律「なんだよぉ~。あたしの事は大好きじゃないのかよぅ~」ニヒヒ

梓「律先輩も大好きですっ!」

律「え? あ……そ、そう? ありがと……」カァ~

唯「にやにやぁ~♪」

律「な、なんだよぉ……」テレテレ

澪「……わ、私のことは……」ボソッ

梓「澪先輩の事も大好きですっ!」

澪「そ、そうか……よかった」ホッ

紬「わ、わたしは? わたしはっ?」ソワソワ

梓「ムギ先輩の事も大好きですっ!」

紬「♪~」ニコニコ

梓「軽音部の先輩達はみんなみんな大好きですっ!」フンス

唯「あずにゃぁ~んっ!」テテテッガバッギュゥ

梓「にゃぅっ♪」ギュゥ

律「ここまでストレートに言われると……さすがに照れるな」テレテレ

澪「ま、まぁな」テレテレ

紬「そうねぇ♪」テレテレ

唯梓「♪~」ギュゥ

純「梓も普段からこれくらい素直になれればいいのにねぇ」アキレ

憂「……うん」

純「ま、一生懸命頑張ってるし……あんまり関係ないか♪」ニコニコ

憂「だね♪」ニコニコ

唯「……ふむぅ」ジィー

純憂「?」キョトン

憂「どうしたの? お姉ちゃん」

唯「にゅふっ♪」ニコッ

憂「え?」

唯「ねぇねぇあずにゃん。それじゃぁ、憂と純ちゃんの事はどう思ってる?」

憂「わ、私達の事はいいよぉ、お姉ちゃん」アセアセ

純「そうですよ。あたし達の事は別にいいd」アセアセ

梓「憂はっ!」ガバッ

憂「っ!?」ビクッ

梓「憂は可愛くて頭も良くて運動神経も抜群で家事も料理も何でも出来る完璧な子ですっ」

憂「そんなことないよぉ~」テレテレ

梓「あるもんっ」

憂「え、えと……」アセアセ

梓「あるのっ!」

憂「は、はい……」

梓「それでいてそんなことは鼻にかけない控えめな性格で内面も完璧ですっ」

憂「うぅ」モジモジ

唯「でへへ~♪」テレテレ

澪「何で唯も照れてるんだよ」アキレ

唯「憂が褒められてるとわたしも嬉しいんだよぅ♪」テレテレ

律「はいはい」アキレ

梓「それにわたしの話も聞いてくれるし一緒にいると落ち着くし優しくて思いやりのある最高の親友ですっ!」

憂「梓ちゃん……」ウルウル

純「梓、よく分かってんじゃん♪」ニコニコ

憂「もぅ、純ちゃん~?」

純「えへへ♪」

梓「そして純はっ!」ガバッ

純「わぁっ! びっくりしたぁ……」ビクッ

梓「純はいつもわたしの事からかって痛いところ突いてきて落ち着きなくって変な妄想ばっかする子ですっ」

唯律澪紬「…………」ジィー

純「あ、あはは」

梓「そのくせ自分の事は棚に上げて華麗にスルーするあたりがかなり憎たらしいですっ」

純「ですよねー」

梓「でも……」

純「?」

梓「でも……実は凄く優しくて、わたしがその時気付かないだけでいつもわたしのこと気遣ってくれてて」

純「梓?」

梓「わたし馬鹿だから……子供っぽくて全然気が付かないことばっかりで……」グスッ

純「ちょっ!?」ビクッ

梓「わたしが落ち込んでる時とか、さり気なく手を引いて助けてくれたりとかしてくれてるのに気付けなくて」グスグスッ

憂「梓ちゃん……」

梓「純~……ありがどね゛~。じゅんもざいごうろじんゆうだよおぅ~~っ」ポロポロギュゥ

純「あー、うん。そこはちゃんと言って欲しかったな」ギュゥ

梓「ごべんで~っ あいがどぉぉ~~っ」ギュゥ

純「はいはい。いーこいーこ」ナデナデ

梓「に゛ゃぅ~」ポロポロギュゥ

純「まったく……」ナデナデ

憂「♪」ニコニコ

純「な、なに?」ナデナデ

憂「さすが梓ちゃん、よく分かってるね♪」ニコッ

純「う……こ、このタイミングでそーいうこと言わないでよっ」カァ~ナデナデ

憂「えへへ♪ さっきのお返しっ」ニコニコ

純「むぅ」テレテレナデナデ

唯「エヘヘ~♪」ニヤニヤ

律「デヘヘ♪」ニヤニヤ

澪「……どうしたんだ? 二人とも」

