後編

ワット「我々はあずにゃん保護団体だ。世界中を回ってあずにゃんが不当に
扱われていないか監視している。活動には資金がいる。あずにゃん保護と銘
打っていれば馬鹿な萌え豚どもがせっせと寄付をしてくれるというわけだ。」

ジェフ「ひ、ひどい・・・」

ワット「そしてもう1つ。今あずにゃんをペロペロしているのは一部の狂信的な
あずにゃん厨ぐらいだ。つまり『あずにゃんペロペロ』を叩くことは必然的に彼
らをたたくことになり、ひいてはその元凶となっている梓をも叩くことになる。
あんな空気の読めないゴキブリ後輩キャラなど最初から要らなかったんだよ。」

ジェフ「ひ、ひどい。そんなことのためだけにあずにゃんを利用しているなんて・・・」


ジェフ「という話なんです・・・」

栗田「なんてひどいの!!それじゃああずにゃんを潰すためにあずにゃん保護を
うたっているだけじゃないの!」

バンッ!!
山岡「梓を叩くためにペロペロを禁止しただと!!なんて薄汚いやり方なんだ!!
梓厨をなめるなよ!!」

栗田「山岡さん・・・」

谷村部長「なに?あずにゃんペロペロ再開のキャンペーンをやりたいだって?」

栗田「はい。梓シェパードのワット会長が日本に滞在している間じゃなきゃダメ
なんです。」

谷村部長「う~ん。でも団体が運営に圧力をかけるために来日したとなると、我々
文化部だけで・・・というのはなぁ・・・」

山岡「それじゃあ部長は、もうあずにゃんがペロペロできなくなってもいいとおっ
しゃるんですか!?」

谷村部長「いいも何も私が好きなのは紬だからなあ。別にこれといって梓
に萌えたこともないし・・・」

栗田「(谷村部長、まさに紬厨の鏡だわ!)」


谷村部長「2ch部に松川と言う男がいる。こいつがなかなか変わった奴でね。いまどき深夜アニメは
ケロロ軍曹しかみていないという奴なんだが、なにしろ2ch筋に顔が利くらしいからいろいろと相談
してみるといい」

~2ch部~
松川「まあ、運営がアメリカに弱腰なのはしかたないことでありますからなぁ」

栗田「(この口調!!こんな痛い口調で会話ができるなんて相当のケロロマニアね・・・)」

山岡「そこをなんとかしてください!松川さん!!もう二度とあずにゃんがペロペロできなく
なるかもしれないんですよ!」

松川「そう言われましてもな~山岡殿・・・あっ!そうであります!!ひろゆき殿に会ってみるで
ありますか!?」


栗田「ひろゆきですって!?」

松川「ああ、実は我輩以前、ひろゆき殿の番記者やってたことがあってー」

栗田「2ch創設者のひろゆき氏ならまだ運営に影響力をもっているはずだわ!」

松川「じゃいっちょ作戦の前にやっときますか?共鳴!」

山岡&栗田「え?」

松川「マツマツマツマツ~・・・え?え?やんないの?」


ひろゆき「それじゃあ」

ワット「では『あずにゃんペロペロ』の規制の件、よろしくお願いしますよ」

ひろゆき「はい。前向きに検討するように運営に伝えておきますよ。」

栗田「あれ、梓シェパードのワット会長だわ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひろゆき「なるほど、それで僕の所にね」

山岡「これ以上ペロペロを規制されてしまったら、梓厨はあずにゃん分不足
で死んでしまいます!!」

ひろゆき「そうはいってもですね・・・澪厨が多い今の2chで、澪厨大国の
アメリカを刺激するのはちょっと・・・」

山岡「それじゃあ、ひろゆきさんは『あずにゃんペロペロ』という文化がなく
なってもいいと言うんですか!?」


ひろゆき「そうは言ってませんが、なにしろ2chは「ハッキング」から「今晩のおかず」までを
手広くカバーする巨大掲示板群ですからね・・・そうけいおんにばかりとらわれているわけにもい
かないんですよ。荒らしとして判断されたものは機械的に規制するしかないんです。」

