唯「ちゅ~」
憂「冗談だよねお姉ちゃん?」
唯「何で?昔はよくやったじゃん」
憂「私たちもう高校生だよ?そんなこと姉妹でするなんておかしいよ」
唯「私のこと嫌いなの?」
憂「好きだけど、チューとかは違う気がする」
唯「ふ~ん…」
唯「そうなんだぁ…へ~…」
憂「?」
唯「あはは…おかしいなぁ…憂は私のこと大好きなはずなんだけどなぁ…」ぶつぶつ
憂「いや、だから大好きだけど…」
唯「ありえないわこの妹…お姉ちゃんを拒否るとか…これ憂じゃないのかな…」ぶつぶつ
憂「お姉ちゃん…?」
唯「うんうん、これ憂じゃないわ…え、じゃあ本物どこ?ねえ本物の憂どこ?」
憂「本物…?どうしたの?」
唯「とぼけたって無駄なんですけど。早く憂に会わせろ!!!」
憂「ひっ…」
唯「憂はどこ?私のこときっと憂も探してるよ!会いたいって泣いてるよ!!」
憂「私はここだよ…?お姉ちゃん」
唯「偽物は黙っててよ。憂はもっともっと可愛いもん。あんたなんか憂じゃないもん」
憂「そんな…」
唯「警察呼ばなきゃ」ピッポパ
憂「お姉ちゃん落ち着いて!」
唯「来るな!」ボス!
憂「うぅ…何で…(お姉ちゃんに…殴られた…)」
10分後
警察「どうしたのかね?」
唯「妹が行方不明なんです…きっと今も私を呼んで泣いてます…!」
警察「そ…そこで倒れているのは?」
唯「それは妹の偽物です。うるさいので殴って黙らせた後、舌を包丁で切り取っておきました。」ブラン
警察「え…?ちょっと君…?」
唯「はい?」
警察「署まで来てもらうよ…」ガシャン
唯「何で私に手錠を…?」
憂「…ぅぅ…」
病院
澪「憂ちゃん…」
律「そんな…」
梓「うぅ…グシュ…ういぃ~…」
紬「唯ちゃん…どうして…」
精神病院
唯「憂がいない…私の大好きな憂が…」
精神病院
唯「せんせー!憂に会わせてよー」
先生「君のせいで彼女はしゃべれなくなったんだよ?」
唯「そうなの?私何かしたっけ…?とにかく憂に謝らなきゃ…」
先生「何も覚えていないのかね?」
唯「多分、憂に会ったら思い出すよ!」
先生「仕方ない…会わせてみましょう」
看護婦「しかし…憂ちゃんはもう何をしても反応しませんよ?」
先生「唯ちゃんの治療のためだ」
病院
先生「失礼するよ」
憂「ぁー…」
唯「あ…憂…なの…?」
憂「ぅーぁー…」きゃっきゃ
先生「(事件のショックで脳がやられてしまったんだ…)」
唯「憂~私だよ~お姉ちゃんだよ~」
憂「ぇは…?」
唯「唯お姉ちゃんだよ」
憂「ふ…ぁ…?ぁっはっは」きゃっきゃ
唯「可愛い…」
先生「な…?」
唯「こえは憂だ。こんなに可愛いのは…うん」ぶつぶつ
先生「ちょっと…唯ちゃん?」
唯「ねえ、この憂もらっていい?可愛い憂」
先生「???」
唯「も~らいー!!!」ぶちぶちぐちゃ
憂「…」
看護婦「きゃあああああああ!!!!!!!」
先生「(ナースコール!)至急ドクターを呼んでくれ!おそらく憂ちゃんの頸動脈が切られた!!」
先生「唯ちゃん止めるんだ!!」
唯「憂~」
憂「すぅ~…すぅ~」
ドクター「とりあえず一命は取り留めたか…」
先生「すまない…危険なのはわかっていたんだが会わせてしまった…」
ドクター「二度としないでくださいね」
先生「…」
唯「うふふ…憂とちゅーしようして首を持ち上げようとしたら首が切れちゃった…」
唯「あはははははっははhhっはあははははあっはあhっは」
病院
梓「憂…お見舞いにきたよ」
憂「…」
純「憂…」
憂「…」
梓「リンゴ、シャリシャリにしてもってきたんだ」
純「そういうのなら食べられるって聞いたから、私がんばってつくったんだよ」
梓「純は見てただけだよ!私が作ったの!」
純「えへへ…そうだった」
梓「…」
純「笑ってよ…憂…」
憂「…」
精神病院
唯「あっはhっはhhっはhっはああhっはっはっは!!!!憂どこ?」
※
~~~~~
唯「っは!」ガバッ
唯「はー、はー、はー」キョロキョロ
憂「お姉ちゃん、ご飯だよっ」ガチャッ
憂「ってどうしたのその汗!?」
唯「う、ういいいぃぃぃ~」ダキッ
憂「ちょ、お姉ちゃんどうしたの?」
憂「悪い夢でも見たの?」
唯「ひっぐ、えっぐ」
唯「ういいいい~」ギュッ
憂「お姉ちゃん… 大丈夫だよ、よしよし」ナデナデ
唯「うっうっ」ズズーッ
憂「と、とりあえず晩御飯出来てるから食べちゃお?ね?」
唯「う゛ん」ヒック
憂「…」チラッ
唯「ぐずっ うぐっ」ムシャムシャ
憂(よかった… 食欲はありそう 一体どうしたのかな?聞いたほうがいいのかな?)
