唯「…ねぇねぇあずにゃん」
梓「はい?」
唯「クッキー食べたい」
梓「…目の前にあるじゃないですか」
唯「あずにゃんに食べさせてほしーのー」ウニウニ
梓「変な動きしないで下さい!」
唯「ねーえー…」スリスリ
梓「し…しょうがないですね…」
―3分前
和「じゃ、生徒会室まで来て」
律「えー!プリント持って来てくれてないのかよー!」
和「いいから黙って来る」
律「ちぇー…唯、私のお菓子食うなよー」
澪「…私も行くよ」ガタッ
唯「なんで澪ちゃんも?」
澪「ほ、ほら、律一人に任せると不安だしさ」
紬「なんだかいいものが見れそうだから私も行きます」
律「とっとと済ませてお茶にしよーぜー」トテテ
―…
梓「…はい」ス
唯「…」プクー
梓「な、なんで膨れるんですか」
唯「はい、じゃないよあずにゃん、こういう時は?」
梓「う…」
唯「…」ワクワク
梓「…あ、あーん…」
唯「あーん」パク
梓「!」
唯「あ、指もくわへひゃった」サクサク
梓「…」
唯「大丈夫だよ、毎日憂に言われて歯磨いてるからきちゃなくないよ!」ゴクン
梓「ゆ、唯先輩に汚いとこなんてないですっ」
唯「…」
唯「…えへ」スリスリ
梓「ちょっ…先輩くすぐったいですよ…」カアァ…
唯「あずにゃんの首いい匂いー」クンクン
梓「せんぱ…」ゾクゾクッ
唯「もーいちまいー」ピコ
梓「へ」
唯「クッキー食べさせて!」
梓「もう…あーん…」スッ
唯「また手はやだよぅ」プー
梓「え…だってほかにあげようがないじゃないですか」
唯「…」ニヨ
唯「今あずにゃんが動かしてるものなーんだ!」
梓「え?…………!」ボンッ!
唯「ありゃ、あずにゃんが煙吹いた」
梓「く………く…ちでなんてそんな」ゴニョゴニョ
唯「じゃあ私目つむるから!」パチ
梓「そ、そういう問題じゃな…」
唯「…」アーン…
梓「…」…ゴクリ…
梓「…」ドキドキドキ
唯「…」アーン
梓「…」キョロキョロ
梓(あぁぁどうしよう唯先輩が待ってる…やっぱり先輩かわいいよぅ…で、でも心の準備がまだだってそんなに顔近付けるなんて)グルグルグル
唯「…」…チラ
梓「!」
唯「…」アーン
梓(…あーもう知らない!)ガバッ
フチュッ
唯梓(…?)
梓(あれ私クッキー食わえてたっけ)ダラダラダラ
唯「あずにゃんってば大胆ー♪」ギュゥ
梓「ち、ちが…ん!」
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あ、む…んぅうーガタタッ…は、は、せん!?……っ!…っ!ガタッおち、落ひ…ガシャン!…んー…ピクピク…あずにゃんおいひ…ん。はぁ
はぁはぁはぁも…ダメで…ゅ…ん、は、ぁ…ひゃ!?
……
律「はぁ、ただいまー…」ガチャ
唯「おかえりーりっちゃん」
梓「…」フラフラ
梓(なんで自分だけ席に戻ってるんですか!)ヒソヒソ
唯(いや、何となく来る気がしてさー)ニヘ
律「まったく…プリントやたら書かされるわ、さわちゃんから逃げるわ」
澪「だ、だってあんな衣装着れないだろ!」
紬「私は見たかったなぁ」
澪「勘弁してくれ…」
律「私も見たい見たい!」
澪「! …」
澪「…そ、そこまで言うn」
律「…ん?梓なんか顔赤いけど大丈夫か?」
梓「へぅ!?だ、大丈夫デス!」
律「そか、じゃあお茶にしよーぜ!」
澪「いいんだ…どうせ私は…」ドヨーン
紬「よしよし」ナデナデ
律「なーそんなにあの衣装がいやなのかー?」
唯「りっちゃん鈍いよ!私でさえあずにゃんの想いに気付いたのに!」ダンッ
梓「な、何言ってるんですか!?私は何にも想ってません!」アワワワ
紬「あれだけ好き好き光線出してればねぇ♪」ホワー
梓「ムギ先輩まで!」
律「?」
唯「そっか…あずにゃんは私に何も思うことはなかったのね…」ヨヨヨ…
梓「そ、そうです!なんにもないんです!」
唯「私…また一人になってしまったわ…もう私には…」
ガチャ
憂「お姉ちゃん!」
唯「憂…!」
憂「大丈夫…私がずっとそばにいるから…」
唯「うん…うん…どこか遠い異国の空の下で二人で生きていこう…」ヨロヨロ…パタン
梓「…先輩…待って」
梓「嘘ですっ…私…先輩のことがっ…」ドサッ
律「梓も唯に毒されてきたなー」
澪「というか小芝居に憂ちゃんまで呼ぶな…」
澪「…」