山岡「ふうん、ひろゆきさんもたいした管理人ではないようですね・・・」

ひろゆき「はい?」

山岡「1つの掲示板だけに気を配っていられないのが普通の管理人なら、それだけ
細かに1つ1つの掲示板に気を配るのが2chの管理人じゃないんでしょうか!!」

栗田「(山岡さん言っていることがめちゃくちゃだわ・・・)」

ひろゆき「・・・ていうかそもそも僕もう管理人じゃないんで・・・」

山岡「・・・失礼します!!」

栗田「あっ!山岡さん!!し、失礼します・・・」

栗田「ダメでしたね・・・」

山岡「『あずにゃんペロペロ』を利用してあずにゃんを潰すというやりかたも汚いが
それに立ち向かっていこうとしない管理人の態度も問題だ!管理人としての誇りが
ないのか!このままではあずにゃんがペロペロできなくなってしまうと言うのに。」

栗田「こうなったら私達だけでなんとかするしかないですね・・・」



~美萌倶楽部~
中川「先生」

雄山「なんだ」

中川「実はひろゆき氏がお見えになっているんですが・・・」

雄山「これはこれはひろゆきさん。今日はあまり萌えていらっしゃらないと
伺いましたが。」

ひろゆき「ていうか僕けいおん厨じゃないんで。・・・実は『あずにゃんペロペロ』
のことで・・・」

雄山「あずにゃんですと!!・・・お話を聞かせていただきましょうか。」



~後日~

松川「山っち~!どうしたんですかぁ?そんな辛気臭い顔しちゃってぇ?」

栗田「(まあ!こんどはタママの「ですぅ」口調!!これはきついわね・・・)」

山岡「ええ?うん・・・まあ・・・」

松川「えへへぇ~これなーんだっ!!」

山岡「なんです?それ?」

松川「ひろゆきっちに言われたんですぅ。山っちに渡してくれって。はい」

栗田「あら、2ch主催の萌えパーティじゃないですか!」

松川「なんかひろゆきっち、2人に伝えたいことがあるみたいですよ?」

山岡「伝えたいことねぇ・・・」

栗田「いいじゃないの!行ってみましょうよ!!山岡さん!」

山岡「・・・うん・・・」

松川「ばいば~い!」

田畑「(あら!?松川さんに少し萌えちゃったわ・・・)」



~パーティ会場~
栗田「みつどもえにAngel Beats!オオカミさんと七人の仲間たちまで!よくもこんなに
糞アニメが揃いましたね!?」

ひろゆき「ええ、苦労しましたよ。世界のほとんどがけいおん厨とは言っても
少数はいますからね。以前『俺の天使ちゃんがいない!!』と大暴れした方も
いらっしゃったので。」

