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夏休み…。
梓は忘れ物を取りに一人部室へと入って、ソレを見つけた。

梓「これって…アレ…だよね…?」

いつも皆がお茶を飲む時に使っているテーブルの上。

そこに、その小さな器具が無造作に置かれていたのだ。

梓「…ローター…って言うんだよ…ね?」

別に純情ぶる理由は無い。

知識として名称や形状、そして使用方法は知っているが、こうして実際に目にするのは初めてである。

梓「…誰…のだろう?」

一瞬、脳裏に軽音部の先輩達の姿が浮かんだ。だが直ぐにそれを振り払う。

梓「わ、私ったら何を考えて…」


次に浮かんだのが顧問のさわちゃん先生…。

梓「…あー…」

何となく納得してしまった自分が嫌になる。コレの持ち主がさわちゃんだと決まった訳では無いのに。

梓「でも、こう言った物を普通使うとしたら自宅…だよね…?」

すっかりさわちゃんの所有物として考えてしまった。

梓「いやいやいや!別に先生のモノじゃないじゃない!」

先入観を打ち消す。

梓「これは…、そう!きっと誰かの悪戯!」

誰に言う訳でも無く、一人誰も居ない夏休みの部室内でそう叫んだ。

梓「…そう…、誰かの…」

テーブルの上のローターを凝視する…。


梓「… … …」

そっと、手を伸ばす…。

梓「うん、こんな所に…置きっぱなし…ってのはマズイよね?」

自身に言い聞かすように、コントローラー部分を手に掴む。

梓「… … … …」

思わず真っ赤になってしまった。初めて触るその手の器具に梓は鼓動が早くなるのを感じる。

梓「…これって…、この部分が振動するんだよね?」

コードの先の球体部分を指で突付く。


↓スイッチを入れてみますか?


※NO



梓「そうだよね!私ったら何考えてんだろ?」

スイッチに伸ばしかけた指を離す。

梓「でもコレ、一体どうしよう…」

手に持った以上、再びテーブルの上に置き直すのは何だか躊躇われる。

梓「どこかに隠さないと」

そう呟いて自分で『え?』と思った。何故隠すんだろう?

梓「でも、まさかコレを『落し物でーす!』って誰かに渡す訳にはいかないしなぁ」

気温が鰻登りに上がっていく部室で、梓は固まった。


どこに…部室…?倉庫…?その前にどうして部室内に隠さないといけないの?

暑さで思考が纏まらない。流れる汗が頬を伝って顎から落ち、そして喉が非常に渇いてきた…。

梓「… … … …」

そしてそのローターを…、思わず自分の鞄の中に入れてしまったのは…暑、さのせいであると自分にそう言い聞かせた。


帰路を急ぐ彼女の姿は、他人から見たら非常に挙動不審であったと言えよう。

それでも無事に自宅に辿り着き、家族に何も言わないまま自室に駆け込む。

梓「…はぁ…、はぁ…、はぁ…」

ドアを背で押さえるようにして、梓は恐る恐る鞄を開ける。

梓「…持って…きちゃった…」

鞄の底に転がっているローター…。只の小さな機器なのに、梓には異様な迫力を持った機器に見えてきた。


↓鞄から取り出す?


※yes



梓「… … …」

そっと、恐る恐る鞄から取り出す。手で掴んだ時、暑さで生ぬるくなった表面の感触が非常に生々しい。

梓「…どうしよう」

今更ながら後悔する。持って帰って一体どうするつもりなんだ。

その時、不意に部屋の外から母の声が聞こえた。

「梓?汗かいてるならシャワーでも浴びなさい。服洗濯しちゃうから」

その母の声に戸惑いながらも『分かった』と短く返事を返し、あわててローターをベッドの引き出しの中に隠し、部屋を出る。

「どうしたの?やけに顔赤いわよ?熱中症とかじゃないでしょうね?」

「だ、大丈夫!平気だから!」

服を脱いでシャワーを浴び、そして夜になって寝床に着くまで梓は上の空であった。

梓「… … …」

深夜2時…。眠れない…。

エアコンが効いた心地良い部屋なのに、じっとりと汗が浮かぶ。

梓「…う~ん…」

寝返りを打つ。その拍子に、例のローターを隠した枕元の引き出しが視界に入った。

梓「… … …」


↓取り出す?取り出さない?


