唯「あ、電車来たよ!」
紬「結構空いてるわね」
澪「朝だからな」
律「みんな座れるな」
唯「吸われる?りっちゃん、別荘着くまで我慢しようよ」
律「お前は何を言ってるんだ」
澪「すぅー……」
紬「澪ちゃん寝ちゃってる……」
唯「やっちゃいますかりっちゃん隊員!」
律「もちのろんよ!」
梓「またおデコに落書きですか……」
律「いあいや、今回はおデコじゃなくてな」
唯「りっちゃんりっちゃん!澪ちゃん今日フロントホックだよ!」
律「外しやすくて助かったな!」
プチッ
澪「すうぅ……」
梓「ちょ!おっぱいに落書きする気ですか!?」
唯「そうだよ」
律「何て書こうか?」
紬「『1回100円』とか♪」
律「そういうのはマジで色々やばいからやめろ」
唯「『おもち』……っと」
律「何か普通……」
唯「だって澪ちゃんのおっぱいってお餅みたいじゃん!」
梓「って言うか何で公衆の前で澪先輩に大サービスさせちゃってるんですか!?」
唯「はっ!みんな、見ちゃ駄目ですから!!」
律「キープアウト!キープアウト!」
梓「まず服着せてあげましょうよ……」
紬「澪ちゃん、もうそろそろ着くよ」
澪「ん、ああ」
澪「あ!おい律、お前また顔に落書きとかしてないだろうな!?」
律「してないよ!鏡でも見てみれば?」
澪「…………疑って悪かったよ」
唯「(後でどんな怒られ方をするのやら)」
律「うわぁー!今年も来たなー!」
紬「水着に着替えましょう♪」
唯「あ、あずにゃんまた母乳溢れてる!」
梓「あーもうっ!見ないでください…」
澪「……あっ」
澪「おい律!これは何だ!」
紬「『おもち』」
律「書いたのは唯だぞ!」
唯「やろうって言ったのはりっちゃんだよ!」
律「いや、それも唯だった気がする」
唯「許して澪ちゃん!」
澪「仕返しさせてくれたら許す」
律「うぅ……」
紬「はいどうぞ、マジックペン」
梓「(ムギ先輩……)」
澪「唯、胸出しなさい」
唯「変なこと書かないでね」
澪「………」 キュッキュッキュッ
唯「きゃはっ!?くすぐったい!」
澪「律も!」
律「分かったよー…」
澪「………」 キュッキュッキュッ
唯律「あぁ……!まっ黒に塗られちゃった……」
澪「ムギ、マジックペンどうも」
紬「はい♪」
梓「これはこれで……」
紬「(梓ちゃん……)」
唯「泳ごうりっちゃん!」
律「おうっ!」
唯「あずにゃん何してるの?」
梓「にゃっ!?」
唯「トイレ行きたいの?」
梓「そうじゃなくて……今おっぱい出てるんです」
唯「えー、ホントに?見せて見せて」
梓「はい……」 ぬぎぬぎ
唯「飲むよあずにゃん」 くりくり
梓「はい。飲んでください」
唯「あむっ」 ちゅーちゅー
梓「あ……っ駄目……」
唯「あー」
梓「どうしたんですか?」
唯「しょっぱい」
唯「あずにゃん……しょっぱい」
梓「海水の味ですよ」
唯「スナック菓子みたい」 ちゅーっ
梓「乳首食べないでくださいよ?」
唯「食べちゃ駄目?」 ちゅーちゅー
梓「えっ……。唯先輩になら…食べられてもいいです……」
唯「冗談だよ~」
梓「ひどいっ!」
唯「ごめんねあずにゃん」
梓「酷いです!今度は私が先輩の飲みますから!」 ぬがしぬがし
唯「あぁ…あずにゃん、そんな強引に……」
梓「あ、まっ黒!」
唯「澪ちゃんに塗りつぶされちゃったからね」
梓「私が洗ってあげますから」
唯「いいのー?」
梓「はい。手でしっかり洗いますよ」 くにくに
唯「あずにゃぁん!もっと優しくやってよ~」
梓「駄目です!このくらいしっかり洗わないと!」 くにくに
唯「あずにゃーん……」 ビクン
梓「よいしょ」 ぎゅーっ
唯「引っ張らないでー!」
梓「んむっ」 ちゅぱっ
唯「あっ」
梓「先輩……美味しいです」 ちゅー
唯「しょっぱいでしょ?」
梓「はい」
梓「……でも、唯先輩のおっぱいです…美味しいですよ」 ちゅーっ
唯「あずにゃん……」
律「なぁ澪!いいだろ?」
澪「エロ親父かお前は」
律「澪ちゃあん?」
澪「分かったよ!好きにしろ」
律「じゃ、遠慮無く……」 ぺろっ
澪「…んっ!」
律「澪のおっぱいが一番美味いな」
澪「そ、そうか?」
律「私は一番好きだよ」 ちゅーっ
澪「……でもそれって喜んでいいの?」
律「嬉しいんだろ?」
澪「うん」
律「澪…ちゅーして?」
澪「すればいいだろ?」
律「澪からしてほしい」
澪「仕方ないな…ほら」
澪律「」
唯「そう言えばムギちゃんは?」
梓「あ、向こう!」
唯「大変!倒れてる!」
梓「ムギ先輩!しっかりしてください」
唯「ムギちゃん!」
紬「」 ぼたぼた
梓「はっ鼻血が大量に!?」
唯「いい物を見過ぎちゃったんだね……ムギちゃん」
澪「ムギ!ムギ!」
律「ムギ!起きてくれ!」
紬「ん……」
唯「衰弱してるよ!」
梓「こんなときはどうすれば……」
唯「これでどうかな?」 ぬぎぬぎ
澪「何してるんだよ」
