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純「どうせ、三年の先輩がいなくなって1人で部室で泣いてるんでしょ?」ニヤニヤ
梓「そんなこと!・・・ないよ・・・」シュン
純「しかたないから、そんな寂しがり屋な梓の為に軽音部に入ってやるか!」ニヤリ
憂「はい、梓ちゃん♪これ、私達の入部届けだよ」ピラッ
梓「!」
梓「・・・二人とも・・・ありがと」ウルウル
ジャズ研部員「・・・・」
~~~そして、春休み明け~~~
純「さぁ~、今日から私達も三年生だ!」テクテク
純「受験生かぁ・・・勉強嫌だなぁ」
梓「おはよ、純!」
純「おはよ~、梓・・・朝から元気いいね」
梓「春だしね!」
純「(キャラじゃない・・・はしゃいでいるな?)」
梓「どうしたの?純はなにか憂鬱っぽいけど?」
純「あぁ・・・私達も受験生なんだなぁ~と」
梓「あ、そういえばそうだね」
純「(梓は成績いいもんね・・・憂も・・・)」
梓「わたし、てっきりクラス分けの心配してるんだと思ったよ」
純「なに?」
純「クラス分けだと・・・?」
~~~昇降口、クラス分け掲示前~~~
純「(なんか、嫌な予感がする・・・)」
梓「あっ、憂!」テテテ
憂「梓ちゃん、純ちゃん。おはよ~」
純「おはよ~・・・クラス分けどうなってる?」
憂「わたしも、今来たところだから一緒にみよ?」
梓「えっと・・・あ、わたし2組だ」
憂「あっ!わたしも2組だよ!」
梓「一緒だ、これから1年よろしくね!」
憂「よろしくね、梓ちゃん♪」
梓「純は?どうだったの?」
純「・・・・4組だ・・・」
純「・・・」
梓「え、えと」
憂「・・・離れちゃった・・・ね」
純「隣のクラスですらない・・・」
梓「ほ、ほら、休み時間とかは会いに行くし」
憂「そうだよ!それに私達、軽音部じゃない?」
梓「!そうそう、放課後は集まれるじゃん!」
純「・・・」ズーン
梓「あのあの、えっと」
純「ップ、そんな慌てなさんなww冗談だよ~」
梓「あっ!騙したの?!・・・もぅ、心配したのに」ボソボソ
純「え~?何か言った?寂しがり屋の梓ちゃ~ん♪」ニヤニヤ
梓「もう!知らない///」プンプン
憂「二人とも本当に仲良しだね」ニコニコ
梓「ふ、ふん!違うクラスになって宿題写せなくて困るのは純だからね!」
純「それは・・・困る!!」
梓「存分に困るがいいよ」フフン
純「憂は、違うクラスになっても宿題見せてくれるよね?」ウルウル
憂「ダ~メ♪私達、これから受験生だもんね」ニコッ
純「はぅっ!」ガーン
梓「ふふふ、これからは真面目に勉強しなよ?」ニヤニヤ
純「ううう」
憂「あっ、そろそろ新しい教室行かないと・・・じゃぁね?純ちゃん」テテテ
梓「じゃ、1人だからって寂しがるなよ~?」ニヤニヤ
純「う、うるさい!早く行っちゃえ!///」
梓「は~い」テテテ
純「・・・・」
~~~3年4組 教室~~~
ガラッ
純「・・・・」
純「知ってる人が、いない・・・」
純「あ、黒板に座席表が書いてある」
純「えっと~、お?」
ガラッ
ジャズ研部員「えっと~、席は・・・」スタスタ
ジャズ研部員「!」
純「えっと・・・隣の席だね」
ジャズ研部員(以下ジャ研)「・・・」
純「また1年よろしくね?」ニコッ
ジャ研「・・・」
純「・・・?」
純「あの」
ガラッ
ジャズ研部員2「えっと~」
ジャ研「・・・あ!」ガタッ
ジャ研「ジャズ研2ちゃ~ん♪同じクラスだね!」タタタ
ジャズ研部員2「あっ、ジャ研ちゃ~ん♪」キャイキャイ
純「・・・・これは・・・」
~~~そのころ3年2組~~~
さわ子「(まったく、なんで2年連続で受験生の担任しなければならないのよ・・・)」
さわ子「(普通は去年3年受け持った先生は担任っていっても、新入生の担任だろ)」
さわ子「(いくら私が若い教師で、元の先生が産休だからって)」ブツブツ
梓「あの、先生?なにブツブツいってるんですか?」
梓「(きっと私と憂を同じクラスにしたのって、さわ子先生の差し金なんだろうな~)」
憂「お姉ちゃんが使ってた教室だ~♪」キラキラ
キーンコーンカ-ンコーン
さわ子「あ、休み時間ね~」
起立!礼!
