で、皆でわいのわいのしてる間に、さわちゃん来た。
ウインクされた。
こっち見んな。
と言いたいところだけど、まぁ昨日の借りがあるから、大きく瞬き3回しといた。

女「りっちゃん」ヒソヒソ

隣の席の子に手紙渡された。澪からだった。

『昨日のこと言ったら許さないからな』

澪のほう向いたら、まっすぐ前見てた。
おーおー。澄ませちゃってwww


律「これ回して」

澪のメモの下に書き加えて隣の席の子に渡す。
澪どんな反応するかな?
澪までもう少し。もう少し。
届いた!
澪が手紙開いて、机に倒れ込んだ。
後ろ振り向いて、睨みつける。怖い。

さわ子「秋山さーん?」

ちょww空気嫁wwww



さわちゃんが手紙取り上げて呆れたように溜息ついた。

さわ子「秋山さんは放課後職員室に来なさい」

澪「え?あ、はい…」

澪職員室呼び出しーwwwあの真面目優等生がwwww

さわ子「田井中さんも一緒にねー」

律「え。マジすか…」


朝の部終わり。この後の英語は鉛筆で乗り切った!!
昼の部いきたいが眠い。
昨日澪のせいで寝れなかったからwwww


6月30日。昼休み。
今日のテストは昼までだから、もう帰れる。
だが、今日の朝のことがあって私と澪は職員室に向かった。

澪「律のせいだぞ!あんな手紙回すから!」

律「澪から回したくせにー」

澪「あれは、朝律が悪ふざけするから悪いんだ」

律「ふざけてない」

怒る澪の手を取って見つめる。真剣な顔してたから、澪が戸惑ってた。

澪「え、えっと…」

律「私はいつだって本気だよ。澪のことになるとね」

澪「そんなこと、言われても…困るよ」

律「…ごめん、困らせるつもりはないんだ」


澪の手を離して、背を向けた。
澪のそんな顔見たくないんだ。
背向けたまま下向いてたら、澪が後ろから抱きしめてくれた。

澪「違うよ、律…困ってない」

律「嫌、じゃない?」

澪「恥ずかしい、けど…嫌じゃないよ」

さわ子「見てる私が恥ずかしいわ」

澪「きゃぁぁああああ!!!」

あらあらwwwwwwwwww



さわ子「あなたたちねぇ、何で呼び出されたのか分かってるの?」

個室連れてかれた。この部屋、説教部屋って有名www
3年生になって初めて入ったよwwww

澪「すみません…」

律「すみませーん」

さわ子「りっちゃん反省の色が見えない!」

律「反省してるよー」

さわ子「さっき私に見せつけたくせに良く言うわね」

律「ばれた?」

さわ子「当たり前じゃない…わざわざ職員室前で」

澪「あれワザとだったのか!!??」

律「あーうん。ごめん」

澪「わざと、わざ…と、わざ…ざわ…ざわ…」

律「カイジになってるぞ」

さわ子「話を戻します」

澪「…はい」

さわ子「秋山さん、今日の手紙は何かしら?」

澪「すみません。緊急に伝えなくてはならなかったので」

さわ子「これが?」ピラッ

澪「いやぁぁぁ!!見せないでぇぇぇ!」

澪大げさwwww

さわ子「『昨日のこと言ったら許さないからな』」

澪「いやぁぁぁぁ!!読まないでぇぇぇぇ!!!」

澪大げさwwww

さわ子「『昨日のことって野外セックスのこと?』」

澪「……」

律「気絶したみたいだぞ」

さわ子「まったく!今はテスト中でしょ!あなたたち何してるの!」

律「テスト中じゃなかったらいいの?」

さわ子「そういう問題ではありません!澪ちゃんが可愛そうだと思わないの!?」

律「なんで私だけ悪者みたいにー。ぶー」

さわ子「澪ちゃんは今推薦で大事な時期でしょ!?こんなことが他の先生に広まったら…」

澪「推薦もらえないんですか!?」

さわ子「場合によってはね」

澪「そんな…」

律「さわちゃん!ごめんそのメモ嘘だから!」

さわ子「今さら言われても信じられません!」

さわちゃん机バンって叩いた。
恐い。
けど今は澪の進路が掛かってる。
逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ

律「先生。お願いです」

さわ子「何?」

律「悪いのは全て私です。退学処分でも何でも受けます。すみませんでした」

澪「おい律何言ってんだ!!」

律「澪は何も関係ありません。分かってください」

さわ子「うーん、どうしようかなー」

澪「律!」

澪が私の腕の中に飛び込んできた。

澪「嫌だよ、律…。律のいない学校なんて…」

律「馬鹿だな澪は。私はいつだって澪の心の中にいるよ」

さわ子「やっぱり反省してないだろ」

澪「律!ここは正統派で行こう!」

律「正統派?」

澪「正直に自分の気持ちをぶつけるんだ!先生もきっと分かってくれる!」

澪、無駄に熱いwwww

律「そうだね!」

澪「今度は私に任せろ!!」

あ、なんか嫌な予感wwww
さわちゃんも『めんどくせっ』て顔してるwwww

澪「先生は、外でセックスしたから怒ってるんですか?」

さわ子「あー。うん、そうね」

澪「それなら律は悪くありません。外でしようと私から誘いました」

さわ子「澪ちゃんがっ!?」

澪「外でも問題ありませんでした。土で汚れてしまうかもと思いましたがベンチがあったのが幸いです」

さわ子「そこが問題ではないのよ…?」

澪「人に見られるということですか?深夜だったので人通りは皆無でしたし街灯のないところを探しました」

さわ子「え、えっと、外が問題ということではなく、ね?」

澪「セックスが問題なんですか?健全な高校生なら性欲が溢れ出ているはずです。頭の中はセックスでいっぱいなんです」

さわ子「りっちゃん、これいつまで続くの?」

律「さぁ?」

澪「アブノーマルなセックスにも興味があっておかしくないのではないでしょうか。現にとても興奮しました。ただ難点を言うと声が響くということでしょうか」

さわ子「参りました。もう結構です」シクシク

澪「分かってくれましたか!」

さわ子「十分すぎるほどにね」シクシク

澪「ありがとうございます!」

さわ子「どこで育て方を間違えたのかしら」フゥ

澪「失礼します!!」

澪がルンルンで部屋出てった。
なんということでしょう。
あの恥ずかしがりだった澪が、熱くセックスを語る子になりました。


律「さわちゃん、お疲れ様…」

さわ子「なんでこんなこと聞かされなくちゃいけなかったのよ…」

律「さわちゃんが悪ふざけして推薦の話持ち出すから」

さわ子「だって面白そうだったんだもの」

律「子供か」

さわ子「まぁまぁ。仲直りできて良かったじゃない」

律「うん。ありがとうね」

さわ子「私は何もしてないわよ」

律「それでも、ありがと」

さわ子「それから、推薦の話は面白半分ではないわよ」

律「え?」

さわ子「問題児に推薦は出せないもの。澪ちゃんのこと想うならもう少し落ち着きなさい」

律「はい。えっと、その、今回のことは…」

さわ子「大目に見てやる!」

律「さわ子様―!!!ありがたやありがたや」


さわちゃんに手合わせて拝んでるときに澪来た。
何してんの、って顔して溜息つかれた。
お前の暴走のせいだよwwww

澪「律、早く帰ろうよ。先行っちゃうぞ」

律「待って待って澪ちゃん。一緒に帰る」

さわ子「りっちゃん、さっき言ったこと忘れないでよ!!」

律「分かってるってー」

昼休み編終わり。

私の家二人で帰ってきて、問題集渡された。

澪「律はこれをやっとけ。解説もしっかり読むんだぞ」

律「澪は何するの?」

澪「眠いから寝る」

律「まじですか」

澪「昨日寝てないんだよ」

で、澪寝た。
昨日寝てないのは私も一緒だよwwww
澪が完全に寝た後、私もベッド入ってニヤニヤ興奮してた。

次夜編。


夜、澪に起こされた。

澪「なんで寝てるんだよ…」

律「1人だけ寝るなんてずるいじゃないか」

澪「勉強するぞ」

律「澪。もう私のことは良いから、自分の勉強して」

澪「どうした?」

律「今日、さわちゃんの話聞いて、澪の推薦のことしっかり考えなきゃって思った」

澪「律…」

律「だから澪に自分の勉強してもらうし、外でエッチもしない」

澪「うん。ありがとな…」

律「だけど、中でエッチはいいよな?」

澪「へ?」


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最終更新:2010年07月12日 21:36