皆ニコニコして、きらきらする窓の外見ているのに。
どうして、近くの澪がこんなにぼやけるのかな。
もっと笑っていたいのにな。

澪「泣かないで」

律「嫌だよ。澪と離れるなんてやだよ」

澪「律…」

人目もはばからず泣いた。
今になって澪の言ってた事が分かった。
離れるとき絶対泣く。辛くなる。苦しくなる。
こんなことならあの時別れてそのまま好きになる事をやめればよかった。
一緒にいるのに、なんで涙が止まらないんだろう。

澪「ほら、あれ!東寺だって!五重の塔見えるぞ!」

律「うぅ…うん…私も見る…」グスグス

澪に代わってもらって見たその寺は悔しいくらい綺麗だった。

澪「綺麗だな」

その後に見た澪の笑顔のほうが綺麗だったけど。

律「ごめん…こんなとこで泣いちゃって」

澪「いいよ」

手繋ぎながら窓の外見てぼーっとしてた。
覚悟決めて澪とより戻したけど、何も分かって無かったな。
澪はこんなに寂しいこと分かってて別れようとしたのかな。
それなら…悪いことしちゃった。

澪「律が、好きってもう一回言ってくれなかったらこうやって一緒に居られなかったんだよな」

律「…」

澪「大丈夫だよね?」

律「…うん」

澪「律がそう言ってくれるなら、信じられる」

澪の凛々しい横顔に申し訳なくなる。
自分の言葉に自信が持てないんだよ。

澪「自信無い?」

律「え?」

澪「そういう顔してる」

ああ。やっぱり。
澪には何でも分かっちゃうんだよな。
自信無いんだよ。
澪があの大学で楽しく過ごして、男たちが寄ってきて、私のもとからそっちに移っちゃうんじゃないのかな?
私の事忘れちゃうんじゃないかな?想い出の一部になっちゃうんじゃないかな?
それでも私はきっとずっともっと澪の事思い続けて、1人枕を濡らして死んでいく。
寂しい人生だった。完。

澪「待っててくれるか?」

律「え?」

澪「戻ってくるから。帰ってくるから」

離れて終わりじゃないんだよね?

澪「律の隣が私の居場所なんだよ」

4年後、真っ直ぐ私の左手に帰ってきてね。

律「あけとくよ」

澪「約束だぞ」

律「うん、約束」

指きりげんまんして、笑った。
人いっぱいだったから、こんなところで恥ずかしがり屋の澪とキスできないけど。
手ずっと握っていてくれるからそれだけで満足した。

おそろいのたわわちゃんストラップ買って、夕ご飯食べてホテルに戻った。
夕ご飯はお好み焼き食べた!
関西のお好み焼きやで!
おいしっかたで!

律「澪、歯に鰹節ついてるよ」

澪「え?嘘!?いつから?」

律「分かんない。今気付いた」

澪「は、恥ずかしい…」

律「とってやるよ」チュ

さっき好き放題されたお返し。
澪の歯舐めて綺麗にする。本当は何もついてなかったけど。
下着新しいのだから、汚したくないし自分の脱いで、澪にも脱いでもらって。
で、ベッドに飛び込む。

律「なんでそっち」

澪が私のと別のベッドに寝てる。

澪「だって…このベッド狭い」

確かに狭いけど!!
安いホテルなんだからそこは我慢しろよ!

律「じゃあ、この前言ってた奴しようか」

澪「この前?何か言ってたか?」

律「お互い自分でするの見せあうってやつ」

澪「嫌だ!絶対やだ!」

律「でも、離れたときの練習だと思って」

澪「う…」

律「一緒に居られないんだから1人でしないとな」

自分で言っててまた悲しくなったけど、1人でいるときに澪が私で感じてくれると思うと少し興奮した。
ってかめちゃめちゃ興奮するし!!!!!
何そのシチュエーション!!!!!

律「澪!自分のおっぱい揉め!」

澪「やだやだ!」

律「私も一緒にするから」

澪「…律もするなら」

二人で向かい合って座って、おっぱい揉んだ。
…小さい。揉むというか…かき集めなきゃ掴めない…。
澪は…チラッ…ぶはぁぁぁ!!!
びくんびくんしてる!!やばい!!!!


