翌朝、4時ごろ
律「はっ、はっ」ガクガク
唯「りっちゃん……」フゥ
唯「今、14回目だよね」ハァハァ
律「ああ、そう、だな」ハァッハァッ
唯「終わりにしちゃ、やだよ?」
律「終わりにできる訳、ないじゃんか」
律「毎日、唯としたい……男のなんかなくてもいい。唯を抱きたいんだ」
唯「嬉し……あン、いく……」ブルッ
律「唯、もうちょっと我慢して。最後は一緒がいい」
唯「やー。最後じゃないもんっ……」ピクンッ
律「おっと……そうだったな」
唯「……でも、りっちゃんと一緒がいいから、頑張る」
律「ん、じゃあいじめちゃお」カプッ
唯「あ、はあう……」ギュ
律「ふっ、ん……はっ」チュプ
唯「やあ、だめぇ……りっちゃん、早くぅ……」ビクビクビクッ
律「じゃあ唯、あと3数えたらイッていいぞ」ペロペロ
唯「ん、いち……」ハァハァ
律「ん……」ズプンッ
唯「ひゃ、あああはぁっ!!」ビクッ
律「ほら、まだ我慢!」コリッ
唯「くっ、んううっ! に、にぃっ!!」ギュウウッ
律「もう一息だぞー、唯!」チュッ
唯「んちゅ……さ、さぁ……ん……」
律「よ、し……いいぞっ!」グンッ
唯「……はっ」ビクンッ
律「くうっ!」ゾワッ
唯「は……あう……?」ピクッピクッ
律「……ゆいっ」ギュウ
唯「り、ちゃ……っ!!」ビクビクビクッ
唯「ふわああああっ!! へっ、いくううぅぅっ!!?」ガクッ
律「くぅああ……ゆいいぃぃっ!!」ドクンッ
ドクッ ドクッ
ブククッ
律「あっと……」フラッ
律(……股間が、白い泡になって……?)
律(へっ、うたかたの夢だったってか……?)ドサッ
唯「あ……は……」ピクピク
唯「ん……りっちゃん」
律「すぅ……すぅ」
唯「……えへ」ギュッ
唯「おつかれ、りっちゃん」
唯「……ぐぅ」
朝6時、居間
梓「……っ!」カチカチ
梓「ふっ!」カチャンッ
ガシィンッ ドォオオオンッ
梓(よし、2人っ……!)カチャッ
梓(……ハンマーが出た……でもこれはコンピュータに取らせる)
梓(竜巻に誘導して……)
ビュオオオッ
梓(竜巻から出た瞬間に空中横A!)カチチャッ
バシィッ
ブンブンブン ドォオオン
梓「っしゃあああっ!!」グッ
澪「……うるさい」モッコリ
梓「モッコリ先輩、今の見てました?」
梓「LV9三人チームに勝ちましたよ!」
梓「しかも相手は10機で、私は一回も死んでません!」
澪「……私が寝てからずっとやってたの?」モッコリ
梓「はい! 私結構うまくなりましたよ! 対戦しましょうよ!」
澪「やだ、負ける……」モッコリ
梓「モッコリ先輩ー、もう8時ですよー?」
ピンポーン
梓「ん?」
澪「誰か来たのか?」モッコリ
ピンポーン
『……出ないなぁ。あの憂がまだ寝てんの?』
梓「あれ、純の声です」
澪「梓の友達の?」
梓「そうです。あ、そうだ。モッコリ先輩が相手してくださらないなら、純に頼みますよ」
澪「そうか、じゃあもうひと眠りするよ……」モッコリ
梓「さてと……」トコトコ
ガチャ
梓「おはよ、純」
純「うおっ、梓!? なんでここに……っていうか、ひどいクマだよ? 大丈夫?」
梓「平気だから。純、私と勝負して」
純「へっ? あ、いや私忙しいから……」
梓「勝負」
純「ち、違うの! 私これを憂に届けに来ただけだから!」チャポン
梓「……何このうす黄色いの。今朝の尿? あんたらそういう関係だったの?」
純「ちがわい! フタロイドI∞型。憂にこう言えば伝わると思うから」
梓「イン……アン……なに?」
純「インタラクティブ・アンリミテッド。じゃあ私忙しいから! 憂によろしく!」ダッ
梓「ふ……敵前逃亡とは」
梓「……」キュポン
梓「……」スンスン
梓「くさっ」
居間
梓「ねむ……」
澪「うう……もっこりつ……」モッコリ
梓「なんですかそれ」
トン トン トン
律「ふわぁー」
