一時間後

唯「それでさー」

純「あははは」


二時間後

唯「しかもね…」

純「へ~」


三時間後

ガチャッ

律「おまたせー!うちから持ってきたぜ」

澪「遅いだろ!!」

律「いやーごめんごめん、ここに来る途中ゴタゴタしてさ」

梓「ていうかわざわざ家まで取りに行ったんですか…」

純「す、すいません!面倒かけちゃって…」

律「いいっていいって、ほら使いな」

純「あっ……ありがとうございます…」

純(律先輩…なんて優しいんだろう)

純(でも、どうして私の為にここまで……)

純(はっ!!)

純(ひょっとして律先輩……私に惚れてる?)

純(なるほど…それなら合点がいく)

純(紬先輩にフラれた私をチャンスだと思って、ここまで優しく…)

純(なるほど、なんて可愛い先輩なんだろう)

純(今まで頭カラッポの人だと思ってたけど……勘違いしてました、ごめんなさい)

純(お詫びに…私も律先輩の気持ちに応えます!)

純「律先輩!!」

律「ん?」

純「好きです!!」

律「>>131」

※わたしもだ!



澪「ぶふっ!?」

純「先輩…嬉しいです!」

律「ははっ、可愛いやつだ」

紬「あらあら♪」

唯「おめでとう純ちゃん、りっちゃん」

憂「おめでとう」

梓(純…どんだけ節操ないの…)

律「みんなありがとう!私たち幸せに…」

澪「ちょ、ちょっと待ったーーー!!」

唯「きゃっ!?びっくりした~」

律「ど、どうしたんだ澪…」

澪「どうしたもこうしたも…」

澪「い、いきなり変だろこんなの!?」

澪(私だって律のこと…)

紬(あらあら大変♪)

律「何が変なんだよ?」

純「私たち、もうラブラブですよ?」

澪「うぅ…」

澪「だって…その…」モジモジ

唯「どうしたの澪ちゃん?」

澪「うぅ……」

律「?」

澪「わ、私も律のこと…」

澪「ずっと……好き…だった///」
純「!」

律「えっ……」

梓(うわっ…これってまさか修羅場ってやつじゃ…)

紬(うふふ、楽しくなってきた♪)

唯「りっちゃんモテモテだねっ!」

憂(お姉ちゃん…流石に空気読んだ方が…)

純「な、なんですかそれ…いくら澪先輩でも許しません!」

純「私たちは相思相愛なんですよ!?」

澪「お、お前だってさっきムギのことが好きだって言ってたのに今さらズルいぞ!」

澪「私は律のことを小学校の時から…」

律「お、おい二人とも…」オロオロ
澪「私なんて、律のために>>138だってできるんだぞ!」

※ポエム朗読




澪「律、聞いてくれ…私が作ったお前への愛のポエムを」

律「え?」

澪「世界がちりばめたロンリーハート、ちぎってなげたいこのピュアドリーム」

澪「ずっと二人、一緒に歩いて帰ったラブリー街道」

澪「あなたの手の温もりが、私の心をチョコレートのようにとかす」

澪「もう逃げられない、私はあなたにドリームイン」

澪「シュガー、ハチミツ、カラメルソース」

澪「それより甘い私たち」

澪「シナモン、カルダモン、バニラビーンズ」

澪「それより切ない私たち」

澪「世界はクレープのように私たちを包み、マシュマロみたいにふわりと迎えてくれる」

澪「私のハートは、今日もあなたにショートケーキ」

澪「でもいつか、ウェディングケーキにしたいの!」


唯(なんて素敵なポエムなんだろう…)ウットリ

梓(うわ…ないわ……)

澪「どうだ!?律!!」

律「あ…うん……」

律「…………………嬉しいよ…ありがとう」

澪「よしっ!!」

澪「ふふん、どうだ純?」

澪「これが私たちが長年築き上げた絆の強さだ!」

純「くっ…」

純「そ、そんなの…大したことありません!」

純「私なんて律先輩のために>>156できます!!」

※ポエム朗読返し



純「どうして?朝から晩まであなが頭の中にいる」

純「世界中の言葉全てを集めても、伝えられないこの気持ち」

純「私の前ではいつも明るいあなた」

純「でも私は知っている、いつも一人でこっそり泣いているんだよね」

純「それぞれの時間、それぞれの気持ち」

純「バラバラだけど、共有したい」

純「あなたの悲しみの半分を私が受け止めたい」

純「私の幸せの半分をあなたにプレゼントしたい」

純「想ってても叶えることのできない夢」

純「でも、少し手を伸ばすだけで叶えられそう」

純「その勇気が、私にあれば」

純「私の頭には今日も、あなたがいる」


唯(これも素敵…!)

梓(意外と本格的だった…)

梓(でもないわぁ…)

純「どうですか!?律先輩!!」

律「はは………ありがとう」

律(まぁ澪よりはマシだな)

純「よっし!!」

純「どうです?澪先輩」

純「私だって、これくらい楽勝ですよ」フフン

澪「うぅ……」

澪(私の方が可愛いのに…!)

憂「ドングリの背比べってこの事なんだね、お姉ちゃん」

唯「ふぇ?」


澪「くっ…あんなポエム、出来損ないだ!」

澪「とてもじゃないが聞いていられないよ!!」

純「何を言ってるんですか!そっちの方こそ鳥肌の立つポエムなんか作って!」

純「死ね!死んで償え!!」


律「お、お前ら…落ち着けよ」

梓「まずいです…お互いにヒートアップしておかしくなってます…」

唯「熱い、熱いよ憂!!」

憂「恋は盲目だねっ」

紬「素敵だわ~」ウットリ


澪「う~っ!!」

純「む~っ!!」




梓「お互いに一歩も引きませんね」

紬「りっちゃん…罪な女だわ…」

律「えぇっ!?私が悪いのかよ!!」

憂「でもどうしよう、このままじゃらちが明かないよ…」

唯「よし!ここは>>178で決着をつけよう!」

※キャットファイト



唯「ルールは簡単、参ったって言わせた方が勝ちだよ」

紬「じゃあ試合開始!」

カーン


澪「うおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!」

純「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」




ドガアアアアアアアアアンっ!!!!


―――――――
―――――
―――

澪「はぁ…はぁ…」

澪「やるな、純…」

純「澪先輩も…さすがです」

澪「純…よかったら今度はこんな事じゃなくて…」

澪「一緒にベースを弾いたりしないか?」

純「それ、良いですねっ!」

唯「今度じゃなくてもできるよ!」

澪「唯…?」

唯「せっかくみんな揃ってるんだもん、今みんなで演奏しようよ!」

純「いいんですか…?」

唯「もちろんだよ!」

憂「私もやりたいな~」

紬「うふふ、みんなで楽しみましょう」

梓「そうですね…音楽はみんなで楽しむものですもんね!」

唯「よーし、素敵な演奏にするぞー!」

唯澪紬梓憂純「おーーーっ!!!」






律「……」

律(なんだこれ)


律(どうしてこうなった……)

澪「律、何やってるんだ?」

紬「りっちゃんのドラムがないと始まらないわよ」

唯「りっちゃん!早く早く!」

律「………はぁ、ったくしょうがないな」

律「ま、お前たちに合わせられるのは私しかいないからな」

澪「何言ってんだよ、私たちがお前のドラムに合わせてるんだろ」

紬「うふふっ」

律「よっし!じゃあいっちょ派手にやるか!」

純「はい!」

梓「やってやるです!」

憂「がんばろうねっ、お姉ちゃん!」

唯「ミュージック、スタート!」



軽音編~Fin~



最終更新:2010年07月30日 20:32