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マスオ「え?けいおん!ですか?お父さん」

波平「さよう。最近、電車の中などで若者がこの話をしているのをよく見てな。麦がどうとか喋っておるのじゃ」

マスオ「はあ・・・」

波平「マスオ君はこのけいおん!がどんな物なのか知っておるか?」

マスオ「すいません、お父さん。僕もよくわからないんですよ・・・」

波平「そうか・・・。誰なら知っておるかの・・・」

マスオ「あ。じゃあ明日僕が会社の同僚にでも聞いてみますよ」

波平「おおそうか。悪いな、マスオ君」

マスオ「いえいえ。これくらい」

ソーーーーーー

カツオ「お父さんがけいおん!の話をしてる・・・」

タラオ「カツオ兄ちゃん何してるんです~」

カツオ「あ。タラちゃん静かに。父さんたちに見つかるとめんどくさいから」

タラオ「おじいちゃんとお父さんが話してるです~」

カツオ「どうやら、けいおん!の話をしてるみたいだよ」

タラオ「けいおん!の話ですか~。僕はあずにゃん派です~」

カツオ「僕はりっちゃん派だね。・・・それで、父さんが何やら興味持ち始めたみたいだよ・・・」


次の日

アナゴ「んん~?けいおん!かい?フグ田君~~~・・・」

マスオ「ああそうなんだ。お父さんが何だか知りたいみたいでね、僕もよくわからないからアナゴ君に聞いてみたんだけど、知ってるかい?」

アナゴ「フグ田君~。けいおん!は今、大ブームだよお・・・。知ってないほうがおかしい」

マスオ「ええ~?そうなのかい?」

アナゴ「ああ。そうだ~~~。よし・・・。仕事帰りに僕の家に寄って行くといい」

マスオ「え?」

アナゴ「今日は家に妻が友人と旅行でいないから安心だ。一緒に、けいおん!を観よう」



アナゴの家

アナゴ「フグ田君~~~。サザエさんには遅くなると言っておいたかい?」

マスオ「うん。アナゴ君と飲んで来ると電話しておいたよ」

アナゴ「よーし。じゃあ、観ようかぁ・・・」

マスオ「けいおん!っていうのは鑑賞する物なのかい?」

アナゴ「鑑賞というか・・・とある女子高生の一部活だねえ・・・」

マスオ「女子高生?」

アナゴ「ま、このBDに1期から全ての話が収録されているからあ・・・観ようか」

マスオ「う、うん・・・」

アナゴ「まずは1期1話からだねえ・・・」

ピッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガララ

マスオ「ただいまー」

サザエ「あら。マスオさんおかえりなさい。随分遅かったわね」

マスオ「ああ。アナゴ君と語りあってたらつい・・・」

サザエ「マスオさん、お風呂に入る?」

マスオ「ああ。そうさせてもらうよ」

ソーーーーーー

カツオ「・・・マスオ兄さんの様子が・・・何かおかしい」



お風呂

マスオ「ふう・・・。・・・」ニヤニヤ

マスオ「あの歌・・・歌ってみるか」

「キミヲミテルトー イツモハートガ ドキドキー 」


カツオ「こ、これは・・・!マスオ兄さんがふわふわ時間を・・・!」

カツオ「マスオ兄さん・・・目覚めたな・・・!」


フネ「お父さん。ビールはもういいですか?」

波平「ああ。片づけておいてくれ」

フネ「わかりました」

タッタッタ

マスオ「あ、お父さん」

波平「おお。マスオ君」

マスオ「けいおん!の事・・・わかりましたよ」

波平「ほお。けいおん!が何かわかったのか?マスオ君」

マスオ「はい。できれば、二人だけで話したいのですが・・・」

波平「ああ、わかった。じゃあ後でわしの部屋に来てくれ」

マスオ「わかりました」



波平の部屋

波平「ほほう。けいおん!とは、女子高生のガールズバンドの話だったのか」

マスオ「はい!もうあずにゃんが可愛くって!」

波平「あずにゃんとはなんだね?」

マスオ「あ。その女子高生バンドの一人です。まあ、僕は平沢唯って子が好みなんですけど」

波平「うーむ。わしも観てみたいな・・・」

マスオ「それで、お父さんのために、アナゴ君からけいおん!全話が収録されたBDを借りてきました」

波平「おお!本当か!?」

マスオ「ただ、家族で観るものじゃないので一人の時に観てみてください」

波平「わかった。明日は丁度わしは休みだからな。サザエ達に適当にどこかへ出かけさせて観るとしよう」



次の日

フネ「じゃあ、行ってきますねお父さん」

タラオ「わーい。デパートです~」

ワカメ「今日はお昼と夕飯はデパートね~」

サザエ「ええ。ゆっくりしてきていいそうだから」

フネ「お父さん。本当に一人で大丈夫ですか?」

波平「わしの事は気にするな。みんなで楽しんで来なさい」

フネ「わかりました。・・・では、行ってきますね」

ガララ

波平「・・・よし」

