J('ー`)し「タカシが最近元気がないのは、そのけいおんっていうアニメのせいなのかい?」

俺「ほっといてくれ」

J('ー`)し「母ちゃんもそのアニメ見てみようかな」

俺「勝手にしろよ」

J('ー`)し「唯ちゃんって子は可愛らしくていいねぇ」

俺「うるせぇよ」

J('ー`)し「あらあら、うんたん♪ですって」

俺「うるせええええって言ってんだろ!!」

J('ー`)し「ごめんね、ただ母ちゃんタカシが好きなものを知りたかっただけなんだよ」

俺「けいおんは…もう終わったんだよ…」

J('ー`)し「ごめんね、ごめんね。母ちゃん何にも知らなくてごめんね…」


J( 'ー`)し「そうだ、タカシも軽音楽を始めたらどうだい?」

俺「出来る訳ないだろ」

J( 'ー`)し「昔からタカシは音楽の成績がよかったじゃないか」

俺「そういう意味じゃない」

J( 'ー`)し「母ちゃんこの前パート先の社長さんからボーナスもらったから、なんでも買っていいよ」

俺「楽器買っても…その…一緒にやる人が…」

J( 'ー`)し「じゃぁ母ちゃんも一緒に始めちゃおうかな!」

俺「やめろよ」

J( 'ー`)し「タカシがギターで父ちゃんが太鼓で、母ちゃんはボーカルやろうかな!」

俺「やめろ!いい歳してバンドなんて見苦しいだろ!」

J( 'ー`)し「…タカシの言うとおりだね」

俺「…」

J( 'ー`)し「こんな白髪まみれのおばちゃんが歌ってたら笑われちゃうね…ごめんね…」


J( 'ー`)し「…」ジー

唯「……う~ん…」

和「…何うなってるのよ、唯」

唯「あ、和ちゃん…どの部活入ろうかまだ迷ってて…」

和「え!?まだ決めてなかったの?もう学校始まって2週間経ってるよ?」

唯「でもでも、私運動音痴だし、文化系のクラブもよくわからないし…」

和「はあ……こうやってニートが出来上がってきくのね…」

唯「部活していないだけでニート!?」

J( 'ー`)し「…」ジー

J( 'ー`)し「唯ちゃんはニート嫌だってよ」

J( 'ー`)し「唯ちゃんが言ってるよ…タカシ…」


俺「何してるんだよ」ガチャリ

J( 'ー`)し「タカシが部屋から…どうしたんだい?」ワクワク

俺「何してるって聞いてるんだけど」

J( 'ー`)し「折角だから見てみようと思ってねぇ」

俺「あっそ」

J( 'ー`)し「それでどうしたんだい?ご飯おかわりかい?早くお風呂入りたくなったかい?」

俺「明日宅配届くからこのお金渡して受け取っておいて」

J( 'ー`)し「あらまたアマゾンさんからお取り寄せしたのかい?」

俺「うっせーよ」

J( 'ー`)し「タカシご飯のおかわりは?」

俺「いらないし、残したのドアの前に置いてあるから早く下げろ」

J( 'ー`)し「美味しいご飯作れなくてごめんねぇ…」


J( 'ー`)し「おはようタカシ」

俺「…」

J( 'ー`)し「朝ごはん置いとくから早く食べてね」

俺「分かった」

J( 'ー`)し「今日はジャムトーストとサラダだよ」

俺「そうか」

J( 'ー`)し「唯ちゃんと一緒だよ」

俺「…」ガチャ

J( 'ー`)し「タカシ!おはよう!」

俺「…はよ」スッ

J( 'ー`)し「温かいうちにおたべ!」

俺「…」ガチャ

J( 'ー`)し「…」

J( 'ー`)し「父ちゃん父ちゃん!タカシがねー…」ダッ


J( 'ー`)し「ご苦労様です」

J( 'ー`)し「アマゾンさん遠くからわざわざありがとうねぇ」

J( 'ー`)し「さて、タカシに伝えに行くとするか」

J( 'ー`)し「タカシ」

俺「来た?」

J( 'ー`)し「よく分かったね。さすがタカシだよ」

俺「そこ置いといて」

J( 'ー`)し「これもけいおんなのかい?」

俺「関係ないだろ」

J( 'ー`)し「母ちゃんにも見せてくれたらうれしいなぁ」

俺「関係ないっつってんだろ!あ、あ、あんたにけいおんの何が分かるんだよ!」

J( 'ー`)し「ごめんねタカシごめんね怒らないで」

俺「ふーっふーっ…」

J( 'ー`)し「母ちゃん調子にのっちゃったね…ごめんね」

J( 'ー`)し


J( 'ー`)し「タカシお昼ご飯おいとくよ」

俺「…」

J( 'ー`)し「今から母ちゃん買い物行ってくるからね」

