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○登場人物紹介○

唯→高校三年生の女の子
澪→唯の彼女。ごく普通の女子高生だったが、体を戦車に改造される
梓→澪の親友で唯の幼馴染。密かに唯が好き
純→唯の親友で梓が好き
和→軍人。戦場で澪戦車に出会う。澪戦車に轢かれて逝去
ムギ→和の妻。だが心はムギの嫁。唯が中学生だった頃、唯を誘惑して寝た
憂→太公望の乗っている霊獣


……

※前回までのあらすじ

地球最後のラブストーリー。
澪よ、世界を殲滅せよ!




(憂の視点でお伝えしません)




いつものように纏わり付いてくる唯に、梓は複雑な気分だった。




自分が好きなのは澪で、澪が好きなのは唯で。
こんがらがった関係が、もどかしくて悔しい。

どうして。
そんな言葉だけが頭の中で繰り返される。



「部室の鍵、締めて来てねー」


気が付けば部活も終わり。唯と二人きりになっていた。


「帰りましょう、か……」

囁くように言った梓の手を、唯が掴んだ。

「まだいーじゃん」

「……」

ギュッと握られた手。
こんなことするから、澪先輩が誤解するんだ。私を憎むんだ。

梓は恨めしそうにその手を見る。


「唯先輩、手、いつまで……」

「嫌?」

「……っ、……はい」

切れ切れに、でもはっきりと、梓は言った。
唯の顔が見られない。

馬鹿みたいなふりして、人の心に入り込んでくるような、そんな唯の目が梓は苦手だった。


梓は、嫌と言ったことに、達成感と少しの後悔を覚えた。
唯は悪くない。ただの自分の八つ当たりだ。

訂正しようと思った。

「嫌というのは、そーゆー意味じゃなくて…」言いかけて梓は止まった。

さっきより強く手を握られた。

「は、なさないん……ですか……?」

「うん」

短く言って、唯は梓の強く噛まれた唇に口付けた。軽く。


「何驚いてんの」

「……」

「ね、あずにゃん……ううん、梓」

「……何で」

「好きだよ」


唯は笑いながらそう言った。嬉しそうに。
愛しいものを見るような目で梓を見つめながら。


「私は梓が好きだよ。知らなかった? 気付かなかった?
 …そんなわけ、ないよね」

「そんなの……っ、」


なんとなくは、わかっていた。
なんとなくというよりは、寧ろ確信に近かったけれど。


けれどそれは気付きたくないことだった。
気付いたら、認めたら、澪先輩との距離がもっと遠くなる。離れていく。憎まれる。

だから知りたくなかった。



言葉が続かない。頭が、ぐるぐるする。

混乱して開いた口から、自分でも驚くような言葉が紡がれた。


「澪先輩は唯先輩のことが好きなのに……っ」



どうしてそんなことを言ってしまったのかわからなかった。
しまった、と思った。

私は何を言ってるんだ。




しかし、唯の返した言葉は、梓をもっと驚かすものだった。


「知ってるよ」





つづく...See you NEXT !!


……

☆次回予告


次回は「シリーズ・パラグアイの、これから」が230分スペシャル版で放送されるのでお休みです。




憂「視聴率、とうとう1%切ったのに、つぎ休みなんて……もうやる気ないのかな」
唯「最近絵もなんか適当だよね」
憂「作画だよ、お姉ちゃん。しかしこれはいよいよやばいね、このアニメ」





○登場人物紹介○

唯→イヤホン造りに命を懸ける熱血職人。頭が薄い
澪→唯の右腕として働く若き職人。頭が薄い
梓→唯の娘。セキセイインコを飼っている。頭は触覚
純→イヤホンに恨みを持つ浪人生。こないだ骨折した
和→唯の取引先の専務。モットーは『焼き海苔』
ムギ→純の同級生だったフリーター。和の会社でバイトするナルシスト
憂→イヤホンの部品。あってもなくても音は聞こえる


……

※前回までのあらすじ

これは世知辛い世の中にめげず懸命に生きようとするムギの就職活動物語である。
おまいら見習え。

厳しい社会状況でムギは夢を叶えることができるのか?
憂は人様の役に立てるのか。
レッツ、イヤホン!