波平「カツオは友人と遊んでいて夕方までは帰ってこないだろう」

波平「夕方まではわしは一人。今こそ、このけいおん!を観るチャンス」

波平「ではこのBDをテレビに・・・」

ピッ

波平「お。始まったか」



その頃 公園

中島「え?磯野の父さんがけいおん!に?」

カツオ「ああ。父さんだけじゃなくてマスオ兄さんもけいおん!に目覚め始めたみたいなんだよ」

中島「へえ~。それで、誰派なんだい?」

カツオ「それはまだよくわからないな。まあ、父さんは唯ちゃんみたいな子は嫌いな感じがするなー」

中島「ああそれわかる。磯野の父さんは憂ちゃんとかが好きそうだな」

カツオ「まあ、そんな所かな。そういえば中島は誰派だっけ?」

中島「僕は純ちゃん派だよ」

カツオ「相変わらずマニアックだなー。中島は」



磯野家

『あずにゃーん!』ダキッ

『もう!唯先輩止めてください!』

波平「ほうほう。あずにゃんはなかなか可愛いな」

波平「しかし、唯ちゃんは教育がなっておらん。憂ちゃんみたいなしっかりした子が育つな」

波平「だが、唯ちゃんは異常なほど可愛い・・・」

波平「うーむ・・・。ワカメが高校生になったら唯ちゃんのように可愛くなるのか・・・」

波平「今から楽しみだ」



公園

中島「ふう。疲れたなー」

カツオ「ああ。野球も終わってみんな解散か」

中島「夕方までまだ時間あるな」

カツオ「じゃあ、ウチで遊ぶか。姉さん達が出かけてていないはずだから」

中島「磯野の家でけいおん!の話で盛り上がるか」

カツオ「そうだな」

スタスタ



磯野家

『みんなが 大・好・き! 延々続行 Ultra Miracle Sing Time!』

波平「おお!OPが変わったではないか!これはなかなかの神曲だ」

波平「・・・しかし、もうすっかりけいおん!に慣れてしまったな」

波平「うーむ。ここまで観たら今話題というのもよくわかる」

波平「何よりわしのような年寄りが萌えというのを覚えられたのが大きい」

波平「マスオ君とその同僚のアナゴ君には感謝しなければ」

ガララ

「ただいまー」

波平「む!?」



カツオ「父さん。ちょっと中島と遊ぶよ」

中島「お邪魔しま・・・」

カツオ「・・・と、父さん」

『あずにゃーん!』『唯先輩止めて下さい』

波平「・・・ほ、ほほほ。おかえり」

カツオ「父さん・・・これは・・・」

波平「・・・たまたまこのような番組がやっていてな」

中島「いや、けいおん!!は深夜番組ですよ」

波平「何!?」

カツオ「それに・・・そのBDのケース」

波平「は!」

カツオ「父さん・・・けいおん!に目覚めたんだね!」

波平「・・・何?カツオも知っておるのか?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

波平「ははは。二人もけいおん!大好きなのか」

カツオ「うん。僕と中島は1期が放送された時から毎週観ててね」

中島「2期を放送してる今も毎週観てるんですよ」

カツオ「りっちゃん可愛いよね」

波平「りっちゃんか。わしは憂ちゃんが一番好きだな」

カツオ「お。中島の言った通り」

中島「やっぱり憂ちゃんですか」

波平「あのような子はわしは好きだ」

カツオ「いや~。それにしても父さんとこうしてけいおん!の話が出来るなんて思わなかったよ」



そして場所は変わって・・・

野比家

ドラえもん「よし。予約したけいおん!!17話視聴完了」

のび太「今回は神回だったね」

ドラえもん「うん。後半の唯ちゃんと憂ちゃんが神だったよ」

のび太「ドラえもん、あずにゃん派なのに何言ってるんだよ~」

ドラえもん「いいじゃないかたまには」


空き地

のび太「あ。みんな何見てるの~」

ジャイアン「なんだのび太か」

スネ夫「放課後ティータイムのライブのチラシだよ」

のび太「・・・!!!え!?放課後ティータイムのライブ!?」

スネ夫「うん。握手会もあるんだぞ~」

ジャイアン「へへ。スネ夫の親父が主催者と知り合いでな。二人で行く予定なんだよ」

スネ夫「そう。って事でのび太には関係のない話だから」

のび太「え~!?僕も行きたいよ~」

スネ夫「悪いけどチケット2枚しかないんだよね」

のび太「そんな~」


ーーーーーーーーー

のび太「ドラえも~~~ん!」

ドラえもん「放課後ティータイムのライブの事だろ」

のび太「え?なんでそれを・・・」

ドラえもん「君も行きたいと思ってね。事前にチケットを2枚とっておいたよ」

のび太「さ、さすがドラえもん~~~!」ダキッ

ドラえもん「おいおい唯ちゃんがあずにゃんに抱きつくみたいなことされても萌えないよ~」

のび太「へへへ・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マスオ「え?放課後ティータイムのチケット?」

