律「無理だよ…今は特別に唯を入れてもらったけど、すぐに帰らないと」
唯「よいしょ」モゾモゾ
律「え、ベッドにっ?」
唯「私、ベッドに隠れてるよ!そうすれば看護士さん見つからないし!」モゾモゾ
律「唯…///」
唯「もっと詰めるね」ギュッ
律「さっきの続き……しよっか///」
唯「さっき?」
律「ほら…カラオケの……」
唯「あぁ~………うん、いいよ……///」
ぎゅ~~~っ
律「唯っ…///」
律「りっちゃんっ…///」
ガチャ
看護士「田井中さ~ん?もうさっきの子は帰りました?」
律「は、はひっ!帰りましたっ」ドキドキ
看護士「分かりました~、それではおやすみなさい」
唯「おやすみなさ~い」
看護士「ん?」
律「え?いや、今のは私が言ったんですよっ」アセアセ
看護士「気のせいか」バタンッ
律「行ったか……唯!なんで声出すんだよっ」コソコソ
唯「ごめん、つい…」コソコソ
モゾモゾ
唯「りっちゃん…もうこんな心配させないでよね」コソコソ
律「ごめんな…でも唯がすぐに来てくれて嬉しかった///」コソコソ
唯「そりゃ~すぐに行くよ!りっちゃんだもんっ」
律「へへっ…///」
唯「りっちゃん…う~~っ///」
ちゅ
律「…唯///」
唯「えへへ///」
律「ゆーいっ///」
ちゅ ちゅ ちゅ
唯「///」
唯の家
憂「げぷっ……1人じゃこんなにピザ食べられないよ…」
病院
カツカツ…
律「ゆーいーっ///」
ぎゅ~~~っ
唯「りっちゃん!しーっ」
律「え?」ピタッ
唯「足音聞こえない?」
カツカツ
律「本当だ…見回りの人が来たのかも」
唯「早く隠れなきゃ!」ガバッ
律「今度はしゃべるなよ!」
唯「らじゃーっ」
モゾモゾ
ガチャ
看護士「ちゃんと寝てますかー?」
律「ぐーぐー」
モゾモゾ
律「こら動くなっ」ボソッ
唯「だって暑苦しいんだもん」ボソッ
看護士「……気のせいかな、この部屋もOKっと」
バタンッ
律「………」
唯「い、行った?」モゾモゾ
律「もう大丈夫っ」
唯「ぷはっ」バッ
律「しーっ」
唯「暑かった~」
律「多分もう見回りは来ないだろうな」
唯「じゃあ明日の朝まで自由だねっ」
律「自由……だなっ」
唯「早速病院を抜け出……」
律「さすがにそれは無理っ」
律「唯はこのベッドから出るなよ」
唯「出ないよ!りっちゃんも私から離れないでね///」ギュッ
律「今晩はずっとこうしてるか///」ギュッ
唯「うんっ///」
ぎゅ~~~っ
ぎゅ~~~っ
唯「りっちゃん…」
律「うん?」
唯「お、おしっこ///」
律「えー!…トイレ行くなら見つからないように行けよ」
唯「りっちゃんも一緒に行こっ」
律「なんでだよ…」
唯「夜中のトイレって怖いじゃん……しかも病院だし…」
律「…分かったよ」
唯「ありがとっ」ニコッ
律「でも看護士さんに見つかったらヤバいからコッソリ行くぞ」
唯「がってんです!」
ガチャ
コソコソ…
唯「………」コソコソ
律「あっ」
唯「うわっ!…いきなり大声出さないでよ」ドキドキ
律「トイレ行くにはナースステーション通らないと行けないんだよ」ボソボソ
唯「ど、どうしよ……早くトイレに行きたいのに…」
律「私にいい案がある」
唯「な、なに?」モジモジ
律「部屋に戻れば尿瓶が…」
唯「却下!」
律「…冗談だってば」
唯「とりあえずナースステーションの前まで行こう」
コソコソ
律「ここがナースステーションだ」ボソッ
唯「これからが正念場だね!……あ、私たち少女だから少女場か…」
律「そっちの少年じゃないよ…」
唯「え?」
律「今はそんなことどうでもいいっ」
唯「うん」
律「どうやって通るか…」
唯「そうだっ」ピカーン
律「おっ何か思いついたのか?」
唯「ほふく前進で行けばいいんだよ」キリッ
律「よーしっ私に続けっ」
唯「りょーかい!りっちゃん隊員!」コソコソ
コソコソ
律「もうすぐでトイレだぞっ頑張れ唯!」
唯「う、うんっ」モジモジ
律「早く進まないと漏れちゃうだろ!」
唯「漏れちゃいそうだから早く進めないんだよぉ」モジモジ
律「しょうがないな……もうほふく前進は止めて、歩いて行くぞ」
唯「バレないかな…」モジモジ
律「私の影に隠れれば平気だっ」
唯「じゃあそれで…」モジモジ
律「あんまり目立つ動きするなよっ」
唯「分かってるから早く進んで~~っ」モジモジ
トイレ
唯「ふぅ…間に合った」
律「もう大丈夫か?」
唯「うんっ」
律「問題は戻る時だな」
唯「あ、それなんだけどいいアイデアがあるよっ」
律「またほふく前進か?」
唯「うんうん!」
唯「ダーッてナースステーションの前まで走って、そっからスライディングでサーッと行けば大丈夫そうじゃない?」
律「なるほどな…ちょうどカウンターの下を滑る感じか」