※取り出す



梓「… … …」

薄暗い中ゆっくりと起き上がり、引き出しをそっと開けてみる。そこには梓が入れた時そのままでローターが置かれていた。

梓「… … …」

鼓動が早くなる。そしてローターを凝視する。

もちろん身体が成長を遂げる中、自慰ぐらいは幾度かはした事はある。無いほうがおかしい。

その行為自体は至って普通で健全なのだ。隠すべき事であっても非難される事ではない。

梓「… … …」


↓スイッチON?OFF?


※ON



梓「…!」

スイッチを入れた途端、予想以上の振動に思わず声がでそうになった。

手で持っているだけなのに感じられる激しい振動。

梓「!えっ…と!コレ…かな?」

おっかなびっくりでパワー調整スイッチらしき所を弄ると、その振動は幾らか大人しくはなった。

梓「…ふぅ…、びっくりした…」

そして思う。

『もしコレで…、自慰したらどうなっちゃうんだろ…?』


↓する?しない?


※する



梓「… … …」

そっと、パジャマのボタンを外す。そしてパジャマを脱いで下着姿に。

梓「…久々…だよね?」

ブラを外すと小さな胸が外気に触れる。軽音部メンバーの中で一番小さな胸。

梓(…んっ…)

だがそれ故に敏感な胸を優しく手で包む。そして強弱をつけてゆっくりと、そして自ら一番感じる方法で揉み始める。

梓(…っ…はぁ…)

時折指先で乳首を軽く摘む。胸を弄ってるのに、その快感は胸だけでは無く腰から背筋を昇って脳髄を刺激した。

梓(…ふっ…んぅ…)

声を押し殺す。幾ら寝ているとは言え、同じ屋根の下には両親が居るのだ。

梓(はぁ…っ!は…っ…んっ…!)

片方の手をゆっくりと下に移動させる、そしてパンティー越しに大事な、そして一番感じる部分を指でなぞる。

梓(…ふぅ…っ…ん!)

押し殺しても上がりそうになる声を抑えるために、いつもはツインテールで縛っている自らのおろした髪を口に咥えた。

梓(…!…んっ…!)

指が止まらない。身体がもっと快楽を得ようと思考を無視しているようだ。

梓(…このままじゃ…指だけで…)

残された冷静な部分が、目の前に転がるローターを認識させる。

梓(そうだ、コレを使おうと思ったんだ)


胸を揉みしだく手を伸ばし、ローターのコントローラーを操作する。

大事な所を嬲っていた手でローター部分を掴み、振動するソレをパンティー越しに押し当てた。

梓(…!!!!!!!!)

梓の思考が飛んだ。声が出ないぐらいの衝撃。指でするのとは比べ物にならなかった。

梓(な…何コレ!?凄い!)

怖いぐらいの何かが来る。だが、思考とは裏腹に身体はその衝撃をもっと得ようと勝手に動いた。


↓パンティーどうする?


※脱ぐ



梓は、ゆっくり腰を上げてパンティーを脱ぐと、露になったその部分に軽くローターを押し当てた。

梓(!!!!!)

思わず歯を食いしばる。口に咥えた髪の毛の数本が自らの歯で噛み切られる。

梓(ふぅぅ…っ!!!んんっ!…んはっ!)

軽く押し当ててなぞっただけなのに軽い絶頂が何度も梓の身体を突き抜ける。自分でもこんなに感じやすいと言う事が驚きであった。

梓(…はぁ…はぁ…はぁ… …もっと…)

振動するソレを、最も、そして一番感じる部分へと…。

梓(んんんんんんんんんんっっっ!!!!)

一瞬で身体が仰け反った。涙が溢れる。そして痙攣。

数秒、仰け反ったままで固まり、そして全ての力が抜けてベッドの上で半ば気を失いかける。

梓(はぁ…、はぁ…、はぁ……、んっ…っ!…)

精気を使い果たしたかのようなその目は遠い所を眺め、聞える荒い自分の息遣いが、自分のものじゃないような気がした。

梓(…こんなの…初めて…)

そう思いながら、梓はまどろみに落ちていった…。


一日目、終了…?




