梓「純ってアタマおかしいんじゃない?」

純「えっ、なに突然」

 「梓を怒らせるような事でもしたっけか」

憂「う~ん、人によっては純ちゃんの性格はイラッとするのかも」

 「私は大丈夫だけど」

純「大丈夫とかそんなレベルなの私!?」

梓「あのね、何か勘違いしてるみたいだけど別に怒ってないよ」

純「でもアタマおかしいって……」

梓「あぁ、私が言ったのは純のアタマって

  チン毛みたいなのがモジャモジャしてて おっかしいなぁ、と」プププッ

純「怒ってた方がマシだった」

純「クセっ毛だから しょうがないの!!」

梓「まぁ分かるけど」

憂「ストレートパーマかけてみたら?」

純「気楽に言ってくれちゃって」

 「結構、高いんだよ?」

梓「一万円くらいするんだっけ」

純「お店によるけどね」

憂「アハハ。純ちゃんのアタマに

一万円も かけるのは もったいないかなぁアハハハハハ!!!」

梓「ゲラゲラゲラゲラ!!!」

純「なんか失礼だ!!」

純「こんな私の髪でもねー」

 「ちゃんと可愛いって言ってくれる子はいるんだよ!!」

梓「なんと」

憂「もう、純ちゃんったら」

 「妄想は1日1時間までって高橋名人も言ってたでしょ?」

純「妄想じゃないやい!!」

梓「じゃあ誰なの?」

純「それは……!!」

純「…………ウチの猫です」

憂「うわぁ…」

梓「ぅへぇ…、あずにゃん2号って おしゃべりするんだ…」

純「いや、その…そういう眼で見てたというか…」

 「純ちゃんの髪は かわいいにゃよ…って感じで…」

憂「にゃよ?」

純「いや…」

梓「ごめん…」

憂「私も ごめん…」

純「うん…」


第4話 「1/3の純情な浣腸」 完




澪「夏と言えばスイカ割り」

  「だけどスイカが無いから律のアタマを割ろうと思うんだ」

唯「ワー!!」パチパチパチ

律「うかつに盛り上がるんじゃないよ」

  「なぜスイカの代理がアタシなんだ」

澪「いや、だってお前

  『夏と言えば怪談だー!!」とか言って

  毎年、怖い話するだろ?」

律「うん」

澪「お前さえ死ねば 怖い話を聞かずに すむんだよ」

律「怖い話より 殺す方が怖いだろ常識的に考えて」


澪「いいから割らせろって」

 「ほら見てよ、この釘バット」

律「そんなもの見せられてもゼッタイに割らせないぞ」

梓「そのバット、律センパイを殺害するために家から持ってきたんですか?」

澪「うぅん、ソフトボール部から借りてきた」

紬「ソフトボール部って釘バット使ってるの?」

澪「私が釘を打ったんだよ」

唯「勝手に?」

澪「うん」

梓「血のついた釘バットを返却される

  ソフトボール部員の身にもなってください」

澪「私だってTSUTAYAで借りたDVDならキレイに返すさ」

律「私もツタヤDVDのように大事に扱われたいんだけど」

澪「図々しい事 言うなよ」

 「律は口を開けばロクでもない事しか言わないけど

  映画は かわいいワンちゃん映像とかで私を癒してくれるんだぞ」

梓「まぁ否定できませんね」

唯「これは りっちゃんの負けだよ」

律「くくぅ~!!」

紬「りっちゃん!!こうなったらイヌ耳カチューシャを装備して

  澪ちゃんを癒すしかないようね!!」

律「他にも道はあると思うけどなぁ」

律「まぁ装着」カチャ

澪「ふん、今さらそんなモノつけたって……」

イヌ律「わんわん!」

澪「!!」

唯「あっ、りっちゃん かわいい!!」

梓「クッキー食べるかな?」

イヌ律「わんわん!!ぺろぺろ」パクパク

梓「あはは、くすぐったいです!」

イヌ律「クゥンクゥン」

澪「か、かわいい……」キュン

澪「ほら、律、おいでおいで~!!」

イヌ律「キュゥン…」フルフル

唯「怖がってるね」

澪「な、なんで……!?」

梓「そりゃそんな釘バットを握りしめてたら」

澪「あっコレか」

イヌ律「わん」コクリ

紬「そんな怖いものポイしちゃいましょう」

澪「うん!」ポイ カランカラン

律「オッシャアアア!!!!バットさえ無ければコッチのモンだああ!!」

澪「あっ!!しまった!!」

律「お返しに怖い話をたっぷり聞かせてやるからな!!」

 「むかしむかし ある所に おじいさんとおばあさんが…」

