律「4人いるし大乱闘でもやるか!」

紬「え…?(大…乱交…?///)」ドキドキ

唯「おぉ!いいねぇ!」

律「64だけどな!」

紬「(…64!?初めて聞いたわ…64って何かしら…?//)」

律「ムギもやるよな!」

紬「え!?え…えぇ!もちろん♪」ドキドキ

唯「澪ちゃんがTVゲーム持ってるなんて意外だな~」

紬「あれ…?」

澪「私が持ってたら意外か?」ニコッ

唯「なんか澪ちゃんって凄い弱そうだね☆」

澪「なっ!わ、私は…」

律「そうだぞー唯。澪は弱さに拍車がかかってるからな!中学のときなんか澪と組んだヤツが必ず負けるという伝説まで作ったほど…」

澪「きゃああぁぁぁ言わないでぇぇ!」

紬「ゲームですか…」

律「んだ!ムギはやったことあるか?」

紬「」フルフル

律「だよなー」


唯「まぁやってればわかるよ!」サッ

紬「はぁ…」

律「大丈夫!ムギより澪の方が弱いから!」ポンッ

澪「ちょっ…律…私をバカにし過ぎじゃないか?」

律「ほぇ?」

澪「今回はもう本気出すから…泣くなよ律…」ゴゴゴ…

律「はぁ…」

唯「まずは大乱闘でしょ!」ポチッ


―――――――

律「いやったーー!!余裕の1位ぃ!!」

唯「む…全然余裕じゃないよりっちゃん!最後追い詰めたもん!」ムッ

紬「楽しいですね♪」

唯「ムギちゃんは3位かぁ~!ホントに初めて?凄いうまかったよ!」

紬「私、小さい頃からスピードとか得意だったの♪」ニコッ

唯「え…?」

律「あ…あぁ、そっか」

紬「~♪」

律「まぁ…そして…」チラッ

唯「澪ちゃん…予想以上に弱かったね…」

澪「……もう死にたい…」グスッ

律「まぁまぁ…」

澪「…うぅ…律や唯はともかく何故ムギにまで…」シクシク

紬「??」ニコニコ

律「ムギも強かったんだよきっと!」アセアセ

澪「…そ、そうか?」パアァ 

唯「てゆーか3人で闘ってたら澪ちゃんが勝手にPKサンダーで自滅してたんじゃん」ニコッ

澪「」ガーン

律「あぁ!唯のバカ!」

唯「だって澪ちゃん、ネスでやってもPKサンダーしか使わないんだよ?」

澪「…………」

律「さ、じゃあ罰ゲームだ!」

澪「え…?律…?」

律「ほれほれ~」

紬「ほれほれ~」

澪「まっ…作戦は!?何故わたしを…」

律「負けたからだろ?」グイッ

唯「わぁ~~」

――――そして―――― 

澪「スースー…」

唯「くぅ…くぅ…」

律「さて…」スクッ

紬「行きますか」



……

憂「っ!お姉ちゃんメール返してよ!」ポチポチッ

憂「もう何十件も送ってるのに…!」ハァハァ

憂「帰ってきたらお仕置きしてあげなくちゃ…!」ギリッ

ピロリロリン♪

憂「(きた!)」バッ

『連絡遅くなってごめんなさい。今日は澪ちゃん家に泊まるね♪下着とかは澪ちゃんが貸してくれるって!じゃあね!』


憂「………」

憂「くそったれえぇぇぇ!!!!」ダタッ



……

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン


澪「う…う~ん…」

澪「うるさいなぁ…こんな時間に誰だろ…」ムクリッ

唯「すかー…」

澪「あれ…こんな時間って…ホントに何時?」キョロキョロ

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

澪「うぅ…うるさいし頭痛い…。早く出よ」


ガチャッ

澪「はぃ…」ムニャ

憂「こんばんは」

澪「ひっ…!」ビクッ

憂「?」

澪「え…?ど、どうしてここに…??」アタフタ

憂「…姉を迎えに来ました」

憂「返して下さい」

澪「…!」ゾクッ

澪は恐怖と威圧感で失神しそうになった。もはや目を合わせることもできないでいる


澪「あ…わ…」

憂「姉を返して下さい」

澪「まっ…待って!…り、律!!」

しーん…

澪「…り…律…」ガクガク

憂「返して下さい」

澪「い、いや…」

憂「?」

澪「わ、私のところにはいないみたいだ…唯は…その…」オドオド

憂「返して」

澪「違うってば!わたしじゃないの…!わたしは」

憂「唯を返せぇ!!!!」 

澪「」ゾクッ



