お婆さん「これそこの君」

紬「……私?」

お婆さん「眼鏡買わんかえ?」

紬「ごめんなさい……私目は良いんです」

お婆さん「不思議な眼鏡じゃかけてみなされ」

紬「で、でも……学校がありますから」

お婆さん「とりあえずかけてみなされ」

紬「わ、わかりました」

紬「…………」スチャ

お婆さん「どうじゃ?」

紬「レンズはガラスですか?視界が変わらないわ」

お婆さん「そうじゃ数字と文字が見えるじゃろ?」

紬「ほ、本当だ?好感度10?」

お婆さん「その眼鏡を大切な人の前でかけてみなされ本当の好感度が見れる」

紬「好感度って何ですか?」

お婆さん「お主に向けられている好感度じゃ」

紬「そ、そうなんですか……」

お婆さん「その眼鏡は貰っときなさい。ワシからの選別じゃ」

紬「い、いえ困ります」

お婆さん「いいから貰っときなさい」

紬「……わかりました」

お婆さん「それじゃあ友達と仲良くしなされよ」スタスタ

紬「い…行っちゃった」


学校

律「ムギーおはようー」

紬「おはようりっちゃん」スチャ

律「ん?どうしたんだ?眼鏡なんかかけて」

紬(りっちゃんとの好感度は……90!)

律「おいおーいムーギー?」

紬「はっ……!な、何?」

律「眼鏡なんかしてどうしたんだ?」

澪「律、ムギおはよう」

律「おはよう澪。ムギが眼鏡してるぜー」

澪「おお、本当だ」

紬(澪ちゃんとの好感度……80!)

澪「おーいムギ?」

紬「……はっ!な、何?」

律「何だかボーっとしてるなムギ。で、何で眼鏡してるんだ?」

紬「これは…えっと……」

紬「私、眼鏡つけてみたかったの!」

律「でもムギ目が悪かったか?」

紬「レンズはガラスよ~」

澪「そうなのか」

唯「みんなおはよーうー」

紬「唯ちゃんだわ!」

紬(唯ちゃんの好感度は……95!?)

唯「あれぇ?ムギちゃん眼鏡してる!」

律「眼鏡かけてみたかったんだって」

唯「ムギちゃんかわいい!」

紬「あ、ありがとう唯ちゃん」

紬(何だか好感度が高いと変に意識してしまうわ)


放課後

梓「あ、来ました来ました」

唯「あずにゃん先に来てたんだぁ~」

紬(梓ちゃんの好感度は……80)

梓「あれ?ムギ先輩。眼鏡……」

紬「私、眼鏡かけるのが夢だったの~」

梓「そうなんですかぁー」

紬(澪ちゃんと梓ちゃんの好感度が80)

紬(唯ちゃんが95りっちゃんが90……100にしてみたらどうなるのかしら?)

梓「先輩、練習しましょっか!」

唯「ティータイムの後にしようよ~」

梓「ダメですぅ!」

紬「唯ちゃん今日はケーキ持って来たから練習の後に食べましょ?」

唯「ケーキ!よーし頑張るぞー!」

紬「あら?」

紬(梓ちゃんの好感度が1上がってるわ!)

梓「あの、ムギ先輩。唯先輩を練習する気にしてくれてありがとうございます」

紬「いいのよ~」

紬(その人にとっていい事をしたら好感度が上がるのね!)

紬「みんな今日は練習頑張りましょう!」

澪「うん!そうだな」

紬(澪ちゃんの好感度が1上がったわ!)