乳首硬くなってるよね!すごい浮き出てるもん!!
澪の手の形に合わせておっぱいが動く…。
生まれ変わったらおっぱいになりたい…。

律「澪、…乳首触ろう」

澪が頷くと同時に自分の触った。
何も感じない。
ちらっ

律「な、何見てんだよ!触れよ!!」

澪がじっと見てた。
1人で恥ずかしいじゃん!ただの痴女じゃん!!
がーんってしてると澪が私の隣に座った。
なんだよ!同情なんていらねーし!!

澪「律に触って欲しい」

律「澪!」

澪の頭抱え込んでキスする。
私の背中に澪が手まわしてしがみついた。
押し倒す合図だよね?
ゆっくり体重掛けてベッドに着地した。

キスの時間が長くなるにつれて興奮してくる。
これからもっとすごいことしちゃうんだよね。
今まで何回もしてるけど、始める前の瞬間はいつまでたっても慣れない。
キスしながら澪の太ももの内側ゆっくり撫でる。
びくびく動く澪の身体が堪らなく愛しい。

一回唇離して、もう一回つける。
今度は啄ばむように、ちゅっちゅって繰り返して、顔中キスした。

澪「ふふっ…律、くすぐったい」

くすくす笑う澪ちゃんは反則だと思います。

そのまま身体ずらして首とかおっぱいにもキスした。
ああもうたまらないね!!
キスだけじゃなくて舐めたりも。
さっきので舐められる事が気持ちいいことを知ったりっちゃんは今日は猫になります。

足の指舐めてたら澪が笑った。
くすぐったいよーって。

あれ?気持ち良くないのか?
私が下手なのかな?

澪の両足持ち上げて澪の頭のほうに押し上げて、おまんこ覗きこむ。

澪「やっ律!こんな格好やだ!」

その体勢のまま穴ん中舌突っ込んだ。

澪「ひゃあっ!」

律「気持ち良い?」

澪「ヤダ!恥ずかしい!止めろ!」

律「でも気持ち良いでしょ?」

必死に逃れようとする澪押さえつけて舐め続けた。

澪「やっ…あっ…」

シーツ握りしめて上半身くねくねさせて感じまくってる。
そんなに気持ち良いのかな?
溢れ続けてる
もう私の顔もびしょびしょになっちゃったよ

律「澪、すごいね」

澪「そんな事言うな…」

律「だって、ほら」ペロ

澪「あぁんっ!」

律「気持ちよさそう」

澪「律…律…」

律「何?」

澪「私も律の事、気持ち良くしたい」

澪の足下ろして、私が向き替えて澪の顔の上に跨った。
69ってやつ?
はじめてやるけど恥ずかしいねこれ。
全部見られてるじゃん…。

澪「舐めるぞ?」

律「はぁッ…」

多分、澪の事舐めながら、私濡れてた。
尋常でない位身体に電気走った。
腰浮かそうにも澪ががっちり掴んでるから動かせない。
されっぱなしじゃ悔しいから、私も澪を舐めた。
油断すると、1人で昇り詰めそうだから、舐めることに集中する。
澪も同じ気持ちだと思う。
我慢比べ。
絶対負けない!!!!