紬「凄く嬉しそうな顔してるけど……」キョトン

唯「ほらアレだよ……ねぇ? りっちゃん」ニコニコ

律「あぁ。あたしらの可愛い後輩を大事にしてくれてる人がいるんだって、目の前で見れたからな♪」ニコニコ

澪「……確かに」ニコッ

紬「そうね♪」ニコッ

純「ほらハンカチ。梓、鼻かみな?」

憂「あ、純ちゃんティッシュあるよ」ゴソゴソ

純「いいよいいよ。その代わり後で洗わせて」

梓「あうー」グスグスッ

純「もぅ……笑ったり泣いたり忙しいなぁ、梓は」ニコニコ

唯律澪紬「♪~」ニコニコ

憂「?」キョトン

律「純ちゃんも憂ちゃんも、梓の友達でいてくれてありがとなー」

純「へっ?」ビックリ

憂「え?」ビックリ

澪「そうだな。梓の先輩として、二人にはお礼を言っておかないとな♪」ニコッ

純「そーそそそんなっ 澪先輩にお礼を言ってもらうなんてっ!」アセアセ

紬「そうね♪ 憂ちゃん、純ちゃん……梓ちゃんと仲良くしてくれてありがとうね♪」ニコッ

憂「そ、そんな……」テレテレ

唯「こんな友達想いの親友がいて、あずにゃんも幸せ者だねぇ~♪」ニコニコ

純憂「……」カァ~

律「ま、心残りは一つ解消……かな?」

澪「だな」ニコッ

紬「えぇ♪」ニコニコ

唯「そだねー♪」ニコニコ

憂「みなさん……」

純「…………」

純「こんな良い先輩にここまで想ってもらえるなんて……この幸せ者め♪」ツンツン

梓「にゃにゃぅ♪」ギュゥ

憂「♪~」ニコニコ

・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

純「と、まぁ……ここで終わっておけば綺麗な話だったんですけどね」アキレ

律「なんでこんな時まで空気読めないかね……梓は」アキレ

憂澪紬「…………」

梓「にゃははははははははははっ!」

唯「あずにゃん、楽しそうだね~♪」ニコニコ

純「そりゃぁ、酔っ払ってますからね……完全に」

梓「にゃははっ! にゃはははははははははっ!!」

律「今度は笑い上戸か」

唯「残りの一箱も空にしちゃったからね~」

憂「かなり酔ってるみたい」

梓「にゃーはっはっはっ! とうっ!」バッ

純「ぅわぁっ!?」ドカッ

梓「あずにゃんの抱きつき攻撃っ にゃーっはっははははははっ!」ギュゥ

純「ちょっ 腰にしがみつかないでってばっ!」グィグィ

梓「そしてすかさず膝枕っ!」バッスリスリ

純「ひゃぅっ!?」ビクッ

紬「っ!」ガタッ

律「座れ、ムギ」

澪「もう完全に壊れてるな」

唯「楽しそうだよね~♪ わたしも酔ってみたいなぁ」

律「やめろ……まぁ、見てる分には確かに楽しいが」

純「み、見てないで助けてくださいよぉ~」アセアセ

梓「純のタイツーッ! にゃははははははっ!」スリスリ

純「こ、こらっ! フトモモに顔埋めて喋るなっ くすぐったいってばっ!」

梓「純エローい♪」スリスリ

純「エロくないっ!」

律澪「カオスだ……」

紬「あぁん、もぅっ カメラがあればっ」ムギュゥ

律「そろそろ突っ込むのやめるぞ? ムギ」

梓「にゃははははっ! 膝枕ーっ!!」

純「それさっきも言ったっ!」

律「背筋を伸ばしたままうつ伏せになってフトモモに顔を乗せる……めちゃくちゃシュールな膝枕だな」アキレ

澪「ちょっと怖い……」ブルッ

憂「私、お水取ってくるね」テテテッ

唯「ほーい」フリフリ

梓「純あったかぁ~い♪」スリスリ

純「このぉ……いい加減にっ」グッ

唯澪紬「っ!」ビクッ

梓「…………」ジィー

純「離れないとぶつよ?」ググッ

梓「…………」ジィー

律「いっちゃえいっちゃえ♪」

梓「……ぶつの?」ジィー

純「……うっ」グッ

純梓唯律澪紬「…………」

純「……はぁ……もういいよ。好きにして」ガクリ

唯紬「ほっ」フゥ

澪「まぁ、あれは殴れないよな」

