唯「ゴホン…みんな私トイレ行ってくるよ」

紬「わ、私もついでに行ってきます」

律「そういえば最近唯がトイレに行く時ってムギも一緒に行く事多いよな」

紬「そ、それは…」

唯「アハハりっちゃん当たり前だよ。私とムギちゃんは連れション仲間なんだから」

澪「唯、女の子がそんな言葉使っちゃダメだぞ」

律「えーいいなー私も連れション仲間に入れてくれよー」

澪「私の話聞いてたか…」

唯「だめだよ!連れション仲間は2人までなんだから、
それにりっちゃんは澪ちゃんとすでに連れション仲間だよ」

律「それもそうか!」

澪「納得するなーー!!」

――――――――
―――
数分後
~トイレ~

紬「ごめんなさい…いつもいつも付き合わせちゃって」

唯「アハハ、いいんだよ~気にしないで」

紬「けど…気持ち悪いって思うでしょ?」

唯「そんな事ないよ!ムギちゃん可愛いし!
それにこれはムギちゃんのせいじゃないんだから
それより早く戻らないと怪しまれちゃうよ」


紬「ありがとう唯ちゃん。
じゃあいつもみたいに準備が終わったらノックするね」


唯「ほ~い」

ガチャ

紬「(唯ちゃんいつも嫌がらずに付き合ってくれるなー普通なら気持ち悪いって思うのに…
それにさっき可愛いって///

…そんな事より急がなきゃ唯ちゃんに迷惑かかってしまうわ)」スッ


トントン

唯「お!?準備できた~?じゃあ開けるね」

ガチャ

唯「えへへお邪魔します」

紬「ごめんなさい…こんな格好で//」


唯「ムギちゃん気にしないで、ちょっと照れくさいけど私イヤじゃないよ」

紬「うん…//」

唯「ほら我慢しないでいんだよ」

紬「ん…ぁ…」

チョロチョロ

紬「ぁん…」

プシューー

唯「ジーーー」

紬「(唯ちゃんが見てる…私オシッコしてる姿唯ちゃんに見られてる//)ぁ…唯ちゃん手…手をつないで…」

唯「ふぇ?うんいいよ」
ギュ

紬「(唯ちゃんの手…安心する)ん……ふぁ」

…チョロ…チョロ…

紬「はぁ…はぁ」

唯「大丈夫ムギちゃん?
辛そうだけど、そんなに我慢してたの?」

紬「大丈夫よ//…ちょっと我慢してただけだから」


唯「ダメだよムギちゃん!
いつも我慢しなくていいって言ってるでしょ!
私ムギちゃんが病気になったらイヤだよ…」ウルウル

紬「ごめんなさい、これからはできるだけすぐに言うね」

唯「えへへよろしい、じゃあ先にでてるね」

ガチャ

紬「(唯ちゃん優しいな…
初めて見つかった時はどうなるかと思ったけど…)」


半月前放課後
~トイレ前~

唯「ふー間に合った!掃除が長引いて大変だったよ
部活行く前におトイレ♪おトイレ♪」

ガチャ

唯「(ここのトイレ初めて使うなー
よし一番端にしよう、3番目は花子さんいるもんね)」ナムー

ガチャ

紬「ん…え?」

唯「うぇ!?花子さん!?ごめんなさいごめんなさい」アセアセ

紬「あ…唯ちゃん」

唯「え?ムギちゃん!?うわ~ビックリしたよ~
…ッごめんね今閉めるから」アセアセ

紬「ゆ、唯ちゃん行かないで」

唯「ふぇ?」

紬「唯ちゃんごめ…ん…ふぁ…」
プシャーーー

唯「む、ムギちゃん!」

紬「ご…めん…ぁ…なさい…閉めない…でぇ」プシャーーー

唯「うわぁ…//(人のするとこ初めて見た)」




数分後
~階段下

紬「本当にごめんなさい」ペコペコ


唯「いいよ~ビックリしたけど別に怒ってないよ
それに私もノックしなかったのが悪かったんだし」

紬「けど私がカギかけなかったから…」

唯「私もカギかけ忘れるなんてしょっちゅうだよ」

紬「違うの唯ちゃん…私…わざとかけなかったの」

唯「ええ!なんで?」

紬「…私ね、閉所恐怖症なの」

唯「へいしょきょうふしょうって何?」


紬「簡単にいうと狭いところがダメなのよ。
昔から私の周りに狭いところってなかったの、だからなのかそういうところにいくと怖くて体が萎縮しちゃって
全然落ち着かなくなっちゃうの…」


