「の、のどかちゃ・・・んんっ」

力任せに唯を押さえつけ強引に唇を重ねた、もう後戻りは出来ない。

このままでは唯を失ってしまう、それならばせめてこの思いだけでも。

「んんっ・・・ん!」

体をよじる唯を無理やり押さえつけ何度も唇を奪う、唯の目から涙が零れ落ちる。

「はぁはぁ・・・」

罪悪感からか唇をそっと離す、そして頬の涙を舌ですくい上げる。

「和ちゃん・・・腕痛い・・・」

唯を泣かせたいわけじゃない、できることならやさしく抱きしめてあげたい。

でも、もうそれはかなわない。

唯の両手を頭の上で交差させ、右手で押さえつける。

左手でそっと唯の膨らみに手を伸ばす。

ビクッ

唯の鼓動が異常なほどの速さでトクントクンと手のひらに流れ込む、怯えさせてしまっている。

でももうとめられない、とまらない。

「のど・・・」

「嫌い!」

ビクッ!

「あんたなんか大嫌いよ!だからむちゃくちゃにしてあげる!」

「のどかちゃ・・・」

「抵抗したら死ぬから!私死んじゃうから!!」

先ほどよりも大きくビクンッと唯の体が跳ねる。

自分でも支離滅裂な事を言っていると思った、嫌われたとたんに手のひらを返すように嫌いと言ってしまう、嫌いになんて絶対になれないのに。

更に滑稽なのが嫌われてしまった子を脅すのに、脅し文句が「死んじゃう」なんてバカみたい。


「嫌・・・和ちゃん死んじゃやだ・・・」

目にいっぱいの涙をためてイヤイヤと首を振る唯、こんな私でもまだ唯は死んで欲しくないって言ってくれた、本当に優しい子。

そして私はその優しさに付け入る卑怯な女。

「大人しくしてね」

唯がコクッと頷いたので押さえつけていた手を離す。

両手で続きをはじめる、大きくはないけれどやわらかくて張りのある胸。

手のひら全体を使って服の上から優しく揉みしだく。

「んっ・・・」

敏感な部分に触れたのだろうか、唯から可愛い吐息が漏れる。

初めて聞くその声が愛おしくてたまらなくなり、手荒に服ごとブラをめくりあげる。

ビクッと唯の体が反応するが抵抗はしなかった、私のために我慢してくれてる、そう思うだけでうれしかった。

小ぶりだけど形の良い胸の、淡いピンク色の突起が唯の息遣いのたびに上下する。

私はそれをじっくりと眺めた。


顔を真っ赤にした唯がモジモジとする姿にドキッとする。

普段は天真爛漫で、恥じらいという言葉が見受けられない唯のこの姿を見るのは私がはじめてなのだ。

唇で頬に触れる、優しく触っているからか嫌がるそぶりは見せない。

頬から伝うようにして耳へ移動する。

「んふっ・・・」

唯は耳が弱いらしい、ちょっと触れただけで甘い吐息を吐いた。

舌先で優しく耳たぶを絡め取る。

ちゅぴっ

「ん・・・あふっ」

そのまま耳を舐りつつ左手であらわになった胸をやさしく弄る。

「んんっ、んっっ!」

頂点部分を人差し指と中指の付け根で挟んで刺激する、その度に唯は甘い吐息を吐いた。

唯の目覚めはじめたもどかしげな表情を見ているだけで、私の女の部分がしっとりと湿ってきていることが分かった。

快感でぐったりとした唯を起こし、上着とブラを脱がせ、スカート、ショーツ、すべてを取り払った。

ショーツにはうっすらとその部分に湿った筋がついていた。

次に自分の服も脱ぎ唯と同じ姿になった。

触れられてもいないはずのその部分が湿り、唯よりも濡れているのがはっきりと分かる。

私の姿を唯が呆然と眺めている、流石の唯でもこのあとに起こることが分かっているからだろう。

だが嫌がったそぶりは見せない、私の命が掛かっているから。

本当に滑稽だわ・・・私。

不意に涙が頬を伝った、泣きたいのは私じゃなくて唯なのに。

「の、和ちゃん・・・」

心配そうに私を見つめる、こんな状況でも私の心配をしてくれるなんて・・・。

手のひらで一度頬をなでてから右胸の頂に軽く口づけをする。