梓「あ、噂をすれば律先輩。服着ないんですか?」
律「どうせすぐ唯のとこ戻るし……」
梓「……チンコないのに、ですか?」
律「うん、まあ。起きた時に私がいなかったら寂しがるだろ」
梓「ぞっこんですね」
律「うるせいやい。それより梓、なんか飲み物持ってないか?」
律「喉が渇いて目が覚めちまったんだよ」
梓「あー、こんなのありますけど」チャポン
律「なんだそれ」
梓「インなんとかって言ってました」ホイッ
律「栄養ドリンクかなんかか?」パシッ
梓「なんかそんな感じのする名前でした」
律「まあいいや。栄養ドリンクならちょうどいい。さすがにフラフラするんだ」キュポン
律「くさっ。まあしょうがないか……」ゴクゴクッ
律「サンキュ、梓」ホイッ
梓「空き容器を人に返さないでくださいよ……」パシッ
律「ハハ、いいじゃんか」
律「じゃ、再度おやすみ」スタスタ
梓「まったく……」
梓「まあ流石に人の家に物を捨ててくわけにはいかないし……」
梓「バッグは……唯先輩の部屋か。ちょっとな……」ゴソゴソ
梓「とりあえず机の上にでも……」コト
梓「はぁ……ねむ……」ドサッ
梓「あれ? あの変なのって……」ウトウト
梓「うーん、思い出せな……い」
梓「すぅ、すぅ……」
11時 唯の部屋
律「んえへへ……」クカー
唯「な、なんで、りっちゃんのアレがアソコに……」
唯「それに……び、びんびんになってる……」ドキドキ
唯「ど、どうしよ……」チラ
律「ゆいー……」
唯(りっちゃん、やっぱり寝顔可愛い……またしちゃお)
唯「ん……」チュッ
律「あ……はふ」
唯「……あれ?」
律「んにゃあー……くふ」ゴロン
唯「だんだん小さくなってく……」
唯「……消えた」
律「やー……ゆいー?」ジタバタ
唯「あ、ここだよりっちゃん」スリ
律「んー♪」ギュウ
律「……すー、すー」
唯「……えへへ」ドキドキ
唯(さっきのあれ、何だったんだろう……)
唯(まぼろし……だったのかな)
唯「……」ドキドキ
律「……ん?」パチ
唯「あ、りっちゃん起きた?」
律「……ゆいぃ~!」ギュウ
唯「ひゃっ! ど、どしたの?」
律「唯がいなくなる夢みちゃったあ……」ポロポロ
唯「りっちゃん……」
唯「大丈夫だよりっちゃん。いなくならないから」ギュ
律「うん……ごめん唯……」グス
唯「大好き、りっちゃん」チュッ
律「へへ……」
ムクムク
律「あっ……」カアァ
唯「また大きくなっちゃったね」
律「ねぇ唯、起きたばっかだけど……してもいい?」
唯「うん……りっちゃんならいつでもいいよ……」
律「……ありがとう」
律「でもその前に、ひとつ良いか?」
唯「なに、りっちゃん?」
律「なんで、おちんちんリプレイしてるのかね?」
唯「わかんないや」エヘヘ
律「だよなー」
律「はは……」
唯「んっ」チュ
律「そんなキスじゃごまかされないぞ」
唯「あれ? りっちゃん、おちんちん小さくなってってるよ?」
律「……そりゃまあ、この状況では……」
唯「それで消えちゃったよ?」
律「……なに?」
律「消えたって……うわっ、マジだ」ピラッ
唯「りっちゃん、アソコ綺麗だねー」ペロッ
律「わ、バッカやめなさい!」ビクッ
唯「んふふー、女の子のりっちゃーん」ペロペロ
律「ちょ……はあうっ!!」ブルブルッ
律「お、落ち着けって唯……状況的に、な?」グイッ
唯「えー」ブーブー
律「先に考えることがあるだろっ! 時間はまだまだあるんだから、な?」
唯「りっちゃんイカせたら考えるー」グイグイ
律「だめだって……」ググ
唯「んっ」ツン
律「くぁっ」ドサッ
唯「一瞬の油断が敗北を呼ぶ」チュプッ
律「ひゃああうっ!!」ゾクンッ
唯「さありっちゃん、好きなだけイカせてあげるよ……」ペロペロ
律「あっ、あふ、あぁっ!」ビクッビクッ
唯「ん、柔らかいりっちゃんのココも好き……」チュッチュッ
バンッ!