律「…ん、どした?梓の演技がまだまだだって?」
澪「…違う」
律「あ、衣装のことまだ考えてたのか?大丈夫澪なら似合」
澪「違う!」
律「!」
律「…澪?」
澪「…帰る」
律「…???」
梓「律先輩の」
唯「にぶちん!」
律「うわ!…いつの間に帰って来た…」
唯「にぶちん!」
律「タイトルコールみたいに言うな!」
梓「…とにかく澪先輩を追いかけてください」ハァ
律「ため息つくほど私ダメなのかよ!」
唯「にぶちん!」
律「うるさいな!」
梓「ほらムギ先輩がうっとりしてる隙に早く!」
律「わ、わかったよ」タタッ
唯「…ムギちゃーん」
紬「…」ホンワー
さわ子「ムギちゃんは私に任せて、あなたたちはふわふわ時間してきなさい」
唯「わ、さわちゃんいつの間に」
…
律「…」ハァハァ…
律「…もう、家ついちゃったかな…」ハァハァ…
―――
律「…」ピンポーン
律「…」
律「…入るぞー」
ガチャ
―――
澪「…」
ガチャ
律「…よ」
澪「…」コロン
律「寝返りうつほど私ダメなのかよ!」
澪「…バカ律」グス
律「…えーと…とりあえずごめん」
澪「…」
律「何が悪いのかわかんねーんだけどさ、とりあえず私のせいなんだろ?」
澪「…わかってないなら意味ないだろ」
律「うーん…教えてくんないかにゃー」
澪「…」
律「…座るぞ」ギシッ
律「前私が風邪ひいた時は逆だったよなー」
律「澪がうち来てくれてさ」
澪「…」
律「あのお見舞いすげー嬉しかったんだぞ」
律「そうだな朝ヘアバンドが一発で決まったときくらい嬉しかったな」
澪「なんだそれ」プッ
律「これ結構大変なんだぞー、でこの見え具合髪のまとまり具合…」
澪「律」ムク…
律「んぁ」
ギュゥ…
律「お、何だ機嫌直してくれたのか?」ポンポン
澪「」ガク
澪「…あのな」
律「?」
澪(あーーーもう!)
ガシ!チューーー!
律「…」
澪「…」
プハッ
律「…」
澪(…マズイ)
澪「えーとその」
律「なーんだ澪もこういう事したかったのか」
澪「…は?」
律「いやーてっきり付き合ってても潔癖タイプかと思っててさぁ」
澪「え?ちょ、付き合って?」
律「え?私らそういう関係じゃないの?」
澪「………」
澪「…」ガックリ
律「うなだれるほど私ダメなのかよ!」
澪「…そういうのは言ってなるもんだろ…」
律「いやー長年の付き合いだし言わなくてもわかるかなーって」
澪「…私の苦悩を返せーーー!」ムナグラ
律「まってッみおっあったまっがッ」ガクガクガク
律「死ぬかと思った…」グワングワン
澪「バカ律…」
律「まぁとりあえず私はそう思ってたけど」
澪「…いつから?」
律「生まれたときからオカズは澪だけ!」
澪「」ブーッ
律「おぉ何も飲んでないのに」
澪「…」フキフキ
律「ちなみに澪は?」
澪「え……………う……生まれたときから…」
律「知り合ってもないのに」ププー
澪「お前が言うなっ!」ゴッ!
律「ちなみにオカズは」
澪「は!?」カアァァ
律「…ほほー、その反応は」ニヤニヤ
澪「う、うるさい!」
律「…」ジー
澪「う…」
澪「…」
澪「し…してた、よ…」カアァァ
律「それ以上赤くなったらこの世の色じゃ表現できないぞー」
澪「し、してて悪いか!律が好きなんだからしかたないだろっ!」
律「よしよし、素直な澪ちゅわんにはご褒美をあげよう」
澪「!」パアァ
澪「…?なんでクローゼットあさってるんだ?」
律「じゃーん」ゴロゴロドサドサ
澪「」
律「なんで固まってんだよ」
澪「…これ…」
律「大人のオモチャですねぇ」
澪「…なんでうちに」
律「いやー澪ん家泊まりにくるじゃん?隣に澪の寝顔があるじゃん?そりゃあ持ち込んで充実したオ」
澪「バカ律!」ブン!
律「毎回殴られる私ではないのさ!」ガチャッ!
澪「て、手錠!?」
律「ふっふっへっへへ」
澪「ちょ、ちょっと待って律まだ心の準備が」
律「備えあれば憂い無しという言葉に土下座しとくんだなー…じゃ、少しの間足腰立たなくなるコースか、全身性感帯になるコースか、四六時中やらしー事しか考えられなくなるコースどれがいいかにゃー?」ジリジリ
澪「待っ」
律「なるほど全部かー!澪はヘンタイだったんだな!じゃ、土日で済むといいネ(はぁと)」
澪「ーーーーー…
最終更新:2010年01月16日 02:05