翌日

憂「そんな感じで家族皆で盛り上がったんだー」

梓「スッカリとハマっちゃって……」

純「そんなに面白いの?」

憂「面白いよー、純ちゃんも観てみたら?」

純「この前DVD借りようと思ったけど、さすがに恥ずかしくてレジに持っていけなかったよ」

憂「慣れれば平気だよ、いちいち店員さんも気にしてないだろうし」

梓「確かに」

純「でもなかなかね」

純「そうだ、憂が借りたのみせてよ」

憂「いいよー、超8兄弟は映画だからすぐだしね」

純「あんたも付き合いなさいよ」

梓「はいはいにゃんにゃん」



帰り道

純「お待たせ」

梓「わざわざ部活終わるまで待ってなくても」

憂「別に平気だよー図書室で時間潰してたから」

純「じゃあ私の家で良い?」

憂「うん」

子ども2「あ、姉ちゃんズ」

梓「変なあだ名つけないで」

憂「最近よく会うねー」

子ども1「う、うん」

純「もしかして憂に会いたくて、わざとこの道を通ってたりして?」

憂「ほえ?」


子ども1「そ、そそそそそんなんじゃねぇし!!」

純「そうかそうか」

梓「そっかそっか」

子ども2「なるほどなるほど」

憂「……」ニコニコ

子ども1「2! 行こうぜ!」

子ども2「へいへい……じゃあね、姉ちゃんズ」

純「青春だねー」

梓「チビッ子青春日記」

純「自分の事?」

梓「来年はさわ子先生みたいなスタイルになってるから」

憂「それは……無理、じゃないかな」



純の家

純「どうぞー」

梓「きゃっほーい」ドサッ

純「ベッドに飛び込むな!」

憂「DVDセットするよー」

純「その間飲み物でも取ってくるね」

憂「ありがと」

マン『DVDを投げたりしてはいけないぞ』

マン『映画を観ている時は、光線を出さないようにしよう』

梓「凄い注意だ」

純「おまたせー」

憂「始まるよー」

ダイゴ『ウルトラマンがテレビに現れた時、僕らはメチャクチャ興奮した』

憂「ダイゴさん……」キラキラ

純「あ、ジャニーズの人じゃん」

梓「本当だ」

アスカ『ボールボーイの、アスカ・シンです』

我夢『展示品には手を触れないで下さーい』

純「ウルトラマンなのに夢破れた話なの?」

憂「最後まで観ないと解らないよ」

梓(私達は絶対武道館いこう)

純「ていうかウルトラマンまだ出ないの?」

憂「まぁまぁ、ウルトラマンがいない世界だから、しばらくかかるんだよ」

純「ふーん」


ダイゴ『この世界は……?』

メビウス『セアッ!』

ダイゴ『本物のウルトラマン!?』

純「やっと出てきた」

ダイゴ『ゲスラの弱点は背びれだ!』

ミライ『あなたですか、僕を応援してくれたのは』

純「あ、ルーキーズだ」

憂「もー」

少女『探して、七人の勇者を』

ミライ『君は……』

梓「意外と複雑な話なんだ」

憂「本当ならメビウスの世界とティガの世界は別物だからね」

ダイゴ『七人の勇者……もしかしてあの人達が?』

純「この人はウルトラマンじゃないの?」

憂「まだ解ってないんだよ」

ミライ『ジャック兄さん! 新マン兄さん! 帰マン兄さん!』

郷「……」

梓「あちゃー」

ミライ『どうして兄さん達は……』

ダイゴ『この世界に怪獣はいないよ』

キングパンドン『ピギャー!』

純「言ってるそばから!」

メビウス『セヤー!!』

純「おお、メビウス強いね」

スーパーヒッポリト『フフフ……』

メビウス『……』

梓「固められちゃった」

スーパーヒッポリト『これでもう邪魔者はいない、この世界はこのヒッポリト星人の物だ!』

純「ブサイクな顔して!」

ダイゴ『教えてくれメビウス……僕はどうすればいい?』

梓「怪獣が大暴れして……」

純「ウルトラマンがいないとどうにもならないじゃん」

憂「……」ゴソゴソ

郷『俺はアキを守れなかった……』

梓「……」ウルウル

純「泣きそうだね」

梓「純だって涙溜まってるよ」

少女『思い出して、本当のあなたを』

ダイゴ『……』


レナ『人として出来る事を、信じて下さい』

ダイゴ『レナ……』

アスカ『……』

我夢『……』

憂「……」ドキドキ

ダイゴ『そうか……七人の勇者、その最後の一人は、僕だったんだ!』

憂「くるよ!」バッ

純(なんか取りだした?)

ダイゴ『この世界を……僕が守る!!』

ダイゴ『ティガーーー!!』

憂「ティガーーー!!」

梓「ま、真似してる」

純「しかも変身アイテムまで」

パパパパー♪ パーパーパーパパパパー♪

憂「ウルトラマンティガだよ梓ちゃん! このファンファーレが最高なんだよ!」ユサユサ

梓「う、うん」

純「夜に映えるね」

民衆『ウルトラマンだ……ウルトラマンが来てくれた……頑張れ! ウルトラマン!』

ティガ『タアッ!!』

憂「ティガが戦ってる」キラキラ

純「夢中すぎる」

梓「月夜をバックに宙返りは格好良いね」

我夢『あのウルトラマンは、ダイゴだ』

アスカ『ああ』

スーパーヒッポリト『お前もブロンズ像になるがいい!』

ティガ『ジャッ!』ドンドン

憂「さすがに三対一じゃ……」

梓「世界の滅びは近い」

純「戦いは終わった」

憂「そんな事ないもん!」フンス

我夢『この世界は、滅んだりしない』

アスカ『本当の戦いは、こっからだぜ』

憂「……」フンスフンス!