唯「そうなんだ~(ムギちゃんはお嬢様っぽいです)」


紬「だから学校のトイレも本当は扉を開けっ放しでやりたいんだけど、そんなのムリだからカギをかけずにやってたの
それだと少しは落ち着くから…
けど最近はそれでも時間かかってしまって、
ごめんなさい、そのせいで唯ちゃんには気持ち悪いの見せてしまって」


唯「そんなー気にしないでよ。けどさっきはちゃんとでて良かったね」

紬「あれは…多分唯ちゃんが見ててくれたから//」

唯「ふぇ?」


紬「私の家ってメイドや執事がいるんだけど小さい頃はトイレにもその人達がついてきてくれてたの、
さすがに中学校にあがる時にはやめてもらったんだけど…
だからなのかもしれないけど人がいる方がトイレは落ち着くの
さっきは唯ちゃんが見てくれたら安心できて」


唯「そっか(ムギちゃんは超お嬢様でした)」

紬「ごめんなさい、我慢してたから一度でそうになったら止められなくて…」


唯「…ムギちゃんはこれからもさっきみたいにカギをかけずにオシッコするの?」


紬「うん…そうね、なるだけ我慢してお家でするようにするかな…今までもそうだったから
もし我慢できなかったらまたカギかけずにやるけど小学生の時からだから大丈夫よ
開けられたの今回が初めてだし…」


唯「そんなのダメだよ!」

紬「え?」

唯「これからは私が見ててあげるよ」

紬「ゆ、唯ちゃん何言ってるの//」


唯「私が見てたらムギちゃんオシッコできるんでしょ?」


紬「それはそうだけど…そんな事唯ちゃんに頼めないわ」


唯「…ムギちゃん私ね、やにょうしょうなんだ」


紬「夜尿症って…おねしょって事?」


唯「おぉ~ムギちゃんよく知ってるね!そうなんだ私高校生にもなっても今だにおねしょしちゃうの」


紬「そ、そうなんだ…けど何でその事を私に?」


唯「私ねこのお漏らしのせいで憂や和ちゃんにたくさん迷惑かけたんだ、
憂にはいつも掃除してもらってるし、和ちゃんは修学旅行で私がお漏らしした時にみんなにバレないようにしてくれたの。

だから私は2人に凄い感謝してるんだ」


紬「…けどそれと私の事は」


唯「関係あるんだよー

だからね、私の周りにこういう事で悩んだり困ってる人がいたら絶対助けてあげようって決めてたんだ!

