ある日のほうかご!


紬「進路面談ですっかり遅くなっちゃった…。はやく部室に行かなきゃ」

紬「あら?この本、誰かの忘れものかしら?」


パラパラ

紬「!!?」

紬「お、女の子同士が…キスしてる…///」


ガラッ


風子「WAWAWA忘れもの~♪っと」

紬「あっ」ビクッ

風子「えっ!?あ、その本!!」


バッ

風子「み、見た…よね…?」

紬「あの、ごめんなさい。私勝手に見ちゃって…」

紬「その…誰にも言わないから…それじゃあ」


ガラッ、タッタッタッ

風子「…(おわた\(^o^)/)」



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風子んち!


ゴロン

風子「(どうしよう、ついに私の百合好きがばれちゃった…)」

風子「(新巻出たからって学校行く途中に買うんじゃなかったな)」

風子「(琴吹さん、絶対引いたよね…)」

風子「(明日学校、いきたくないなぁ)」


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紬「高橋さんってあんな趣味があったの?とんだ変態さんねぇ」

風子「おねがい、誰にも言わないで…。何でもしますから…」

紬「へぇ~。なんでもねぇ」モミッ

風子「ひゃっ、琴吹さん!?」

紬「なぁに?そんなに気持いの?」

風子「そっ、そんなこと」

紬「そう、じゃあこっちのお口にも聞いてみようかしら」スッ

風子「あ…そっちは…///」

紬「あらあら、こんなに濡らしちゃって。ホントはえっちなコト期待してたのかしら?」クチュクチュ

風子「そんな…こと…ない…もん…」ハァハァ

紬「そう?じゃあもういいわ」パッ

風子「え?」

紬「もうやめてあげるから帰ってもいいわよ」ニコ

風子「そ、そんな…」

紬「どうしたの?何か言いたいことがあるならどうぞ?」ニコニコ

風子「べっ、別に」

紬「そう?それならいいんだけど。私素直な子、好きよ」フゥ

風子「はぁん!」

紬「それじゃ、さようなら」

風子「ま、待って!」

紬「なぁに?私もう帰りたいんだけど」

風子「その…してください…」ゴニョゴニョ

紬「う~んよく聞こえないわ。はっきり言ってちょ・お・だい?」ボソッ

風子「!!」ゾクゾク

風子「してください!やらしい風子に、えっちなお仕置きもっとしてください!!」

紬「よく言えました~♪いい子ね。それじゃご褒美、最後までシてアゲル」クチュクチュ

風子「んん、はぁ…すごっ、あっあん///」

紬「あらあら、どんどん溢れてくるわ~。それ、もうひとこえ~♪」クチュクチュクチュ

風子「ダメッ!はぁ、んっあっあっ///ぁん、もぅ…あっあー」


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ーーーーー
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風子「ふぅ…」

風子「…」ザッザッ


フキフキ

風子「…」

風子「寝よ…」



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よくじつ!

風子「(はぁ、琴吹さんに会いたくないなぁ)」テクテク

紬「~♪」テクテク

風子「…って(前に見えるのは琴吹さん!私と家の方向いっしょなんだ)」

風子「(…一定の距離をたもって)」テクテク



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たいいく!


体育教師「それじゃ2人を組んで、まずはストレッチしなさい」

唯「和ちゃ~ん、いっしょにやろ~」ダキツキッ

和「はいはいわかったから。とりあえず暑いから離れてくれない?」

唯「あぁん、和ちゃんのいけずぅ」スリスリ

律「み~おしゃん!私がいろんな所を揉みほぐしてあげますわよ~ん」ワキワキ

澪「な、何言ってんだ!バカ律///」ポカッ

律「あいたっ!せんせー、秋山さんが暴力ふるいまーす」

澪「な、おまえが悪いんだろ!」

風子「(唯和に律澪の幼なじみコンビ…実にイイッ(・∀・)b)」テカテカ


紬「…あのぉ」

風子「はひっ!こ、琴吹しゃん!」

紬「(あっ噛んだ)その…一緒にペア、組んでくれないかしら?」

風子「(なに!? フラグが立った…だと…)」

風子「(ま、まさか昨日の妄想が現実に…)」

風子「(…んな訳ないか)」

風子「その、何で私なんかと…?」

紬「私けいおん部以外あまりお友達もいないし…だから、ね?」

風子「うん、いいよ。私も組む人いなかったから…(あぁん!上目使い…か、かわえぇ///)」

紬「ありがとう」ニコッ

風子「(なんだ、何を企んでいる沢庵オバケめ…)」ドキドキ


風子「いち、に、さん、しー(あぁ、琴吹さんいいニオイがするなぁ///)」

風子「琴吹さんって体やわらかいんだね」

紬「そうかしら?あっ、じゃあ次交代ね」

風子「う、うん」

紬「いっちに、さん、し~♪」

風子「!!(背中に胸がぁ~///)」


ギュウーッ

風子「っていたいいたいいたい!」

紬「ご、ごめんなさい!私ったら…大丈夫?」

風子「うん…なんとか…(やっぱこえぇ*1)」




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ほうかご!


ワイワイガヤガヤ

風子「(ふぅ、今日は帰って百合姫でも読もっと)」

風子「(あっ琴吹さんだ…)」

紬「あ!」フリフリ

風子「(こっち見た!手ぇ振ってる…)ははは…」フリフリ


紬「高橋さんは今帰り?」

風子「う、うん。琴吹さんは確かけいおん部じゃ」

紬「えぇ。でも今日はみんな進路面談だからお休みなの…」シュン

風子「そうなんだ…(そ、そんな悲しい目で見ないでぇ)」キュンキュン

風子「よ、よかったら一緒に帰る?」

紬「えっ、いいの?」

風子「うん、家も同じ方向だし」

紬「へぇ、そうなの?」

風子「あっうん。その、今朝たまたま琴吹さんみかけたから」

紬「そうだったの。じゃあ一緒に帰りましょ?」ニコッ

風子「うん(ヤバイ、やっぱ天使やぁ///)」



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かえりみち!

