律「今日はもう寝よっか」
唯「うん」
唯「りっちゃん?」
律「なんだ?」
唯「ぎゅ~ってしながら寝ようよ」
律「…うん///」
ぎゅ~~~~~っ
唯「あったかい!」
律「だなっ」
唯「じゃあおやすみっ」
律「おやすみね!」
チュンチュン……
唯「くかーっくかーっ」
律「ゆ………い………」
律「はっ」ガバッ
律「今何時だっ」チラッ
律「ち、遅刻だ……」
唯「くかーっくかーっ」
律「おい唯!起きろっ朝だぞ……いや昼か」ユサユサ
唯「むにゃむにゃ……」
唯「うわぁっ」ガバッ
唯「今何時!?」
律「遅刻だ……」
唯「りっちゃん!遅刻にならない方法発見したよっ」
律「そんなのある訳…」
唯「今日学校サボっちゃおうよ」
律「サボるって……どっか行くのか?」
唯「ショッピング行こうよっ」
律「ショッピングか~……あ、でもけいおん部休むわけには…」
唯「むぎちゃんならOKだしてくれるよ」
律「ああ~そうだなっ」
律「じゃあ今日はサボっちゃおっか!」
唯「おぉ~っ!」
憂「お姉ちゃん…」コソコソ
街中
テクテク…
唯「へへ~学校サボっちゃったね~」ガッチリ
律「そうだな………ってそんなにくっつくなよ歩きにくいだろっ」
唯「いいじゃんいいじゃん!こうしてたいんだもん!」
律「ったく……かわ唯な…///」
唯「えへへ~///…服買いにいっても良い!?」
律「いいよっ」
古着屋
唯「りっちゃん!この服はどうかな?」
律「あ~似合う似合う!」
唯「良かったぁ!これ買おうっ」
律「私は何買おうかな」
唯「これ買おうよ!お揃いお揃い!」
律「恥ずかしいよ///」
唯「いいじゃん!こんな時間じゃ知ってる人いないって」
律「いやいや///服はあれだから、アクセサリーにしよう」
唯「賛成~っ」
憂「お揃いなんて……私はないよ」コソコソ
唯「アクセサリーに好きな文字入れられるって」
律「アルファベットか、なんて入れよっか?」
唯「じゃあさ!私はRITSUでりっちゃんはYUIで!」
律「それもなんか恥ずかしい!」
唯「えぇ!もう…りっちゃんって恥ずかしがり屋なんだからっ」
律「じゃあお互いの名前の1文字目をとって、YURIにしよう!」
唯「あ、それいいねっ」
……
憂「YURI……百合……意味分かってるのかな」コソコソ
?「姉ちゃん……学校行かないで何してるんだ」コソコソ
憂「え?」
?「うん?」
憂「あの~…お姉ちゃんの知り合いですか?」
?「お姉ちゃん?ああ、姉ちゃんの隣の人か」
憂「姉ちゃん?」
憂「聡くんは何でコソコソしてるの?」
聡「いや、姉ちゃんが何か楽しそうにしてたから…」
憂「聡くんって、お姉さんの事好きなんだね」
聡「なっな訳ねーじゃん!!知らねーしっ」
憂「ふふっ」
聡「そういうお前はなんなんだよ!!」
憂「
平沢唯の妹の憂です。お姉ちゃんの1つ年下の中3だよ」
聡「おま…憂さんも唯さんの事が好きなんですか?」
憂「そうだよ(いきなり敬語になった…)」
憂「『憂さん“も”』ってことは」
聡「え…?あ…あああああっ!!」
憂「しーっしーっ!!」
聡「違うんです!!違いますよ!!」
憂「分かったから静かにしなよっ」
……
唯「ん?なんかうるさい声がしない?」
律「なんか聞き覚えあるような…」
律「って聡じゃん!!」
聡「うわっ」ドキッ
唯「だ、誰!?……って憂もっ」
憂「えっ!?」
唯律「何してたの?」
聡「え…いや……その姉ちゃんの……」
憂「聡くん!!」ガシッ
聡「ふがふがっ」
憂「実は私たち付き合ってるんだ!!今はデートしてて…」
聡「ええっ…」
憂「しーっ…とにかく私の話に合わせて…」ボソッ
唯「憂って彼氏いたんだ~!しかもりっちゃんの弟だなんてっ!」
律「こっちもビックリだよな~」
唯「きょうだいで付き合ってるってすご~い」
憂「お姉ちゃん達は付き合ってないよね?ただの仲のいい友達だよね!?」
唯「うんうん…違うよ!」ガシッ
律「おいっ人前でくっつくなよ///」
唯「いいじゃん!きょうだいなんだしっ」
律「そ、そうだけど…」
聡(姉ちゃん……)ショボン
唯「あ!!そうだっ」
律聡憂「?」
唯「ダブルデートしようよ!」
律「おっ♪なんか楽しそう!」
聡憂「…………」
唯「私たちはもう買い物済んだけど憂たちはどうする?」
憂「え?あ…もういいよ」
聡「大丈夫です」
律「じゃあさ!カフェでティータイムしようぜ」
唯「賛成ーっ」
憂「聡くん……お金大丈夫?」ボソッ
聡「今月の小遣いの1000円があるんで大丈夫っす」ボソッ
憂「それ大丈夫じゃないよっ」
聡「え?」
憂「私のお金貸してあげるからもっておいて!」
聡「な、なんで?」
憂「普通は男の子が奢るもんなのよ!」
聡「なるほど…」
唯律「早く行こーよ!」
カフェ
律「抹茶オレで」
憂「じゃアイスコーヒーで」
聡「(苦くないやつ…苦くないやつ…)」
聡「オレンジジュース」
唯「アイスココア♪アイスココア♪」
律「ズズズ……あ~落ち着くなぁ」
唯「ここのカフェのアイスココアも美味しいな」
聡「………」ゴクゴクッ
憂「………」ゴクッ
唯「りっちゃんの抹茶オレ飲まして~」
律「はいっ代わりにアイスココア貰うね」
唯「あ~美味しいねこれっ」
律「だろ~!アイスココアもおいしいね」
唯「ね~っ」
聡「………アイスコーヒー美味しいですか?」
憂「私のはあげないよ」
聡「おっす……」
律(仲悪いのか?)