唯「私のおっぱい飲んで元気になってムギちゃん!」
紬「……」 ちゅーちゅー
梓「あ、飲んでる」
唯「ムギちゃん……結構吸引力強いね」 ビクン
紬「んむっ」
律「ムギ!気が付いたのか?」
紬「あれ、唯ちゃん!?」
澪「おっぱいに向かって話しかけるなよ」
唯「よかったームギちゃん」 だきっ
紬「私……」
梓「鼻血出して倒れてたんですよ」
紬「みんなが母乳出してるときに私は鼻血を出してたのね」
唯「砂浜に吸わせてたよ」
律「ムギには目の毒だったな」
澪「ムギだもんな」
紬「面白いゲーム考えたの」
律「どんなゲーム?」
紬「乳当てゲームよ」
唯「何それ面白そう!」
紬「みんなにこの紙コップをわたすわね」
梓「まさかこれに…」
紬「そう、母乳を出して入れるの」
紬「あ、でもその前にコップの裏に名前を書いて」
唯「ゆ…い…っと」
紬「書いた?書いたらもう言う事は無いわ。お乳を出して」
ぬぎぬぎ
紬「誰がどのコップを持ってたか分からないようにして……と」
澪「おおー」
紬「準備完了よ」
紬「みんな適当にコップを持ってって」
唯「これにしよう」
澪「私はこれで」
梓「これにします」
律「じゃあこれ」
紬「私は余ったのを……」
紬「コップの中のお乳を飲んで、出した人を当てるの」
律「結構難しそうだなぁ」
唯「時計回りに順番に応えるの?」
紬「それじゃ、後に応えた人が有利になっちゃうから駄目よ」
紬「答えは紙に書いて皆で一斉に見せ合うってことで」
唯「はーい」
唯「(こんなの簡単簡単♪)」 ごっくんごっくん
澪「(誰のだろう」 ごっくん
律「(澪のだったらいいなぁ)」 ごっくん
梓「(味だけで誰のか分かるのかなぁ)」ごっくん
紬「うふふ」 ごっくん
紬「飲んだら答えを紙に書いて」
唯「(あずにゃん…っと)」
澪「(分からないな……ムギって書いとこう)」
律「(澪のじゃなかった……梓かな)」
梓「(澪先輩…かな)」
紬「(これは唯ちゃんね)」
紬「みんな書いた?書いたらコップの裏を見て応えを確認してみて」
唯「ん……やっぱりあずにゃんだ!」
澪「えっうそ!?自分のだ。道理で分からないわけだ……」
律「あ、これムギだったのか!」
梓「律先輩のでした」
紬「当たった!唯ちゃんだ♪」
澪「唯もムギもよく分かったな」
唯「えへへ。一番量の多いのがあずにゃんだって思ったんだ」
律「確かに梓って誰よりも母乳出るよな」
梓「そんなのズルいですよー!」
唯「だって分かっちゃうんだもん」
律「ムギはどうして当てられたんだ?」
紬「私はみんなの味、全部分かるから」
澪「すげえ」
紬「最後まで当てられなかった人が出るまで続けます!」
唯「澪ちゃんとりっちゃんとあずにゃんの三人勝負だね」
澪「今度は負けないぞ!」
律「今度は澪のを飲んでやる!」
梓「目的が違ってますよ……」
紬「はい、母乳出して」
ぴゅっぴゅっ
紬「じゃあランダムに配るわね」
澪律梓「」ごっくん
澪「(また分からない……)」
律「(これも澪じゃなかった)」 シュン
梓「(誰のだろう)」
梓「(さっきの律先輩のとは違う…)」
梓「(だから、必然的に私のか澪先輩のだけど…)」
梓「(律先輩の口ぶりからすると、律先輩は手元に澪先輩のが来たとき、すぐ話かるはず……)
律「……」
梓「(でもずっと考え込んでるって事は……律先輩のところには澪先輩の母乳は来ていないってことになる……)」
梓「(で、さっき自分のを飲んだ澪先輩のところにもう一度自分のが来たとしたら、これもすぐに分かるはず……)」
澪「……」
梓「(分かってる様子は無い)」
梓「(つまり、これが澪先輩のおっぱい!)」
律「(ええーっと、私が分かるのは澪のと、さっき飲んだムギので)」
律「(でもムギは今参加してないから、澪のだけ…。でもこれは澪のじゃない)」
律「(梓が知ってるのは私の味で、澪が知ってるのは……これも澪の味か)」
律「(みんな澪のしか知らないってことじゃん?)」
律「(ええっと、もうとりあえず梓って書いておこう)」
澪「(律のだか梓のだか分からないな……)」
澪「(2人とももう答え書いたのか)」
澪「(律は何故か私の味を知ってる。梓のは、前に飲んだことがあったとしても覚えてないよな」)
澪「(私だって梓や律の味がどんなのだったか思い出せないよ)」
澪「(つまり律が飲んだのは、私のか)」
澪「(どう考えても私の手元にあるのは律のってことになる)」
澪「(よし!)」
澪「(待て、違う違う!)」
澪「(梓のかもしれないじゃないか)」
澪「(でも梓には、何のヒントも無いはず)」
澪「(その梓がいち早く答えを書いたってことは……つまり?)
澪「(よく考えろ私!)」
澪「(梓がすぐに答えられたのは、今回もさっきと同じ律のだったからだ)」
澪「(“律乳→梓 澪乳→律”となり、私の手元に来たのは梓乳だ!)」
最終更新:2010年06月18日 21:37