律唯「うわぁっ!?」
梓「た、大変です、律先輩!!」
梓「って……な、なにやってるですか! もう昼なんだからいいかげん起きやがれください!」カアァ
律「ほら唯、怒られた」
唯「怒られちゃいました」テヘ
梓「い、いいから早く服を着て下へ降りるんです!!」ドゴン
居間
憂「お姉ちゃんおはよう。おはようございます、律さん」モッコリ
律「あ、うん……おはよう」
唯「あずにゃん、大変なことって何?」
梓「テーブルに立ってる容器、律さんは見覚えありますよね?」
律「朝飲んだ栄養ドリンクだな?」
澪「そうだけど、そうじゃないんだ」モッコリ
律「……どういうことだ?」
澪「フタロイドなんだよ……それ」モッコリ
澪「しかも、憂ちゃんいわくそれはアンリミテッド型だ……」モッコリ
澪「律はもう一生チンポ生やしたまま生きて行かなきゃならないんだよ!」モッコリ
律「……なに、言ってんだ?」
唯「澪ちゃん、そんなはずないよ」
律「ああ。だって私……現に正真正銘の女の子の体してるぜ?」ヌギッ
憂「!!」
律「ほら」ペターン
澪「りりり律、はしたないぞ! つーかカーテン開いてるんだから! 着ろ! 3秒で着ろ!」ズバーン
律「いや、お前がはしたないとか言えた話じゃねーだろ……梓、カーテン閉めて」
シャッ シャッ
憂「とりあえず皆さん、テーブルの周りに集まってください」モッコリ
憂「……私の予想通りだったみたいです。律さん……一つの覚悟を持って聞いてください」モッコリ
律「な、なんだよ……」
憂「……律さんの寿命は、限られました」モッコリ
唯「えっ……」
澪「寿命が……限られた……? よく、意味が……」モッコリ
憂「正確に言うなら……今、律さんは、除去不能のウイルスに感染しています」モッコリ
律「あ……はは。憂ちゃん、吐くならもっとましな嘘を頼むよ」
憂「……そうですね。あるいは嘘ととってもらっても構いません」モッコリ
憂「そうすることによって、利益や実害が出たりするわけではありませんから」モッコリ
律「……」
憂「発端は、その薬です。フタロイド・インタラクティブ・アンリミテッド型」モッコリ
憂「いえ、この際インタラクティブはどうでもいいです。∞型のフタロイドには、実は課題が残されているんです」モッコリ
憂「それは、ある人体有害のウイルスを使用していることです」モッコリ
憂「ウイルスの名前は割愛しましょう。知ってもしょうがないことですから」モッコリ
憂「知りたければ開発者にでも聞いてください」モッコリ
憂「ウイルスは5年ほどの潜伏期間の後、発症します」モッコリ
律「どんな症状なんだ、それは……?」
憂「すごく単純な症状ですよ」モッコリ
憂「心筋が麻痺して、心臓が止まります」モッコリ
律「……それ、だけか?」
憂「さすがに、医学は明るくないのでそのくらいしか言えません」モッコリ
憂「ただ、発症したら死ぬ。それは間違いないですよ」モッコリ
律「……」
唯「……りっちゃ
律「くっだらねぇ」
唯「……」ビク
憂「くだらないですか?」モッコリ
律「くだらないよ。私と唯の時間を邪魔してまでする話が、こんな与太話か?」
澪「……っ」ズキ モッコリ
憂「……信じてもらえなかったなら、仕方ありません」モッコリ
律「信じて欲しかったらもうちょいお話練ろう。な?」ポリポリ
律「証拠とか、信じざるをえないものを持ってこい。まじめな話ってのはそういうもんだろ」
憂「私自身を信じる、というわけにはいきませんか?」モッコリ
律「どうかな。人の料理におかしな薬を混ぜるくらいだ」
憂「人格じゃありません。私の知識を信じてほしいんです」モッコリ
憂「たとえば、今の律さんがお姉ちゃんとキスをしたら、どうなるかご存知ですか?」モッコリ
律「……どうなるって、どういうことだよ」
憂「おちんちんが生えるんですよ。そしてもう一度キスをすると、元の体に戻る」モッコリ
憂「あのインタラクティブは、そういう意味ですよ」モッコリ
律「……唯、確かめてみよう」
唯「え……」
チュッ
最終更新:2010年09月15日 23:41