律「ゆい、頼む……」
律「お願い……直接、触って、ほしい、の……!」
唯「どこを?」
律「ゆいが、今触ってるところだよ……!」
唯「だから、それってどこ?何て名前?」
律「名前?名前なんてあるのか……?」
その衝撃はすさまじかった。
こいつぁ、本気だ。本気でわかってねぇ……!
どうしようか……ここで教えてしまって言わせるか……
いや、そうだ、今はやめておこう。
お楽しみはとっておくべき。いいネタはここぞというとき使うべき。
唯「ふふ、そっか。『ここ』だね。わかったよ」するっ ぷちゅ
律「んああっ」
そういえばりっちゃんが女の子向けの雑誌とか見るのは想像できないし、ネットをよくやるようなイメージもない。
だから、知る機会がなかったといえば当然なのだが……
澪ちゃんって情報操作とかもやってたのかな……まさかね。
唯「りっちゃんってすごい子だったんだね……」
律「え……?」
唯「何でもない。今回は最初だしね。お望みどおりにしてあげるよ!」れろり
律「だ、だめだ!いきなり吸っちゃ……!」
律「も、だめ……なんかおかしくなる、よ」
唯「イっちゃいなよ。遠慮しなくていいよ~」
律「ひゃんっ、イく、よ……っ」ぶるっ
ソファーの背もたれをぎゅっと握り締め、ぶるぶると震える。
イったみたいだ。これはおそらく、下で初めてイったんじゃないか……?
唯「ふふ、お疲れ様」
律「はぁ…はぁ……」
唯「さて、もうそろそろ憂たち出てくる頃だし……」
律「そう、だな……唯、ごめん、ちょっと起こし、」
唯「おっぱいでもイっとこうかぁ」ぺろん
律「!?」
唯「だって困るんだよさっきから」
Tシャツをめくるとそこはもう素肌だ。
りっちゃんも驚いたのか、何でと自問している。
唯「来たときから思ったんだけどね、何でブラしてないの?いくら胸無いからって、たってるの見えて困っちゃったよ」
律「し、知ってるなら早く……!」
唯「いや、家の中なら別にいいじゃん?でも、私の我慢が限界でさぁ」なでなで
唯「やっぱ私の本命だしね~」こねこね
律「なっ、おま、みんな来ちゃったらどうするんだよ!」
唯「そのときは見てもらえばいいんじゃない?」
どうせもうすぐに見られることになる。別に今ここに2人が入ってきても、私は何とも思わない。
でもりっちゃんは違うみたいで、おでこまで真っ赤にしてぶんぶんと手を振って否定。
律「そんなのだめだ!恥ずかしいだろ!」
唯「いまさら~」きゅっ
律「痛っ!?」
唯「ほれほれ」きゅっきゅきゅっ
律「い、痛いって……!」
唯「ごめんね」れろ
強くつねったあとに優しく舐める。うって変わって大人しくなり、素直に快楽に身を任せようとする。
その変化が愛しくて、思わず左右で同時につねったり舐めたりしてみると、抗いようがないのか甘く喘いだ。
律「ふぁっ、ん」
唯「そうそうその調子。忘れちゃお、他の事なんて。りっちゃんの瞳に映るのは私だけで十分なんだよ」
先ほどからの行為のせいか、黄色いカチューシャがずれておでこにかかっていた。
私はそれを外すと、乱れた前髪をかき上げてきちんと付け直す。
唯「りっちゃんのトレードマークはおでこだもんね」
律「ゆい、ぃ」
唯「はいはい、ちゃんとやるよ」
強弱をつけて吸ったり舐めたり転がしたり。
そして与えられる甘い感覚にだいぶ浸かってきた頃、歯を立てて甘噛みする。
律「きゃひぁっ!」
唯「…………」ちゅぷ かみ
律「うあぁ……っん」
唯「…………」かみ ちゅぷ くに
律「また、変になる……っ」
唯「イくんでしょ?さっきはちゃんと言えたよね」
ぼろぼろと涙を溢れさせながら、こくりと頷く。
そして同じようにびくりと震えて、本日3回目の絶頂へと昇る。
りっちゃんも結構ハードだね。
律「っ……もうイきたくない……」
唯「そっか、それならいくらイっても足りなくなるようにするまで!」
律「無理だろ……死んじまうよ」
涙のあとをぺろりと舌でぬぐい、よく頑張ったねと撫でる。
すると、クッションに顔をそむけ、クッションにうめてしまった。
こういう反応するから澪ちゃんや私に目をつけられるんじゃないかなぁ……
私がくすくすと笑い、りっちゃんがふてくされてさらにクッションを握り締める甘い時間の中、
同じように甘い時間を過ごしたのであろう2人が帰ってきた。
梓「律先輩!」
