紬「ミルクティーがよかった?」
唯「そうじゃなくて、普通のミルク。牛乳!」
紬「ごめんね、牛乳は用意してないの」
唯「そっかー……あっ!」
紬「??」
唯「ムギちゃんがミルク出せばいいんだよ!」
紬「出すって!?」
唯「母乳」
紬「ごめんね、それも無理よ」
律「出るわけないだろ!」
唯「やっぱり駄目かー」
唯「じゃあ、澪ちゃんは母乳出せる?」
澪「出せてたまるか!」
唯「うーん……りっちゃんとあずにゃんは…どう見ても無理だし」
律梓「どういう意味だ!?」
梓「母乳は赤ちゃんを産んで初めて出るんですよ?」
律「さわちゃんならあるいは」
澪「産んでないよ!……多分」
紬「あ、でもね。こんな話があるのよ」
紬「親がいなくなっちゃった子どものキツネを犬に育てさせたらね」
唯「うんうん」
紬「その犬には当時子どもがいなかったんだけど」
梓「うんうん」
澪「梓まで……」
紬「なんと母乳が出て、仔ギツネに飲ませてあげたんだって!」
律「へー」
澪「ほぉ」
唯「すごい!すごいよ!愛が通じたんだね!」
唯「ムギちゃん!」
紬「なんと母乳が出て、仔ギツネに飲ませてあげたんだって!」
律「へー」
澪「ほぉ」
唯「すごい!すごいよ!愛が通じたんだね!」
紬「唯ちゃん!」
唯「ムギちゃん!」
紬「唯ちゃんのためなら私…きっと!」
律「お前らの間に愛はあるのか?」
唯「ムギちゃんと私は今日から愛し合っているのです!」フンス!
梓「今日からって……」
唯「ということでムギちゃん♪」
紬「恥ずかしいから澪ちゃんたちは向こう行っててくれない?」
澪「おいムギ!お前本当に」
紬「私、母乳飲ませるのが夢だったの~♪」
律「そりゃ女子なら誰でも夢見ることだろうけどさ」
梓「や、やっぱりそんなのHですよ!」
唯「えー、そんなこと無いよー!」
紬「梓ちゃんだって飲んで育ってきたのよ?」
梓「それはそうですけど……」
唯「何もおかしいことはないのだよ」 フンス!
澪「(何で既に母乳が出るってことで話が進んでるんだよ)」
律「分かった分かった、むこう行ってるから好きなだけしゃぶってろ」
梓「言い方がいやらしいです」
紬「さて」ぬぎぬぎ
唯「おおぉ」
紬「はい♪どうぞ唯ちゃん」
唯「いただきます!」ちゅー
紬「あっ!うぅ…どう?」
唯「ほえ?」ちゅー
紬「で、出てる?はぅっ」
唯「出ないよー」ちゅー
紬「どうすればいいのかしら?ひゃうん!」
澪「色々やばくないか?」
梓「ムギ先輩が変な声出してる…」
律「唯も唯でよく躊躇無く吸えるよな……」
唯「口が疲れちゃった」
紬「はぁ…はぁ……やっぱり無理みたいね」
唯「愛が」
紬「え?」
唯「愛が足りないんだ!」
紬「愛が…?」
唯「ムギちゃん!もっと私を愛して!」
紬「唯ちゃん……」
澪「おい!その辺にしてそろそろ練習を」
唯「ミルク飲んでないからやる気でなーい」 へなへな
澪「もー!」
律「しゃあない。今日は切り上げるか」
梓「結局今日も練習にならなかった…」
紬「ごめんなさいね唯ちゃん。明日までにちゃんと出るようにしておくから!」
律「(それは無理だろ)」
澪「(唯がコンビニで牛乳買ってくれば済む話じゃん)」
唯「うーいー」
憂「どうしたのお姉ちゃん?」
唯「憂は私のこと愛してる?」
憂「え!?」ドキッ