早朝、家族の誰よりも早く目が覚めた梓。全裸で寝ていた事に昨夜の事を思い出す。

梓(…はぁ…、やってしまった)

今更ながら恥ずかしくなる。初めてその手の道具を使ったのだ。

梓(とりあえず、シャワー浴びちゃおう)

汗やら何やらで汚してしまったシーツや下着も洗濯しなければならない。シーツに関しては家族には飲み物を溢したと言い訳しておこう。

梓(… … …)

梓は転がっていたローターを手に取ると、ウエットティッシュで昨夜の汚れを拭き取り、大事な物を扱う様に引き出しに入れた…。


浴室に行き、温めのシャワーを浴びる。

梓(…でも…、凄かった…)

再び昨夜の事を思い出す。そして無意識に手が大事な箇所へと伸びた。

梓(…んっ)

昨夜の火照りがまだ抜け切っていない。思い出しただけで幾らでもその熱は上がっていく。

梓(…また…、しちゃう?)


↓する?しない?


※しない



快楽を得ようと触ろうとしたその瞬間だった。

『梓~?入ってるの?』

梓「!」

突然、起きてきた母が脱衣場に現れてそう聞いて来る。

梓「うん、昨日汗かいたから」

『そう?じゃあコレ洗濯しとくわよ~』

そう言って母は洗濯物を抱えて脱衣場から出て行った。

梓(…危なかった…)

やはりこう言った場所でするのはかなり危険である。梓は頭と身体を冷やす為にシャワーの温度を水にする。

梓「ひゃあっ!」

被った水は、予想以上に冷たかった…。


浴室から出ると、母が梓に告げる。

『梓~、今日はお父さんとお母さん、用事で家を空けるから留守番お願いできるかしら?』

梓「え?帰りは?」

『明日には帰ってくるわよ。お夕飯は作って置いておくから』

梓「う、うん…分かった」

そして昼を回った頃、両親は揃って出て行った。

梓「… … …」


↓部室行くor家に居る


※家に居る



梓「今日は家に居ようかな…」

昼の間は適当に買い物行ったりして過ごす。途中憂や純からメールが着たりしてまったりとした夏休みらしい生活を過ごす。

そして夕食を取り、お風呂が沸くまでの間チューニングをしたりして待つ。

梓(…汚れるなら、お風呂とかでもいいかな?)

何となくそう考えてしまった。


↓お風呂でor自室で


※お風呂



一通り身体を洗った後、梓は風呂場の床にぺたんと座ると、両方の手を己の股で挟み込んだ。

梓「…んっ…」

左手の指で薄い毛に覆われた割れ目を広げ、右手の指でその内側を擦りあげる。

梓「…はっ…あんっ!」

少し仰け反って背を壁に預ける。指はそのまま動かしたままだ。

梓「あっ…あ、うぅ…んっ」

内側の襞を丁寧に掻き分ける。溢れてくる愛液を満遍なく塗りつけるように。

梓「っ…!あふっ!…はっ!」

次第に指の動かす速度が早くなる。指が擦る箇所は襞から小さなクリトリスに変わり、触れて一撫でする度に体に弱い電流が走る。

梓「んぅっ!くは…ぁっ!」

背筋を遡った快感の波が大きくなって、梓を飲み込み始めた。

梓「やっ!駄目っ!来るッ!」

『ぞわっ』とした感覚が断続的に梓を襲う。

梓「あっ!ゃはっ!んっうっ!んんんっ!」

思いっきり叫びたい衝動。だが梓はそれを可能な限り抑えてその身を絶頂の波に委ねた。

梓「…!…は…っ!…は…っ!あ…っ!」

ひくひくと小さく痙攣して、そして大きく息を吸い込む。

梓「はーーーっ…はーーーーっ…はーーーーっ…」

目を瞑って梓は心地良い余韻に浸った。


最後に水をかぶって風呂から出る。

梓「…はぁ…」

あの後、休憩を挟んだとは言え立て続けにもう一度自慰をしてしまい、ほんの少しだけ自分に嫌悪感を抱く。

梓「でも…、何か物足りない…」

自室で考え込む。昨夜のローターで味わった快感にあと少し届かないのだ。

梓(もう一度、ローターで…)

そこで思わずハッとする。


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最終更新:2010年06月26日 23:04