「んっ・・・」

ちゅぷ、ちゅぴっ・・・

「あっ、んっふっぅ」

舌先で突起を絡めるように舐め回す度吐息が漏れる、我慢しきれなくなって右手で私自信の湿った部分に指を這わせる。

「ぅんんっっ!」

すっかり敏感になった部分に思わず声が漏れた、そんな私の反応に唯はまったく気づいていない。

おそらく自分でもこういう行為をしたことがないのだろう、はじめての快感におぼれているようだ。

べっとりと濡れた右手を小刻みに這わせながら、自身の快感だけに溺れない様に調節しつつじっくりと唯の肢体に舌を這わしていく。

恥ずかしいのか押し殺すような唯の声を感じながら、ゆっくりとゆっくりと下の部分を目指す。

少なめの柔らかな茂みを抜け、焦らす様に肢の付け根に口づけを重ねる。

綺麗だと思った。

何度か自分のそれを鏡で見たことがあったが一度も綺麗だとは思わなかったのに。

幾分幼く見えるその膨らみのすじからテラテラとした液体が溢れている、好奇心で見た小説の表現に「蜜」という言い回しがあったのを思い出した。

自分のものではピンとこなかったが、唯のものならしっくりとくる。

その蜜の雫を舌先でそっと舐め取った。

「んっっ!?の、のどかちゃん!?」

唯の反応にはかまわず何度も舌を這わせ雫を絡め取る。

「あぅっ!、ダ、ダメ汚いよぉ・・・んっ!」

まだ何か言いたそうな表情をしていたが、はじめて触れられる一番敏感な部分からの刺激の波に抗えないようだ、一段と唯の呼吸が荒くなる。

蜜を堪能しつつも、唯の右足にまたがる格好になり、指ですっかり整った私の部分を唯の柔らかな肢にこすりつける。

「ん・・・ふっ」

あふれ出した雫が腰を動かすごとにニチャニチャといやらしい音を立てる。

愛おしい人だというだけでこんなに違うのだろうか、自分でするそれとは比較にならない快感に声を抑えきれない。

くちゅ、ちゅっちゅぴ・・・

「はぁぅ・・・んくっ」

「あぁ・・・はぁ、んっっ・・・」

「んっ、うぅっん・・・」

「はぁっ・・・くっんんっ!」

「んんっっ、ぁはん・・・くぅっ、んんんっっっっ!!」

ビリビリと痺れが全身に伝わり爪先まで快感が押し寄せる。

「はぁはぁ・・・んっ・・・」

一人での行為とは格段に違った刺激に体がぴくぴくとリズムを刻む。

「のどかちゃん・・・」

先に達してしまった私をもどかしそうな表情で見つめてきた、中途半端な状態で私に放置されたため本能的に刺激を求めているのだろう。

ちゅっ・・・くちゅっ・・・

「んっはぅん・・・っく、はぅ・・・んんっ」

再び敏感な部分に舌を這わせ、可愛く膨らんだ突起を刺激すると一段と大きな声が漏れた。

「の、のどかちゃん・・・んっ・・・」

唯がうわごとのように私の名をつぶやいた。

愛おしさと裏腹に私の中でむくむくと、どす黒い感情が沸き上がってくる。

『一生忘れられなくしてあげる』

そんな思いがふつふつと沸いて来た。

明日からはもう声を掛けてくれないかもしれない、目も合わせてくれないかもしれない・・・だから私を刻んであげる。

ぐいっと唯の片脚を持ち上げ自分の肩に掛ける。

交じり合った私の唾液と蜜が、十分行き渡ったその部分の奥が良く見えるように指で広げる。

「んっ!・・・あぁっん!」

指を絡めるように這わせ、指先を十分湿らす。

ぽってりとした唇の奥にヒクヒクと軽く痙攣している襞を、指で一気に押し破った。

「っっん!・・・っ痛!痛い痛い!」

予想外の出来事に子供のように泣き出す唯、泣いている唯とは裏腹に私は私の証を唯に刻めたことに満足していた。

そっと指を抜き取る、先端から第二間接に掛けて唯の「しるし」の色がついていた。

音を立てながらその指についた「しるし」を舐め取る。

達成感で恍惚としていた私の視界に、声を上げ泣いている唯が入った。


「唯・・・」

ビクッ!