憂「ふふ、よかったねお姉ちゃん」
唯「うん!今日という日ほど幸せなときはないよ!」
梓「先輩の願いがかなって、私も嬉しいです」
唯「ありがとあずにゃん」なでなで
憂「お姉ちゃん、私も……」
唯「いい子いい子~」なでなで
こうしていると2人とも妹のようだ。
そういえば静かだなぁと思ったら、りっちゃんはそのままソファーで寝てしまったらしい。すやすやと寝息をたてていた。
色々あって疲れたんだろうなぁ。
梓「私もそろそろ寝ようかと思います」
憂「そうだね、ちょっと疲れちゃったよ」
今日はあずにゃんも憂も充実したみたいだし、このままみんな寝ることにした。
丁度日付も変わり、私も眠くなってきたし。
私と憂でりっちゃんを運び、ベッドに寝かせる。
あずにゃんは憂のところで寝るらしく、私はりっちゃんの隣にもぞもぞともぐり込んだ。
ギー太に今日は一緒に寝れなくてごめんねと謝ってから、壁に立てかける。
あれ、これじゃフリとかじゃなくて本当に天然ぽわぽわな子じゃないかとも思ったがまぁいいや。
唯「おやすみ、りっちゃん」
カチューシャを外して脇に置いておく。
夢みたいだなぁと思いつつ、起きたらりっちゃんが忘れてるなんてことがないように願いながら、私も眠りについた。
―――――――――――――――――――――――
朝!
唯「んーむにゃむにゃギー太……」
律「ぐが……キャリブレーションうめぇー……」
憂「朝だよー」ガチャ
唯「ういー……もうちょっと」
律「私も…………」
律「!?」がばっ
憂「……っ、ほらお姉ちゃん、律さんは起きたよ!お姉ちゃんも起きようよ……!」
唯「んん~」
りっちゃんが勢いよく起きたため、布団が剥がされてちょっと肌寒い。
そんな私を憂は遠慮なくゆする。
まだ眠気がとれない私の隣で、りっちゃんがとても驚いた顔をしていた。
律「ゆ、唯!?」
唯「りっちゃんうるさいよー」
律「どうしてここに……」
憂「律さん、昨日のこと忘れちゃったんですか?」
憂「昨夜はお楽しみでしたね」
律「……!」かぁっ ぼふ
憂ににっこり笑顔で言われると赤くなって布団に突っ伏す。
朝から忙しいなぁ。
唯「思い出したー?りっちゃん可愛かったよぅ」
律「はははは、そうだったな……そんなこともあったな……」
憂「体力回復しました?今日から本番ですから、気合い入れてくださいね」
優しい憂はりっちゃんに忠告してあげる。
今から色々動いて体力を削っていたら、明日の朝は動けなくなってしまうからだ。
それでもりっちゃんは意味がわからないのか不思議そうに首を傾げる。
律「?」
憂「さ、行きましょう。梓ちゃんが待ってますよ。ほら、お姉ちゃんも二度寝しない!」
私は強制的に起こされて、憂に手を引かれる。
仕方ない、今日から私のハーレムだ。初日くらいちゃんと起きておくか。
律「本番?何の?……………まさか………いや、まさかな」
唯「りっちゃん、行くよ!」
りっちゃんは何か言っていたけど、私が声をかけると慌てて枕元のカチューシャを装着した。
りっちゃんと私が顔を洗って下に降りると、あずにゃんが食器を用意し終えたところだった。
すでにいつも通りの姿になっており、私だけが寝癖つき。
みんな早いよ。せっかくの休みなのにさ。
梓「皆さんおはようございます」
唯「あずにゃんおはよう~」ぎゅっ
梓「……!」びく
梓「もう、いきなりはダメです!」
唯「あずにゃん分接種~」
部室みたいなやりとりをして、りっちゃんが苦笑い。憂は微笑ましげに見ている。
そんな幸せな朝ごはんのあと、私とりっちゃんはお風呂に入ることにした。
昨日はお楽しみのあと寝ちゃったし、今日に備えるためだ。
りっちゃんには前者だけ伝えると、同意してくれた。
唯「じゃあ行こ、りっちゃん」
律「ん?」
唯「早く行こうよ~」
律「ちょ、一人ずつ入ればいいだろ!」
唯「これから四人で遊ぶ予定なんだよ?待たせちゃ悪いよ」ぐいっ
律「だからってそんな引っ張るn……いてっ肘ぶっけた」
とりあえずりっちゃんを引っ張って行く。
無理やり脱がせてお風呂場に押し込むと、りっちゃんは私の様子をうかがいながら、背を向けて体を洗い始めた。
唯「流してあげるよー」
律「ああ、うん、ありがとな」
流し終わるとすぐに浴槽に入ってしまう。
警戒してるのかなぁ?可愛い。
でも本当に警戒してるだけなのかな?