恥ずかしかったりするけど私もいるから恥ずかしくないよって言ってあげたかったんだよ

だからムギちゃんにできることがあるならやってあげたい!友達だもん」


紬「唯ちゃん…」


唯「それにオシッコ我慢し続けたら病気になっちゃうんだよ!私ムギちゃんが病気になるのイヤだよ」ウルウル


紬「ありがとう…じゃあ私が我慢できなくなった時だけお願いしてもいい?」

唯「ムギちゃん我慢なんかしなくていんだよ!したくなったらすぐに私を呼んでね」




現在
~トイレ~

紬「(唯ちゃんがああ言ってくれて本当に嬉しかった
おかげで学校のトイレがあんまり怖いものじゃなくなったし、おしっこもできてる。

けど唯ちゃんは善意で私の事を見てくれてるのに…


私は最近変な事ばかり考えている…

…唯ちゃんごめんね)」

ジャーーー
ガチャ

唯「ムギちゃん終わった?」

紬「うん、いつもありがとう唯ちゃん
(唯ちゃんは友達なんだから…)」


唯「いやいや、じゃあ音楽室戻ろうか」

紬「ええ」

テクテク

唯「ルンタン♪ルンタン♪」

紬「唯ちゃん?」

唯「なーに?」

紬「合宿の事なんだけど、夜大丈夫?」


唯「うん大丈夫だよ、憂がねオムツ持たせてくれるんだ
パンツタイプのオムツなんだけどムギちゃん知ってた?
パンツタイプは高級だから時々しか着けちゃダメなんだって」


紬「そうなの?知らなかったわ…」

唯「パンツタイプは1人ではけるから高いんだって」

紬「…唯ちゃんは憂ちゃんにオムツつけてもらってるの?」

唯「そうだよ!恥ずかしいけど自分のやる難しくて」


紬「そうなんだ(唯ちゃんにオムツか…な、何考えてるの私//)」

唯「あ…けどもしかしたらオムツしてるけどお布団汚しちゃうかも
ムギちゃんの家の布団なのに…」シュン


紬「そんな事気にしないで!いつも助けてもらっているんだから」

唯「ありがとうムギちゃん!けど気をつけるよ私」


紬「(唯ちゃんともっと仲良くなりたい、けど友達とは少し違う…)」

合宿同日
~ビーチ~


律「唯、水がしょっぱいぞ」
唯「海だよ、海だよりっちゃん」


律「波だ、波だぞ唯」
唯「波だねりっちゃん」


律唯「うおーーー」

澪「あいつら練習の事絶対忘れてるな」

紬「まぁまぁまぁまぁ」

澪「ムギはあまいんだ、さっきの曲聴いただろ?私達の実力じゃ…」

紬「大丈夫、私達ならきっと…」

唯律「いやっほいーーー」

澪紬「…………」



数分後
~岩場~

澪「あれ唯とムギは?」

律「あいつならあそこで泳いでるぞ」

唯「みてみてムギちゃん!シンクロ」ブクブク

紬「凄いわ唯ちゃん」ニコニコ


澪「唯は何やってんだ…うっと、ふふ、えへへ(みんなとこうしてるのも楽しいな)」
ピタッ

⊃フジツボ


澪「…………」
シュタッタタ

澪「怖くない怖くない怖くない怖くない」ブルブル

律「(これはチャンス)」
チラッ

唯紬「キャッキャウフフ」

律「(ここからならバレないな)お医者さんに行くと膝の皿にフジツボがびっしりと」ボソッ

澪「うわーーー」チョロ

律「ふふ~ん澪どうしたんだ?(澪のおもらしが間近で見れるかも//)」


澪「え!ふぇ!?り、律見るなー」

プシャーー

澪「イヤだ…止まらない…止まらないよ~ダメ見ないで…ヒッグ」

律「(すげ~//)」

澪「律ちゃんヤダ…ヤだよ…見ちゃイヤな…のに…ふぇ~~」ウルウル

チョロチョロ

律「澪大丈夫?(や、やりすぎたかな…)」


澪「律ちゃん…ごめんなさい…私またしちゃった…グスン」

律「(律ちゃん!!!漏らしたショックで幼児化!!!)
い、いいんだよ澪ちゃん。ほらおいで」


澪「ふぇ~律ちゃん」
ギュッ

律「よしよし大丈夫だよ(可愛い//)」

ザバン
唯「ねー澪ちゃんどうにかしたのー」


律「(ギクッΣ)あ、あ~ちょっと転んだみたいだからあっちに行って休ませてくるよ」

紬「だ、大丈夫!?私達もすぐ行くわ」

律「大丈夫大丈夫!ケガないしすぐに戻ってくっから」

律「澪行くぞ」ボソ
澪「うん」
タッタタ


唯「行っちゃった」

紬「大丈夫かしら?」

唯「りっちゃんも一緒だし大丈夫だよ」

紬「そうね…(何か澪ちゃんの様子変だったけど…)」


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最終更新:2010年01月15日 03:05