唯「ねえ愛してるー?」
憂「(な、何?お姉ちゃん…そりゃ愛してるよ!え、でもでもそんな突然)」
唯「あのね、今日学校で……」
憂「え~っ!?お姉ちゃん、紬さんのおっぱい飲んだの!?」
唯「飲んでないよ。出なかったんだもん」
憂「そりゃ出ないよ」
唯「多分愛が足りなかったんだよ」
憂「へ?」
唯「憂のだったら出るかな」
憂「(出るわけないよ!でもお姉ちゃんのためならもしかして……)」
憂「吸ってみる?」
唯「いいの!?」
憂「う、うん(私も姉ちゃんにおっぱい吸ってほしい…けどやっぱり出なくてがっかりさせちゃうかな……)」
唯「ありがとういー」 だきっ
憂「え?今ここで?」
唯「だめ?」
憂「うーん、お風呂でやってみようよ」
唯「なるほどー。どうせ裸になるもんね」
唯「憂と一緒にお風呂入るの久しぶりだね」
憂「そうだね、なんだか懐かしいね」
唯「じゃ、いいよね」
憂「…いいよ」
唯「はむっ」ちゅーちゅー
憂「んっ!」
唯「ういー出ないよー?」ちゅー
憂「頑張ってみる…あんっ」
唯「私ももっと力強く吸ってみる!」ちゅー
憂「(だめだよお姉ちゃーん!!)」
唯「やっぱり出ないねー」
憂「ねえお姉ちゃん」
唯「なぁに?」
憂「今度は私がお姉ちゃんの吸ってもいいかな?」
唯「えっ?私…出るかなぁ」
憂「私のこと、愛してる…?」
唯「勿論あいしてるよ~♪」だきっ
憂「(かわいいなぁ)」
唯「はい、どうぞ憂」
憂「じゃ、吸うよお姉ちゃん」
唯「よさこい」
憂「(お姉ちゃんのおっぱい!お姉ちゃんのおっぱい!)」ちゅー
唯「うぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛おー」
憂「! うそ…?」
唯「どうしたの?」
憂「出た」
唯「へ?」
憂「おっぱい、出た」
唯「え?」
憂「出たよお姉ちゃん」
唯「ホントに!?」
憂「うん!」
唯「私の愛が憂に通じたんだね!」
憂「うん!」
唯「明日みんなに自慢しようっと♪」
唯「おはよー」
澪「今日も遅刻ギリギリだな」
唯「えへへー」
紬「あのね、昨日帰ってから色々調べたんだけど……」
唯「何を?」
紬「母乳、どうしたら出るかなって」
唯「そのことだけどね!」
律「どうした?」
唯「放課後までのお楽しみです!」
澪「?」
ガチャ
梓「あ、みなさんこんにちh」
唯「あずにゃーん」 スリスリ
梓「ああもう!今日はちゃんと練習しますよ!」
澪「そうだぞ!」
唯「その前にみんなにお知らせがあります」フンス
律「お、なんだよいきなり?」
唯「実は私!母乳が出たのです!」
澪律紬梓「………」
澪律紬梓「な、なんだってーーー!?」
澪「おい唯!馬鹿な事言うな!」
律「出るわけ無いだろ!?常識出来に考えろ!」
唯「本当に出たもん!」
梓「よだれが丁度いいところに垂れただけじゃないんですか?」
唯「本当だもん!昨日憂が吸ったら出たんだよ」
梓「嘘!?」
律「つーか姉妹でそんなことするか普通」
澪「憂ちゃんの勘違いじゃないのか?」
唯「本当だってばー!そんなに疑うならみんなも吸ってみる?」
澪「えっ」
梓「いやそれは流石に」
紬「私、吸いたいです!」
澪律「(お前はそう言うだろうと思った)」
律「でも本当に出たって言うなら大変なことだぞ」
