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唯「(あずにゃん…私のスプーンを…)」
律「お…来た来た」
澪「はやいな」
紬「手伝ったんじゃなかったの?」
唯「いや梓ちゃんが大丈夫って…」
律「」
澪「」
紬「」
律「(梓ちゃんだと?)」
律「(絶対何かあった。間違いない)」
澪「(梓ちゃん?)」
紬「(何があったのかしら)」ハァハァ
澪「(ムギ…)」
律「そ…そっかー」
律「(梓大丈夫か…?)」
唯「うん!」
律「ちょっと私トイレ行ってくるわ!」
唯「行ってらっしゃい!」
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律「(梓の奴大丈夫かな…)」
梓「」ヒックヒック
律「」
律「(泣きながら洗い物してやがる)」
律「(私達が無理矢理洗い物させてるみたいだろ…)」
律「(ここは…よし!)」
律「あ~ずにゃん!」
梓「え?」
梓「…」
律「いや何か反応してくれ」
梓「律先輩ですか…」
律「何だよ私じゃ不満かー?」
梓「そういう意味では…」
律「唯かと思ったのかー?」ニヤニヤ
梓「なっ…/////」
律「その反応は図星かぁ?」ニヤニヤ
梓「り…律先輩には関係無いです!」
梓「だいたい何をしにきたんですか!」
律「いやー梓がちょっと心配でなー」
梓「え?///」
律「そんで来たら泣いてるんだもん」ケラケラ
梓「泣いてないです!」
律「ふーん…まぁいいや」
律「で、唯となんかあったの?」
梓「っ…」
梓「何も無いです!」
律「なんだーつまんねぇの」
律「私てっきり梓が唯のスプーンでも舐めてるのかと」ニヤニヤ
梓「」
律「流石に違うかー」ニヤニヤ
梓「…~ですか…」
律「?」
梓「みてたんですか…?」
律「え?」
梓「見てたんですか?って言ってるんです!」
律「マジだったのかよ!」
梓「え?」
律「いやーまさか本当にやってたとは…」
梓「…」
梓「律先輩は冷やかしに来たんですか?心配してきてくれたんじゃ無いんですか…?」
律「心配しに来たに決まってんだろ?」
梓「律先輩…」
律「梓は大事な後輩なんだから…」
梓「律…先輩…」グスッ
律「梓…私でよかったら話聞くぜ?」
梓「りづ先輩…」グスン
律「梓…」
梓「私…唯ぜんぱいのスプーンを」ヒックヒック
律「うん」
梓「唯ぜんぱいの…うぅ…唯先輩のスプーン舐めてで…グスッ」
梓「それを…グスン…唯先輩に…ゆい…先輩に…うぅ…」
律「梓…」
梓「みら…れて…グスッ」
律「うんうん」
梓「ゆいしぇんぱい…ヒック…に見られて…グスッ」
梓「どう…じよう…グスン…わだし…唯先…グスッ…輩に嫌われ…ヒック…ちゃったかも…うぅ」
律「梓…」
梓「どうじよう…わだし…グスン…ゆいしぇん…ぱいに…グスッ…ぎら…われたら…ヒック…」
梓「もう…だめ…かも…グスン」
律「…」
律「大丈夫」
梓「ふぇ?」
律「だから…一回落ち着こう、な?」
梓「りづしぇんぱい…グスッ」
律「ほら…私のハンカチ使っていいから」
梓「あじがどう…ヒック…ござい…ます…グスッ」
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澪「な…なあ唯?」
唯「ん?何澪ちゃん?」
澪「(聞いちゃっていいよな…?)」
澪「何でさっき梓の事梓ちゃんって呼んだんだ?」
唯「」
唯「(しまった…動揺して…)」
紬「唯ちゃん私も気になるな」ハァハァ
澪「ムギ…」
唯「(なにって…それは言えないよ…)」
唯「(どうしよう…)」
唯「…」
澪「あ…言いにくいなら別に言わないでも…」
唯「(そうだ!)」
唯「もー澪さんも紬さんも何聞いてるのさー」
澪「」
紬「」
澪「澪さん…?」
紬「紬さん…?」
唯「…」
唯「(これで私を憂だと思ってくれれば…)」
澪「で…」
唯「?」
澪「憂ちゃんになってどうするつもりなんだ唯は?」
唯「ふぇえ!?」
唯「意味無かった…」
澪「当たり前だ」
紬「まぁ唯ちゃんが言いにくいなら別に言わないでもいいよ?」
紬「ちょっと残念だけど」ボソッ
澪「ムギ…」
唯「澪ちゃん…ムギちゃん…」
律「たっだいまー!」
澪「律!」
律「律さまのお帰りでい!」
唯「りっちゃんお帰り!」
紬「梓ちゃんは?」
律「あー私の後ろにいるよー」
梓「あ…ただいまです…」
澪「洗い物お疲れ」
梓「あ…全然大丈夫です」
澪「(元気ないな…やっぱり何かあったのか…?)」