律「てか純ちゃん。その台詞、男に言ったら効果抜群だろうな」ニヤニヤ

純「律先輩、変なこと言わないで下さいよぉ」

梓「純に彼氏なんて必要ないもんっ」

純「勝手に決めるなっ」

梓「むしろ作らせないっ!」

純「なんでっ!?」

梓「にゃはははははははっ! ふともも~♪」スリスリスリスリ

純「あーもー、テンション変わり過ぎでついていけないっ」ジタバタ

律「完全に酔っ払ってるからな」

澪「もう道理も通じないな」

梓「すーはーすーはー」クンカクンカ

純「嗅ぐなっ!」ジタバタ

澪「……もう何がなにやら」

唯「賑やかでいいね~♪」ニコニコ

律「賑やかっつーか、騒がしいだけだけどな」

紬「私的にはドントコイよっ!」フンス

純「先輩達、楽しんでないで何とかしてくださいよぉ」ジタバタ

律「ごめん、純ちゃん。その梓はあたしらの手に負えそうもない」

純「そんなぁ~」ガクリ

憂「純ちゃん、お水持って来たよ」テテテッ

純「憂~、何とかして~」

憂「う、うん……はい、梓ちゃん。お水だよ」

梓「お水いらなぁ~い」ギュゥ

憂「駄目だよ? お水飲んで酔い覚まさないと」

梓「やっ! いらないっ」ギュゥ

純「こらこら。折角憂が持ってきてくれたんだから飲みな? ね?」

憂「純ちゃんも困っちゃってるよ? はい。飲んで?」

梓「やっ」ギュゥ

律「駄々っ子か……」アキレ

唯「ほのぼのするねぇ~♪」ニコニコ

紬「いいわぁ♪ いいわぁ~♪」ニコニコニコニコ

澪「おいおい」アキレ

憂「梓ちゃん、いい加減にしないと駄目だよ? ほら、お水」クィクィ

唯「んぉ?」キョトン

律「どした? 唯」

唯(憂が強引な手段に出るのは珍しいなぁ……)

梓「やっ!」ギュゥ

純「これは駄目だねぇ。しばらく放っておこうか」アハハ

憂「でもそのままじゃ、純ちゃん動けないよ?」

純「まぁ……ね。実は足が痺れてきてるし何とかしたいんだけど……」

梓「じゅーん~♪」ギュゥ

憂「ほら梓ちゃん。純ちゃん足痺れちゃったって」クィクィ

梓「…………」ジィー

憂「ど、どうしたの? じっと見つめて……」

梓「憂、羨ましいんでしょ」ニヤー

純憂「へ?」

梓「純の膝枕してもらってるわたしが羨ましいんだ。だから退けようとしてるんでしょ」ニヤニヤギュゥ

純「おいおい」アキレ

憂「そういうわけじゃ……」

梓「憂も純のこと大好きだもんね? でも純の膝枕はわたしのだもん。使わせてあげないっ」ギュゥ

純「あたしのフトモモはあたしのだ」

唯「あずにゃんが……黒いよっ 黒くなっちゃったっ!」オロオロ

律「黒梓……」

紬「え? 梓ちゃん、黒くなっちゃったの!?」オロオロ

澪「ダークサイドに堕ちたか」

梓「あずにゃんは素直になったので、素直に純に甘えるですっ」ギュゥ

純「はぁ~……こりゃぁホントに駄目そうだ。憂、とりあえず水だけ頂戴。隙見て飲ませるから」

憂「…………」

純「憂? どしたの?」キョトン

憂「……私だって」ボソッ

純「え?」

憂「…………」スクッテテテッ

純「あ、憂っ どうしたのっ!?」

唯「憂~?」

律「なんだ? どうした?」

澪「何か雲行きが怪しくなってないか?」アセアセ

紬「私の乙女レーダーが反応してるっ」ビクッ

律「なんだそれ」

唯「わたしちょっと見てくるね。う~い~?」テテテッ

純「憂、どうしたんだろ?」ウーン

梓「にゃぅ♪」スリスリギュゥ

純「梓~? 酔ってるとはいえ憂にあんなこと言って……後で謝っておきなよ?」

梓「にゃふぅ♪」ギュゥ

純「はぁ……にしても、憂……急にどうしたんd」

唯「憂っ!? ちょ、駄目だよっ! 待って待ってストーップストーップッ!!」

純澪紬「っ!」ビクッ

律「ど、どうしたっ!?」ガタッ


3
最終更新:2010年09月23日 00:00