唯「そうかなー?」
澪「ま、まあ真偽を確かめる意味で吸ってみるか」
梓「そうですね!別に唯先輩のおっぱいが飲みたいとかじゃないですけど」
律「そうだな、これは健康診断だ」
唯「じゃあみんなどうぞ。一列に並んでね」
澪「お店か何かかい」
唯「じゃあまずはムギちゃんからだね」
紬「いただきます!」ちゅー
唯「はうっ!」
唯「ん…あっど、どう?ムギちゃん」
紬「……」ちゅーちゅー
紬「……!」
唯「はぁ……はぁ……出た…でしょ?」
紬「出た」
紬「出たわ!凄い!凄いよ唯ちゃん!」
律「おおおおい!マジかよ!?」
唯「ね!言った通りでしょ!?」
澪「ムギ、唯と一緒に私たちをだましてるんだろ?」
紬「そんなこと無いわ。澪ちゃんも吸ってみて!」
唯「ほらぁ次は澪ちゃんの番だよー♪」
澪「ああ。す、吸うからな」 ちゅー
唯「むぉぉぉぉ」
澪「変な声出すなよ…あ!」
律「まさか」
澪「本当に…出た」
梓「ええ!?」
澪「母乳だよコレ……」
唯「りっちゃん!あずにゃん!まだ疑ってるの?」
律「だって、なぁ」
梓「そりゃ信じられないですよ」
唯「じゃあ吸ってみて」
律「…分かったよ」
唯「あずにゃんももう片方どうぞ」
梓「……はい、じゃあ失礼して……」
律梓「あむっ」
唯「あああ゛ぁ゛~流石に両方同時は凄いよ~」
澪「何言ってるんだよ……」
紬「………」 ぼたぼた
澪「おいムギ鼻血!」
律「はっ!」
梓「出た……!」
唯「ね!みんな信じたでしょ!?」
律「唯!お前子どもが!隠し子がいるのかー!?」
唯「いないよーそんなの」
梓「でもそうだとしか……」
唯「私の愛がみんなに通じたんだって!」
律「んな訳あるかいっ!」
唯「それよりみんな、おいしかった?」
澪「へ?」
唯「私のおっぱいだよ。美味しかった?」
梓「うーん、想像してた味と違いました」
律「そうだなー、もっと牛乳みたいなもんだと思ってた」
澪「と言うか殆ど無味だったな」
紬「すごく美味しかったわ!」 キラキラ
唯「ムギちゃん……」
紬「これが唯ちゃんの味なのね!」
唯「もっと飲む?」
紬「いいの?」
唯「勿論だよー。いっつもムギちゃんの紅茶やお菓子貰ってるもん」
澪「紅茶のお返しが母乳ってのはどうなんだ?」
唯「たーんと飲んでね♪」
紬「ありがとう唯ちゃん」 ちゅー
唯「ぁぁぁあ~!」
梓「……」
唯「どうしたのあずにゃん?」
紬「梓ちゃんも飲みたいのかしら」
唯「おいでーあずにゃん」
梓「べっ別に私は!」
唯「そっかー残念だね」 シュン…
梓「あ!やっぱり飲みます!」
澪律「梓……」
ガチャ
和「入るわよ って何してるの!?」
唯「あ。和ちゃん」
律「何故か唯が母乳出るようになっちゃってさ」
和「うそっ!?」
唯「和ちゃんも飲む~?」
紬「とっても美味しいのよ~」
和「遠慮しておくわ…」
和「それより唯、あれそろそろ返してくれない?」
唯「あれって?」
和「胃薬よ。唯、この前ちょっと胃の調子が悪いからって私に借りたじゃない」
紬「……!」
唯「あー、あれかぁ。もうちょっと借りてていい?」
和「うん、まあいいけど」
紬「分かったわ!!!」
唯澪律梓和「うわーびっくりした!」
唯「何が分かったの?」
最終更新:2010年06月18日 21:31