―お風呂上り。
リビングへ戻ると憂がテレビを見ていた。
かわいい。
わたしの妹とは思えないほど愛らしい憂を見て、なんだか体が熱くなる。
憂「あっお姉ちゃんあがったんだ」
唯「うん」
憂「じゃあわたしも入ろうかな」
憂が立ち上がって風呂に向かおうとする。
でも、無理やり抱きついて憂の足を止めた。
憂「わっ……どうしたの?」
唯「いいじゃ~ん、憂あったか~い」
少し頬が赤くなった憂を見て、ふと閃いた。
憂「お、お姉ちゃん……」
そのまま押して憂をソファに戻し、また抱きつく。
胸に、憂の顔を当てた。
憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!」
ふふ、動揺してる。
唯「なあに?」
憂「そ、その……」
あ、真っ赤になっちゃった。かわいいなあ。
なんだか体がぞくぞくしてきて、知らんぷりをしてもっと憂に押し付けた。
唯「うい~」
憂「あっ……あの……」
そのまま憂は黙ってしまった。
わたしの胸でぷるぷる震えてる。
ちょっと、いじめてみようかな。
唯「あ、おっぱい当たってたね」
憂「う、うん」
唯「あれ?憂ったら、気づいてたのに教えてくれなかったの?」
憂「ち、ちがうよ!そうじゃなくて……」
唯「えへへ、憂はえっちさんだなあ~」
憂「ち、ちがうもん……」
憂はそのまま、俯いて黙ってしまった。
ちょっとやりすぎちゃったかな?
唯「ごめんね憂、冗談だよー」
憂「う、うん」
少し明るくなった憂の顔を見て、またいたずら心が働く。
唯「ね、憂」
憂「?」
唯「わたしの胸、どうだった?」
憂「!」
憂「な、なんでそんなこと……」
憂は涙目になってわたしに訴えかける。
唯「んー?気になったからさあ」
憂「お姉ちゃん……いじわる、しないでよお……」
ああ、ほんとにかわいい。
そんな憂を見たら、もう、我慢できなかった。
また抱きついて顔に押し付ける。
憂「わっだ、だめ」
焦った憂は、なんとか離れようとして、がむしゃらに手を動かす。
憂「ひゃあっ」
唯「あ~やっぱりえっちだな~憂は。いきなりおっぱい触ってくるなんて」
憂「今のは違うの!そ、その……」
いいんだよ憂、触っても。
でも憂がますますいとおしくなって、必死に弁解する憂をさらに攻め立てる。
唯「でも離してくれないじゃーん」
憂「あっごめんなさい……」
離そうとした手をつかみ、言葉を浴びせる。
唯「ね、憂……触っても、いいんだよ……?」
憂「えっ?なななにを……」
憂の顔は今まで見たことないほどの赤色に染まっていて、わたしは欲望を抑えられなかった。
憂、かわいい憂。わたしの虜にしたい。
憂の手を押し付ける。
憂「だ、だめだよ……」
唯「じゃあ、触りたくない?」
憂「……こ、こんなことしちゃだめ」
唯「答えてよ、触りたくないの?」
憂はじっとしたまま動かない。
うつむいているから、顔も見えない。
ああ、体中が震える。
憂が今にも泣きそうな顔になっているのは分かったけれど、わたしは止まらなかった。
唯「触りたくなかったんだ……そっか」
憂が顔をあげる。
そんなことないとでも、言ってくれるのかな。
でも、言わせないよ。
唯「じゃあ、憂の体にも聞いてみようかな」
憂「え?」
何を言っているのか理解していない憂の胸に、手を伸ばした。
唯「こっちは、どうかな~?」
憂「ひゃあっ!?」
憂のおっぱい。やわらかい。
憂「や、やめて!」
唯「じゃあ止めればいいでしょ」
憂「だって……」
唯「だって、なに?」
また黙ってしまった憂の胸を揉み続ける。
顔は紅潮したままだけど、さっきとはちょっと違うかも。
指に、少し硬い感触があった。
唯「あれ?憂……ちくびちゃんが反応してるのかな?」
憂「やだ……やめて」
憂はやっと手をかけて止めようとしてきたけれど、わたしは続ける。
わかってるよ憂。やめてほしくないよね。
唯「ほんとにやだ?」
手を動かしながら尋ねる。
憂「うぅ……」
唯「正直に言っていいよ。いや?」
憂「いや、じゃ、ないけど……」
ぼそぼそと聞こえるかわからないくらいの声で、憂がつぶやく。
唯「そっか、じゃあもっとやってあげるね」
憂「や、やっぱりだめだよ!こんなこと……」
唯「なんで?憂のためにやってあげてるんだよ」
なんとか理性を保とうとする憂を、目で制する。
憂を乱れさせたい。わたしの前で崩れてほしい。
唯「だから、素直になってね……」
