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律「10回ゲームしようぜっ」

唯「わたしそれ苦手だよ」

律「いいからいいから」

唯「…1回だけだよ」

律「いやいや10回ゲームだよ」

唯「」


律「気を取り直してー…10回ゲーム!」

唯「りっちゃんのテンションが上がるほどにわたしのテンションは急降下」

律「早速スタート!」

唯「あれ?スルー?うまいこと言ったと思ったのに」

律「キスって10回言って」

唯「…キスキスキスry」

律「わたしのことは?」

唯「!大好きっ」

律「わ、わたしも!」

澪「」


律「ってええっ?!み、澪いつからいたんだよ!」

澪「唯が滑ったところあたりから」

唯「す、滑ったわけじゃないよっ!ね、りっちゃん!」

律「……」

唯「」


澪「というか、律、そろそろ帰るぞ」

律「えーなんでぇーまだ外は明るいぜぇー?」

唯「そうだよ澪ちゃんっ!今日はまだ始まったばっかだよ?!」

澪「…唯、やけに必死だな」

唯「そ、そそそんなことないよぉ!」

澪「…そんなに律と離れたくないのか」

唯「そんなわけないってばぁ!わ、わたし憂と約束してたんだ!じゃぁねりっちゃん!」

澪「…律、帰ろう?」

律「…」


唯「りっちゃーん…」

 「って聞こえるはずないか」

律「呼んだか」

唯「り、りっちゃん!なんで…」

律「お前こそどうしたんだよ」

 「憂ちゃんと約束あったんじゃないのか」

唯「…嘘だもん」

律「…なんで嘘ついたんだよ」


律「…今日さ」

唯「…うん」

律「…唯ん家に」

唯「あ、憂っ!」

律「」


憂「お姉ちゃんに律さんっ!」

律「よ」

唯「うーいー」

憂「わわっ!お姉ちゃん、危ないでしょー」

唯「ごめんごめん」

憂「もうっ」

律「憂ちゃん、持つよ」

唯「りっちゃんイケメーン」

憂「律さんっありがとうございますっ」

律「いいっていいって…ってやけに重いな」

憂「はいっ!今日は焼肉なんで…やっぱり、わたしが持ちますっ」

律「このくらい大丈夫だって」

唯「りっちゃん、手も足も震えてるよ」

律「」


律「いやー面目ない」

憂「いえっ!お気持ちだけで十分ですよっ」

唯「それにしてもりっちゃんがか弱いなんてー」

律「うるしゃいっ」

憂「お姉ちゃんはあんまり人のこと言えないでしょー?」

唯「うーいー」

憂「ごめんごめん」

律「……」


律「と、着いたな」

憂「律さん、ありがとうございました」

律「ごめんなー1袋しか持てなくて…」

憂「わたしもさすがに4袋は重かったんで助かりましたっ」

唯「わたしも1袋持ったよー」

憂「お姉ちゃんもありがとね」

唯「どういたしましてっ」

律「それじゃぁわたしは帰るな」

憂「え?どうしてですか?」

律「え?」

唯「今日泊まって行くんでしょ?」

律「え?」

憂「え?」

唯「え?」


唯憂律「ごちそうさまでしたっ」

律「ふーうまかったー」

唯「もう入らないよぉー」

憂「そんなこと言って、アイスは食べるんでしょ?」

唯「まーねー」

律「別腹っていうもんな」

唯「でもさすがにすぐは無理だよぉー」

憂「じゃぁお風呂先に入ってきたら?」

唯「ほーい」

律「それじゃわたしは憂ちゃんの手伝いでも…」

憂「律さんもお姉ちゃんと一緒に入ってきてください」

律「え?」


憂「わたしと会った時、なんか話してたじゃないですか」

律「あ、あれは…」

憂「……お姉ちゃんのあんな真剣な顔、久しぶりに見ました」

律「で、でも、いいのかよ」

憂「何がですか?」

律「そ、その…憂ちゃんの大好きな唯と…お風呂、だぞ?」

憂「……律さんなら、2人きりでもいいです」

律「え?」

憂「お姉ちゃんの大好きな人は、わたしの大好きな人ですからっ」

律「…お風呂、行ってきます」

憂「行ってらっしゃいっ」


唯「ぷりーどんせーゆーあーれーじー」

律「ゆーい」

唯「あ、りっちゃん!」

律「わたしも一緒に入っていーかー?」

唯「いーよー」

律「じゃぁおじゃましまーす」

唯「おじゃまされまぁーす」

律「ふぅ…」

唯「……」

律「……」

唯「……」

律「…なぁ唯」

唯「んー」

律「なんでわたしが泊まりたいってことわかったんだ?」

唯「…なんとなくだよぉー」

律「そっか…なんとなく、か…」

唯「…ねぇりっちゃん」

律「んー」

唯「なんでわたしのこと追いかけてきたの?」

律「なんとなく、かな」

唯「……澪ちゃん、寂しがってたと思うよ?」

律「なんでそう思うんだよ」

唯「…なんとなくだよ」

律「……わたしは、唯と一緒にいたいって思ったんだ」