(引き続き憂の視点でお伝えしません)



知ってたよ。ずっと前から。





「う……そ?」

「知ってたよ。知っててやってたの。まあ」

固まったままいる梓に、唯はぐいと近付いた。

「あずにゃんが澪ちゃんを好きだっていうのは予想外だったけど」

「……ッ」


バシ、と梓は唯を突き飛ばした。
唯は少しよろけて、フ、と笑った。

「好きだよだから私のものになって?」

「は……」

「澪ちゃんだったら見込みないよ。あずにゃんを憎むことはあっても上手くいくことは有り得ない。
 私が澪ちゃんと付き合うこともね。だから、」

どん、と梓の肩を壁に押し付け、唯は言った。
普段の唯からは信じられないような強い力。

「痛っ……」

「いいでしょ?」


唯の手が梓に伸びた。指先で唇をなぞられる。
ぞくりとした感覚が背中に走って、梓は思わず声を漏らした。

「ひっ……」

「大丈夫、鍵は閉めたから」

「い、や……だっ……」

頭から思い切り倒された。
混乱と頭を打ったので思考回路が回らない。くらくらする。
唯は容赦なく梓の手を押さえ付けた。


「痛い……です、唯先輩……痛い」

「頭? 手? ……だって痛くしないと思い通りになってくれないでしょ」

全身がガンガン痛い。何も考えられない。考えたくないから丁度いいのかも知れない。
心と離れた部分で、梓はそう思った。

『もうどうにでもなれ』

薄く笑う唯の顔を見ながら、梓はずっと黙ったままでいた。





「好きだから、やったんだよ」

いつもと変わらない顔で、唯は言った。

「好きだよ」

梓は虚ろな目で窓の外を見た。さっきよりもっともっと全身が痛い。

「こっち見ろよ」

唯に強く言われ、梓は駆け出した。
ズキズキと痛むのは、頭だか体だか心だかわからなかった。澪の顔が浮かんだ。でもすぐ消えた。
もう絶対届かないと思った。彼女には。



「六時半、かぁ」

梓の去った音楽室で一人、時計を確認して、唯は呟いた。
長くため息を吐いて、鞄を背負う。

梓にしたことを、後悔なんてしていない。
これは成功……だ。

鍵を閉めながら、唯は心の中でそう繰り返した。







つづく...See you NEXT !!


……

☆次回予告


雨具戦隊カサレンジャーは今日も人を助けに出動だ!
カサレッド(澪)は敵に捕まったグレー(純)を救出するため、長官(ムギ)に外出届けを出す。
しかし同行するはずのグリーン(ムギ:二役)が言った。「や、グレーは見捨てる方向で」
レッドは言った。「そうだな」
ピンク:唯「えー!!!?」

ていうか雨死ね! 氏ねじゃなく死ね!
理由は人を殺すならば自分が死ぬべきだからだ。by唯一ネ申

次回「7人サッカー」見てね!




唯「このアニメおかしいよぉ。7時台にこんなのやっていいのかな?
  だいたい、女の子同士で好きとか襲うとか、ないよねー」
憂「うん、これは苦情とか来るんじゃないかなー」



澪「なんだこのアニメ……見えない聞こえない見えない聞こえない」ブツブツ



紬「あらあら」ポッ

紬「斎藤、このアニメのDVDを取り寄せてちょうだい!」



梓「こ、こんなの……ふ、不潔ですっ!ハァハァ」ハァハァ



☆パ★ラ☆リ★ラ☆ 次の週 ☆パ★ラ☆リ★ラ☆


        _
        ノ |_   ll__l---||_       Nice boat.
      rj「l__`ー'  ヽlーj  L---┐
      |―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl
      |[][][][][][] i """ _..,,rr=''´ l
      l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´     /
   f  jL-、 _-‐'      -‐´~~
   ヽ |  ̄  _j_ -‐'~´~~
     `ー~´~~~~


憂「あーあ、言わんこっちゃない」



☆パ★ラ☆リ★ラ☆ 次の次の週 ☆パ★ラ☆リ★ラ☆



『新番組、星銃士ビスマルク!』


唯「あれー、あの番組じゃないよー」
憂「仕方ないよ。お姉ちゃんも、そろそろアニメは卒業しようか」
唯「えーだって憂にチャンネル渡すとN*Kばっかでつまんないんだもんー」
憂「じゃあ今日は特別に東京MX見ていいから、ねっ」


プツンッ――


……

律「ひゃーはっはっはっは! 最近のテレビ局は脆いぜ!
  ネットで叩いたり新聞に投書出しまくったらすぐ打ち切ってやんの!

  ざまあみろ、これも私をハブった罰だ……!

  はっはーっはーははぁぁがはははは!




  …………はあ」




終わり



最終更新:2010年07月23日 00:41