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唯「ねえ、せっかくの夏休みだしかきふらいおとーさんの所に遊びに行こうよー!」

律「そうだなー、たまには遊びに行きたいよな」

澪「急に押しかけても大丈夫かな…」

梓「こんな大人数で行って仕事のジャマにならないでしょうか」

律「なにいってんだ、こんだけかわいい娘達が会いに行ってやるんだぜ。仕事なんて後回しだよ」

紬「じゃあ私はお菓子を用意するわ」

澪「なあ唯、この格好で大丈夫かなー!?」

唯「澪ちゃん凄いはりきってるし…」

澪「だって、私達の産みの親だぞ、失礼があったらまずいだろ」

律「いやいや、そこまで硬くならなくてもいいんじゃないか」

唯「お土産は何にしようかなー」

律「澪のしましまぱんつでいいだろ」

澪「ふざけるな」ゴツンッ

律「いたい」


梓「お父さんは漫画家ですから、そういう類のものを持っていけばいいんじゃないですか?」

唯「えっちなまんが?」

梓「ちょっと黙って」


紬「私達だけが贈れるものがいいんじゃないかしら」

唯「じゃあ私のヘアピンとか…」

律「いやそんなもの貰ってもうれしくないだろ…」

唯「じゃあ澪ちゃんのベース」

澪「ぜったいだめだ!」

唯「あずにゃん!」

梓「私まるごとですかー!?」

唯「うい?」

律「それは私がほしい」

律「手紙とか書けばいいんじゃないか?」

律「娘からの手紙なんて親は感涙もんだぞー」

唯「おー、りっちゃん冴えてるー」

澪「ポエムか、それなら私の得意分野だなっ」

律「いや手紙だから」

梓「じゃあさっそく文章作成に取り掛かりましょう」

紬「わあ♪」



梓「拝啓、かきふらい様
  この暑い中いかかがお過ごしでしょうか…」カキカキ

律「ビジネス文書かよっ」

紬「お父さんへ、いつも私たちをかわいく書いてくれてありがとう
  これからも私達をかわいく書いて印税で楽しく過ごしてください…」カキカキ

律「ちょっ、なんか嫌みったらしくないか!?ムギの場合天然なんだろうけど」

澪「あなたの描く、ふわふわわんだーらんど☆
  私にあまいあまい時間をくれるの☆」カキカキ

律「予想はしてたけど、こりゃひどい」

唯「わたしはゆいだよーおとーさんげんきー?
  (以下、ラクガキ)」

律「もっとまじめにやれー!」

唯「んもうっそういうりっちゃんはどんなの書いたのさー」

律「えっ…」

唯「人のにけちをつけるぐらいなんだから、すごいんだよね?」

律「え、えーと…」

律「はずかしーし…」///

唯「きもい!」

梓(律先輩ってこういうところで乙女なんだな…)

紬「無理やり奪っちゃえー!」

律「おいやめろ!!!」

澪「律の弱点はこちょこちょだ!」

律「アッ言ったなこいつ!」

唯「こちょこちょこちょーっ」

律「あはははは、や、やめてええ」ゲラゲラ

紬「いまよ!」サッ

律「ムギ、おまっ…ひゃーーッ」ゲラゲラッ

唯「ム、ムギちゃん…」

唯「私がりっちゃんをくすぐってる間に、それを読み上げて!」

梓「なんで、私にかまわずはやく行け~みたいな雰囲気で言ってるんですか…」

紬「いえっさー」キリッ

律「おまえらあああ、ひいいい」ゲラゲラ


かきふらいお父さんへ
私は楽しく系音部をしています
大好きな仲間達と元気に過ごしています
これも私達を生み出してくれたかきふらいお父さんのおかげです

大好きなお父さん、これからも病気をすることなくけいおんを描いて行って下さい





唯「あー…うん…」

律「///」

唯「りっちゃんらしくないし、案外普通でつまんない」

律「ああぁぁっ!!だから見せるの嫌だったんだよーー!」


梓「つーか、軽音のけいの字まちがえてますよ」

澪「部長だろ…」

律「うっせ!」

律「もうグレたし!てやんでーだし!」ケッ

律「…」キュッキュッ

紬(顔にマジックで傷を書き出した)

澪「子供かお前は…」

律「無視だからっもうお前ら無視だからっ」


唯「大好きなお父さん、これからも…」

律「あーっうそうそ!恥ずかしいから声に出して読まないで!!」


律「手紙はやめだ…私達じゃうまく書けない」ビリビリッ

梓「私も無理です…」ビリビリッ

澪「えっ…私はいいのが書けたんだけど…」

律「びりっ」

澪「なにすんだあー!」


唯「せっかく4コマ漫画描いたのにー」

紬「見たい!」キラキラッ

唯「えーどうしよっかなー」チラッ

紬「みせてみせてー!」

唯「そんじや特別だよっ!」フンスッ



唯「わたしはゆいとらまんだぞー」わっはっはっー

憂「おねーちゃん、怪じゅーだよーっ」 唯「なんとー」

梓「あずせいじんだぞー」にゃおー  憂「お姉ちゃんどうたたかうのー」

唯「ぎゅううー♪」 梓「ごろにゃん♪」  憂「わあーかいじゅうをかいじゅうしたー」



唯「ね、面白いでしょー」

唯「怪獣と懐柔を掛けたんだよー(漢字がわからなかったけど)」

律(つ、つまんねー…)

澪(私のポエム…)シュン

梓(この怪獣、私がモデル!?)