唯「え?」

律「今まではさ、澪と一緒にいるのが一番楽しかった」

唯「…うん」

律「でも、今は」

唯「…今は?」

律「…唯と一緒にいるのも楽しいんだ」

唯「……うん」

律「あ、う、ご、ごめん…重すぎた…よな」

唯「あ、ううんっ!わたしもりっちゃんと一緒にいるの楽しいよっ!」

律「唯…」

唯「でも…」

律「…でも?」

唯「…みんなでいるのも、楽しいよね」

律「…そうだな」



唯「うーいー」

律「あがったぜー」

憂「湯加減どうでした?」

律「ちょうど良かった!ありがとなー憂ちゃん」

憂「いえいえ」

唯「……」

憂「そうだっ!お姉ちゃん、冷凍庫にアイス入ってるから食べてねっ!律さんもどうぞっ!」

律「おう!…て、唯?どした?」

唯「へ?あ、うんっ!食べよう食べようっ!」

憂「あっお姉ちゃんっ!髪ちゃんと乾かしてからじゃないとだめだよ?」

唯「わかってるってっ!ってわけでりっちゃん隊員っ!」

律「お、おう!」

唯「ドライヤーお願いしますっ!」

律「わたしがやるのかよ!」

憂「律さん…わたし、お風呂入ってくるんで、お願いしてもいいですか…?」

律「……ま、任せとけ!」

憂「わぁっ!よかったね、お姉ちゃんっ!」

唯「……うん、…よろしくお願いしまぁーっすっ!」

律「よっし!唯、乾いたぞ!」

唯「りっちゃんありがとっ!アイス食べようアイスー」

律「あ、わたしも!」

唯「んーとね、りっちゃんはー…コレっ!」

律「おぉ!ハーゲンダッツ…の、バニラ!」

唯「りっちゃんそれ好きだったよねっ!」

律「覚えててくれたのか!まぁハーゲンダッツだったらなんでも好きだけどなー」

唯「えーそうなのぉー?」

律「だけどバニラは格別だぁ!しんぷるいずべすとって言うし!」

唯「しん…?わ、わたしはー…しぐれいちごっ!」

律「唯は量があったほうが好きだもんな」

唯「よくわかってらっしゃるぅー」

律「んー…でもなぁ…」

唯「ん?何?」

律「やっぱり……憂ちゃんにはかなわねーなー…」

唯「えー?なにがー?」

律「だってほら、憂ちゃんって、唯のことなんでもわかるだろ?」

唯「そう?」

律「そうだよ。いっつも見てるから、わかるよ」

唯「……え、それって」

律「……あ、その」

憂「あの、アイス溶けかかってるよ?お姉ちゃんのも、律さんのも」

唯律「」


憂「それじゃぁわたしはもう寝るね」

唯「えー?早くなーい?」

律「そうだよーもうちょっと話そうぜー?」

憂「明日は梓ちゃんと純ちゃんと、朝一で映画見に行くんですっ」

 「だから早寝早起きしないとっ」

唯「そう言えばそうだったね」

律「それなら仕方ないよなー」

憂「ごめんなさい。だから、あとはお二人で夜更かししてくださいっ」

 「……積もる話も、あるだろうし」

唯「っっ…あ、そ、そうだねーりっちゃんあとは二人でオールしちゃいますかっ」

律「そそそそそうだな唯!今夜は寝かせなーぜ!」

憂「ふふっ。それじゃぁおやすみなさい」

唯「お、おやすみー」

律「おおおおおやすみ!」

唯「…」

律「…」

唯「…」

律「…」

唯「あ、あのさ、りっちゃん」

律「なななななんだ唯!」

唯「そ、その…」

律「ん?」

唯「っっ…やっぱなんでもないっ」

律「な、なんじゃそりゃ!」

唯「なんでもないよっ」

律「気になる!言え!」

唯「なんでもないっ!言わないっ」


律「ゆーいー」

唯「…」

律「…ぷ、」

唯「…ふふ、」

律「ぷぷ、っあは、あはは!唯、変な顔っ!」

唯「あははっ!りっちゃんこそっ」

律「っはー…笑い疲れたー」

唯「ねー…ふふ、」

律「今度はなんだよー」

唯「んー?……楽しいなーって」

律「え?」

唯「やっぱり、りっちゃんと一緒にいると楽しいなーって、改めて思った」

律「…和、とか、憂ちゃんよりも?」

唯「……和ちゃんは、大事な幼馴染」

律「…うん」

唯「憂は、大事な妹」

律「…うん」

唯「けいおん部のみんなは、大事な仲間」

律「…うん」

唯「ギー太は、大事な親友」

律「…うん」


唯「みんなのことも、りっちゃんのことも、大切だし、大好き」

 「……だから、比較なんて出来ないよ」

 「りっちゃんも、そうでしょ?」

律「……うん。ごめんな」

唯「いいよ」

律「…」

唯「…」

律「…」

唯「…」

律「…なぁ唯、」

唯「…何?」

律「あのさ、」

唯「うん」

ケータイ「ピリリリ」

唯律「」


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最終更新:2010年10月04日 00:39