唯「お風呂あがりあっついんだもん」
憂「……恥ずかしいよ」
唯「いいじゃん、恥ずかしいって言っても憂と私しかいないんだもん」
憂 (真っ裸のお姉ちゃんとふたりっきり……)
憂「///」
憂「お姉ちゃん……なにか着ないとダメだよ」
唯「え~?こんなにあっついのにすぐに着たら、寝る前に汗で服ビシャビシャだよ~」
憂「で……でも、裸のままでいると風邪ひくかもしれないし」
唯「こんなにあっついんだもん、風邪なんてひくわけないよ」
唯「こんなにあっついんだもん」パタパタ
憂 (どうしよう……すっごく恥ずかしいよお……)
唯「ほんとにあっついな~。でもクーラー苦手だしな~」
唯「あ、そうだ」
唯「うい~、せんぷうき~」
憂「ここにあるよ」
唯「ちょっと貸して」
ブロロロロ
唯「あーきもちー」
憂「お姉ちゃん、扇風機に近づきすぎだよ!もう……」
唯「憂も一緒に涼もうよ」
憂 (お姉ちゃんの髪が、扇風機の風になびいてる……)
唯「ね?気持ちいいよ」
憂「///」
唯「憂は私の横!」
憂「……うん」
ブロロロロロ
唯「あ゛~~~~~」
唯「ぎも゛ぢ゛~~~~~」
憂 (裸のお姉ちゃんの隣……)
唯「憂もやってみなよ」
憂「わたしはいいよ」
唯「え?楽しいし涼しいのに……」
唯「ねえ憂、顔赤くない?」ヒョイッ
憂「あ、大丈夫なんともないよ!」ドキッ
憂 (顔のぞきこまれただけなのに)
憂 (いっつも一緒なのに、なんでこんなドキドキするの……)
唯「でも、すっごく顔赤いよ?ホントに大丈夫?」
憂「な、なんともないから!」ドキドキ
唯「扇風機じゃダメ?クーラーつけよっか?」
憂「お姉ちゃんクーラー苦手でしょ」
唯「そうだった……でも、憂があっついなら付けた方がいいと思うけど」
憂「だめだよ、お姉ちゃんが……」
唯「私がまんするし」
憂「しなくていいよ」
唯「するのに……」
憂 「……大丈夫だから、私が我慢するもん」
唯「……」
憂 (お姉ちゃん、ちょっと拗ねてる……素直にクーラー付けてもらえばよかったかな?)
憂 (でもダメ!お姉ちゃんが体調壊しちゃう。ただでさえ苦手なのに、今何も着てないんだもん……)
憂 (何も……)
唯「いっつも憂ばっかり……私だってたまにはお姉ちゃんらしくさせてよ」
憂 (何も着てないお姉ちゃんが……拗ねてる!)
憂「///」
唯「も~」
憂 (恥ずかしい……けど、かわいい)
憂「ごめん、お姉ちゃん……でもクーラーつけたらお姉ちゃん体調壊すし」
憂「ましてや、今何も着てないし」
唯「別にいいもん!」
憂「せめて、何か着てからなら大丈夫かもしれないけど」
唯「え~、でもはだかの方が気持ちいいもん」
憂「気持ちいいって言われても……///」
唯「そうだ、憂も脱いじゃいなよ!」
憂「え!?」
唯「私、裸で扇風機の風にあたるくらいでなんとかなりそうだから、憂も脱げば気持ちいいよ?」
憂「……恥ずかしいよ」
唯「私と憂だけじゃん」
憂「……でも」
唯「姉妹なんだから、恥ずかしがることないよ」
唯「はだかのおつきあい、だよ!」
憂「……分かったよ」
憂「脱ぐよ……こっち見いでね?」
唯「うん」
憂 (ただお姉ちゃんの前で脱ぐだけなのに……恥ずかしいよ……)
唯「ちょっとストップ!」
憂「え、なんなの!?」
唯「いや~、私に脱がせてもらえないでしょうか~」
憂「な、な、なんで!?」
唯「さっきも言ったじゃん。たまにはお姉ちゃんらしいことさせてって」
憂「お姉ちゃんらしいって……それはやりすぎだよ!!」
唯「やりすぎかな?」
憂「そうだよ、それじゃちっちゃい子を脱がせるのを手伝うお母さんみたいだよ!」
唯「うーん、でも憂にはいつも面倒見てもらってばっかというか……」
憂「お姉ちゃんが服脱ぐのまでは手伝ってないよ」
唯「だよねー……」
憂「……そうだよ」
憂「この歳になってお姉ちゃんに服脱がしてもらうなんて……恥ずかしいよ」
唯「私に脱がしてもらうの、恥ずかしい?」
憂「べ、別にお姉ちゃんじゃなくても誰だって恥ずかしいよ!」
唯「そっか……」
唯「でも憂、ちっちゃい頃は私に甘えてたよね」
憂「うん、ちっちゃい頃は……」
唯「あの時の憂はすっごくかわいかったな」
憂「///」
憂「かっ……かわいいだなんてっ……そんなことなかったよ」
唯「かわいかったよ。『おねえちゃ~ん』って。私覚えてるもん」
憂「……///」
唯「あっ、でも憂は今も可愛いよ」
憂「……お姉ちゃんの方が可愛いもん」
唯「憂ったら、もう……」
憂「……」
唯「ねえ、あの頃みたいに甘えてよ」
憂「ちょっと、お姉ちゃん!いきなり脱がせようとしないで!!」
唯「……甘えてくれたっていいじゃん」
憂「やめてよお姉ちゃん!」
唯「……憂」
憂「いやだよ、お姉ちゃん!!!!」
唯「……」
憂「やめて!!!!!!!!!!!」