指で膣ん中広げて舌を奥まで差し込んで舐めつくす。
クリトリス吸って、また溢れた汁舐めて。
私の顔はせわしなく動いた。

澪「律?…ぅあっ…気持ち良い…?」

律「ああっ…ん…すごい…」

どれくらいそうしていたんだろうか。
我慢比べに負けたのはどうやら私らしい。
もう舐めることなんてできない。
澪のおまんまんに顔押し付けて、ただ喘いだ。

澪「いく?」

律「うん…そろそろっ…」

もう少しってところで澪が動きを止めた。
は?は?ちょっと待て。いや待つな。続けろ。

律「澪!」

お預けをくらった私は澪のほうに顔向けて抗議する。
澪は私に並ぶように横に寝そべって、私の指をとった。

澪「一緒にいきたい」

すでにびしょびしょな私の手をとって、自分の、澪の中に捻じりこんだ。

澪「ああぁぁ…気持ちいい…」

澪の行動が、信じられない位エロくて、疼いた。
澪が私の指を使って、自分で気持ち良くなってる。
私が指を動かすと澪はまた喘いだ。

澪「私も…入れるね」

澪が喋るよりも前に、私の中にも指が入れられた。
十分なほど濡れてたから、いきなりの挿入にも快感しか感じなかった。

律「澪っ!あっあっ!」

澪「やっ…律、律!」

律「いく?…澪も、いきそう?」

澪「はあぁっ!んん…もう、いきそうだよぉ!」

澪の具合聞いて、指を速めた。
私も、もうすぐ堕ちる。
指がぎゅっと締めつけられたと思った瞬間、頭の中が真っ白になった。

律「はぁ…はぁ…」

澪「…はぁ…イケた?」

律「ん」

澪「よかった」

指抜いて、一息ついた。
終わった後は猛烈に疲れる。
でも幸せ

澪「可愛かったぞ」

律「澪のほうが可愛い」

澪「律だ!」

律「そんなムキになるなよ。で、あのね澪さん」

澪「何だ?」

律「いい加減指抜いてくれないかな?」

澪「もう終り?」

律「まだするのかー?」

澪「駄目?」

律「っ…動かすな」

澪が私の足の上に乗ってくる。
疲れた体に抵抗する力は残ってなかった。

律「今…いったばかりだから、ちょっと待って」

澪「んー。考えとく」

何が考えとくだ!
全然考えてないだろ!
耳舐めんなこら!

覆い被さってきた澪のせいで、長い黒髪が顔にかかる。
なんて良い匂いなんだろう…
いやいやそんな事今はどうだっていいよ!!

律「澪!待てって」

澪「…」

律「澪?」

澪「…り…つ」

もしやこいつ…

身体無理やり起こして澪を見る。

こいつ…寝てるし…

律「なんで!?続きは!?」

澪「うーん…」

中途半端にもてあそんでそれはないでしょ!!

澪「…ふふ」

何の夢見てんのか知らないけど幸せそうな顔。
こんな寝顔見せられたら、何も出来ないだろ…

律「おやすみ」チュ

指抜いて、澪に布団かけてあげて、一緒の布団に入って寝た。

澪「タバスコ…」

律「何の夢見てんだよ…」

寝れるかな?私。
長い睫毛も、赤い唇も、こんなに近くで見る機会なかなか無いからすごいドキドキした。

1日目終わり!




澪「おはよ」

律「んー…」

澪「もう朝だぞ」

律「もうちょい」

澪「起きて」チュ

おでこにキスされてがばっと跳ね起きる。
おはようございます

澪はもう身だしなみ整えていて、1人まっぱで布団に包まってた。

律「シャワー浴びてくる」

澪「やだっ!律、そんな堂々と裸で歩かないでよ」

あんなに昨日見たくせに何言うかこの子は。
恥じらい見せられたらまた燃え上がっちゃうだろーが!!!!こんにゃろ!!!!

シャワー浴びて、レストランで朝食食べて、部屋で今日の予定を考えていた。

澪「修学旅行で行ってないところが良いよね」

ガイドブック見ながら澪がニコニコしてる。
澪といれるならどこでもいいよぉ
かわええよお

澪「律どこ行きたい?」

律「どこでもいいよ」

澪「考えろ」コツン

律「うーん。じゃあねー…」

澪「私行きたいところあるんだ」


澪「ここです!」

バス降りて連れてこられたところ。

律「清水寺?」

澪「そうだぞ!」

律「飛び降りちゃいますか」

澪「舞台からね」

冗談言いながら、澪に引っ張られていく。


澪「ここら辺にあるはずなんだけどな…」

律「なに?」

澪「縁結びの神社」

澪「あった!」

清水寺の奥にまた別の神社があった。
自主神社だって。
そういや修学旅行の時に誰かが言ってた気がする。

律「女の子ばっかり」

澪「縁結びだからな」

律「澪も興味あるの?」

澪「ああ」

律「私、自惚れてもいいのかな?」

澪「あ、おみくじひこう!」

スルー…
てれ隠しかな?そうだ。きっとそうだ。


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最終更新:2010年09月10日 20:27