ジャカジャカジャーン

律「つ、疲れたー!」

澪「少し休憩にするか」

梓「そうですね」

紬「私、紅茶入れてくるわね~」

ガチャ

憂「失礼します」

唯「あ、憂だぁ!」

憂「お姉ちゃんの練習を見ても良いですか?」

律「あ、いいぞー」

紬「…………」プルプル

唯「ん?どうしたのムギちゃん」

紬「…………」プルプル

唯「おーいムギちゃん?」

紬(憂ちゃんの好感度……20)

紬「20……」シュン

唯「にじゅう?ムギちゃんどうかしたの?」

紬「な、何でもないわ!紅茶作ってくるわね!」

紬(何で憂ちゃん私を嫌ってるの……)プルプル

唯「ムギちゃんプルプルしてるよ?大丈夫?」

紬「だ、大丈夫よ」

紬「あ、そうだ!紅茶……紅茶」

憂「私が作ります!」

紬「憂ちゃんが作るの?」チラッ

憂「……はい」プイッ

紬(目線を逸らしたわ……やっぱり嫌われてる)シュン

唯「憂は座ってなよ~ムギちゃんの紅茶美味しいよ~」

紬「い、いいのよ大丈夫よ!憂ちゃん一緒に紅茶作りましょう?」

憂「私に作らせて下さい!」

梓「憂どうしたの?」

憂「え?ど、どうもしてないよ」

唯「憂はお客さんなんだから座って座って」

憂「わ、わかった……」

・・・・・・

紬「紅茶よー」コトッ

唯「ありがとうムギちゃん」

律「ありがとうなムギ」

紬「澪ちゃんと梓ちゃん。憂ちゃんの分よ!」

紬(私が真心込めて作った紅茶……憂ちゃん喜んでくれるといいな)

唯「うまい!」

唯「やっぱりムギちゃんの紅茶は世界一美味しいよ~」

紬「ありがとう唯ちゃん」

紬(唯ちゃんの好感度が1上がったわ……でも憂ちゃんは)

憂「…………」シュン

紬(……2下がってる)

紬(きっと憂ちゃんの口に合わなかったんだわ)

・・・・・・

憂「あの……それじゃあ私はそろそろ帰りますね」

唯「えーもう帰るの?」

憂「ご飯の支度、しないと駄目だから」

澪「唯は相変わらずだな~」

唯「えへへ~いつもありがとう憂!」

憂「うん!大丈夫だよ!」

律「本当にいい妹だな~」

澪「そうだな~」

唯「えへへ~」

紬(なんで憂ちゃんの好感度20しかないの?)

梓「ムギ先輩?」

紬(確かにあまり話す事は無かったけど低く過ぎるわ……)

律「おーいムギー」

紬「あ、えっとごめんなさい」

澪「ムギ朝からずっとその調子だな」

唯「具合悪いの?」

紬「いいえ、悪くないわ……」

ガラッ

さわ子「来たわよー」

唯「あ、さわちゃん!」

さわ子「今日も疲れたわ~ムギちゃん紅茶お願いしてもいい?」

紬「はい、わかりました~」

紬(……さわ子先生の好感度は85だわ!)

さわ子「あ゛づいわー」

紬「どうぞ~」コトッ

さわ子「やっぱりムギちゃんが入れた紅茶は美味しいわ~」

紬「うふふ。ありがとうございます」

律「さわちゃんいいのか?こんな所でのんびりしてて」

さわ子「あら?毎度の事じゃない」

さわ子「そんな事よりムギちゃん眼鏡かけてるのね。びっくりしたわ~」

唯「似合ってるよね~」

さわ子「眼鏡似合うわね。私には敵わないけど」

律「おいこらー」

紬「ありがとうございます」

さわ子「じゃあ私は職員室に戻るわねー」

ガラッバタン

梓「飲むだけ飲んですぐに帰りましたね」

澪「まるで台風みたいだな」

梓「さてさて練習の続きを……」

和「唯ーアナタ筆箱落としてない?」

澪「あ、和」

和「急にごめんね」

唯「私の筆箱がどうかしたの~?」

和「筆箱落としてるでしょ?」

唯「ちょっと探してみるねー」ガサゴソ

紬「…………」ジーッ

和「…………」チラッ

紬「…………」ジーッ

和「……………………どうしたの?」

紬「な、何でもないの!うふふふふ」キラキラ

和「そ、そうなの」

紬(和ちゃんの好感度……88!)

