律「なんだかんだで短かったなぁ」

唯「うん!でも楽しかったよ」

律「私も楽しかったっ」

唯「じゃあそろそろ寝よっか」

律「うんっ…じゃあまた明日ね」

唯「うん!」


ぎゅ~~~っ


唯律「おやすみっ」

ジリリリリ…

律「う~…ん…唯っ朝だぞ~」ツンツン

唯「あぁ~あ…おはよう…」ボーッ

律「おーい!起きてるかー?」

唯「うーん…」ウトウト

律「布団片付けるぞ」バッ

唯「さむさむ……毛布~」モジモジ

律「早く行くぞっ朝ご飯食べて帰るんだからっ」

唯「りょーかい…」ウトウト

律「今日の朝ご飯もバイキングだぞ~っ食べ放題だぞ~っ」

唯「りょーかい!」テキパキ

律「おぉ…」

唯「はむはむっ」

律「そんなに急いで食べると体に悪いぞ」

唯「はむは……うっ」

律「唯っ!?」

唯「うっ…うまいっ」

律「私の心配返せこのやろー!」

唯「今日が最後だからいっぱい食べとかないとねっ」

律「そうだな!こんな豪華なご飯はなかなか食べられないしなっ」

唯「これ食べたらどこ遊びに行く~?」

律「遊びにって…もう帰るんだぞ?」

唯「えぇ~っもっとりっちゃんと遊んでたいのに…」

律「明日の部活で一緒にいられるだろ?」

唯「部活かぁ……それもいいねっ」

唯律「ごちそうさまでしたーっ」

律「よし!じゃあ駅に行こっか!」

唯「あっ!その前に女将さんにお礼言いに行こうよ」

律「おぅ!」


唯律「2泊3日お世話になりましたーっ」

女将「どうもありがとう」ニコ

律「じゃあ行こっか!」

唯「うんっ」


ガタンゴトン

唯「りっちゃんとの旅行楽しかったなぁ」

律「だなっ」

唯「明日からは文化祭に向けてギター頑張るからねっ」

律「おっ?気合い入ってるな~」

唯「当たり前じゃん!私の初ライブだもんっ」

律「そういえばそうだったな」

唯「絶対成功させるぞ!おぉーっ!」

律「しーっ!電車の中だぞ」

唯「えへへ…すいやせんでした…」

唯の家
唯「じゃあまた明日ねりっちゃん!」

律「明日は遅刻するなよっ」

唯「うんっ」

律「じゃあっ」

唯「バイバーイ」


唯「うーいー!ただいまぁ」

憂「おかえりーっ」

唯「なんか久しぶりに憂に会った気がするよ~」

憂「まだ3日ぶりでしょ?」

唯「お昼ご飯出来てる?」

憂「まだだけど…」

唯「私も手伝うよ!一緒にやろっ」

憂「お姉ちゃん…ありがとー!」

唯「えっへん!」


憂「お姉ちゃん人参切ってくれる?」

唯「任せて!」

唯「猫の手…猫の手…」サクッサクッ

憂「あわわ…大丈夫?」

唯「憂は手出さなくていいよ!」

憂「で、でも…」

唯「大丈夫っ大丈夫っ」サクッ

憂「それ……みじん切りだよ?」

唯「ふぇっ?」

憂「今日はカレーなのに…」

唯「うわーっ!」

グツグツ

憂「もう私がやっとくからお姉ちゃんはお皿並べてて」

唯「うん…」ダラダラ

憂「あ!デザートにアイス買っておいたよ」

唯「わかった!」テキパキ

憂(かわいい…)

グツグツ

憂「カレー出来たよ~」

唯「待ってましたっ」


唯「パクパク…」

憂「おいしい?」

唯「もちろん!」モグモグ

憂「良かったぁ!」


憂「律さんとの旅行どうだった?