さわ子「それじゃ」ガラッ
梓「あの、さわ子先生」
さわ子「あら、梓ちゃん。どう?憂ちゃんと同じクラスにしてあげたのよ~」ホホホ
梓「!やっぱり」
さわ子「だって、知ってる子が多いほうが私もやりやすいもの~」
梓「どうりで吹奏楽部のコが多いと思った・・・」
梓「じゃぁ、なんで純は別のクラスに?」
さわ子「純・・・・だれ?それ?」
梓「(一応、新入部員なのに?!!)」ガーン
憂「去年お姉ちゃんが座ってた席はどこだっけ~♪」ニコニコ
純「・・・休み時間なのに来てくれない・・・」
純「・・・・」
ワイワイ キャッキャ
純「(あっ、あのコも1人だ)」
純「(どうしよう、話しかけようかな・・・)」
純「(でも、さっき憂達は会いに来るって言ってたよね?)」
純「(仮にあのコに話しかけたとして、後で憂達が来て)」
純「(新しく知り合ったコの前で、別のクラスのコと仲良く話し出すのって・・・まずいかも)」
純「・・・・」
純「・・・わたしから会いに憂達に行こうかな・・・」
純「でも、梓に寂しがり屋ってからかわれるかも・・・・」
純「・・・・(なんなんだろう。この夜中にトイレに行くか行くまいかの様な、微妙な葛藤は)」
純「・・・・・」
キーンコーンカーンコーン
純「・・・・あ、授業だ・・・」
~~次の休み時間~~
キーンコーンカーンコーン
教師「おっ?」
教師「次は2組が受験についてのオリエンテーションだ」
一同「え~?」
教師「お前ら3年だろが~。前のクラスから順にやってくんだ、さっきは1組がやったんだぞ?」
教師「休み時間中に視聴覚室に移動しろよ~」
ワイワイ ガヤガヤ
梓「うわ~、そんなことするの?」
憂「いよいよ私達も受験生なんだって実感するね・・・」
梓「早く移動しよ?」
憂「だね」
純「・・・・・」
~~次の休み時間~~
キーンコーンカーンコーン
教師「・・・以上だ。質問等があれば先生に聞けよ~」
ワイワイ ガヤガヤ
梓「うぅ~、模試とか偏差値とか将来の職業とか・・・」
梓「考えること多すぎだよ~」ズーン
憂「そうだね。でもいまから憂鬱になっててもしかたないよ~」
憂「早く教室帰ろ?視聴覚室って3年の教室から遠いし、ね?」ニコッ
梓「うぅ、憂は優しいね」ズーン
梓「はぁ、教室までの道のりでも足が重く感じるよ・・・」ズーン
純「・・・・(わたしの周りだけ空気が重く感じる・・・)」
~~さらに次の休み時間、3年4組~~
キーンコーンカーンコーン
ワイワイ ガヤガヤ
純「・・・・」(寝たフリ中)
ジャ研「アレ見てー、さっきからずっと寝てるよー」 ヒソヒソ
ジャ研2「クスクス」
純「・・・」
ガラッ
純「・・・!(憂達が会いに来た?)」ガバッ
教師「次はお前ら4組が受験オリエンテーションだぞ」
教師「早く視聴覚室に移動しろよ~」
純「・・・」
ジャ研達「すごい勢いで起きたよー。まさか寝たフリ?」ヒソヒソ クスクス
純「・・・・」
~~ そして ~~
キーンコーンカーンコーン
教師「おっ?今日は新入生の入学式の準備もあるから」
教師「授業は午前中だけだったな」
教師「明日からは受験生として本格的に授業がはじまるからな」
純「・・・新しいクラスで誰とも話さないまま一日が終わってしまった・・・」
純「授業中は両隣がジャズ研で・・・わたしを無視するし・・・」
純「気付けば皆新しいグループできちゃってるし・・・」
純「もしかして、わたし」
純「ひとりぼっち・・・?」
ジャ研「ねぇねぇ、ジャ研2ちゃん!はやく部活行こ?」チラッ
ジャ研2「そうだね。新2年生の後輩達だけにまかせるのもね~?」チラリ
ジャ研達「じゃぁ行こっか~♪」
ガラッ
純「・・・・軽音部行こ」
純「・・・はぁ」
純「わたし・・・あのクラスで1人でやっていけるのかな・・・」
純「なんで、休み時間に憂達来てくれなかったんだろぅ」トボトボ
純「・・・」
純「あ、軽音部の部室についた・・・」
純「憂・・・梓・・・」グスッ
純「ふぅ・・・とにかく!ヤツらの言い分を聞いてやろうじゃないか!」グッ
ガチャッ バンッ
純「こらー!二人ともぉおお!!」フンスッ
シーン
純「・・・あれ?」
~~そのころ 体育館~~
さわ子「さぁ、みんな!張り切って入学式の準備をしましょう!」
3年2組一同「うぇ~ん、なんで私達がぁああ!」
さわ子「ゴメンね~みんな、私職員室でジャンケン負けちゃったのよぉ」グスン
3年2組一同「さわ子先生~」
さわ子「その代わり、私もジャンジャン手伝うからね?みんな!一緒に頑張ろう!」フンッフンッ
吹奏楽部員「あぁ・・・あの、清楚なさわ子先生が肉体労働を・・・」
梓「さわ子先生はそんなヤワじゃないよ~」アハハ
吹奏楽部員「あ、そういえば昔は軽音部でカッコよかったんだっけ?」
梓「そうそう・・・ほかにも―」
さわ子「皆で仲良く椅子並べよ~♪」
ワイワイ ガヤガヤ アハハ
憂「さっそく、新しいクラスで共同作業・・・」
憂「ふふっ、なんかいいな~こういうの♪」
最終更新:2010年10月06日 22:57