山岡「それにしてもやっぱりけいおん!!のブースが一番人気だなぁ・・・」



~けいおんブース~
ワット「いやあ、これはなんと素晴らしい澪萌えだ!!まさに京アニが生み出した
日本の宝ですな!」ペロペロ

ひろゆき「そういってくれると僕も準備した甲斐があります。こちらは4代目輝夫さん。
キャプ画職人の人間国宝ですよ。」

ワット「こんな素晴らしい澪ちゅわんがペロペロできるとは思ってもみませんでしたな。
いやはや輝夫さん、これからもがんばってください。」ペロペロ

輝夫「それがそういうわけにもいかないんですよ。」



ワット「どういうことです?」

輝夫「このキャプ画を見て下さい。」



輝夫「実は澪萌えを充分に引き出すには梓が必要なんです。だからいっしょに
ペロペロする必要があります。でももうあずにゃんをペロペロしてはいけないようで・・・」

ワット「なに!!」

輝夫「ひ、ひぇ~」

ワット「梓がないと成立しない澪萌えなんて滅んでしまえばいいんだ!!澪の
良さなら律が引き出してくれる!第一『あずにゃんペロペロ』なんて野蛮だ!」

輝夫「で、でもあずにゃんペロペロができないと、ツインテキャラがペロペロ
できなくなっちゃいますし・・・」

ワット「そんなものは、ツインテ澪で充分代用可能だ!!」


ひろゆき「輝夫さん大丈夫ですよ。『あずにゃんペロペロ』はアメリカでできます。」

ワット「どういうことだ?ひろゆきさん!?アメリカで『あずにゃんペロペロ』ができ
るだって!?アメリカではとっくに『あずにゃんペロペロ』は非合法なんですよ!?」

ひろゆき「東西新聞の山岡さんでしたね?あなたから説明してもらえませんか?」

ワット「なんだと!?」

輝夫「山岡さん、どういうことなんです?アメリカではあずにゃんがペロペロできると
言うのは本当なんですか?」

山岡「本当です。」

ワット「なに!!?アメリカではもうすでに『あずにゃんペロペロ』は違憲なんだぞ!」

山岡「『あずにゃんペロペロ』がアメリカでは禁止されているのは事実です。しかし、
アメリカでは合法的にあずにゃんペロペロを行うことができるんです。これをみてくだ
さい。」



ワット「これは伝説のツインテ澪じゃないか!!」

山岡「そうです。これはツインテ澪、同じツインテールでも見る人が見ればこれが
梓でないことは一目瞭然です。しかしアメリカでは、ツインテ澪が登場した11話
以降、あずにゃんをツインテ澪と偽ってペロペロすることは事実上黙認されている
んですよ。」

ジェフ「アメリカがあずにゃんをペロペロしているなんて・・・」ザワザワ

ワット「ち、ちがう!!それは先住民たちのためにしかたなく許可していることで
我々アメリカ人とは関係ない!!」

ジェフ「ひ、ひどい!先住民たちもアメリカ国民なのに、それを我々とは関係ないだなんて・・・」

ワット「そ、それは」

ひろゆき「ワットさん、どうやらあなたたちの正体が分かったようだ。あのあとWikipediaで『あずにゃんペロペロ』
について調べましたよ。あなた方の言っていることには科学的根拠が全く無いようだ。あずにゃん保護とは程遠い、
いやそれどころかけいおん!!からあずにゃんを排除しようとするとんでもないものだった。アメリカはロシアとの対抗上、
あずにゃんを徹底的に排除したいようですしね。」

ワット「そ、それ・・・」

ひろゆき「いづれにせよワットさん、僕は運営に意思が変わったことを伝えました。2chは『あずにゃんペロペロ』
を規制しません!!」

ワット「ひどいじゃないか!!嘘をつくというのか!?」

ひろゆき「ワットさん・・・僕は2chの創設者ですよ?嘘を嘘と見抜ける人でないと2chで生きていくのは難しいんです」キリッ

ワット「クソッ!!後悔しても知らんぞ!!」

ひろゆき「これでいいんですか?」

山岡「でもツインテ澪とペロペロなんてよく気がつきましたね」

ひろゆき「あるツンデレが助言をくれましてね。」

ひろゆき「じゃあ、私はこれで」

キュピーン!!

栗田「か、海原雄山」

山岡「やっぱりあの男か・・・」




~後日~
ジェフ「こげにゃんにポニテあずにゃんに、ヤッテヤルデスまでありますよ~!」

栗田「もうジェフったら、あれ以来すっかり梓厨ね」

ジェフ「はい!!僕は梓の素晴らしさに目覚めました!」ペロペロ

山岡「おいおい、客より先にペロペロしているんじゃ商売にならないよ!」

栗田「ウフフ」

一同「アハハハハ」

END



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最終更新:2010年08月02日 21:16