唯「すっごく楽しかったよっ」

唯「動物園とか神社とかにも行ったんだぁ」ニコッ

憂「へ~」

唯「夜ご飯もね、すごく豪華で美味しかったんだよっ」

憂「良かったね~」

唯「まぁ憂の作るご飯の方がおいしいけどねっ」

憂「お姉ちゃん…///」

唯「おかわり~っ」

憂「はーい!」

唯「ごちそうさまーっ」

憂「は~い」

唯「あ、私がお皿片づけとくね」カチャカチャ

憂「ありがとっ」

唯「ふぅ……うーいー?」

憂「なーに?」

唯「アーイース」

憂「ちょっと待っててね」タタタッ

憂「はい!みかんアイス!」

唯「おぉ!みかんっ?……はむはむ」

憂「どう?」

唯「うん!うまいっ」

憂「新発売だから買ってみたんだっ」

唯「へ~!りっちゃんに教えてあげよっ」ピピピッ

唯「『新発売のみかんアイス美味しいよ!』っと」ピピッ


唯「そーしん!」ピッ


ピロリロリ~ン

律「おっ唯からだ♪」

唯『新発売のみかんアイス美味しいよ!』

律「へ~食べてみたいなっ」

律「『今度一緒に食べようなっ』っと」ピピッ


ピリリリ~ン

唯「りっちゃん…」

律『今度一緒に食べようなっ』

唯「えへへ…」ニヤニヤ


次の日
学校

唯「おっはよー!」

律「おーすっ」

澪「おすっ」

紬「おはよう!」

律「早速お茶にしよっか!むぎ~っ」

紬「はいは~い」


唯「ズズズ…う~ん美味しい」

律「みーおっ」ニヤニヤ

澪「なんだ変な顔して?」

唯「みおちゃん!」

澪「ゆ、唯まで?」

唯律「おすわりっ」

澪「は、はぁ!?」

澪「なんだよ…おすわりって…」

唯「え~じゃあバク転は~?」

澪「難易度上がってるじゃん…」

律「あっちのみおの方が優秀だなっ」

唯「ぷぷっ…そうだね!」

澪「あっちの…?」

紬「あ~…あの猿ね」

澪「さ、猿!?」

唯「そうそう!緊張するとグルグル回る猿!」

澪「グルグルって……って言うかなんでみんな知ってるんだ?」

律「実はな~…」

澪「えぇー!?律と唯の2人だけで旅行!?」

紬「そうっ私の父の旅館にね」

唯「そうなのだっ」

律「なのだ!」

澪「2人だけって……お前らどんな仲だよ」

唯「…もうバラしちゃっていいよね?」

律「だなっ」

澪「?」

唯「りっちゃ~ん」

律「ゆ~い~っ」

ぎゅ~~~っ

唯律「こんな仲ですっ」

澪「えぇーっ」

紬「わぁ!」キラキラ


澪「こんな仲って…女の子同士じゃないか…」

紬「女の子同士でもいいじゃない?」

唯「うん…私はりっちゃんが好きなの///」

律「私は唯が…///」

澪(あれっ?私がおかしいのかな…)

律「よーし!そろそろ練習するかっ」

唯紬「おぉーっ」

澪「お、おーっ…」

ジャジャ♪ジャジャ♪ジャーン♪

澪「お~珍しく一発で合ったな!」

唯「私とりっちゃんのおかげだねっ///」

律「うん///」

澪「こら!練習中にイチャつくな!」

唯律「はーい…」ショボン

紬「まぁまぁ、いいじゃない」キラキラ

澪「むぎまで……もうすぐ文化祭なんだからな?」

唯「大丈夫!学校以外でも練習するからっ」

律「じゃあ今日うちに来いよ!一緒に練習しようぜっ」

澪「り、律が練習するなら私も!」

律「へ?澪も?」

澪「ほ、ほら!同じリズム隊じゃん…」

紬「」キラキラ


律「確かにそうだけど……ねぇ?」

唯「私りっちゃんと練習したい!」

紬「澪ちゃん?2人の意見も聞かないと…」キラキラ

澪「でもドラムとベースは一緒にやらなきゃ…」

唯「澪ちゃん!……私のりっちゃん取らないでよね?」

澪「そんな気はないから!」ゴツン

律「痛て!…なんで私?」

唯「りっちゃ~ん大丈夫~?」ナデナデ

律「へへ…大丈夫っ大丈夫っ」

澪「うー…」

澪(なんだよ……律とは小学生の時からいたんだぞ……私の方が律を知ってるのに…)

律「どうするー?部活帰りどっか寄って行くか?」

唯「マック行こうよ!」

紬「わぁマック行くの賛成ですっ」

律「澪も行くよなー?」

澪「い、行く!」


マック

律「唯~!あ~ん」

唯「あ~…ん……はむはむっ」

紬「………」キラキラ

澪「………」

律「ん?どうした澪?」

澪「えっ…別に」

律「なんか…怒ってるのか?」

澪「違う!怒ってなんかないよ!」

律「私に隠し事なんて無駄だよ~ん!何年一緒に居ると思ってるんだよ!」

澪「律……じゃあなんでっ」

律「え?」

澪「なんで私じゃないんだよっ!」


律「なんでって……何が?」

澪「私の方が!…唯より私の方が律を知ってるのにっ」

唯紬「澪ちゃん…」

澪「私だって律と一緒にいたい!」ポロポロ

律「澪~安心しろよ」ギュッ

澪「り、律?」ギューッ

唯「ちょ、ちょっとりっちゃん!?…」

紬「唯ちゃん?ここは一旦待ってあげよう?」

唯「で、でも…」

紬「ね?」ニコッ

唯「う、うん><(見ないようにしとこ…)」

律「確かに唯より澪の方が長くいるよな~」

澪「だ、だったら!」

律「でも、それは友達じゃなくて……親友としてなんだよ」

澪「親友…?」グスンッ

律「うん、もしかしたら親友以上かも……へへっ私バカだから親友よりすごい言葉思いつかないや」

澪「律…」

律「澪は親友以上、唯は……好きになった人だからさ…」

律「好きになるのに時間の長さなんて関係ない!」

澪「親友以上……か…うん!」

律「これからもずっと親友以上でいようなっ」

澪「…よろしくな」ニコッ

唯「んーっ><(まだかな?まだかな?)」

律「唯もよろしくなーっ」

唯「んーっ><」

律「き、聞いてねぇ…」

紬(私は……?)


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最終更新:2010年01月07日 01:42