憂「お姉ちゃん……」
少しずつ、憂が綻んでいく。
あと少し、あと少し……
わたしはやさしく、やさしく憂を責めて行く。
頑張って憂は我慢してる。
唯「わたしよりおっきいかな?」
憂「や、やめてよ」
唯「だって憂のおっぱいおっきいんだもん」
姉が妹の胸を揉んで、妹はただじっとしてる。
端から見たら、おかしな光景。
でも、やめる理由にはならないよ。
唯「きもちいい?」
憂「そんなこと……聞かないで……よぅ」
唯「あはは、きもちよかったんだ」
そのことがわたしにはとても嬉しくて、動かす手を激しくする。
唯「憂って、えっちな体だね」
憂「変なこと、言わないでよ……」
唯「ほんとだよ……食べちゃいたい」
憂「!」
憂の心が、ぐらっと傾くのがわかった。
憂「お、お姉ちゃん……」
でも、まだ理性が邪魔してる。
憂も、えっちになっていいんだよ。
もっと甘い声で、わたしを呼んでよ。
唯「憂、服脱いじゃおっか」
憂「へ?い、いいよもうこれでおしまいにしよ!」
もう、頑固なんだから。
はやくわたしのものになってよ。
離れそうになる憂を捕まえて、またソファに引き戻す。
唯「だめ、わたしが脱がしてあげるね」
憂「や、やだよ!」
変わらず強情な憂を、無理やり抑えつけた。
唯「わかったよ……恥ずかしいもんね、わたしに任せて」
憂「お姉ちゃん……だめっ……」
すっかり憂は抵抗の手を弱め、わたしの服を掴んでいる。
唯「いい子だね、憂……」
憂「……やっぱりこんなこと……」
唯「今更そんなこと言うの?なんにも悪いことしてないでしょ」
憂「でも……姉妹だし……」
唯「ふたりが良ければいいんだよ。憂は嫌じゃないでしょ?」
憂「……うん」
あと少し。
またどことなく胸に触れる。
今度は憂は何も言わない。
唯「やっと素直になってきたね」
憂「な、なにが……」
唯「いいんだよ。素直のほうがかわいいよ」
憂「!」
また真っ赤。
我慢できなくて、憂をソファに倒して、上からまた続ける。
唯「憂の体……全部ほしいな」
憂「だ、だめだよっ!何言ってるの」
まだだめだったかな。
はやく憂を自分のものにしたい焦る気持ちをなんとか抑えて、またゆっくり憂に迫る。
唯「ねえ憂、こっちみてよ」
憂「は……恥ずかしい……から、できないよ……」
されるがままの憂は、顔を背けて呟く。
でもわたしの手は拒まないんだね。
憂「はあっ……あ……」
唯「あれ、息が荒くなってきたね」
憂「き、気のせいだよ」
まだ自分を保とうとする憂。
なかなか手強い。
唯「……憂」
憂「?」
唯「憂のおっぱい……見せて」
憂「へっ?」
このままでは埒があかない。
もっと大胆にいかなきゃね。
唯「嫌じゃないんでしょ?ほらはやく」
憂「そんなの、だめだよ……」
まただめだって。
このやり取りにしびれを切らし、わたしは憂の服に手を滑り込ませた。
憂「ひあっ!?」
すぐに一番上の突起を目指す。
憂「あんっ……だめだよおっ!」
今までよりも強い力で憂がわたしの手を掴む。
でもわたしはそんなのものともせず、それに触れた。
唯「あっ、やっぱり反応してたね」
憂「やだっ……お姉ちゃんやめようよ……」
唯「ほんとにやめていいの?」
憂「だって、こんなこといけないし……」
唯「だから憂が嫌じゃなければいいんだよ、ねっ」
わたしは憂のそれをやさしく摘む。
憂「ああっ……はあ、はっ……」
憂は荒くなる息をなんとか漏らさないように深呼吸する。
唯「ほら、こっちはこんなに正直……」
憂「お姉ちゃぁん……」
もう平気かな。
服をまくりあげ、憂の胸が顕になった。
憂「あっ……やだ見ちゃダメ……」
そんな憂の声は聞き流して、その胸に貪りついた。
憂「あああっ!」
わたしで感じてくれてるのかな。
ふふ、わたしも興奮してきたよ。
憂「んっ!っはあ……はあ」
右手で揉みしだき、左手は後ろで憂の頭を支える。
口は、しゃぷりついたまま。
ゆっくりと、口を離す。
憂「あ……」
唯「ふふ、もっとやってほしい?なら、言って」
憂「お……お願いお姉ちゃん……もっと、やって……」
そこから先は、あんまり覚えていない。だって、わたしも乱れたから。
わたしは、憂のすべてを見て、この手で確かめて、この舌で味わった。
胸に抱いた、かわいい憂に口づけをして、また夜の闇にわたしたちは溺れた。
終わりです
最終更新:2010年09月07日 21:05