唯「うん!ダーッて行ってサーッと滑る作戦!」
律「らじゃーっ」
律「じゃあ私から行くぞっ」
唯「頑張って!」
律「…今思ったんだけど、私は別に普通に行けばいいじゃん」
唯「あ、そっか」
律「じゃあ私の後から唯が来いよ!」
唯「らじゃっ」ドキドキ
律「唯ーっいいぞー」ボソボソ
唯「よーしっ」
ダーッ
コテンッ ザザザッ
唯「ぎゃふんっ」
律「こ、こけた…」
看護士「ん?何か物音が…?」
唯「にゃ、にゃあ~」
律「って忍者かっ」
唯「にゃーお」
看護士「なんだただの猫か~」
律「おっ?…上手く言ってるのか?」
唯「にゃにゃ~」サーッ
看護士「さてと…軽く仮眠の続きをとるか…」
律「唯ーっ!」
唯「りっちゃ~ん!作戦成功だよっ」ギュッ
ぎゅ~~~っ
律「あの看護士さんが寝ぼけてて良かったなっ」
唯「うん!…でも看護士さんで大丈夫かな?この病院…」
律「確かに……私、打撲で済んで良かったよ…」
病室
律「ほっ…無事に病室まで着いたな」
唯「ふあ~あ…なんだか眠くなっちゃった」
律「もうこんな時間か…そろそろ寝よっか」
唯「うん~…」
律「ほら…ちゃんと布団に潜ってて」ガバッ
唯「ん~…」モゾモゾ
律「おやすみ!唯っ」
唯「おやすみ~」
律「………」
唯「くかーっくかーっ」
律「……///」ギュッ
ぎゅ~~~っ
チュンチュン…
律「唯~朝だぞ~っ」
唯「あ~あ…よく寝た」
律「もう一度私は念のため検査だから先に帰ってて」
唯「分かった!」
律「退院したら遊びに行こーな」
唯「うんっ!」
唯「りっちゃん大丈夫かな……」
律「おーいっ」
唯「りっちゃん!検査大丈夫だったの!?」
律「全然平気っ」ブイッ
唯「良かったーっ」ホッ
律「早速遊びに行こう!」
唯「うん!りっちゃんと遊びたくてウズウズしてた所だよっ」
律「へへ~っ…どこで遊ぼっか?」
唯「う~ん……ボーリングは?」
律「いいなっそれ!私のカーブを見せてやるっ」
唯「私だって負けないよ~っ」メラメラ
ボーリング場
唯「何ゲームやろっか?」
律「う~ん…2ゲームでいっか」
唯「分かったぁ」
律「唯っ勝負しようぜ!」メラメラ
唯「望むところだよ!りっちゃんっ」メラメラ
律「負けたやつはジュース奢りなっ」
唯「うんっ」
律「最初の1ゲーム目は練習でいいよな?」
唯「肩慣らしだねっ」
1ゲーム目
律「私のカーブ見てろよっ」
唯「うん!うん!」ワクワク
律「おりゃーっ」
ゴロゴロ……
唯「うぉー!すごい曲がったっ!」
律「えっへん!すごいだろ~っ」
唯「でもガターだね」
律「言うなっ」
唯「私の番だねっ」
律「頑張れっ」
唯「えいやっ」
ゴロゴロ……ガッチャーン
唯「やった!やった!ストライク~♪」
律「うぅ……」
律「ま、まぁ1ゲーム目は練習だからなっ…ははっ」
唯「りっちゃん動揺しすぎ~」
律「次のゲームから本気だすっ」
唯「ふ~ん」ニヤニヤ
律「そ、そんな目で見るなっ」ビシッ
唯「あぅ……次のゲームも負けないよ?」
律「もうカーブは封印するっ」
唯「封印って……ガターに向かうカーブじゃん」
律「うっうるせー!///」
2ゲーム目
律「よ~しっ…真ん中っ真ん中っと」
ゴロゴロ…ガタン
律「うわぁ~…またガター…」
唯「りっちゃんは才能がないのかもね」
律「く、くそーっ」
唯「えいっ」
ゴロゴロ…ガッチャーン
唯「またストライク~♪」
律「うぅ…ジュースが……」
ゲーム終了
唯「やったぁー!私の勝ちだ~っ」
律「全部ガター……」
唯「約束通りジュースおごってねっ」
律「う、うん……」
唯「じゃあカフェに行こーっ」
律「お、おー…」
カフェ
唯「アイスココアのL下さい!」
律「よりによって一番大きいやつかよっ」
唯「あ、ストロー2本くださいっ」
律「え?」
唯「これなら一緒に飲めるでしょ?」
律「唯……」
唯「ズズズ…」
律「ズズズ…」
唯「ん~おいしいねっ」
律「なーっ」
唯「こうやって一緒に飲むの夢だったんだ~」
律「へぇ~…私も唯と一緒に飲めてうれしいよっ」
唯「ふふ~っありがと!」
律「ズズズズズズ…」
唯「あぁ!りっちゃん飲みすぎーっ」
律「早いもん勝ちだっ」
唯「負けるか!ズズズズズズ…」
律「ズズズズズズ…」
唯「もう無くなっちゃった……」
律「あんなに急いで飲んだからな~」
唯「りっちゃん、この後暇~?」
律「暇だけど……何かするの?」
唯「また漫喫に行きたい!」
律「唯って漫喫好きだよなっ?」
唯「だっていっぱい漫画があるんだよぉ」
律「私漫画は立ち読み派だからな~」
唯「一緒にワンピ読もうよっ」
律「おっ!賛成ーっそれ面白いよな!」
唯「行こーっ行こーっ」
最終更新:2010年01月07日 01:56