唯「あーずにゃん!」
梓「!」
澪紬律「!」
唯「洗い物お疲れー!」ダキッ
梓「唯先輩…」
ギュー
梓「唯先輩…」ウルッ
梓「(よかった…唯先輩怒ってない)」グスッ
唯「あずにゃん?」
梓「ヒックヒック…グスン…」
律「(梓…)」
唯「ふぇ?何であずにゃん泣いてるの?」
梓「泣い…て…グスッ…ないです…」
唯「で…でも…」
梓「泣いてないです!」
律「あっ!唯の好きな芸人がテレビに出てるぜ!」
唯「え?本当だ!」
唯「あずにゃん!一緒に見よ!」
梓「え?…はい!」
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律「いやー面白かったなぁー」
唯「だね!私あの芸人さん大好き!」
梓「」ドクン
梓「(今の大好きはそういう意味じゃないってわかってる…)」
梓「(でも…)」
唯「ねーねー皆ー」
唯「お風呂はいろ!」
律「風呂?」
唯「うん!」
紬「お風呂…皆で…」ハァハァ
澪「ムギ…」
梓「(唯先輩とお風呂…/////)」
唯「お風呂だよお風呂!」
澪「でも唯」
唯「ほぇ?」
澪「五人も一気に入れなくないか?」
唯「あ」
唯「そ…そうだね…」
唯「どうしようか…」
紬「!」
紬「(いいこと考えた!)」
紬「なら最初に梓ちゃんと唯ちゃんが入ってくれば?」
律澪「(ムギ…)」
紬「私達はその後入るから」
梓「な…/////」
紬「それで良いわよね?」ニコッ
唯「…」
唯「……」プルプル
紬「唯ちゃん?」
唯「ムギちゃん…」
紬「はい」
唯「天才だよぉ!」
紬「え?」
唯「そうだよ!二回に分ければよかったんだよ!」
律「いや待てそんな事も思い付かなかったのか」
唯「ほぇ?」
律「はぁ…」
唯「りっちゃんや澪ちゃんムギちゃんと入れないのは残念だけどね…」
律「(何か照れるな)」
唯「ほら!あずにゃん行こ!」
梓「え?あ…はい」
唯「レッツゴー!」
梓「ちょ!唯先輩待ってください!」
澪「行っちゃったな…」
律「うん」
律「(唯はスプーンの事気にしてないのか?)」
紬「」ハァハァ
澪「ムギ…」
律「つーか…」
律「待ってる間暇だな」
澪「そうだな」
律「何か無いかなー」キョロキョロ
律「あ!」
紬「どうしたの?」
律「ゲームあんじゃん!」
律「やろうぜやろうぜ!」
澪「ちょ…律…勝手にやったら…」
律「大丈夫大丈夫」
律「唯の事だからきっと…あっ!私もやる!とか言ってくるって」
澪「確かに…」
澪「でも…」
律「よし!ムギ!二人で対戦しようぜ!」
紬「ええ♪」
ワイワイキャッキャッ
澪「…」
律「よし!準備完了!」
澪「…」
澪「私もやるぅ!」
律「あれ?澪はやらないんじゃないの?」ニヤニヤ
澪「やる!」
紬「あらあら」
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唯「皆とお風呂って合宿以来だね~」ヌギヌギ
梓「そ…そうですね…」
梓「(あの時は皆…でも今は…)」
梓「(唯先輩と二人でお風呂…)」
梓「(どうしよう…)」
にゃん…
ずにゃん…
唯「あずにゃん?」
梓「え…はい!何でしょうか!」
唯「服脱がないの?」
梓「」
梓「(どうしよう目の前には裸の唯先輩)」
梓「(よく…気絶しなかった…頑張った…私頑張った)」
唯「あずにゃん?」
梓「あ!今脱ぎます」
梓「(唯先輩の目の前で裸に…/////)」
梓「(何も考えるな)」ヌギヌギ
梓「(合宿でも裸になったじゃないか)」
梓「(でも今は唯先輩と二人きり…)」
梓「(/////)」
唯「あずにゃん?」
梓「はい!?」
唯「?」
唯「私先に入ってるね!」
梓「あ…はい」
唯「脱いだら早く来るんだよっ」
梓「わかりました/////」
梓「」ヌギヌギ
梓「(あ…)」
梓「(唯先輩のパンツ…)」
梓「(…)」
梓「(いや駄目だ梓)」
梓「(これはやったら駄目だ)」
梓「(でもこんなチャンス…)」
ガチャ
梓「!」
唯「あずにゃんまだ?」
梓「あ…今入ろうとしてた所です!」
唯「そっかー」
梓「(そういえば…唯先輩ヘアピンしてない…/////)」
唯「髪下ろしたあずにゃん可愛い!」
梓「え?/////」
唯「あずにゃーんっ!」
梓「あ…裸で抱きつくのは辞めてください!」
梓「(流石にそれは私の理性が吹っ飛んでしまうかもしれない)」
唯「そっかぁ…」
梓「は…はい/////」
唯「まぁいいや!」
唯「早くはいろ!」
梓「はいっ」
最終更新:2010年09月04日 00:28