翌日
純「なんで私も呼んでくれなかったの!?」
梓「周りは先輩ばっかりだよ?」
純「そうだけど……寂しいでしょ!」
憂「あはは」
純「あははじゃなーい!」
先生「うるさいですよー授業始めますよー」
憂「GIG」
ヨドバシ
憂「メビウスとマン兄さんのウルトラコンビネーション!」
子ども1「おお!」
子ども2「憂姉ちゃんも随分慣れたねー」
店員「そろそろガンバライドに手を出す頃合い」
憂「それはちょっと……お金が」
店員「じゃあガンプラは?」
憂「ガンダムってよく解らなくて」
店員「フィグマとかリボルテックとかロボ魂は組み立てもいらないし、クオリティも高いよ」
憂「でもやっぱり知ってる作品の玩具の方が」
店員「うーむ」
子ども2「いや仕事しなよ」
帰り道
憂「店員さん良い人だったね」
子ども1「……」
憂「?」
子ども1「憂姉ちゃん、週末暇?」
憂「今のところ予定は無いよ」
子ども1「じゃ、じゃあこれ行かない?」
憂「ウルトラマンフェスティバル?」
子ども1「憂姉ちゃん好きそうだからさ……で、でも別に俺が行きたいだけだから! 勘違いすんなよ!」
憂「何も言ってないけど」
子ども1「……」
憂「……いいよ、行こうか」
子ども1「え、マジで」
憂「うん、マジマジ」
子ども1「こ、これチケット」
憂「ありがと、楽しみにしてるね。じゃあまた」タタタ
子ども1「……」
子ども1「…………っし!」グッ
~~~~~
平沢家
ミライ『お前は僕と兄さん達が倒したはず!』
憂「ヤプールはしつこいなぁ」
メビウス『セヤーッ!』
憂「おお、ゼットンより強い!」
憂「メビウスも段々強くなってきたなぁ、地球は安心だね」
ミライ『光の国への帰還命令……』
憂「え?」
憂「大いなる危機……なんだろ?」
インぺライザー『……』
トリヤマ『なんだこいつは……』
憂「メビウスブレイブがやられちゃう!」
憂「ヒカリもいないし、どうすれば」
デデンデンデデン♪
タロウ『メビウス! 何故帰還しなかった!?』
憂テッペイ『ウ、ウウウ、ウルトラマンタロウだーーー!!』
タロウ『ストリウム光線!』
インぺライザー『……』ボカーン
憂「やった!」
憂「さ、再生した……」
タロウ『ウルトラダイナマイト!!』
憂「やっつけたけど……タロウもボロボロだ……」
インぺライザー『……』
憂「また出た!」
ミライ『僕が……メビウスなんです』
タロウ『インぺライザーは、私が倒す!』
メビウス『僕も戦います! 勝って……仲間達の元へ帰るために!』
タロウ『そうか……そうだな!』
憂「あの可愛いメビウスがこんなに勇ましく……」
メビウス『ハアァ……セヤッ!!』
憂「ファイヤーシンボルがメビウスの胸に!」
ミライ『……』
リュウ『帰ろうぜ、ミライ』
ミライ『はい!』
憂「正体を明かしても……リュウさん格好良い」ドキドキ
憂「これでメビウスも一安心だね、タロウも認めてくれたし」
ゲン『タロウ兄さんは許したらしいが、俺は許さん!!』
憂「ええ!? レオがメビウスをボコボコにした!? 酷い!」ムカムカ
ゲン『その涙はなんだ! そんなものでリフレクト星人が倒せるのか!? 地球を守れるのか!?』
憂「メビウスだって頑張ってるのに!」
ミライ『あの人の言う通りです、僕はもっと強くならなければいけない』
憂「ミライくん……」
サコミズ『レオは何度負けても立ちあがって戦い続けた。どんな辛い事があっても』