風子「…」


風子「…(きっ気まずい…)」

風子「(琴吹さんみたいなお嬢様と一体何を話せばいいの…?)」

風子「(何かこう上品で高貴な話題を…。ダメ、クレオパトラと楊貴妃の百合妄想しか浮かばない!)」

紬「あの、昨日はホントにごめんなさい…」

風子「え?そんな…悪いのは私だから…気持悪かったでしょ?」

紬「ううん!そんなことないわ。あの…私も女の子同士がなかよくしてるのとか見てるの、その…好きだし…///」

風子「へっ?(なん…だと?)」

紬「うん、あの本も最初に開いた時はビックリしたけど…なんだかドキドキしちゃって…///」カァ

紬「今日もね、体育の時に唯ちゃんと和ちゃん、りっちゃんと澪ちゃんがペアを組んでくれるように私は離れて見てたの」

紬「やっぱり幼なじみ同士って…いいわよね…」ウットリ

風子「そ、そうだったんだ…(Oh…まさかのカミングアウト…( ゚д゚)ポカーン)」

風子「あの、本なんだけど…よかった今度貸してあげるよ?」

紬「え!?いいの!?…いや、あのごめんなさい。大声だしちゃって…でもホントにいいの?」

風子「うん、いいよ。それじゃあ今度持ってくるねっ」

紬「うん、ありがとう」

風子「それじゃあ私こっちだから。またね琴吹さん」

紬「…あのね、もう私達お友達…よね?もし嫌じゃかったら私のこと『ムギ』って呼んで欲しいな?」

風子「(キタ━(゜∀゜)━!!)そんな嫌だなんて…じゃあ私のことは『風子』って呼んでくれる?」

紬「ええ、もちろんよ!」

風子「なんだかすごく嬉しいなぁ///」テレテレ

紬「ふふふっ、私も。じゃあまた明日ね、風子ちゃん?」

風子「うん!またね、ムギちゃん!」



ーーーーーーー


風子んち!


風子「(ふふふっ、今日はいい日だったなぁ)」

風子「風子ちゃん、かぁ…///」ニヤニヤ

風子「くぅ~///」ゴロゴロ

風子「(早くムギちゃんに会いたいなぁ)」

風子「あ、そうだ。ムギちゃんに貸したげる本選ばなきゃ」

風子「あんまりハードなのはダメよねぇ。やっぱりこの幼なじみ系を…いや、こっちの姉妹系の方が」ブツブツ




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よくじつ!


風子「(結局夜中まで選んで決められなかった…)」ふぁあ


紬「わっ!」

風子「ひゃっ!ム、ムギちゃん!」

紬「風子ちゃんおはよ♪びっくりした?」ニコニコ

風子「もぅ、びっくりしたよ~///」ドキドキ

紬「ふふふっ、ごめんなさい。後ろ姿が見えたからつい」テヘッ

風子「(むぎゅかわいいよむぎゅ(´д`)ハァハァ)」

風子「あっ、そうだ。昨日言ってた本なんだけど…まだ用意できてなくて…」

紬「そんないいのよ、いつでも」

風子「昨日どれにしようかいろいろ選んでたら遅くなっちゃって…」

紬「そうだったの。ごめんなさい、私のせいで…」

風子「ううん!いいの。選んでる時もとっても楽しかったから」

紬「風子ちゃん…。ありがとう」ニコ

風子「ごめんね。もうちょっと待っててね(ホンマえぇ子やなぁ///)」

紬「うん!」



ーーーーーーー


がっこう!


唯「あ、ムギちゃんおはよー」

律「おっすムギ」

紬「唯ちゃん、りっちゃんおはよう。あれ?澪ちゃんはまだ来てないの?」

唯「澪ちゃん今日休みだって~」

律「なんか風邪引いたらしくって…だからあれほど裸で寝るなって言ってるのに」ヤレヤレ

唯「クククッ、りっちゃんそんなこと言ったらまた澪ちゃんに怒られるよ~」ケラケラ

紬「ふふふっ、りっちゃんたら。でも部活どうするの?」

律「うーん、そうだなぁ。よし、今日は休みだ!」

唯「おぉ、2連休だねりっちゃん!」

紬「あらあら。でも練習しなくていいのかしら…」

律「まあまあ、いいじゃんいいじゃん!」

唯「ねぇねぇ、帰りにアイス食べてこうよぅ」

律「おっ、いいねぇ。よーし、じゃあ澪にアイスでも買ってってやるか!」

唯・紬「おーっ!」


さわ子「平沢さん、田井中さん。ちょっと今日の放課後残ってくれないかしら?進路のことでお話があるから」

律「え~、もう昨日話したじゃーん」ブー

唯「じゃーん」ブー

さわ子「はぁ…。あのねぇ、あなた達二人は今の自分の成績わかってるの?とにかく、放課後進路相談室にくること。いいわね?」

唯・律「はぁ~い」ドヨーン

律「と言うわけだから、悪いなムギ。梓には私がメールしとくから」

紬「ううん。唯ちゃんもりっちゃんもがんばってきてね」フンスッ

律「あぁ。唯、必ず二人で生きて帰るぞ…」

唯「はい…りっちゃん隊長…」

紬「(ふふふっ)」ニコニコ

さわ子「(この子たち、ホントにだいじょぶかしら…)」


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最終更新:2010年08月08日 20:48

*1 (;゜Д゜