唯「水着涼しいよー!皆も着替えなよ!」

澪「そんなの着るの唯以外……」

紬「わぁ、涼しいー♪」

唯「でしょでしょ……?」

唯「」ジロジロ

紬「なあに、唯ちゃん?」

唯(私ムギちゃんの事ぐらまーだと思ってたけど、よく見ると……)

唯(結構ぽっちゃりしてるし、胸もそんなにない……?)

紬「へ、変かしら?」


唯「でへへ」

律「なんだよ突然笑い出して」

唯「いやーちょっとね。ムギちゃーん」ギューッ

紬「きゃっ♪」

唯「ムギちゃんは私の仲間だよー」

梓「?」


翌日

紬(遅くなっちゃった。早く行ってお茶の準備をしないと!)

『ムギ……で?』

紬(あっ、私の話をしてる?何話してるのか聞いてみよう♪)

律『昨日お前達スクール水着きてたじゃん?なんであの時機嫌よかったんだ?』

唯『ああ、ムギちゃんが仲間だなって思って!』

律『仲間?どこが?』

唯『体系がだよー。ムギちゃんって意外とぽっちゃりしてない?』

紬(!)


唯『ムギちゃんってお嬢様で、髪もふわふわでキレイで、セレブって感じでしょ?』

澪『うん、そうだな』

唯『それで、なんとなくムギちゃんをゴージャスでスタイル抜群って思い込んでたんだけど』

唯『水着姿をみたらそうでもないなって!』

梓『うわっ。唯先輩、それはひどいですよ』

唯『でもみんなもそう思ったでしょ?結構お肉ついてるのに、胸もそんなにないし』

律『お前が言うな!』

澪『それにムギは可愛いじゃないか。ぽっちゃりだとしてもあれくらい普通だよ』

唯『そうかなー?』


紬「……」


―――――――――――――――

唯「でも、私ムギちゃんが羨ましいな」

梓「さんざん貶しといて今更それを言いますか」

唯「だってムギちゃん可愛いもん♪」

澪「はぁ……。ムギが聞いたらショック受けるから、絶対言うなよ」

律「そういえばムギ遅いなー。まだ来ないし」



トイレ


唯『それで、なんとなくムギちゃんをゴージャスでスタイル抜群って思い込んでたんだけど』

唯『水着姿をみたらそうでもないなって!』

唯『でもみんなもそう思ったでしょ?結構お肉ついてるのに、胸もそんなにないし』



紬「はぁ……」

紬(やっぱり私、太ってるんだ……。ショック)

紬「……」プニプニ

紬(ほっぺもすごくブニブニしてるし……)

紬「……」プニプニ

紬(腕もお肉がこんなにプルプルしてる)

紬(みんな、私の事太ってるって思ってたのよね……)

紬「はぁ……」


―――――――――――――――

部室

律「おっムギ。遅かったな」

紬「ごめんなさい。ちょっと用事があって……」

唯「じゃあ早くお茶にしよう!お茶!」

律「うんそれがいい。練習の前に力をつけないと!」

澪「またこの流れか……」

紬「……今日はカステラを持ってきたの。すぐに準備するね」

唯「わーい!かすていら!かすていら!」

カチャ…カチャ…

紬「はい、召し上がれ♪」

梓「……あれ?ムギ先輩の分は?」

紬「……実は私、カステラが苦手なの」

律「え?でも前持ってきてなかったっけ?」

紬「そ、そうだったかしら?実はあまり好きじゃなかったの。皆で食べてね」

唯「わーい!いただきまーす」

澪「なんか悪いなムギ、今度はムギの好きな物にしてくれよ」

紬「ううん、気にしないで。さあどうぞ」



紬の家

紬「……」モグモグ

紬(お肉はできるだけ食べないようにしないと。野菜なら平気よね)

紬「……ご馳走様」

メイド「紬様?」

紬「ごめんなさい、今日はあまり食欲がわかないの」

メイド「まぁ……かしこまりました」

紬「いえ、いいの。あと……明日から食事の量を減らしてもらえるかしら?」

メイド「……かしこまりました」

紬「……」



浴場

紬「……」プニプニ

紬(体重が53kgも……。いつの間にこんなに増えたのかしら)

紬(身長も低いのにこの体重じゃ、太ってるって言われるのも当たり前よね)

紬「……」チラッ

紬(お肉も胸につくならまだしも、お腹や腕や足にばかり……)

紬(うん、体重を40kg台に落とすのを目標に頑張ろう!)