澪「いやっやめてええやめてよ律うううう!!」ウェグ

梓「どこが怖いんですか、コレ桃太郎でしょ」


澪「だ、だって桃の果肉は

  人間の赤肉と白い脂肪を彷彿させ

  川から流れてきた妊婦の溺死体を食べようと

  老夫婦がナタで死体をカッ捌いたら

  お腹から真っ赤な血に染まった胎児が出てきて…

  こうやってつけて……うまい!!」テーレッテレー♪

唯「一番の恐怖は 澪ちゃんの頭だった」


第5話 「いち、に、さん、しっ、ご・は・んー!!」  完




澪「新曲の歌詞がついに出来たぞ」

律「へ~どれどれ?」

作詞 MIO 作曲 MUGI

☆★☆『I☆LOVE☆クリスマス』☆★☆

クリスマスクリスマス!!

愛で空が落ちて苦しみまスマス!!

クリスマスベルベルジングル!?

今日は性夜だサンタはハッスル!!

トナカイとハッスル!! アッア アッー!!

ママもハッスル 息子とハッスル ジングルベルベルクリスマス!?

いいか?わかったか!?

すごいぞ!!

サンタなんていなかった  


澪「どうだ?」

律「大丈夫か お前」

律「よく見ると作曲のところにMUGIって書いてあるな」

梓「さりげなく共犯者にされてますね」

紬「私 こんなクソみたいな歌詞に曲をつけたくないけど

  どうやったら澪ちゃんを傷つけずに この事実を伝えられるのかしら」

澪「いや、聞こえてるよ? だって すごく大きな声だから」

梓「澪センパイ、スランプなんですか?」

澪「う~ん、私の中ではそんなにダメだと感じないんだけど……」

 「まぁ音楽に正解は無いし!!」

律「正解はなくても間違いはあると思うんだ」


ガチャ

唯「遅れちゃってごめん~」

澪「あっ、唯!いいところに!!」

 「コレを見てくれ!!」バッ

唯「え、なになに~?」


唯「なんかコートをバッと広げて

  裸を見せる変質者に遭遇した気分だね」

澪「それってホメ言葉だよな?」

梓「澪センパイの寝言みたいなポエムに寛容だった

  唯センパイをもってしてもコレはダメすぎた」

律「どうだろう。新曲の歌詞は各自で考えてみないか?」

唯「あっ、おもしろそう!!」

梓「いいですね!!」

澪「私の考えた歌詞はどうなるんだよ?」

梓「こうやって丸めて…」クシャクシャ

紬「左手は添えるだけ…」チラッ

梓「ムギセンパイ、パス!!」シュッ

紬「スラムダアアアアンクッッ!!」ガコオォォオンッッ

澪「ゴミ箱に叩きつけられた」

律「左手 全力で いったな」


澪「一生懸命 考えたのにヒドイ……」

 「あっ!!そうだ!!この張り裂けそうな想いを歌詞にしよう!!」

梓「なんという負の永久機関」

澪「ウハハ~♪ 湯水のように歌詞があふれてくるよ!!」サラサラ

作詞 琴吹澪 作曲 琴吹紬

☆★☆『檄・恋愛スナイパー』☆★☆

スナイパー!!スナイパー!!くるくるぱー!!

キミを想うと私のハートがドキドキ悶えちゃうよ☆

だからキミのハートも同様に苦しめてやる

スラムダンク? 許されないよ?

上等な料理にハチミツをブチ撒けるがごとき思想試走死相

殺害殺害殺害殺害殺害殺害殺害殺害殺害殺害お札GUY?

えっ?お金をくれるのかい?年収は2000万なのかい?マジで?

それを先に言ってよ恋のロングホーントレイン

あわよくばムギに将来、養ってもらいたいにゃー



澪「どうかな?」

律「どうすればいいんだ」

梓「ついに澪センパイが『琴吹澪』を名乗り出しました」

唯「気に入られちゃったね」

紬「いやああああ!!」

律「一体、どんなターゲット層が この歌詞に共感するってんだ?」

澪「例えヒドイ事をされても お金さえあれば気持ち良くなってしまう……

  悲しい乙女心を書き綴ったラブソングだよ」

紬「はっきり言う。気に入らんな」

澪「どうも。 気休めかもしれませんが、ムギとなら上手くやれますよ」

紬「ありがとう、死んでしまえ」


第6話 「偉い人には それが分からんのですよ!!」

     「まぁ俺も分かりませんけど」

 シャア「えっ」                               完 




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最終更新:2010年09月08日 23:14