唯「ただいまー」

憂「お帰り、お姉ちゃん」

唯「憂、今日のご飯何?」

憂「ハンバーグだよ」

唯「わーい」

憂(はうっ、喜んでるお姉ちゃん可愛い///)

唯「憂の料理は世界一だねー」モグモグ

憂「褒めすぎだよ、お姉ちゃん」

唯「私は事実を言ってるだけだよ憂」エッヘン

憂「そうかな///」テレッ

唯(照れてる憂、可愛い///)

憂「じゃあ、お姉ちゃん、あーん」

唯「あーん」パクッ

唯憂「えへへ」

唯憂(可愛いすぎるよ///)


唯「先に上に上がっとくね」

憂「うん」


―バタン

唯「ギー太、ギー太と……ってあれ、ギー太がない……」

唯「ってよく見たらここ憂の部屋だ、間違えて入っちゃったよ」

唯「机の上にノートが……『お姉ちゃんノートvol9』?」

唯「何が書いてあるんだろ」ペラッ

唯「1ページ目はと……」

唯「『Lovely Sister LOVE』?」



生まれた日からの仲良し 出逢いは運命ね 絶対
どうしてかな 可愛いくてほっとけない

好き好き大好き お姉ちゃん大好き

ねぇ あなたの妹で私よかった

あったかやわらか 教わるそのたびに 私にもできる何かを探してる



唯「………///」カァァ

唯「もう、憂ってばこんなもの書いて」ニコニコ

どうやら1ページ目はこの歌詞を書くのが決まりらしい

唯「えっと2ページ目はと……」



○月○日

今日お姉ちゃんにキュンときた回数 112回

お姉ちゃんに見とれてしまった回数 127回

今日もお姉ちゃんは可愛いかった

今日の『アイス食べたい』今年のベスト5に入るくらい可愛い声だった

今日は抱きついてもらえなかったなぁ……がっかり
(中略
今日撮ったお姉ちゃんの写真を見ながら寝ます

お姉ちゃんの夢が見れたらいいなぁ




他のページも似たようなことばかり書いてあった

唯「憂ってば私に内緒でこんなもの書いて……」プルプル

―タタッ

唯「憂!」

憂「何、お姉ちゃん?」

唯「これ見たよ」

憂「あっ……私のお姉ちゃんノート!?」

唯「こんなもの書いてどういうつもりなの?」

憂「ご、ごめんなさい」(怒ってるお姉ちゃんも可愛い///)

唯「うんうん」(シュンとしてる憂も可愛い///)

唯「こういうことする子には罰が必要だね」

憂「ば、罰!?」

唯「うん」

憂「わ、わかった……」

唯「一つ、明日の休みは私とお出かけすること」

憂「えっ!?」(そんなの罰じゃなくてご褒美だよ)

唯「そして10分間このままでいること」ギュッ

憂「お姉ちゃん!?」

唯「えへへ、嬉しかったよー憂、あんなの書いててくれて」ギュー

憂「お姉ちゃん///」

唯「あったかあったか」

憂「うん、あったかあったか」



唯「よーし、私も今日から憂ノートを書くよ」

憂「えぇっ!?」

唯「憂が書いてるんだから私が書かないと不公平でしょ?」

憂「……そ、そうだね」(お姉ちゃんが書いてくれるなんて嬉しすぎるよ)

唯「それでね、次の朝見せあいっこするの」

憂「見せあいっこ?」

唯「うん、いい考えでしょ」

憂「うん、すっごく!」

唯「よーし、やるぞー……あっ、憂出てって、お楽しみは明日だよ」

憂「うん、お姉ちゃん、楽しみにしてるね」

唯「まっかせなさい」


唯「まずは1ページ目だね、憂が歌詞書いてたから私も書こう」

唯「うーん……」

唯「『憂に首ったけ』……違うなぁ」

唯「えーと……」

唯「思い付かないよぉ……いや、でも諦めちゃだめだ、憂のためだもん」

唯「………ふぁぁ」

唯「ベッドで考えよ」

唯「………」スースー



――朝

憂「お姉ちゃん、朝だよー」

唯「……わかったぁ、今起きるよぉ」

憂「お姉ちゃん、はい」

唯「えっ!?」

憂「お姉ちゃんノートだよー」

唯「……あぁっ!?」

憂「どうしたの?」

唯「……ごめんねー、憂、私昨日書けなかったの」

憂「えぇっ!?」

唯「歌詞がかけなくて……わ、私……」グスン

唯「憂との約束破っちゃった……」グスングスン

憂(か、可愛い///)