唯「あ!本当だ鞄の中に無いよー」

和「だと思ったわ。職員室の前の落とし物BOXに唯が使ってる筆箱に良く似た奴があったから。はい、筆箱」

唯「私のふーちゃん!和ちゃんありがとう!」

律「筆箱にまで名前付けてたのか」

紬(でも何で和ちゃんの好感度高いの?)

律「唯、鞄にも名前付けてるのか?」

唯「鞄は……えっと。かあちゃん!」

律「それ、今考えただろ!それに何だかあちゃんって生みの親かぁー!」

紬(あまり話した事なんかないのに……うーん分からないわ)

唯「えへへー」

和「じゃあ私、そろそろ生徒会に行くね」

唯「バイバイー和ちゃん!」

和「うん、バイバイ」

ガチャバタン

唯「もう離さないからねふーちゃん」

澪「そんなに大事なのか?」

唯「だって小学生の時から使ってるもん!」フンス

梓「物持ちいいですね」

紬「唯ちゃん凄いわ~」

・・・・・・

律「ふぅ……今日は沢山、練習したしそろそろ帰るかぁ~」

梓「そうですね!明日もいっぱい練習しましょうね!」

唯「残念だよあずにゃん……」

梓「へ?」

唯「明日は練習お休みの日だよ!」

梓「そ、そんな日はありません!」

澪「ほらほら、早く帰るぞー」

紬「あれ?」

律「どうしたんだムギ?」

紬「好感度が元に戻ってるわ」

律「好感度?」

紬「あ、な…何でもないわ!帰りましょう?」

唯「そうだねー」

澪「じゃあ律一緒に帰ろっか」

律「おう!じゃあ三人共またなー!」

唯紬梓「さようなら~」

紬「それじゃあ私達も帰りましょうか」

唯「そうだねー」

梓「それじゃあさようなら」

唯「バイバイ~」

紬「気をつけてねー」

梓「ありがとうございますー」スタスタコテッ

唯「あーあずにゃんがこけた!」

紬「梓ちゃん大丈夫!?」

梓「あ痛ててててっ」

紬「大丈夫なの?怪我はない?」

梓「膝を少し擦りむきました……」ウルウル

唯「あ…あずにゃん。な、泣かないで」

梓「な、泣いてなんかいません」フキフキ

紬「確か鞄に絆創膏があったと思うわ!」ガサゴソ

唯「痛いの痛いの飛んでけー!」

紬「あったわ!」

唯「これでもう大丈夫だよ!」

紬「貼り付けるからジッとしててね」

梓「は、はい」

紬「よいしょ」ピトッ

唯「もう痛くない?大丈夫?」

梓「はい!大丈夫です。二人共ありがとうございます!」

紬(あら?好感度が5上がってるわぁ!)

梓「そ、それじゃあ…帰りますね。ムギ先輩、絆創膏ありがとうございます」

紬「いいのよ~」

梓「さようなら!」

紬「さようなら~」

唯「足元ちゃんと見るんだよ~」

スタスタスタスタ

唯「私達も帰ろっか~」

紬「そうね~」

唯「お腹減ったなぁー」グゥゥ

紬「私もお腹減ったわ~」

唯「帰ってから憂のご飯食べなきゃ!」

紬「そ、そうねー。あの、唯ちゃん?」

唯「なぁにー?」

紬「憂ちゃんの事何だけど。私に何か言ってなかった?」

唯「うーん……何も言ってないよ!どうして?」

紬「ううん、特に意味はないの」シュン

唯「あ!でもムギちゃんの事凄いって言ってたよ!」

紬「そうなの?」

唯「私がムギちゃんって凄いって憂に言ったら憂も凄いって言ってた!」

紬「私、凄いの?」

唯「ムギちゃんはしゅごいよ!」

紬「しゅごい?」

唯「あ、凄い!えへへ噛んじゃった」

紬「うふふ。ありがとう唯ちゃん」

唯「いえいえ~」

唯「あ、駅に着いたね」

紬「そうね。唯ちゃんさようなら」

唯「うん!バイバイ~」

紬「気をつけてね」

唯「うん!わかった!」


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最終更新:2011年10月18日 15:36