我夢『待ってろダイゴ!』

アスカ『今行くぜ!』

我夢『ガイアァァァ!!』

アスカ『ダイナァァァ!!』

ダイナ『シュワッチ!』

ガイア『ディアーー!』

純「土煙の着地格好良い!」

ダイナ『大丈夫か?』

ガイア『立てるか?』

ティガ『二人とも……来てくれると信じてた』

梓「三人揃うと壮観だね」

郷『戦ってるんですね……あの三人が』

純「おじさん達は変身しないの?」

憂「あぁ……ティガ……」キラキラ

純(聞いてないし)

郷『後はあの宇宙人だけだ!』

ティガ『タアッ!!』

純「おお、全滅させた」

梓「勝った?」

ティガ『……』

梓「うわ! 変なオバケ!」

純「怪獣が合体した?」

ギガキマイラ『ギャオオオン!!』

純「でかい!」

梓「三人だけじゃ無理じゃない?」

純「あれ? 他の勇者は?」

ハヤタ『我々もいこう、彼らとともに』

ダン『ああ!』

梓「ウルトラ兄弟!」

純「あ、メビウス生き返った」


純「これで八人揃ったね!」

梓「うん!」

マン『ヘアッ!』

ティガ『ジャッ!』

純「おお……なんて派手な」

梓「八人いると強いなぁ」

マン『いくぞ!』

ティガ『はい!』

憂「これが観たかった……」

セブン『デュワ!!』

梓「怪獣がバラバラに!」

純「そして木端微塵!」

影法師『恐れよ……恐れよ……』

梓「またオバケ!?」

民衆『頑張れウルトラマン!』

憂「光が集まって……グリッターだ!」

ティガ『どんな絶望の中でも、人の心から光が消え去る事は、無い!!』

影法師『闇は……消えぬ……』

憂「今度こそ勝った!」

ミライ『ありがとう、別の世界の兄弟達』

梓「お別れだ」

ダイゴ『行こう! ウルトラの星へ!』

憂「はい!」スタッ

純「待て待てどこへいく」

梓(ん? あのオバケの親玉は結局何だったの?)

純「ウルトラの星に行くのは今度にしなさい」

憂「はーい」

梓(行く当てがあるのか)

憂「で、どうだった?」

純「正直最初は退屈だった」

梓「タロウが出なかった」

憂「うっ」

純「でもまぁ、また別なのも観てみたくなったかな」

梓「後半夢中だったくせに」

純「梓もでしょー」

憂「えへへ……良かった」



平沢家

唯「えー! なんで私も呼んでくれなかったの!?」

憂「ご、ごめんね」

唯「憂のいじわるー」

憂「そ、そんなつもりじゃないんだよ」

唯「罰として食後のアイスは私がもらうもんね!」フンス

憂「……それはいつもの事だよ」

唯「あ、そういえば」

憂「?」

唯「ムギちゃんがまたウルトラマンみたいって」

憂「紬さんが?」

唯「うん」

唯「良ければうちのホームシアター使って良いってさ」

憂「さすがお嬢様……」

唯「どうする?」

憂「せっかくだからお言葉に甘えようか」

唯「わーい! ムギちゃんのお家ならきっと豪華なおやつが出るよ!」

憂「そっちが主目的?」

憂「銀河伝説を観るならゴーストリバースで予習しておかないと!」

メビウス『セヤッ!』

憂「光の国だー」

メフィラス『皇帝復活の為に一役かってもらいますよ』

ヒカリ『悪いなメビウス、俺はこっち側につく』

メカザム『勘違いするな! 俺はお前の強さの秘密を知りたいだけだ!』

憂「アクションがいつも違う感じだ」

メビウス『ありがとうメカザム』

メカザム『勘違いするな!』

憂「口癖なのかな?」

EXゼットン『……』

メビウス『僕が奴を引き付ける! その間にギガバトルナイザーを!』

メビウス『なんとかギガバトルナイザーを手に入れたぞ』

メフィラス『渡してもらいましょうかねぇ』

デスレム『これで皇帝が復活するぞ!』

メカザム『グワアアア!!』

憂「せっかく仲良くなったのに……」

タロウ『メカザムを倒すしかない!』

メビウス『僕が……やります!』

メビウス『ウオオオオ!!』

憂「……」グスッ

憂「あれ……ギガバトルナイザーは?」

ザラブ星人『……』

憂「はっ!!」


チュンチュン

憂「結局大怪獣バトルも全部みてしまった」ウトウト

憂「まぶたが重いよぉ」

憂「リトラに乗りたいよぉ」

憂「クマさん良い人だった……ふあぁ」

憂「うぅ……日光が眩しい」

憂「余が光になっていくー」

ガチャン

平沢母「憂、そろそろ起きなさい……何をしてるの?」

憂「な、なんでもない」


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最終更新:2010年07月10日 14:27