すっかり怯えた唯の反応に一気に血の気が引く、私は・・・私はなんて事をしてしまったの!私の欲望のためだけに唯を汚してしまった!

あんなに純粋で、優しくて、こんな汚れた私のことも見捨てないでくれた唯を!!

「・・・の、のどかちゃん、ごめんね・・・ごめんね、我慢するから死んじゃいやだ!」

嗚咽を漏らしながらも唯が謝ってきた。

何故!?何故、唯が謝るの!悪いのは私なのに!?

「帰って!服を着てすぐ帰って!!」

ビクッ

「のどかちゃ・・・」

「何度も言わせないで!帰ってよ!・・・帰って・・・それと、このことは誰にも言わないで!言ったら私死ぬから!!分かったらもうかえっ・・・」

最後は涙と嗚咽が溢れてもう声にならなくなっていた。

すごく自分が惨めだった、自分で招いたことなのにこんな姿を唯に見られたくなかった。

声を上げて泣いた、多分唯の前でははじめてだ。

そんな私に戸惑いながらも唯は服を着終わって部屋の扉に向かった。

出て行くときにまた「ごめんね・・・和ちゃん」と一言つぶやいてから部屋を出た。

それが更に私を惨めにして涙が止まらなかった。




  • 2日目-

二人とも無言のまま私の家に着く、パートに出ている母は今日も帰りが遅い。

「・・・おじゃまします」力なくつぶやき私の部屋に向かう唯。

唯の靴を並べ、あとから部屋に入る。

パタンと音を立てて部屋の扉が閉まる。

その音にビクッと唯が反応する。

「あのね・・・和ちゃん、聞いて欲し・・・」

「あとで聞くわ」

そう言って口づけで唯の口をふさいだ。

「ん、むっ・・・」

昨日と違ってもう拒絶はない、嫌がっているようにも見えないけど・・・ううん、私がそう思い込もうとしているだけ。

数分唇を重ね、唇の隙間をこじ開け舌を入れた。

「んっ!?」

びっくりしたようだったがしばらくすると唯も私に舌を絡めてきた。

「んっ・・・くちゅ、ちゅっ」

お互いを吸いあう音だけが部屋の中に充満する。

ツーっと糸を引いて唇が離れる、口づけだけで唯の顔は上気している。

私が想像していたよりもディープキスは気持ちが入るものだった、軽くイッてしまいそうな感覚すらある。

頬や耳に軽く口づけをしながら唯を脱がしていく。

そのまま唯をベットに寝かせ私も服を脱ぐ、唯の顔からは不安の顔は見えない。

いや、錯覚だ。

私は何度夢を見れば気が済むのだろう、昨日あれだけの事をしてそしてまた今日も・・・もう戻れないのは分かっているはずなのに。

「・・・のどかちゃん」

恥ずかしそうに唯が私を求めた、いやこれも錯覚なのは分かっている唯は私を死なせたくないだけ・・・。

分かってはいるが私は求められるまま再び唇を重ねた。

私は出来る限り優しく唯を扱った、一度肌を合わせたからだろうか?昨日よりも感じているような気がする。

そのまま優しく下へと手を伸ばす・・・。


ビクッ!

その部分に触れた途端に唯が身じろぎした。

「今日は痛くしないから・・・ね」

「う、うん・・・んっっ」

優しい態度が良かったのかもう一度触ったときは吐息に変わっていた。

昨日の痛みがあるかもしれないのであまり奥は触らないようにして、丘に沿った部分や敏感な突起を優しく撫でた。

「んっふぅ、んっっ・・・あっぁ!」

ちゅぴっ、にゅるっ・・・

可愛い声や聞こえてくる卑猥な音で私も疼いて堪らなかったが、今日は先に唯に達して欲しかったので我慢した。

「んっっ!はぁっっ・・・あんんっ!」

唯の声が徐々に大きくなり、肌が桃色に染まっていく、もう少しで・・・。

「んっ、あんっ・・・の・・・のどかちゃぁん・・・好き・・・大好き、んふぅっ・・・大好きなのぉ」

バンッ!!

私はベットを思い切り殴った。


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最終更新:2010年06月28日 22:07