俺「…」

J( 'ー`)し「何かあったらすぐに携帯に電話するんだよ」

俺「…」

J( 'ー`)し「タカシは今日の晩飯なにがいいんだい?」

俺「…」

J( 'ー`)し「タカシは唐揚げが好きだから今日は唐揚げにしようか!?」

俺「…」

J( 'ー`)し「…」

俺「…」

J( 'ー`)し「それじゃぁ…母ちゃん行ってくるね」

俺「…」

J( 'ー`)し「…」テクテク


J( 'ー`)し「ただいま」

俺「…」

J( 'ー`)し「お皿下げるね」

俺「…」

J( 'ー`)し「あれ?このCD…それに紙…」

俺「…」

J( 'ー`)し「『聞きたいなら聞けよ』…久しぶりに見たタカシの字…」

俺「…」

J( 'ー`)し「タカシありがとう!母ちゃん聞くね!」

俺「…うっせーな」

J( 'ー`)し「この表紙は唯ちゃんと澪ちゃんだね!2枚も聞かしてくれるなんてタカシは優しい子だね!」

俺「うっせーって!さっさと居間戻れよ!」

J( 'ー`)し「ああ!さっそく聞いてくるよ!」ダッ


J( 'ー`)し「タカシ」

俺「何?」

J( 'ー`)し「CD聞こうと思ったんだけど母ちゃんCDプレーヤーの使い方分からなかったよ」

俺「…」

J( 'ー`)し「折角タカシが貸してくれたのに聞くこともできない母ちゃんでごめんね…」

俺「貸して」ガチャ

J( 'ー`)し「はいよ」

俺「…」スタスタ

J( 'ー`)し「タカシどこ行くんだい?」

俺「聞くんだろ?」

J( 'ー`)し「使い方教えてくれるのかい?ごめんね母ちゃん馬鹿だから…」

俺「謝ることじゃないだろ」

J( 'ー`)し「…ありがとう」

俺「…別に」


J( 'ー`)し「そのポッチを押せば聞けるんだね」

俺「うん」ポチ

J( 'ー`)し「タカシは部屋にCDプレーヤーなかっただろ?どうやって聞いてるんだい?」

俺「パソコン」

J( 'ー`)し「ほぉ。最近のパソコンはハイテクだねぇ」

俺「じゃぁ…部屋戻るから」

J( 'ー`)し「タカシ!」

俺「何?」

J( 'ー`)し「折角だから一緒に聞いていかないかい?」

俺「…部屋で聞くからいいよ」

J( 'ー`)し「そうかい…ありがとうね」

俺「…」スタスタ

J( 'ー`)し「いい歌だねぇ、タカシ」


J( 'ー`)し「タカシ晩飯だよ」

俺「うん」

J( 'ー`)し「CDも置いとくね」

俺「うん」

J( 'ー`)し「いい歌だったね」

俺「うん」

J( 'ー`)し「タカシはいいものをいっぱい知ってるね」

俺「…」

J( 'ー`)し「他にもあったら母ちゃんにも教えてね」

俺「今度」

J( 'ー`)し「約束だよ」

俺「ん」

J( 'ー`)し「楽しみにしてるね」


J( 'ー`)し「今日からおやつを出してみたよ」

俺「…」

J( 'ー`)し「今日はミルクティーと煎餅だよ」

俺「いらない」

J( 'ー`)し「タカシはもうちょっと太ったほうが健康的に見えるよ」

俺「…」

J( 'ー`)し「そしたらもっとイケメンになっちゃうかもね」

俺「…」

J( 'ー`)し「りっちゃんみたいな彼女出来るんじゃないかい?」

俺「さっきからうるせーな!」

J( 'ー`)し「ご、ごめ」

俺「出来る訳ないだろ!りったんは2次元なんだよ!」


J( 'ー`)し「母ちゃん馬鹿だから2次元って言葉分からないけど…タイプじゃないのかな?」

俺「ちげーよ!」

J( 'ー`)し「りっちゃんは元気で明るくて、母ちゃんはりっちゃんみたいな子がお嫁さんにほしいなぁ…」

俺「勝手に言ってろ」

J( 'ー`)し「タカシは唯ちゃんみたいな可愛らしい子が好きなのかな?」

俺「…」

J( 'ー`)し「母ちゃんにこんなこと聞かれたら照れちゃうね」

俺「…」

J( 'ー`)し「お茶…ムギちゃんほど上手に淹れられないけど、頑張って淹れたから飲んでね」

俺「…」

J( 'ー`)し「『それ飲んだら練習だぞ』」

俺「…」

J( 'ー`)し「澪ちゃんの真似」

俺「…」


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最終更新:2010年09月22日 01:40