紬「ええっと……」 キョロキョロ
梓「?」
紬「あ、あったあった」
憂「?」
紬「梓ちゃん、ちょっとこれ借りるわね」
梓「洗濯バサミですか?別にいいですけど……」
憂「どう使うんですか?」
紬「簡単よ」 ぬぎぬぎ
紬「これでね……挟むの」
梓「ちょっ!?そんな事したら痛いですよ!?」
紬「大丈夫。すぐ慣れるから」 ギュッ
紬「んっ………!」
憂「あわわわわわ」
梓「駄目です!見てられません!」 ヒッパリ
パチン
紬「あぁぁぁぁぁああっ」
梓「ごめんなさい……つい……」
紬「いいのよ」 ヒリヒリ
憂「(喜んでる……)」
紬「はい、梓ちゃんもどうぞ」
梓「挟むんですか?」
紬「ええ」
梓「むぅぅ…」
憂「頑張れ梓ちゃん」
梓「えい!」 ギュッ
梓「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」
梓「無理ですよこんなの~」 ヒリヒリ
憂「梓ちゃん…」
紬「最初はもっと弱いもので挟んだ方がよかったかしら…」
梓「うぅ…あ、また母乳出てる」 ぴゅっぴゅっ
梓「本当にこんなんで出したり出さなかったりできるんですか?」
紬「挟んでる間は出ないってだけなんだけどね」
梓「それじゃ意味無いですよ~」
梓「それにこんなの着けてたら下着ばかりか服だって着れないですよ!」
紬「じゃあ最後の手段ね」
紬「梓ちゃん、ちょっと辛いと思うけど我慢してね!」
梓「何するんですか?」
紬「じゃーん」
憂「冷却スプレーよ~」
梓「嫌な予感しかしないです!」
紬「憂ちゃん、梓ちゃんが暴れないように抑えてて!」
紬「耐えてね」 プシュー
梓「に゛ゃあああ!?」
梓「ムギ先輩!許して!許してください!」
紬「もう終わったわよ」
梓「へ?」
紬「乳首、凍ったからもう出ないわ」
憂「やったね!母乳止まったよ梓ちゃん!」
梓「憂…」
梓「……でもこれ暫く時間が経てば元に戻りますよね」
紬「あ、確かに」
紬「やっぱり唯ちゃんとキスするのやめるしかないみたいね」
梓「何かもうそれが一番楽なような気がしてきた……」
憂「私も頑張るから一緒に頑張ろ?」
梓「て言うか……」
梓「なんで唯先輩はまだ母乳出るの?」
憂「さ、さあ?」
紬「まだ胃薬飲んでるの?」
憂「いえ、今は飲んでないはずです」
紬「あ、そっか!」
紬「簡単な事よ!」
梓「?」
紬「とっくに胃薬の副作用なんて消えてるのよ!」
憂「それじゃあ、どうして?」
紬「今唯ちゃんがおっぱい出るのはね、憂ちゃんや梓ちゃんの所為なの」
梓「どういうことですか?」
紬「みんながおっぱい出るようになったのは、唯ちゃんのを飲んでからでしょ?」
紬「逆に、今唯ちゃんは憂ちゃんたちのおっぱいを飲んでるせいで母乳が出ちゃうのよ」
憂「それって…風邪のひき直しみたいなものですか?」
紬「そうね」
※「母乳を飲んだら出るようになった」じゃなくて「キスしたら出るようになった」です
脳内変換よろしくです
憂「と言うことは、お姉ちゃんだけじゃなくて、梓ちゃんや紬さんや澪さん、律さん、和さんとキスしても……」
梓「同様に母乳が止まらないってことですね」
紬「そうね」
紬「私達のおっぱいを鎮めるにはもう仲間内でキスしないしかないの」
梓「そんな……」
紬「みんな辛いけど頑張るしかないの」
梓「ムギ先輩……」
憂「紬さん……」
梓「じゃあ、これで最後にしましょう!最後に1回だけ!」
紬「分かったわ」
憂梓紬「」ちゅっちゅっちゅっ
憂「だからね!お姉ちゃん、暫くちゅーはお預け!」
唯「ええーっ」
憂「お姉ちゃんもあちこちに母乳撒き散らすのいやでしょ?」
唯「うーん、でも……」
唯「憂は私のおっぱい飲みたくないの?」
憂「…飲みたいよ」
唯「私も憂の飲みたい。ちゅーもしたい」
憂「お姉ちゃん!」 ぐすん
唯「憂……」
唯憂「」ちゅっ
唯「う~い~おっぱい」
憂「…はい」
唯「おいひい♪」 ちゅーちゅー
憂「こうして泥沼にはまっていく……」
唯「泥じゃなくてお乳だよ。乳沼だね」 ちゅーちゅー
唯「おーはよー♪」
紬「おはよう唯ちゃん」
澪「あのな、唯。さっきちょっと話してたんだけど」
唯「ほえ?」
律「母乳、続けよう」
唯「りっちゃん!」
和「でも、約束事があるの」
唯「何?」
澪「1、プールや温泉には入らないこと」
唯「え~」
澪「2、部活中の授乳は禁止」
唯「え~」
澪「この2つを守ること!」
唯「分かったよ」
律「聞き分けがいいな」
唯「これからもみんなでおっぱい飲んだり飲ませたりするもん」
唯「これくらいは当然だよ!」
唯「ムギちゃああん。喉渇いた~」
紬「お茶淹れるわね」
唯「えー、おっぱいがいい~」
澪「こら、朝約束したばっかりだろ!」
唯「でもでもー」
唯「あ!そうだ、ムギちゃん!」
紬「はい」
唯「搾乳機持ってきてる?」
紬「ずっと部室に置いてあるわよ」
律「(置くなよ)」
唯「借りるね!」
澪「おい唯!」
唯「部活中の搾乳禁止っていう決まりは無いでしょ?」