唯「りっちゃん~」
律「なんだ?」
唯「えへへ~呼んでみただけだよ」
律「このやろ~っ」ツンツン
唯「えへへ///」
憂聡(イラッ)
唯「憂たちは付き合ってるのにあんまり仲良くないね」
憂「え?」
律「だよな、なんか距離感があるし…」
憂聡「そ、そんなことない!」
憂「聡くん!!」ギュ~
聡「…憂さん!!」ギュ~
憂「ほらっ仲良いでしょ!!」
聡(あれ…なんか憂さんって良い匂いがする…)ドキドキ
憂(そういえば男の子と手も繋いだことなかったのに…)ドキドキ
聡「ああああっ///」
唯律「うわっ」
聡「帰るっ!」ダダダッ
憂「あ、待って!」タタタッ
律「2人とも行っちゃったな…」
唯「2人きりだね…」
律「だな///」
唯「えへへ///」
律「この後どこ行く?」
唯「漫喫行こーよっ」
律「うんっ」
憂「はぁはぁ……聡くん見失っちゃったよ………お姉ちゃん達もいなくなってるし……」
憂「はぁ」ガックシ
律の家
聡の部屋
聡「ふっ…んふっ」ガタガタ
聡(憂さんの胸……大きかった……)
聡「んふあっ……」ドンッ
聡「ふぅ………」
聡「ポケモンでもやろう」
漫喫
唯「3時間のペアシートで」
店員「しゃーせー」
律「へぇ漫喫初めて入ったなぁ」
唯「そうなんだぁ、とりあえずジュース持って行こう!」
律「私はコーンポタージュ」
唯「アイスココア!」
律「唯ってアイスココア好きだよなぁ」
唯「これ飲むと落ち着くんだよね♪」
唯「じゃあ部屋行こうかっ」
律「おぅっ!」
唯「りっちゃん奥詰めて」
律「うん…よいしょっと」
唯「ふぅ…ペアシートって案外狭いね?」
律「だな」
唯「そうだ!この間パソコンで面白い動画あったんだよっ」
律「どんなやつなんだっ?」
唯「内緒~♪」
律「えーっ」
唯「見てからのお楽しみだよっ」
律「むーっ」プクーッ
唯「ほら!ウォーリーを探せってやつ!」
律「ウォーリーか~懐かしいなっ」
唯「ヘッドフォン着けて探すといいよ」
律「よしっ」
唯(ふふっ)
律「ウォーリー…どこだ…」
『ギャアアアアアアアアッ』
律「うわああああっ」ガタンッ
唯「はははっビックリしたっ?」
律「ば、馬鹿やろう!このやろう!」ポコポコ
唯「痛ててっ」
店員「すいませーん!他のお客様の迷惑になるのでお静かに…」
唯「怒られちった」
律「お前のせいだろっ」
唯「なんか寒くなってきたね?」
律「言われてみれば…」
唯「毛布借りてくるねっ」バタンッ
律「毛布か…」
律「唯と一緒に毛布……///」
唯「ただいまー」
律「おかえりっ」
唯「はいっ毛布♪」バサッ
律「暖かいなぁ」
唯「そうだね~」
唯「なんか眠くなってきた」
律「じゃあ寝てていいよ、私が起こしてあげるよ」
唯「それなら安心だぁ……スーッ」
律「え?」
唯「くかーっくかーっ」
律「もう寝ちゃったよ…」
唯「くかーっ……むにゃむにゃ」
律「今日は楽しかったなぁお揃いのアクセサリーも買ったし」
唯「くかーっ」
律「唯と出会えて良かったよ」
唯「くかーっ」
律「分かってるのかコイツ……可愛い寝顔しちゃって……」
唯「くかーっくかーっ」
律「今日はありがとな」
唯「むにゃむにゃ……りっちゃん、ありがと……」
律「寝言……かな?」
唯「すぴーっすぴーっ」
律「………唯」
律「…><」スーッ
律「あ、別に目閉じなくてもいっか」
律「唯……好きだよっ」
ちゅっ
唯「くかーっ」
律「もう時間か…」
唯「むにゃむにゃ」
律「唯ー起きろー!」ユサユサ
唯「ん……もう朝?」
律「何寝ぼけてるんだよ、もう漫喫出るぞ」
唯「わぁ!危うく延長しちゃう所だったー」
律「もう家に帰ろっか」
唯「えぇ!…もっと遊んでいたいよぉ」
律「明日は朝練あるから早起きしなきゃいけないだろっ」
唯「むーっ……じゃあ最後にプリクラ撮りに行こーよっ」
律「うんっ」
最終更新:2010年01月07日 01:22