唯「私も入ろーっと」
律「せ、狭いぞ?私今出るから」
唯「私くらいなら入れるはずって。ゆっくりしようよー」
背中を向けてるりっちゃんの後ろに入る。
うちの浴槽はそこそこ広い。でもりっちゃんが出たがるのは危険を感じているのか、照れ隠しか。きっと後者だろう。
りっちゃんが背中を向けてるおかげでかうなじとかが良く見える。
思わず触りたくなって、私は滑ったフリをしてりっちゃんの肩に手をつく。
唯「おっと~、ごめんねぇ」
律「ひょわっ、なにしてんだ!」
唯「滑っちゃったよー」
律「だからってそんな所、手入れんなっ」
唯「お約束かと思いまして~」
律「お約束って、お前な……」
唯「りっちゃんって髪だけじゃなくて肌もすべすべさらさらだね」
律「……っん」
ちゃぷんと水が跳ねる。りっちゃんが微かに揺れたみたいだ。
少しだけ胸をかするように手を滑らせると、縮こまっていた背中が伸びて、肩が跳ねた。
唯「さて……」
律「ゆ、唯」
唯「もうそろそろあがろっか?」
律「えっ」
唯「ん?どうかした?」
律「あっいやっ別に!そうだよな、私もそろそろあがろうかと思ってたんだ!」
りっちゃんは意外そうな顔をしたあと、慌てて訂正。
うんうん。思ったとおり、これから何があるか期待していたご様子。
唯「ほんとー?あやしいなぁ」
律「本当だって!そろそろあがらなきゃのぼせそうだし!」バシャッ
律「ほら、唯も早く出ようぜ!」
必死に誤魔化してる。
ああ可愛いなぁ。
りっちゃんもだんだんえっちが好きになってきたみたいで私は大満足。
これで準備は万端だ。
今日は一生忘れられない日になるだろう。
―――――――――――――――――――――――
唯「お風呂出たよー!ういー、あいすー」
律「唯は本当にアイス好きだな……って、うわっ!!」
リビングに戻ると、当たり前だけど憂とあずにゃんがいた。
憂を呼んでおきながら、二人がそれどころじゃないのは大体わかっていたので、自分で冷凍庫からアイスを出す。
カラフルな色のついたスティックを一本りっちゃんに差し出すが、堅い表情で断られた。
りっちゃんが強張っているのは、やっぱり目の前の光景のせいだろう。
憂「梓ちゃん、っ……上手」ぴちゃ
梓「憂こそ流石だね……っ」ちゅる
2人は昨日りっちゃんと私が致していたリビングのソファーで、お互いの色々な部分を舐めあっている。
肝心な部分には触れていない。
前戯のような感じだ。
憂「あ、お姉ちゃんだぁっ」ぱぁっ
梓「先輩っ!ちゃんとしておきました」
唯「うん、そうみたいだね。2人ともいい子いい子」なでなで
2人とも、飼い主を見つけた犬のように私のもとへ駆け寄ってくる。
従順でとても可愛い恋人たちだ。
そして、まだ完全に従順になりきれてない方の恋人は、驚愕して2人を見ている。
梓「律先輩とも今日から一緒に出来るんですか?」
憂「やっとですね!これからよろしくお願いします」
律「え!?わ、私はその、なんつーか」
唯「うん、りっちゃんも一緒だよ!憂もあずにゃんも、今は先輩として優しくしてあげてね」
律「ちょ、何をだ!?」
梓「私が先輩……!はいっ、わかりました!」
憂「任せて、お姉ちゃん!」
律「あ、私は一体どうなるんだ」だらだら
これでよし、と。後は私が行為に移せば、私の幸せな一日は幕を開けるだろう。
梓「先輩……私、もう……」
憂「私も……朝からずっとだもん……我慢できないよ」
律「えっ?2人ともどうしたんだ?」
唯「そっか。もうダメなのかぁ~。2人ともえっちな子だね」
憂「だって……」
唯「仕方ないなぁ。じゃ、いつもみたいに始めようか」
私のその一言がサイン。
2人はぱぁっと表情を明るくすると、服を肌蹴させ、自慰を始める。
律「んな、何してんだ……?」
唯「見てわからない?それともりっちゃんはまさかしたことないのかな」
最終更新:2010年09月21日 00:11