アナゴ「ああ・・・。行きたいだろ」

マスオ「う、うん。是非行きたい!」

アナゴ「けいおん!に目覚めた者なら当然の反応だ・・・。これから、会社のパソコンでこっそりチケットを取ろうと思うんだが何枚取ったらいいかい?君の家族の分も取ってあげよう」

マスオ「ありがたいよアナゴ君!うーん・・・父さんとカツオ君・・・あとカツオ君の友達かな・・・」

アナゴ「では合計5枚でいいね・・・」

マスオ「ああ。頼んだよ」



桜が丘高校 音楽室

ジャジャジャーーーン

唯「ふう・・・」

澪「だいぶ音が合ってきたな」

梓「文化祭のライブまであと1週間。頑張りましょう!」

律「じゃー。お茶にしようぜー」

紬「ええ。わかったわ」

梓「ちょっと!練習は!?」

唯「ちょっとした休憩だよあずにゃん~」

梓「もう・・・」

ガチャ

唯「あ。さわちゃん」

さわ子「お菓子食べに来たわ~。みんな練習はちゃんとしてるみたいね」

律「なんとかなー」

梓「こうやってお茶するのは当たり前ですけど」

さわ子「ふふ。文化祭のライブ・・・頑張ってね。あなた達に期待してる人は日本中にいるんだから」

澪「え?日本中って?」

紬「ちょっと大げさじゃないですか?」

さわ子「大げさなんかじゃないわ。私がね、こっそりネットであなた達のライブのチケット売りさばいたのよ」

唯「え?」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

律「な、なんだってーーーー!!?」

澪「さ、さわ子先生・・・私達の日常生活をこっそりビデオに撮って日本中に流してテレビで放送してたのか~!?」

さわ子「ええ。こないだ偶然テレビ局の人と会う機会が合ってね。あなた達の話をしたら是非、放送したいって言うから。1年の頃から放送しちゃった」

律「ってか、私達が入学する時からビデオに撮ってたのか?」

梓「なんかいろいろと凄いです」

唯「なんかわくわくしてきた!」

澪「え?」

唯「だって日本中の人が私達を見てくれてるんだよ!嬉しいよ~!」

律「は、はは・・・」

紬「こんな話聞いたら、ライブの練習頑張らないと!」

唯「そうだね!やる気出てきたよ!」

さわ子「あ。チケット買った人との握手会があるから頼んだわね。じゃ」

ガチャ

律「あ、握手会・・・?」

梓「そんなのまであるんですか・・・」

澪「し、知らない人と握手なんて・・・恥ずかしい・・・」

唯「私は嬉しいよ!だって私達のファンの人とふれあえるんだよ!」

律「ま、まあそうだけどさあ・・・」

唯「練習頑張ろー!」



そして・・・ライブ当日

桜が丘高校

タラオ「着いたです~!」

カツオ「そうだねー!」

中島「おお!生で見る桜が丘高校!もうこれだけで満足だよ!」

マスオ「いやー。ライブを生で見れるなんて、アナゴ君に感謝だよ」

波平「わしからも礼を言おう」

アナゴ「はっはっは。私こそ・・・同士が増えてぇ・・・とても嬉しい」

カツオ「5歳以下はチケット無しで握手会もできてライブ見れるって」

タラオ「やったでーす。あずにゃんと握手するでーす」


のび太「おお!ここが桜が丘高校か~!」

ドラえもん「テレビで見る通りだね!」

スネ夫「ん・・・!なんでのび太とドラえもんがここにいるんだよ」

ジャイアン「んだよ。お前らも来たのかよ」

のび太「ドラえもんがチケット取ってくれてね。唯ちゃんと握手するのはスネ夫達だけじゃないよ」

スネ夫「ふん。僕はムギちゃん派だもんね」

ジャイアン「俺はりっちゃん派だ」

ドラえもん「4人とも好きなメンバーが違ってよかった。無駄な争いはしたくなかったからね」

スネ夫「ああ。確かに。好きなメンバーが違うなら別にのび太とドラえもんがいてもいいか」


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最終更新:2010年08月12日 17:53