梓「確かに無いですけど……」
律「痛いところを突くな」
唯「はいムギちゃん」
紬「は~い♪」
澪「しかもムギが搾るのかよ」
紬「気持ちいいわぁぁ」 ギュイイイイイイイイイン
紬「はい、どうぞ」
唯「ありがとムギちゃん」 ゴクゴク
唯「生き返ったよ!さあみんな、練習がんばろー!」
梓「はぁ……」
律「暑いなぁ」
澪「我慢しろ」
梓「暑いって言うから余計暑くなるんですよ」
唯「次から『暑い』って言った人は罰ゲームだよ!」
紬「どんな罰?」
唯「うーん……みんなにおっぱい飲まれちゃう」
梓「それで行きましょう」
澪「気をつけろよ律ぅ」
律「暗くなってきたし今日はここまでにしよう」
澪「そうだな」
唯「ねえあずにゃん、帰りにラーメン食べない?」
梓「え?こんなに暑いのにですか!?」
唯「あ、『暑い』って言った!」
梓「にゃ!?」
澪「(謀ったな)」
律「(謀ったな)」
紬「(謀ったのね)」
梓「も、もう練習終わったんだから無効ですよ!」
唯「あんなこと言ってますぜりっちゃん?」
律「罰ゲームから逃れようと必死ですね唯さん」
梓「分かりました!好きなだけ吸ってください!」
唯「あずにゃんったらもう母乳出してる」
律「エッチな子だなぁ」
梓「もー!黙って吸ってください!」
澪「おいひい」 ちゅーちゅー
紬「梓ちゃん可愛いわ」 ちゅーちゅー
唯「そうだ!これ付けてよあずにゃん!」
梓「猫耳…ですか?」
唯「うん。あ、可愛い!」
あずにゃん「このまま吸われるんですか?」
唯「うん。語尾に『にゃー』ってつけるんだよ」
あずにゃん「分かりました……にゃあ」
澪「(これは反則だ)」 ぼたぼた
紬「澪ちゃん鼻血!」
律「気持ちいいか梓?」 ちゅーちゅー
あずにゃん「ふっ!んっあ!気持ちいですにゃあぁ」
紬「飲んでも飲んでも出てくるわ」 ちゅーちゅー
澪「まるで湧水だな」
あずにゃん「みなさんにもっといっぱい飲んでもらいたいにゃー!」
唯「あずにゃん…成長したね」
唯「ねえムギちゃん、またやらない?」
紬「何を?」
唯「母乳パーティだよ」
紬「やりたい!」
律「私も次はいつかなーってずっと考えてたんだよ」
澪「どうせなら夏休みがよくないか?」
律「じゃあムギ、また別荘借りてもいい?」
紬「ええ、頼んでみるわ」
唯「楽しみだね!」
梓「はい♪」
唯「憂~憂~」
憂「なあに?お姉ちゃん」
唯「今日はこの搾乳機をフルパワーで使いたいと思います!」
憂「やめといたほうがいいよー」
唯「大丈夫大丈夫」
唯「」 ぬぎぬぎ
唯「ほい、セット完了!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「見ててねうい~。スイッチオン!」
ギュイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ン
唯「わわっ!助けて!助けてうい~~!」
憂「お姉ちゃんスイッチ!スイッチ切って!」
唯「あわわわわ」
ギュイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ン
憂「大丈夫!?お姉ちゃん!?」
唯「ういー……」 シュン
憂「どうしたの?」
唯「取れちゃった」
憂「へっ!?」
唯「乳首取れちゃった」
憂「え~!?」
唯「ほら、ここに……」
憂「ど、どうしよう!?」
唯「とりあえず食べてみよう」 ひょいっ
唯「んー」 モグモグ
憂「お姉ちゃん……」
唯「うまいっ!」 テーレッテレー
ガバッ
唯「ハッ!?変な夢見ちゃった……」
唯「良かった、ちゃんと付いてる」
憂「お姉ちゃーん!今日は軽音部のみんなでおでかけするんでしょー!?」
唯「あ、そうだった!ムギちゃんの別荘行く日だった」
唯「おはよーういー!」 ドタドタ
憂「ご飯出来てるよ」
唯「憂!搾乳機を使うときは絶対フルパワーにしちゃダメだよ!」
憂「うん。私使わないよ?」
唯「いただきまーす」
唯「行ってくるよ憂」
憂「気を付けてね」
唯「お土産期待しててね!」
憂「うん。楽しみにしてる」
唯「おばあちゃんおはよう!」
とみ「おはよう唯ちゃん。大きな荷物持って、旅行でも行くの?」
唯「友達とパーティに行くんだよ!」
とみ「へー。どんなことするの?」
唯「う~ん、えっとね。吸ったり飲んだり…」
とみ「唯ちゃん、お酒も煙草も20歳になってからだよ?」
唯「違うよ~そんな事しないよー」
唯「お待たせー!」
律「遅いぞ唯」
澪「本当はもう1本前の電車乗るつもりだったのに」
紬「まぁまぁ、別に急ぎじゃないから」
唯「あずにゃん音楽聴いてたの?」
梓「はい。唯先輩を待ってる間」
澪「何聴いてたんだ?」
梓「アシッドマザーズテンプルです」
澪「へー、梓ってサイケも好きなんだな?」
梓「いえ、このアルバムだけですけど」
律「何?」
梓「『ダズ・ザ・コズミック~』
律「ああ、ジャケットがな」
最終更新:2010年06月18日 21:36