憂「そう言えば仲間が円盤生物に……だから厳しく……レオさんごめんなさい」
リフレクト星人『手を出せばお仲間はお終いですよ?』
ゲン『レオーー!!』
レオ『イヤーー!!』
メビウス『ハアァーーー!!』
憂「原始人キックだ!!」
ゲン『お前達になら託せる、俺の……第二の故郷をな』
憂「素敵な笑顔……」
ヒカリ『俺は宇宙の危機を調査する』
憂「ヒカリも認められて良かった」
ジャシュライン『ジャーシュジャッシュジャッシュ』
憂「ウルトラの父降臨祭?」
イサナ『とっつぁん、元気でな……あとメビウスによろしく』
憂「爽やかな人だなぁ……絶対に人を騙したりしないよね」
幸夫『こうしていると、地球を持ち上げてるみたいじゃないか?』
憂「この学校は……」
80『シュワ!』
憂「80!」
メビウス『セアッ!』
80『シュア!』
リュウ『ミライ、お前のお兄さんの人形を持ってきてやったぞ』
憂「リュウさん……それはよく解んないよ」
ミライ『兄さん、生徒さん達と会ってあげて下さい』
80『それは出来ない。怪獣を倒すためとはいえ、私は勝手に彼らから離れてしまった』
憂「……」ウルウル
ホー『……』
メビウス『テアッ!』
憂「怪獣が泣いてる?」
80『シュア!』
生徒達『あれは……80! 俺達の、ウルトラマンだ!』
幸夫『矢的先生……矢的先生ーー!!』
80『マイナスエネルギーが生み出した怪獣なら、私が倒す』
生徒達『あおーげばーとおーとしー我がー師のー恩ー』
コノミ『あの学校が……最後に生徒を80に会わせてあげたのかもしれませんね』
憂「うう、ぐすっ」ボロボロ
憂「あと少しだけ観たら寝よう、ゴモラとか出るしね」
ゾフィー『シュワ!』
憂「ゾフィー兄さんがUFOの群れを追い払ったよ!」
メフィラス『皇帝の御命令が下りましたねぇ』
グローザム『我ら暗黒四天王の手にかかれば』
デスレム『地球など容易く滅ぼせる』
ヤプール『しかしメビウスはやっかいだ』
憂「……」
憂「ヤプールか……」
憂「寝よう」
翌日、調理実習
先生「今日はクッキーを作りましょう」
梓「えいえい」カチャカチャ
純「混ぜるの下手」
梓「うるさいなー」
純「憂を見習って……あれ?」
憂「ふんふん」
純「チョコで何描いてるの?」
憂「ファイヤーシンボルだよ」
純(また始まった)
梓「後は焼くだけだね」
憂「私達の翼だね」
純「空飛ぶクッキーとかノーベル賞狙えるよ」
純「美味しい!」パリパリ
梓「そりゃー自分で作ったのは美味しいよ」ポリポリ
純「生意気な事言いつつも手が止まらないくせに」
梓「そう、こんな風に」ヒョイ
純「私の分取らないでよ!」
憂「喧嘩しないのー」
憂(いくつか持って帰ってお姉ちゃんにあげよう)
放課後
憂「ちょっと遅くなっちゃった……早く帰ってご飯作らなきゃ」
子ども1「憂姉ちゃん」
憂「あ、またお使い?」
子ども1「いやー今日は塾」
憂「大変だねぇ」
子ども1「ガキも楽じゃないんだよ」
憂「あはは……そうだ、これあげる」
子ども1「クッキー?」
憂「調理実習で作ったの。お姉ちゃんにもあげるから、1枚だけだけど」
子ども1「あ、ありがと」
憂「疲れた時には甘いものだよー、じゃあね」
子ども1(ガキで良かった……)
平沢家、リビング
ヒルカワ『お前がメビウスなんだなぁ!』
唯憂「なんて悪い人!!」
エース『それが私の、変わらぬ願いだ』
平沢父「懐かしいなぁ」
ジャック『メビウス、デスレムを倒せ!』
