぐちゃぐちゃになっちゃうよ……)

唯「ひっ……ひっ」ポロポロ

紬「あ……もういい……」

梓「え……?」

和「も、もういいわ……。十分だから……いいでしょ?」

梓「はあっ……はあっ……」

和(この子、さっきからちょっと変だと思ってたけど……。もしかして、サドってやつ?)

梓「はっ……はあっ……」ヌポッ

唯「……」

紬「ああ……」ポロポロ

和(唯、ぐったりして……これはさすがに……)

梓「……」フラッ

紬「え……?」

梓「ムギ先輩……貰います」ガサガサ

梓「これ……」

和「その液……何?」

紬「あれは……梓ちゃんに頼まれて用意し」

梓「黙っててください。言ったら意味ないです……」

和「え?何?何なの?」

梓「精液ですよ……」

和「は……?」

唯(精……液……?)

梓「これ……入れます」

紬「!?」

和「ちょっ……何言ってるの!?」


梓「唯先輩……私の時……避妊してくれなかった」

梓「先輩の時も……」

和「え……」

梓「ゴム……勝手に切りました」

和「あ……それは」

梓「ムギ先輩の時も」

梓「こっそり外して……中にだしました」

紬「……」

梓「だから……同じ事します。どれだけ怖いか……知ってもらいます」

和「ちょっと!いいわよそんな事しなくて!」ガシッ

梓「ダメです……」

紬「……」

和「やめなさいって!」グイグイ

梓「聞いて……」

梓「……は……の……す」ボソッ

和「……え?」

梓「だから……いい」

和「え……?」チラッ

紬「……」コクリ

和「……」

紬「梓ちゃん……でもそれは……心が」

梓「大丈夫です……ちゃんと言います」

唯(……)

唯(みんな……何を騒いでるんだろ……)

グイッ

唯(あ……?)


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最終更新:2010年06月10日 01:20