紬(明日からジョギングも始めましょう。斉藤に伝えておかないと)



―――――――――――――――

翌日

紬(うう……。朝ご飯ほとんど食べなかったから、お腹が減って気持ち悪い)

グゥゥゥゥ…

紬(あっ!)サッ

チラ…チラ…

紬(ああ、気づかれてる……恥ずかしい)



昼休み

唯「むーぎちゃん!一緒に食べよ!」

紬「う、うん!」

紬(よかった。私嫌われてるわけじゃないんだ)

律「ようやく昼かー。長く辛い戦いだったな」

澪「律は授業中ずっと寝てただろ」

律「ばれたか。あれ?ムギ、その弁当箱……」

唯「ちっちゃーい。子供のみたいだね。それで足りるの?」

紬「うん。最近食欲が無いから」

澪「そうなの?まあ夏だし夏バテとかかもな」

唯「あ、次の授業は水泳だよね。やったー」

紬「!」

澪「水泳かぁ。やだな」

律「なんで?夏の水泳ほどありがたいものはないだろ!」

澪「だって髪濡れちゃうし、嫌じゃないか?」

唯「んーそれはそうだけど。ムギちゃんは?」

紬「えっ……。わ、私も嫌かも」

律「髪が濡れるから?」

紬「うん。わたしくせっ毛だし、ぐねぐねになっちゃうから」

律「あ、そっかー。確かにそういう人は大変だな」

紬「うん、この髪の毛は本当に嫌になっちゃう」

紬(本当は水着になるのが嫌だから……。こんな体で水着なんて恥ずかしいもの)

唯(ムギちゃんの髪の毛、ふわふわでキレーなのにな)



―――――――――――――――
水泳

律「ムギ、着替えたか?早く行こうぜ」

紬「うん……」

澪「なにキョロキョロしてるんだ?」

紬(あ……。澪ちゃんすごい)

澪「な、なんだよジロジロ見て///」

紬「澪ちゃんってスタイル良くて羨ましいな……」

澪「へ、変なこと言うな!それにムギだっていいと思うぞ」

律「なんて上から目線なセリフなんだ!」

唯「澪ちゃんには私達の気持ちがわからないんだよ!裏切り者だよ!」

澪「な、なんでだよ!」

紬「……」


―――――――――――――――

教師「では今日の授業は~」

唯「」ジー

紬「……」

唯(ムギちゃんってすごく肌白い……。髪の毛と合わさってすごいなー)

唯(ムギちゃん可愛いなー///)ホワン

紬「?」チラッ

唯(わっ、やばっ!)サッ

紬(……唯ちゃん、今私を見て笑ってた?)

紬(やっぱり私の体系を見て……)

紬「」シュン

唯(?)


―――――――――――――――

紬「今日のお菓子よー」

律「おっきたきた!今日はケーキか!」

唯「あれ?ムギちゃん、そのおせんべいは?」

紬「私、おせんべいにはまってるの」

梓「えっ」

澪「ムギのケーキは?」

紬「今日は偶然ケーキが4つしか手に入らなくて……」

唯「えっ?じゃあ私のケーキ分けるよ!半分こしよう?」

紬「いいの。私実はケーキも苦手なの」

唯「えっ……」

律(なんだそりゃ)


―――――――――――――――

唯の家

唯「ということがあったんだよー」

憂「へぇ……。でもケーキが嫌いなんて珍しいね」

唯「だよねーあんなにおいしいのに!ムギちゃんも前はおいしそうに食べてたのにな」

憂「なのに突然……?」

唯「ムギちゃんって意外と好き嫌いが激しいんだよ。最近はお菓子全然食べないもん」

憂「うーん?」



翌週

唯「あれ?ムギちゃんまた水泳休むの?」

紬「うん。ちょっとね」

唯「なんで?具合悪いの?」

和「そういうのは聞かなくていいの」

唯(ちぇっムギちゃんとプールで遊びたいのにな)

律「でも本当に大丈夫か?このままだと出席が足りなくなりそうだけど」

紬「うん、補習になっちゃうけどしかたないわ」

紬(補習になれば誰にも見られなくて済むし、残りの水泳は休もう)


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最終更新:2010年06月24日 22:44