平沢母「この郷さんはダンディな方ね」
セブン『ウルトラマンには、人間の力が必要なんだ』
憂「メビウスってよくやられるけど、そこが可愛い」
テッペイ『これは違う!』
平沢父「お、なんか見た事ある敵だ」
メフィラス『ウルトラマン!』
マン『シュワッチ!』
平沢父「いや懐かしいなぁ……ウルトラマンってこんなに強かったっけ?」
平沢母「娘と一緒にウルトラマンに夢中なお父さん可愛い」
トリヤマ『インぺライザーが13体ぃ!?』
憂「あんなのが13体もいたら地球はお終いだよぉ」
メビウス『ハァ、ハァ……』
唯「メビウス一人じゃ……」
ヒルカワ『GUYSはメビウスの存在を隠していたんだ!』
平沢母「あらあら」
平沢父「現実的に考えればこうなるよなぁ」
少女『メビウスを、信じています』
少年『頑張れメビウス!』
トリヤマ『ヒビノミライは、私の大切な部下だ!』
唯「おおー」
エンペラ星人『もうよい、余が手を下そう』
憂「……」ドキドキ
メビウス『ウアアアアーーーー!!』
唯「メビウスが消された!」
平沢父「昔でいうゼットンみたいな奴か」
憂「ゼットンならメビウスが倒したよ」
ザムシャー『助太刀する!』
ツルギ『いくぞ!』
憂「皆が来てくれた!」
唯「でも皇帝は動かないで相手してるよ」
ザムシャー『これが……守るという事なのだな』
ミライ『ザムシャーーーー!!』
ヒカリ『惑星アーブよ……感謝する!』
リュウ『セリザワ隊長!』
唯「あ……ああ……」
憂「誰もエンペラ星人には勝てないの……?」
平沢母「他のウルトラマンさんは別のお仕事なのね」
唯「もうダメだぁ、全員負けちゃったよー!」
憂「ぐすっ」
平沢父「よしよし」ナデナデ
ミライ『人間との絆が……僕らの力……』
リュウ『いこうぜ……皆で!』
テッペイ『リュウさんにナイトブレスが!』
ジョージ『いくぜアミーゴ』
マリナ『うん!』
コノミ『はい!』
サコミズ『GUYS! サリィゴー!!』
GUYS『GIG!! メビウーーース!!』
憂「わあぁ……」
メビウスFB『……』
エンペラ星人『人間と融合したか……』
サコミズ『ファイナルメテオール、起動!!』
メビウスFB『セアアーーー!!』
平沢父「おお、スペシウム光線」
憂「ちょっと違うよ」
エンペラ星人『ぐぬぅ……』
唯「まだ倒せないの!?」
憂「ファイナルメテオールまで使ってるのに……」
サコミズ『このままでは……』
?『サコミズ……サコミズ……』
平沢母「あら? 新しいウルトラマンさん?」
ゾフィー『ヘアッ!!』
平沢父「ゾフィー!」
エンペラ星人『ぐぐぐ……』
憂「効いてる! ゾフィー兄さんのおかげだ!」
サコミズ『皆……今だ!!』
ミライ『了解!』
エンペラ星人『余が……光になっていく……』
唯「さらばエンペラ星人! もう来ないでね!」
ミライ『皆さん……本当に、ありがとうございました!!』
憂「……」ボロボロ
平沢母「ほら憂、ティッシュよ」
憂「うん」
平沢母「さ、もう寝なさい」
唯憂「はーい」
平沢父「……」
平沢母「どうしたの?」
平沢父「いや、親子でこういうのも悪くないなって。うち男の子いないからさ」
平沢母「ふふふ、そうね」
憂「じゃあおやすみ、お姉ちゃん」
唯「おやすみー」
憂「……」
憂「……」
唯「ミライくんは私の旦那」
憂「ずるいー!」
唯「憂にはティガがいるでしょ!」
憂「既婚者だし……」
最終更新:2010年07月10日 14:26