ブチッ

梓「……」

憂「……」

梓「…これで13枚目だよ」

憂「梓ちゃんが引っ張るから…」

梓「憂も引っ張ったじゃん」

憂「引っ張ってないよ!……どうするの?このパンツ…これ、お姉ちゃんのお気に入りのやつだよ…」

梓「とりあえず半分ずつもって帰ろうよ」

憂「それは当然だけど……さすがにバレちゃうよ」

梓「代わりに私たちのパンツ置いていけばいいんじゃない?」

憂「11枚足りないよ…」

梓「唯先輩だから大丈夫だよ」

憂「買いにいっても間に合わない…お姉ちゃん帰ってきちゃう…」

梓「思い付いた。憂の部屋のパンツ足せばいいじゃん」

憂「それは駄目!だって私のパンツ全部お姉ちゃんのお下がりだもん」

梓「お下がりじゃなくてパクったやつだろ」

憂「すごく汚れてるし…」

梓「洗ってないんだ……一枚ちょうだい」

憂「嫌」

梓「ケチ」

憂「たぶんあと5分27秒でお姉ちゃんが帰ってくるよ」

梓「パンツもそうだけどベッドも酷いよね」

憂「めちゃくちゃだね」

梓「朝からだもんね」

憂「ていうか臭いね」

梓「きっと憂の匂いだよ」

憂「梓ちゃんもなかなかだよ」

梓「どうする?」

憂「うーん…あ…あとちょうど3分だよ」

梓「カップラーメン作れるね」

憂「お湯沸いてないよ」

梓「いや食べるわけじゃないけど」

憂「そうなんだ」

梓「晩御飯前だしね」

憂「梓ちゃん、今日泊まってく?」

梓「え?いいの?」

憂「うん。特別に私の部屋のパンツ使っていいよ」

梓「ありがと」

憂「あ、帰ってきた」

唯『ただいまー!』

梓「結局間に合わなかったね」

憂「梓ちゃんのせいにしていい?」

梓「駄目だよ!なにその発想!」

憂「バレたら家が気まずい感じになっちゃうじゃん…」

梓「私のせいにしたら軽音部が気まずくなるよ!」

唯『ういー!うーいー!いないのー!?』

憂「しょうがないなー…私、時間稼ぎしてくるから梓ちゃんはこの部屋をなんとかして」

梓「今はそれしかないね…」

憂「お姉ちゃん、おかえり」

唯「あ、憂!おなかすいたよ~」

憂「すぐに作っちゃうから待っててね」

唯「うん~できるまで部屋でギー太弾いとくよ~」

憂「駄目!!」

唯「へ…?」

憂「もう、すぐに出来るから!ここにいて!」

唯「う…うん……」

憂「はい、どうぞ!」

唯「え…これ……スーパーの…お惣菜…」

憂「お姉ちゃんその料理好きでしょ?」

唯「うん…好き…だけど…」

憂「じゃあ私、ちょっと用事あるから!先に食べといて!」

唯「…うん……」

憂「梓ちゃーん、片付いた?」

梓「はぁはぁ…唯先輩……」

憂「┐('~`;)┌」

梓「うっ……あ、憂」

憂「案の定だね」

梓「ごめん……」

憂「今お姉ちゃんごはん食べてるから」

梓「じゃあもう一回していい?」

憂「何言ってんの…駄目だよ…」

梓「これ。ベッドの下から洗ってないパンツ出てきたんだ」

憂「するする」

唯「ごちそうさま…今日はおかわりはいいや……憂戻ってこないなぁ…部屋かな?」


梓「唯先輩っ…!」

憂「お姉ちゃん…!」

唯「ん?…私の部屋から声が…」

梓「あっ…あっ…」

憂「んっ…んーっ」

唯「ういー?」ガチャ

ブチッ

唯「……」バタン

梓「今、唯先輩こなかった?」


憂「お姉ちゃん、いっつもごはん三杯はおかわりするからまだ大丈夫だよ」

梓「そうなんだ」

憂「うん」

梓「…やっぱり来たよね?」

憂「…うん。見られたね」

梓「冷静だね。憂」

憂「そうかな?結構あせってるけど」

憂「…お姉ちゃん戻ってこないね」

梓「当然じゃないかな?」

憂「ちょっと見てくる」

梓「勇気あるね」

憂「見てきた」

梓「どうだった?」

憂「普通にテレビ見ながらアイス食べてたよ」

梓「バレてないのかな?」

憂「そうかも」

梓「一緒に降りよっか」

憂「うん。さすがにお腹すいたしね」

憂「お姉ちゃん」

唯「!?」

憂「今日、家に梓ちゃんが泊まるから」

梓「お邪魔します」

唯「そ…そうなんだ…私、先にお風呂入るね…」

憂「あ、ごめん沸かしてないや」

唯「…シャワーでいいよ……」

憂「わかった」


梓「唯先輩、着替えどうするんだろ」

憂「あっそうだね」

梓「戻ってきたよ」

唯「憂…あのね…部屋がその………」

憂「どうしたの?」

唯「すごく散らかってて…あと下着がほとんどなくなってる……」

憂「…えっ!?ホントに!?」

唯「えっ」

梓「えっ」

憂「…泥棒さんだよ…お姉ちゃんの下着を盗むなんて許せない……」

唯「あっ…そうか…泥棒さんか…そうだよね…ハハ……」

憂「安心してお姉ちゃん!お姉ちゃんは私が守るから!」

唯「ありがと……」

憂「はい!代わりのパンツ!」

梓「うわっ」

唯「きたなっ……あ、ありがと…」

憂「どういたしまして!」

唯「じゃあお風呂入ってくるよ……」

梓「すごい嘘ついたね」

憂「我ながらなかなかの嘘だったよ」

梓「うーん、どうだろ」

憂「晩御飯、カップラーメンでいい?」

梓「マジで」

憂「お湯沸いてるよ」

梓「今回は沸いてるんだ」

憂「うん」


梓「三度目の正直だね」

憂「使い方間違ってない?」

梓「そうなの?」

憂「さぁ……」

梓「3分たったかな」

憂「あっ計ってなかった」

梓「つっこむのも今さらだけど唯先輩が帰る時間、すごい正確に計ってたよね」

憂「そうだっけ?」

梓「うん……もういいや食べちゃえ」

憂「アルデンテだね」

梓「これぐらいがちょうどだよ」

憂「そうだね」

梓「お風呂どうする?正直、憂も私も臭いと思う」

憂「一緒に入ろっか」

梓「うん」

唯「あのー…あがりました……」

憂「わかったー梓ちゃん入ろ?」

梓「うん」

唯「…ギー太弾いとこ……」


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最終更新:2010年09月28日 00:48