唯「……ハッ」
憂「お姉ちゃん……無理やり脱がそうとしないでよ……」
唯「ご、ごめん……私、つい……」
憂「……びっくりしたよ」
唯「ごめん」
憂「お姉ちゃん……怖かった」
唯「……憂、許して」
憂「なんでこんなことしたの?」
唯「あの……その……憂に甘えて欲しかったから」
憂「おかしいでしょ!それでなんで無理やり脱がそうとするの!」
唯「……グスッ、ヒック」
唯「ごめんなさぁい、グスッ」
唯「グスッ……うぅ……うい……ごめん」
憂「お姉ちゃん……泣いてばかりじゃ分からないよ。はっきり言って」
唯「やだっ……はっきり言ったら、憂に絶対嫌われるもん」
憂「嫌わないもん。だから、答えて。何でこんなことしたの?」
唯「……憂を脱がしたかったの」
憂「え?」
唯「憂を脱がせて裸にしてみたかったの」
憂「お姉ちゃん、どうして?」
唯「……ごめん」
憂「いやらしいこと考えてたの?」
唯「……うん」
憂「私たち、姉妹だよ!?」
唯「うん、それは分かるけど……分かってるけど……」
憂「じゃあ、さっきから服着てないのも……その……」
唯「誘ってるつもりでした」
憂「やだよ」
唯「……ごめん」
憂「とりあえず服着て」
唯「わかった」
唯「……」
憂「!!」
唯「何?」
憂「それ、私のパンツ!!」
唯「だめ?」
憂「だめに決まってるよ!!」
唯「どうせ……もう憂には嫌われちゃったもんね」
憂「ちょ……ちょっと、お姉ちゃん!」
唯「もう失うものはないから、憂のパンツ履くよ」
憂「お姉ちゃん!!」
唯「」ハキッ
憂 (私のパンツが……お姉ちゃんに……)
唯「憂のパンツ……///」
憂「///」
憂 (お姉ちゃん……やってることは最低なのに……)
唯「憂のパンツ、履き心地いいね~」
憂 (なんか、かわいい……)
唯「えへへ~」
憂「ちょっと!」
唯「!」
憂「もういい加減にしてよお姉ちゃん!!」
唯「……憂!!……ごめん」ビクッ
憂 (ちょっとびっくりして怯えてるお姉ちゃんも……かわいい)
憂「開き直って何謝ってるの!!さすがにもう許せる範囲を超えてるよ!」
憂「もう」
憂「おしおきだよ」
唯「ごめんなさい!」
憂「脱いで」
唯「え?」
憂「私のパンツ脱いで」
唯「……うん」
唯「はい、脱いだよ」
憂「(あったかい……)じゃ、着るね?」
唯「え?何を」
憂「お姉ちゃんの服だよ、そこに用意したから着るよ」
唯「わかった……」
憂「ちょっと待って」
唯「!?」
憂「私が、お姉ちゃんに服着させてあげる」
唯「服くらい……自分で着れるよ」
憂「だめ。私が着させてあげる」
唯「私、高校生だよ」
憂「ちがうよ、お姉ちゃんはいたずらばかりするちっちゃな子だよ」
唯「……憂、これがおしおき?」
憂「うん。じゃ、そこ座ってよ」
唯「……うう」
憂「ねえ、脚、上げてくれない?」
唯「え?」
憂「まず、パンツ履かせるから」
唯「ここ、見られると恥ずかしいよ……」
憂「見せつけようとしてたくせに」
唯「いざ見られると、やっぱり恥ずかしいよ///」
憂「気にしないでね。別にお姉ちゃんのここ、今見たいわけじゃないから」
憂「今から履かせるから……じっとしててね?」
唯「パンツくらい自分が」
憂「おしおきだから」
唯「はい」
憂「いい子にしててね?」
憂「片足……入った」
唯「……憂……」
憂「こっちのひざ、曲げて」
唯「うん」
憂「入った……足、ピンとしてね」
唯「……うん」
憂「じゃ、腰まで上げるよ」
唯「やっぱり恥ずかしいよ……この歳になって、こんなこと」
憂「さっき私にやろうとしてたのに」
唯「うぅ……憂のいじわる……」
憂「腰浮かせて」
唯「うん……あっ」
憂「ちゃんとパンツ履けたね、お姉ちゃん。」
憂「……あれ?」
唯「なに、憂?」
憂「ちょっと待ってて」
唯「ちょっと……憂、触らないでよ!あっ……!」
憂「変な声出さないでよ」
唯「ごめん」
憂「毛がはみ出てたからパンツの中に入れておいたよ」
唯「///」
憂「ちっちゃい子扱いするには、ちょっとお姉ちゃん大人びた体すぎるかな?」
唯「……やめてよ、恥ずかしいよ」
憂「でも、パンツから毛がはみ出してるの誰かに見られたらもっと恥ずかしいよ?」
唯「そうだけど……」
憂「じゃ、次はブラジャーね」
唯「……憂」
憂 (お姉ちゃんのおっぱい……可愛い)
唯「はやく、してくれないかな?」
憂「待って、あわてないでよ」
憂「お姉ちゃんのブラ、可愛いね」
唯「……いっつも洗濯して見てるじゃん」
憂「じゃ、ツケヨッカ」
唯「もう、早くしてよ」
憂「……ごめんごめん、ちっちゃい子にブラジャー付けるってどんな感じだか分からなくって」
唯「ブラジャー付けてるちっちゃい子なんていないよ」
憂「ここにいるよ」
唯「……わたし?」
最終更新:2010年08月29日 21:01