律「み…見たかムギ」ヒソッ

紬「は…はい…」ヒソソッ

律「やっぱり原因は憂だったんだ…!」ヒソヒソ

紬「ちょっと…狂気じみてますね」ヒソッリ

律「唯…」ゴクリ

紬「絶対助けてあげるから…」ギュッ

律「それじゃムギ…!」くるっ

紬「…はい!」

律「…」

律「今日はもう帰ろっか☆☆」

紬「はい♪」




澪「…」ブクブク

憂「…?」

憂「この芋虫気を失ってる…」

憂「いざとなったら喉を掻ききってやろうと思ったのに」

憂「まぁいいや、お邪魔しまーす」ガチャッ

憂「お姉ちゃーん?」


……

唯「ぅ…うーん…」ムニャ

唯「」パチッ

唯「あ、あれ…?ここは家?」キョロッ

憂「あれ?気付いた?」

唯「え!?な、何で憂が…!?」ビクッ

憂「お姉ちゃんを助けてあげたんだよ」ニコッ

憂「悪い虫はもういないからね♪」

唯「…!」

唯「う…嘘だ…」

憂「どうしたのお姉ちゃん?」

唯「け、けいたい…」ガサガサ

憂「携帯なら私が預かってるよ♪」ニコッ

唯「え…な…なんで…」

憂「携帯から入り込んでくるからね、悪い虫は!」

唯「や…か、返して!」バッ

憂「いやぁ♪くすぐったいよぉお姉ちゃん♪」

唯「返してよぉ…憂ぃ…」グスンッ

憂「……」

唯「ねぇ憂ぃ…」

憂「いやだ…」

唯「お願い…いいこにするから…!」

憂「いやだいやだいやだ!!絶対に嫌!」ブンブン

唯「う…憂…?」ビクビク

憂「お姉ちゃんは私のモノなの!!誰にも渡したくないの!!!誰にも渡さないんだからっ!!!!」

憂「お姉ちゃんっ!」ガシッ 

唯「ひっ」ゾクッ

憂「はぁ…はぁ…」ビリビリビリー

唯「き…きゃああぁぁぁ!!やめてえぇ…!!」


憂「チュウチュゥ…チュパチュパッ…チュチュウチュゥ…」

唯「あ、あああ…」シクシク

憂「…ぷはぁ」

憂「お姉ちゃんおいしいよ…」ペロッ

唯「ぐすっ…」

憂「また泣いてる…」

憂「言っておくけどお姉ちゃんのお友達は誰一人傷つけてないよ?」

唯「…!」ピクッ

唯「ホント…?」

憂「うん♪ホントだよ♪」

憂「お姉ちゃんが一生そばにいてくれるなら、お友達には何もしないよ」ニコッ

唯「……」

唯「(わたしが我慢すれば…)」プルプル

唯「わ、わかった…」

唯「憂とずっと一緒にいる…」

憂「…!」パアァ

憂「お姉ちゃん!」ダキッ



―――翌日

律「おーーっす澪!!」ニコッ

澪「何が『おーーっす』だ!!」ゴンッ

律「きゃいんっ」

澪「昨日は危うく殺されそうになったんだぞ!!!」シクシク

紬「あらあら…」

澪「最初っから私を囮にしたんだなっ!」シクシク

律「まぁまぁ…敵を騙すにはまず見方から騙せってよく言うだろ?」

澪「誰だそんな変な作戦考えたのはっ!!」

律「ぁたしだよん☆」ブイッ 

ゴンッ


澪「律のバカ!もう知らない!」プイッ

律「ま…待で…澪…」プルプル

紬「澪ちゃん待って!」

澪「…?」


――――――――――

澪「うぅ…ホントに行くの?」ビクビク

律「当たり前だろ?今更何怖じ気づいてんだ?」スチャッ

澪「だってぇ…」

紬「」カチャカチャ

律「さぁ皆の衆!武器は何を持ってきたか!?」

澪「皆の衆って…」

律「因みに私は金属バットだ!」ブンッ

澪「何でそんなのがあんだよぉ…」ガビーン

律「そういう澪は?」

澪「わ、私は果物ナイフを…」キラッ

律「何だよ澪…やる気あるのか?」

澪「じゅ、十分だろ!!」クワッ

律「まぁ…防御だけは確かに十分過ぎるな…。防弾チョッキに軍手…更にはヘルメットまで…」

澪「う、うるさいっ!///」

律「まぁいいや」

律「ムギは何を持ってき…うおぉ!!」ビクッ

紬「銃を持ってきました…」スチャッ

紬「それと…逃亡用の煙幕も」サッ

律「流石だムギ!!」

澪「凄い…AK-47…」

律「さぁ!平沢唯救出作戦の最終確認だ!」

律「まずここは…」

澪「(はぁ…やっぱり止めればよかった…)」


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最終更新:2010年06月19日 23:49