紬「くすくすっ♪」

唯「あっムギちゃんが笑ってる!」

唯「まあ、私もお父さんの才能を受け継いでるってことですな!」

紬(絵がへたくそで面白いわー)クスクス


唯「ちなみにこのネタを以前、和ちゃんに話したら腹を抱えて笑い転げたんだよー」

律「和…」


紬「とりあえず、私のお菓子と唯ちゃんの4コマはありなんじゃないかしら」


澪「わ、わたしのポエムもーっ」ペタペタ

梓(セロハンテープで修復してる…)

澪「継ぎ接ぎだらけの私のポエム…あなたのテープで修復するの…」ペタペタ

梓(なにこの投げやりな暗い工作…)

律「私は、決めた」

梓「何をですか?」

律「向こうでハンバーグを振舞う!りっちゃんの手料理だ」

律「それをお土産代わりにする!」

紬「あー、案外いいかもねー」

澪「たしかに手料理って言うのはうれしいもんな」

律「へへへっ」

唯「りっちゃんらしくないよー!」

律「うるせーし」


律「漫画家ってろくなもん食べてないイメージだしなー」

律「まあ、みんなで晩飯を食べるのもいいんじゃねーか」

唯「わあ、たのしそー」

澪「晩飯のときだけ他の皆も呼ぶか」

紬「みんなでお父さんに接待ねー♪」

唯「いつものお茶会の延長だねっ」

紬「りっちゃんのハンバーグ、おいしかったからもう一度食べたかったのー」

律「おいおい、私の手料理にそこまで期待すんなよっ」///



梓「みなさん、もうプレゼントが決まっちゃった…」

梓「私はどうしよう…」

梓「私からあげられるようなものは何も…」チラッ

トンちゃん「…」

梓「トンちゃんどうすればいいかな…」

トンちゃん「…」

梓「…」

梓(やっぱりあれをやるしか…)

トンちゃん「こくんっ」

梓(トンちゃんが首を縦に…)

梓(これはもう覚悟を決めろって事なの…)

トンちゃん「…」

梓(もうあれしかないよね…)


梓「わ、私も決めました!」


律「ほー、何を土産として差し出すんで?」

梓「え、えーと…」

梓「恥ずかしいから当日まで内緒です…」///

唯「りっちゃんのまね?」

律「まあ、気持ちはわかるわ、これ以上詮索するのはやめよう」

唯「りっちゃん、さっきのことがあるから人の痛みがわかる子になっちゃったんだね…」

紬「それじゃこれで全員決定ね!」

澪「楽しみだっ」

律「明日あたり出向くとするかー」

おーっ


唯「ちょーっとまってー」

律「?」

唯「これだけじゃこころもたないよー」

紬「そうかしら?」

律「でも、これ以上なにをやればいいんだよー」



唯「私にいい考えがあるんだ」


----------

そして当日、私達はかきふらいおとーさんの家にまで押しかけたのでした



澪「き、緊張するなあー…」

唯「へんじょーしんだよっ澪ちゃんっ」

律「ほーれみおっへんがおーっ」バァー

澪「ぷくくっ…」

紬「そろそろお邪魔しましょう」

梓「じゅんびおっけーですっ」



トントンッ


「「「「「おじゃましまーすっ」」」」」


私達のお父さんはとても優しい顔で出迎えてくれました

唯「これは私の書いた4コマ漫画だよーっ」

4コマ漫画を渡すと、お父さんは苦笑いしてくれました
きっと自分の才能に近づきつつある娘に恐れを抱いたんだねっ

澪「え、えーと…」

澪「私はポエムを読みます」

次に澪ちゃんのポエム
お父さんは最初は背中を掻いていましたが、いい唄だねって澪ちゃんを褒めました
とってもうれしそうでした

律「次梓だぞーっ」

紬「わくわくっ」


あずにゃんの番ですっ
私達も何をプレゼントするのか聞かされていなかったので、私達も期待に胸が躍りますっ


梓「い、いきますっ!」///


ゴクリッ


梓「にゃあ~…」




梓「あ、ありがとうございましたーっ」///



唯澪律紬「「「「ズコーッ!」」」」

ネコ耳をつけてにゃあ~と鳴いたあずにゃん


梓「しょ、しょうがないじゃないですかァーっ」

梓「私はこんな事しかできませんよ~」///


どうやらそれがあずにゃんの精一杯ののプレゼントだったようです
私達はちょっと意外でびっくりしましたが
お父さんは可愛かった、目の保養になった、ありがとうとあずにゃんにいいました
あずにゃんは顔が真っ赤でしたがとてもうれしそうでした

ああ、そういえばあずにゃんのにゃあ~は私にとっても目の保養だった!
もっとじっくり目に焼き付けておけばよかった~…


律「そんじゃ、私ハンバーグの支度をするから台所借りるぜ~」

紬「そのあとは私のお菓子をデザートに♪」

りっちゃんは台所に買ってきておいた材料を持って入っていきました
晩御飯楽しみだな~


唯「和ちゃんや、憂、さわちゃんも呼んだからもうすぐ来るよー」

唯「さわちゃんはお酒を一緒に飲みたがってたよ、お父さんはお酒大丈夫だよね?」



梓「いちおう純も呼びました」

澪「聡くんや、曽我部先輩、その他の人にも一応声はかけたんだけど、忙しいらしくって」


ピンポーン

和「おじゃましまーすっ」

唯「わあ、和ちゃん!ってなにそのお土産!?」

和「かきふらいよ」

唯「発想が安易だよ~、大体お父さんはかきふらいはあんまり好きじゃないのに…」

和「そう、じゃあ私が食べるわ」

唯「なんのためにもってきたのっ!?」


和ちゃんは相変わらずマイペースです


和「あ、お父さん、お邪魔します」

和「いつもいつもお世話になって、本当に感謝してます」

和「これからもよろしくお願いしますね」


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最終更新:2010年08月16日 21:28