唯「ごめんね、ごめんね、ういー」グスン

憂「いいんだよお姉ちゃん、そんなに気にしないで」ナデナデ

唯「でも……」ウルウル

憂(反則だよ///)

憂「いいんだよ」ギュッ

唯「憂……」ギュー

憂「それよりほら私の読んで」

唯「……うん」



○月△日

今日は嬉しいことがありすぎて書ききれないかも

お姉ちゃんに10分間もギューって抱きつかれてどうにかなりそうだった

本当にあったかやわらかだったなぁ
憂ノートつくってくれるっていったのもすっごく嬉しかったなぁ

どんなの書いてくれるのか楽しみで眠れそうにないよー

それから今日のお姉ちゃんは………
最後に、大好きだよ、お姉ちゃん




憂「どうだったかな……///」

唯「………」

憂「お姉ちゃん……?」

唯「ういー」ガバッ

憂「お、お姉ちゃん!?」

唯「憂、私も大好きだよー」

憂「……ありがとう、お姉ちゃん」

唯「ういー」ギュー

憂「お姉ちゃん、苦しいよ」

唯「もうちょっとー」スリスリ

憂「………」(幸せだなぁ///)


唯「今日は絶対書くからね」

憂「うん、楽しみにしてる」

憂「お姉ちゃん、はやくご飯食べよ、お出かけするんでしょ」

唯「そうだったー、はやくしなきゃ」

―タタタッ

憂「待って、お姉ちゃん」・
唯「憂、食べさせてー」

憂「もう、急ぐんじゃなかったの」

唯「えへへ、ちょっとだけ」

憂「もうしょうがないな、あーん」

唯「あーん……おいしいー」モグモグ


憂「お姉ちゃん、まだー」

唯「ちょっと、待って、もうちょっとだから」

憂「急がなくていいよ、いつまでだって待つから」(お姉ちゃんとのお出かけならいつまでだって待てるもん)

唯「準備おっけーだよ」

憂「じゃあ、行こっか」

唯「ほーい」ニギッ

憂「お姉ちゃん!?」

唯「あったかあったか」ニコニコ

憂「うん!あったかあったか」


出かける前からこんなにドキドキ、これからどのくらいドキドキするんだろ

お姉ちゃんとの今日の出来事日記に書ききれるかな



憂「お姉ちゃん、どこに行く?」

唯「服見に行こうよ」

憂「そうだね」
唯「じじゃーん、憂、これどうかな」

憂「うん、お姉ちゃんに似合うと思う」

唯「じゃあ、試着してみるよ」
唯「ういー、どうかな」

―カシャ、パシャッ

唯「う、憂……なんで写メ?」

憂「あっ……ごめん、お姉ちゃんのあまりの可愛いさについ……///」

唯「憂……///」

憂「えへへ」(お姉ちゃんの写真コレクションがまた増えたよ///)

唯「じゃあ、私も憂の写メとるー」

憂「えぇっ!?」

唯「ほら、はやくー」

憂「もう……お姉ちゃん……」

憂「結局いっぱい写真撮ったね」

唯「憂、可愛いかったよー」

憂「お姉ちゃんもね」ニコッ

唯「……憂の写メがいっぱいだぁ、えへへ、嬉しいな」

憂(お姉ちゃんあんなに喜んでくれてる……嬉しいな)

唯「……あっ!ういー、あいす食べよう」

憂「うん、食べよっか」

唯「わーい、あーいーすー」

憂(はしゃいでるお姉ちゃんも可愛い///)

唯「おいしいー」モグモグ

憂(お姉ちゃん見てるだけでお腹いっぱいだよ///)

唯「……あっ、憂、ほっぺにあいすついてるよ」

憂「えっ、本当!?」

唯「うん」

憂「拭かなきゃ……」

唯「大丈夫だよ、ういー」ペロッ

憂「お、お姉ちゃん///」カァァ

唯「おいしい」ニコッ

憂(はうっ、幸せすぎて死にそうだよー///)



憂「お姉ちゃん、どこかでお昼ご飯食べよ」

唯「……やだ」

憂「えっ!?もしかしてお腹すいてないとか?」

唯「……違う」

憂「じゃあ、何で?」

唯「外のご飯なんか食べられないよ、だって絶対に憂のご飯の方がおいしいんだもん」

憂「……お姉ちゃん///」

憂「わかった、じゃあ家に帰って食べよっか、おいしいご飯つくるね」

唯「わーい、憂、大好き」ギュッ

憂「お姉ちゃん、人がいるよ」

唯「いいじゃーん、腕組むくらい」

憂「……もう///」


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最終更新:2009年12月03日 00:58