唯「う゛いっ」
憂「っ!どうしたのお姉ちゃん?」ビクッ
唯「ほんどっ、ほんとごめんね 私夢の中でういにひどいごどっ」
唯「ういがいなぐなっちゃっで、ひっく そしたらわけわかんなぐなっちゃっで」
憂「大丈夫だよ、お姉ちゃん 私はお姉ちゃんの前から消えたりしないよっ」
唯「う、う゛、う ういぃぃぃ こんなお姉ちゃんでごめんねえええ」ダキッ
憂「もう、お姉ちゃんどうしちゃったの?安心して!冷めない内に食べちゃおっ」ギュッ
憂(お姉ちゃんが抱きついてくれるの久しぶりだ~ こんな時にこんな事考えて私こそごめんねお姉ちゃん)ポワワッ
唯「えっぐ、う゛ん!憂のご飯とってもおいしいよ、おいしいよ!」パクパク
憂「ありがとう、お姉ちゃん!」
唯「ごぢそうさまー」
憂「ごちそうさま」
憂「それじゃあ片付けする前にお風呂つけてきちゃうね」
唯「うい…」
憂「? なあに、お姉ちゃん」
唯「一緒にお風呂はいろ?」
憂「え…?」
唯「あっ、ごめん 私たちもう高校生だもんね 姉妹で一緒にお風呂入るなんておかしいよね…」
唯「なんでもない… ごめんねっ」ヴッヴッ
憂「ぜ、全然そんな事ないよ!じゃあ片付け済ませちゃうねっ」
唯「え… あ… いいの?」グズッ
憂「昔はよく一緒に入ってたよね 何時から入らなくなったんだろう」
唯「んっと、忘れちゃったね」アハハ
憂「そうだねー」アハハ
唯(あれ?もしかして憂は私の事!いや、私の様子がおかしかったから心配してくれてるんだよね… きっとそうだ…)
憂(もしかしてお姉ちゃん!んーん、夢にうなされてたみたいだし具合が悪いだけなのかも… きっとそうだよね…)
唯(ほんとに久しぶりだな~ あんな夢見た後だから一瞬デジャ…ム?ブ?予知夢?なんだっけ)
唯(ま、いいや とにかく夢みたいな事になるかと思ってまた泣きそうになっちゃったよ)
唯(夢…じゃないよね)ギュー
唯「いたっ(あ、やっぱ夢じゃない!)」
カチャカチャ ジャー
唯「うい… ほんとどうしてあんな夢みちゃったんだろ… うぅ、罪悪感が」
ガッシャン!
唯「!?」
憂(お姉ちゃんとお風呂かあ~ 久しぶりだなあ)カチャカチャ
憂(何時から入らなくなったんだろう…か 白々しいね 自分から逃げるようにして入らなくなったのに)ジャー
憂(お姉ちゃんの事が大好き でもそれは姉妹だとか家族だとかそういう括りを越えている気がして…)カチャッ
憂(それにしても今日もお姉ちゃんは可愛かったなあ… 不謹慎だけど)カチャカチャ
憂(私に酷い事か 私、お姉ちゃんになら何されてもいいのに)カチャカチャカチャ
憂(ああ… でも一緒にお風呂入ろうだなんて/// いや、今のお姉ちゃんは悪夢で弱気になってるだけ 特別な意味なんて…)カチャカチャカチャカチャ
憂(で、でも… お姉ちゃんっ)ツルッ
ガッシャン!
憂「あっ!」
唯「どっ、どうしたの憂!?」
憂「あはは… ちょっとボーっとしてただけだから大丈夫」
憂「今集めて捨てちゃうかr」カチャカチャ
憂「いっ痛っ!」ピッ
唯「!」
憂「たた~」ツー
唯「あわわ… よし!お姉ちゃんに見せてみなさい」フンスッ
憂「えっ?」
唯「んっ」パクッ
憂「ちょっ、お姉ちゃん///」
唯「んんっ」チュポッ
唯「はい、これで大丈夫!」
憂「あっ、ああありがとう///」プシュー
唯「お安い御用だよっ!」エッヘン
唯「あとは絆創膏を貼らなきゃっ」ウロウロ
憂「あ、でもすぐお風呂入るからあがってからでいいかな」
唯「そういえばそうだねー」
ピピピッ モウスグオフロガワキマス
唯「おっ!ちょうどだね それじゃはいろっかぁ」
憂「うんっ!」
最終更新:2010年07月22日 20:48